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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.27 (Wed) Category : 

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泣き止む赤ちゃん

2008.12.06 (Sat) Category : 誰も信じない人へ

うちの母さんの話。 

うちの母さんは数年前に流産したんだが、その後しばらくして何度か赤ちゃんの夢を見たそうだ。

まだ性別も分からない位の早い時期にお腹の中で死んでしまったのだが、夢の中の子は男の子だったそうだ。

二、三歳くらいに成長した姿で、母さんによく懐き、一緒に楽しく遊んでいたのだが、ふいに
「ぼくもうおうち帰らなきゃ」
と言う。
「帰るの?」
と母親。
「うん。だって僕ここの子じゃないもん。」


そこで目が覚めた。
翌日、職場に行くと、社員の人が赤ちゃんを連れてきていた。
見ると、夢の子にそっくり。

その日初めて連れてこられたため、赤ちゃんは大泣きだったが、母を見たとたん泣き止み、にっこりと笑った。

時間にはずれがあるけれど、
「ああ、みんなに可愛がられてるんだなぁ」
と少し安心したんだって。

実は、これには後日談があるんです。

水子供養ということで、家族で恐山に行ったのですが、ほんの些細なことで(私のせいなんですが)正式な供養の会?みたいなのには間に合わなかったんです。
一応、小さな供養会のようなものを開いて貰いましたが。
そのことがずっと後ろめたく、
「うちがお母さんをもっと気遣っていてあげたら、流産しなかったかもしれない」
とまで考えるようになりました。


そんなある日の夜中、お風呂からあがると、洗面所の鏡がお風呂の湯気で雲っていました。

見ると、小さな赤ちゃんの手形が一つ。

お姉ちゃんのところに遊びにきてくれたのかな、と涙がとまりませんでした。


 








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