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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.23 (Sat) Category : 

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別れの予感(1)

2008.04.28 (Mon) Category : 誰も信じない人へ

もう20年も前の話です。
小学生の頃、一番仲の良かった友達が事故で亡くなりました。
お互いに帰る方向が同じで何時も一緒に帰っていました。 

亡くなる前日、普段と同じように帰っていたけど、何時もはある地点で別れるのでえすが、その日だけ友達は遠回りになるのに私の家近くまで一緒に帰ってきました。 

別れ際、
「バイバイ。また明日な」
と言う私に何故か彼女は笑って手を振っていただけで角を曲がる瞬間、振り向いた先に友達はまだ帰ろうとせず私を見送って居てくれました。 

そして、翌朝、友達の近所の人から親に連絡があり亡くなったと言う事を知らされました。
今にして思うと、何故あの日だけ友達が遠回りをしてまで私と一緒に帰ってきたのか、普段なら
「また明日」
と言うのに言わなかったこと、最後まで私を見ていたこと。 

友達は別れの予感があったのでしょうか。私も未だにあの日の友達の顔が鮮明に思い出されます。
写真すらもう残っていなく、その後、その友達の家族も引越し消息は不明です。 

私自身も進学や就職で地元を離れ、親も仕事の都合で他県に住んでいます。
時折、親と
「生きていたらもう結婚もして子供も居るやろうな」
と話に出るのですが、不思議とその話をした夜は彼女と別れた日のことを夢に見てしまいます。
49日が済んだ後、彼女のお父さんが家に来て

「○○ちゃん(私)は、××(友達)のことをたまにでもええから、思い出してやってな。10年も生きてなかった子やから」 

そう言われ今に至るのですが、それも一つの供養なのかと思います。







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