都市伝説・・・奇憚・・・blog
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ひっかく音
2008.09.30 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
ある晩、私の部屋の木の柱から不審な音がした。
ゴキブリが出たのかと思いそちらを振り向くが何も居ない。音は続く。
柱は家の隅にあり、玄関の近く。
白蟻が柱を食い荒らした中をネズミが進んだのか?
それとも、外で飼っている犬の歩く音?
音は夜通し続いた。 その日は気のせいだと思ってそのまま寝る。
しかし翌日も音は続く。 気味が悪いので親に相談し、柱に耳をあててもらい確認してもらう。
「確かに中で音が鳴っている。 カリカリ、何かを引っ掻く様な音が 引っ掻く感触も耳に伝わってくる。」
私も確認するが、やはり何か引っ掻いている。
その時やっと判った。
「猫だこれ」
「猫だこれ」
二日前の出来事を思い出した。
当時のバイト先では、裏によくノラ猫が2匹来ていた。
バイト先のオーナー夫婦が大の猫好きで、食材の余りやキャットフードを与えていて、私のバイトの仲間にもよく懐いていた。
そのうち、小さいほうの一匹が具合を悪くしちゃった。皆で心配をしていたが、日ごと状態が悪くなった。お店が急がしいので動物病院にもなかなか連れて行けないし、家につれて帰る事も難しかった。
更に具合が悪そうになった猫を見兼ねて、今日こそは家につれて帰ろう、翌日に病院に行こう。そう決めた日の夜、お店の閉店時間を待って居たかの様に猫が死んだ。
オーナー、バイト達に見守られての最後だった。ただ、私だけが丁度便所掃除をしており猫の死に目に会えなかった。
「便所掃除してて会えなかった私に会い来てくれたんだな」
と、心が温かくなり、その日は引っ掻く音を嬉しく思いながら寝ました。
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