都市伝説・・・奇憚・・・blog
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消えないろうそく
2008.07.10 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
祖母は今年71歳。とある農家の7人兄弟の6番目に生まれた子です。
長兄は戦争後復員され、今もご存命ですが次兄・三兄の方はそれぞれ、フィリピン(だったかな?)戦線・沖縄本土決戦にて戦死され祖母の妹にあたる四女の方は幼くして病死。
戦後生き残ったのは、長兄・長女・次女・三女(祖母)だったそうです。
それぞれの方に、ちょっとずつ不思議なエピソードがあるのですが今回は、祖母のお姉さんに当たる方のお話です。
それが長女の方か、次女の方かは覚えていません。ごめんなさい(汗
祖母のお姉さんお二人は、それぞれ乳癌と脳関係でお亡くなりになっています。
乳癌でなくなった方のお姉さんは、お子さんが女の子ひとりきりでよく祖母に
「あんたのとこの子を一人くれ」
と言っていたとかいないとかで私の母や叔母がしょっちゅう遊びにいっていた経緯で私や私の妹弟も、随分と可愛がってもらった思い出があります。
随分と長い間、乳癌と闘っている間は
「押しかけてもご迷惑だ」
という両親の判断でお見舞いに行くこともかなわなかったのですが。
5年前、私と妹が親元を離れている時期に(確か春先に)、その大伯母はなくなりました。
葬式には父母と弟が参列したと後で聞きましたが、大伯母が無くなった際、配偶者である大伯父はたいそう悲しんで大伯母の戒名と一緒にご自分の戒名もつけてもらっていたそうです。
(生存者の戒名は、墓石や位牌に赤字で彫られるんですね)
夏休み、帰省した際に大伯母の戒名の記載されたハガキを見つけ
「里帰りついでに、仏壇におまいりしてこよう」
という話になり私はなんとなく、その戒名を眺めていました。
鑑賞用の菊を趣味で世話していた大伯母らしく、戒名には菊や香といった漢字が並んでいたように思います。
大伯父の家に行って仏壇に手を合わせ、火をつけたろうそくを消そうとしました。
母は小さい頃から私に
「仏壇のろうそくは息で吹き消しちゃだめだよ。必ず手で仰いで消しなさい。 仏様が何か言いたいとき、まだ帰らないで欲しいときは絶対消えないんだから。そのかわり満足してくれたら、すっと消させてくれるんだ」
と教えてくれたとおり、そのときも手であおいで消そうとするのですがろうそくはなかなか消えてくれません。
室内で風もないのに、ゆらゆら揺れてたり、大きく膨らんだり縮んだりする炎をみて母と
「おばちゃん、まだいなさいって言ってるんだね」
と話していました。
ふと、仏壇真正面に安置されている大伯母の位牌が気になりました。
「・・あれ?おばちゃんの戒名、覚えてきたのと違う・・」
最初は私の勘違いかと思って言い出せなかったのですが次になんとなくそわそわするので、部屋をぐるっと見渡すと、後ろの壁に戒名をしたためた紙が貼ってあるのに気がつきました。
近寄ってみてみると、その紙は出発前に覚えてきた戒名と同じ漢字が並んでいました。
「ねぇ、おじちゃん。おばちゃんの戒名間違って彫ってあるよ、多分」
大伯父が驚いたのは言うまでもありません。
それまで数ヶ月、毎日自分も手を合わせてきた妻の位牌が間違って彫られているとは・・。
大伯父をはじめ、お参りしてくれた沢山の方々も気づかなかったそうです。
これは彫り直してもらわなきゃねーって話をした後、ろうそくの炎を軽く手で仰ぐと、本当に何の抵抗もなくふっと消えたのです。
帰りの車の中で、ちょっとしんみりしながら
「おばちゃん、名前が違うーって言ってたんだね」
って話を母としました。
長兄は戦争後復員され、今もご存命ですが次兄・三兄の方はそれぞれ、フィリピン(だったかな?)戦線・沖縄本土決戦にて戦死され祖母の妹にあたる四女の方は幼くして病死。
戦後生き残ったのは、長兄・長女・次女・三女(祖母)だったそうです。
それぞれの方に、ちょっとずつ不思議なエピソードがあるのですが今回は、祖母のお姉さんに当たる方のお話です。
それが長女の方か、次女の方かは覚えていません。ごめんなさい(汗
祖母のお姉さんお二人は、それぞれ乳癌と脳関係でお亡くなりになっています。
乳癌でなくなった方のお姉さんは、お子さんが女の子ひとりきりでよく祖母に
「あんたのとこの子を一人くれ」
と言っていたとかいないとかで私の母や叔母がしょっちゅう遊びにいっていた経緯で私や私の妹弟も、随分と可愛がってもらった思い出があります。
随分と長い間、乳癌と闘っている間は
「押しかけてもご迷惑だ」
という両親の判断でお見舞いに行くこともかなわなかったのですが。
5年前、私と妹が親元を離れている時期に(確か春先に)、その大伯母はなくなりました。
葬式には父母と弟が参列したと後で聞きましたが、大伯母が無くなった際、配偶者である大伯父はたいそう悲しんで大伯母の戒名と一緒にご自分の戒名もつけてもらっていたそうです。
(生存者の戒名は、墓石や位牌に赤字で彫られるんですね)
夏休み、帰省した際に大伯母の戒名の記載されたハガキを見つけ
「里帰りついでに、仏壇におまいりしてこよう」
という話になり私はなんとなく、その戒名を眺めていました。
鑑賞用の菊を趣味で世話していた大伯母らしく、戒名には菊や香といった漢字が並んでいたように思います。
大伯父の家に行って仏壇に手を合わせ、火をつけたろうそくを消そうとしました。
母は小さい頃から私に
「仏壇のろうそくは息で吹き消しちゃだめだよ。必ず手で仰いで消しなさい。 仏様が何か言いたいとき、まだ帰らないで欲しいときは絶対消えないんだから。そのかわり満足してくれたら、すっと消させてくれるんだ」
と教えてくれたとおり、そのときも手であおいで消そうとするのですがろうそくはなかなか消えてくれません。
室内で風もないのに、ゆらゆら揺れてたり、大きく膨らんだり縮んだりする炎をみて母と
「おばちゃん、まだいなさいって言ってるんだね」
と話していました。
ふと、仏壇真正面に安置されている大伯母の位牌が気になりました。
「・・あれ?おばちゃんの戒名、覚えてきたのと違う・・」
最初は私の勘違いかと思って言い出せなかったのですが次になんとなくそわそわするので、部屋をぐるっと見渡すと、後ろの壁に戒名をしたためた紙が貼ってあるのに気がつきました。
近寄ってみてみると、その紙は出発前に覚えてきた戒名と同じ漢字が並んでいました。
「ねぇ、おじちゃん。おばちゃんの戒名間違って彫ってあるよ、多分」
大伯父が驚いたのは言うまでもありません。
それまで数ヶ月、毎日自分も手を合わせてきた妻の位牌が間違って彫られているとは・・。
大伯父をはじめ、お参りしてくれた沢山の方々も気づかなかったそうです。
これは彫り直してもらわなきゃねーって話をした後、ろうそくの炎を軽く手で仰ぐと、本当に何の抵抗もなくふっと消えたのです。
帰りの車の中で、ちょっとしんみりしながら
「おばちゃん、名前が違うーって言ってたんだね」
って話を母としました。
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