都市伝説・・・奇憚・・・blog
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首にご注意
2008.09.26 (Fri) | Category : 都市伝説・ホラー・オカルト
ある日、Cさんがアパートの自分の部屋でテレビを見ていると、「ガタンッ」という音が玄関のほうから聞こえた。
何だろう?と様子を見に行くと、玄関の横の郵便入れの中に黒い封筒が入れられていた。
差出人も宛名もどこにも書いてなかった。よく見ると所々に茶色い染みのようなものが付着していた。
封筒の封を開け、中身を取り出して見る。それを見た瞬間、Cさんは思わず目を背けた。封筒の中身は数枚の写真と一枚の紙だった。
写真には、首を切断された人間の死体が写されていた。写真は数枚あったが、それぞれ別の人間の首なし死体が写っていた。
もう一枚の紙には、赤黒い血文字のようなもので、こう書かれていた。『首にご注意を』彼女はゾッとし、封筒をごみ箱に放り投げた。クラリクラリと、目眩もしていた。
不意にダダダダッと走る足音が聞こえたので外を見ると見知らぬ男がこちらに向かって走ってきていた。男は真っ黒な服を身に纏い、手には大きなノコギリが握られていた。
Cさんはそれを見ると慌ててドアを閉め、鍵を締めた。ガンガンガンという、何かをドアに叩きつけるような音がしばらくの間鳴り響いていた。
Cさんは耳をおさえ、震えながら音が消え去ってくれるのを待った。やがて男は諦めたのか音は一切聞こえなくなった。ドアスコープを覗くがそこには人の姿は無かった。
Cさんはホッと息をついた。心臓がバクバクと大きな音を鳴らし、冷や汗がシャツに滲んでいた。
警察を呼ぼうと家の電話機の受話器を取り番号を押すが、ツーツーツーという音が鳴るだけで反応が無かった。
何度掛けても反応が無かった。呼び出し音のコールさえ聞こえてこなかった。知人の電話に掛けてみても全く同じ反応だった。まるで電話線がどこかで切られているかのようだった。さらにCさんは携帯電話を持っていなかった。
しばらくすると、玄関のほうから男の声が聞こえてきた。
「電話ムダムダッ。首クレ首、首クレヨ」
男はそう言い、ドアをガンガンと叩いていた。
女はベランダへの窓を開け、外に出た。女の部屋は二階にあった。この程度の高さなら、なんとか下に降りることができそうだと女は考えたのだった。
女がベランダの下を覗こうと顔を前に出すと、パラパラと女の前髪が地に落ちた。
ベランダの下には、さっきの黒い服を着た男が待ち構えていた。
手には高枝切りハサミのような、柄の長いハサミを持っていた。Cさんは目を疑った。男には首が無かった。
Cさんは腰を抜かし、後ろに倒れこんだ。玄関のほうからは未だにガンガンという音が鳴っていた。
恐る恐る玄関のドアに近づき、ドアスコープを覗いてみると、男の首がドアにガンガンと体当たりをしていた。信じられない光景にCさんは戸惑ったが、やがて意を決した。
Cさんはタイミングを図りドアを勢いよく開けて首を跳ね飛ばした。非常階段から下へおりると、Cさんは近くの警察署へと駆け込んだ。
警察と共に戻ってきた時には男の姿はどこにも無かった。ごみ箱に捨てたはずの封筒も消えていた。警察は何か見間違えたんだろうとCさんに言った。Cさんは切られた前髪や電話線、ドアについた傷を指摘したが、警察は「それだけではね…」と、まともに聞いてはくれなかった。
「冷やかしなら帰りますよ」
と言い、警察は帰っていった。
その後Cさんは家を引っ越し、Cさんの元にあの男は現れることは無かったが、あの事は今でも忘れる事なく鮮明に頭に残っているという。
何だろう?と様子を見に行くと、玄関の横の郵便入れの中に黒い封筒が入れられていた。
差出人も宛名もどこにも書いてなかった。よく見ると所々に茶色い染みのようなものが付着していた。
封筒の封を開け、中身を取り出して見る。それを見た瞬間、Cさんは思わず目を背けた。封筒の中身は数枚の写真と一枚の紙だった。
写真には、首を切断された人間の死体が写されていた。写真は数枚あったが、それぞれ別の人間の首なし死体が写っていた。
もう一枚の紙には、赤黒い血文字のようなもので、こう書かれていた。『首にご注意を』彼女はゾッとし、封筒をごみ箱に放り投げた。クラリクラリと、目眩もしていた。
不意にダダダダッと走る足音が聞こえたので外を見ると見知らぬ男がこちらに向かって走ってきていた。男は真っ黒な服を身に纏い、手には大きなノコギリが握られていた。
Cさんはそれを見ると慌ててドアを閉め、鍵を締めた。ガンガンガンという、何かをドアに叩きつけるような音がしばらくの間鳴り響いていた。
Cさんは耳をおさえ、震えながら音が消え去ってくれるのを待った。やがて男は諦めたのか音は一切聞こえなくなった。ドアスコープを覗くがそこには人の姿は無かった。
Cさんはホッと息をついた。心臓がバクバクと大きな音を鳴らし、冷や汗がシャツに滲んでいた。
警察を呼ぼうと家の電話機の受話器を取り番号を押すが、ツーツーツーという音が鳴るだけで反応が無かった。
何度掛けても反応が無かった。呼び出し音のコールさえ聞こえてこなかった。知人の電話に掛けてみても全く同じ反応だった。まるで電話線がどこかで切られているかのようだった。さらにCさんは携帯電話を持っていなかった。
しばらくすると、玄関のほうから男の声が聞こえてきた。
「電話ムダムダッ。首クレ首、首クレヨ」
男はそう言い、ドアをガンガンと叩いていた。
女はベランダへの窓を開け、外に出た。女の部屋は二階にあった。この程度の高さなら、なんとか下に降りることができそうだと女は考えたのだった。
女がベランダの下を覗こうと顔を前に出すと、パラパラと女の前髪が地に落ちた。
ベランダの下には、さっきの黒い服を着た男が待ち構えていた。
手には高枝切りハサミのような、柄の長いハサミを持っていた。Cさんは目を疑った。男には首が無かった。
Cさんは腰を抜かし、後ろに倒れこんだ。玄関のほうからは未だにガンガンという音が鳴っていた。
恐る恐る玄関のドアに近づき、ドアスコープを覗いてみると、男の首がドアにガンガンと体当たりをしていた。信じられない光景にCさんは戸惑ったが、やがて意を決した。
Cさんはタイミングを図りドアを勢いよく開けて首を跳ね飛ばした。非常階段から下へおりると、Cさんは近くの警察署へと駆け込んだ。
警察と共に戻ってきた時には男の姿はどこにも無かった。ごみ箱に捨てたはずの封筒も消えていた。警察は何か見間違えたんだろうとCさんに言った。Cさんは切られた前髪や電話線、ドアについた傷を指摘したが、警察は「それだけではね…」と、まともに聞いてはくれなかった。
「冷やかしなら帰りますよ」
と言い、警察は帰っていった。
その後Cさんは家を引っ越し、Cさんの元にあの男は現れることは無かったが、あの事は今でも忘れる事なく鮮明に頭に残っているという。
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