都市伝説・・・奇憚・・・blog
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お手手じんじん
2008.09.08 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
二年前の春、夫が交通事故でまだ幼稚園の娘と私を残して逝っちゃいました。
あまりに突然のことで、その頃のことはあまり覚えていません。
夫を失ったショックとこれからの生活への不安で精神的にまいってしまい、家族の助けをかりて何とかやっていける日々が続きました。
まだ小さい娘にもあまり気が回らなくなり、自己嫌悪の毎日。
でも娘は寂しそうな素振りも見せず、きっとまだ小さいから父親が死んでしまった事を理解できてないんだと思いました。
そんな生活が半年ほど続いた頃でしょうか、娘がよく右手を見つめながら、
「お手手がじんじん。お手手がじんじん。」
って言うようになりました。
「お手手痛いのっ?」
って聞くと
「お手手痛かったのー」
って。
あんまり頻繁に言うものだから心配になって病院に連れて行ったのですが、特に異常も無く、精神的なものかもしれないと不安になりました。
そんな時ふと夫の事を思い出しました。
いつも娘の右手を握って、道路側を歩いていた夫。
体育会系で元々握力が強い夫でしたが、娘が心配だったようでいつもしっかり手を握って娘に
「お手手痛いよー」
って嫌がられて、困った顔して笑っていました。
その日は娘にこう聞きました。
「お手手繋いでたの?」
「うん、パパ痛いんだよぉ」
って。
涙が溢れてきて、娘を抱きしめてわんわん泣いてしまいました。
夫が亡くなり、娘が寂しがらなかった理由がわかりました。
不甲斐ない私の代わりに、いつも娘の右手を握ってくれていたんだと思います。
もう夫に心配かけさせちゃダメだって、娘を一人ぼっちにさせちゃダメだって立ち直るきっかけを与えてもらいました。
今では夫の代わりに私がしっかりと、強く、じんじんとまでは行きませんがw
娘の手をぎゅっと握っています。
あまりに突然のことで、その頃のことはあまり覚えていません。
夫を失ったショックとこれからの生活への不安で精神的にまいってしまい、家族の助けをかりて何とかやっていける日々が続きました。
まだ小さい娘にもあまり気が回らなくなり、自己嫌悪の毎日。
でも娘は寂しそうな素振りも見せず、きっとまだ小さいから父親が死んでしまった事を理解できてないんだと思いました。
そんな生活が半年ほど続いた頃でしょうか、娘がよく右手を見つめながら、
「お手手がじんじん。お手手がじんじん。」
って言うようになりました。
「お手手痛いのっ?」
って聞くと
「お手手痛かったのー」
って。
あんまり頻繁に言うものだから心配になって病院に連れて行ったのですが、特に異常も無く、精神的なものかもしれないと不安になりました。
そんな時ふと夫の事を思い出しました。
いつも娘の右手を握って、道路側を歩いていた夫。
体育会系で元々握力が強い夫でしたが、娘が心配だったようでいつもしっかり手を握って娘に
「お手手痛いよー」
って嫌がられて、困った顔して笑っていました。
その日は娘にこう聞きました。
「お手手繋いでたの?」
「うん、パパ痛いんだよぉ」
って。
涙が溢れてきて、娘を抱きしめてわんわん泣いてしまいました。
夫が亡くなり、娘が寂しがらなかった理由がわかりました。
不甲斐ない私の代わりに、いつも娘の右手を握ってくれていたんだと思います。
もう夫に心配かけさせちゃダメだって、娘を一人ぼっちにさせちゃダメだって立ち直るきっかけを与えてもらいました。
今では夫の代わりに私がしっかりと、強く、じんじんとまでは行きませんがw
娘の手をぎゅっと握っています。
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