都市伝説・・・奇憚・・・blog
前夫の誕生日
2008.11.14 (Fri) | Category : 誰も信じない人へ
いい話か分からんけどほのぼのだったので
45: 2005/09/27 01:27:34 hvkbKgjL0
四年くらい前に前夫が亡くなりました。
気のきかんシャイなオトコでした。
数字をおぼえるのが超苦手な私はどうしても前夫の命日をおぼえることができません。
昨年も現夫に「あれ、命日って今日だったでしょ」とか言われて、はじめて
「ああ、そうだっけか」
と気づく始末。
で
「あれだよ、こんなにおぼえられないってのは、何か霊的なアレだよ。きっと自分が死んだ日は、そんなに覚えててほしくないんだよ、前オットは」
とか言ったとたん、胸いっぱいに、今まで感じたことが無いほど深く大きく強烈な胸キュンがどどーんと。
で続いて
「命日よりもむしろ誕生日とかを覚えてて祝ったりとかのほうが前オットの望みかもね」
と言うと、突然悲しくもないのに涙がボタボタ。
私は軽い霊媒体質なんで、どうやらあの胸キュンや涙は前夫からの返事らしいのですが、胸キュンと涙じゃあイエスかノーかわからんのです。
でもどっちにしろやっぱり今年も命日は覚えられんのです。
…心霊というより私の頭の弱さが笑える話でゴメンなさい。
はっ、そう言えば誕生日の件で前夫が泣く理由がなきにしもあらずだ。
前夫が亡くなった年の誕生日に、彼の好きだった私特製のおでんを作ったのです。
その二年前に離婚してて
「あのおでんが食べられなくて残念」
みたいなことを生前言ってたよなあ、とか思い出して。
わんわん泣きながら
「いっしょに食べよーね」
とか語りかけながら作ったの。
で、翌年の誕生日は、私ではなく父が食事当番だったので私はおでんを作りませんでした。薄情にも。
その夜風呂に入ろうと浴室にむかうと、私より一足先に浴室に入っていく男性の後ろ姿が。
続いて浴室から聞こえる洗面器が床にあたる音など。
てっきり
「今日は風呂入らない」
と言ってた現夫が新婚気分の誘惑に負けて、やっぱりいっしよに入浴することにしたんだな、と思っていると私の背後からあらわれた現夫。確認したところ浴室には誰もいない。
やっば何か祝ってほしかったとか、元妻と風呂などで親しみたかった前夫があらわれたのだろうかと疑ってみる私。
というのが亡くなった翌年の、前夫の誕生日でのできごと。
その翌年は私は出産直後で、死んだ人の誕生日どころではなくて、で、更に翌年が >>45 だったわけです。
「どーせ誕生日だってロクに祝ってくんないじゃん、オマエ」
ってな悲しみの涙だったのでしょうか…。
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