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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.27 (Wed) Category : 

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アラーム

2008.08.29 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

一年前、私の婆ちゃんが亡くなり、日用品は実家の押入れに直しました。
一ヶ月前の事です…

実家の部屋で夜中、音楽を聞いていると母親がノックをしてきました。
「どこからかアラーム音が聞こえる」
と言われ音楽を消すと、
 
ピピピピピ…

確かに微かにアラーム音が鳴っています。寝室とは逆方向から聞こえるので音を辿ってみると、押入れに着きました。

開けてみると婆ちゃんが生前に使っていた目覚まし時計が鳴っていました。午前2時30分です。母親が
「愛用の品を粗末に押入れに放り込んでるから怒ってるのかな?」
と言うので二人で時計を仏壇に添え、線香を焚きました。その時私は『ネズミがスイッチ踏んだんだろう』ぐらいに思ってましたが、翌朝、アラームの意味を知りました。

翌朝、眼を覚ますと仏壇の前で母親が泣いていました。どうしたか尋ねると、
「朝早くにね、電話があって、Nオバサン(婆ちゃんの妹)が、亡くなったって。亡くなった時間が遅かったから、朝一に電話がきたの」

ピンときました。
私「もしかして、亡くなった時間って午前2時30分じゃ…?」
母「そう、アラームの鳴った時間と一致してるの。もしかしたら、婆ちゃんが妹とコッチでちゃんと会ったよって私たちに教えてくれたと思うの」

私と母親は随分泣きました。婆ちゃんのやさしさに包まれている、と感じました。
それ以来、何十年か先、私が死んだら婆ちゃんが迎えにきてくれる、と考えると死に対する恐怖が薄れ、精一杯生きようと思うようになりました。







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