怪奇大作戦

特撮ドラマ「怪奇大作戦」をご存知の方はいるだろうか。
1968年から1年間放送されたドラマで、SRIという謎の事件を追う科学捜査研究所メンバーの活躍を描いた作品である。

このドラマにも欠番がある。
「狂鬼人間（第24話）」がソレ。

この24話では精神障害者を「キチガイ」呼ばわりしたり精神病は一生治らないと発言するなど現在では自粛すべき単語が話を通して語られているためだ。

抗議などはなかったようだが、ダメージを恐れ発売日当日に回収となった。

この話本来の内容は精神障害者に何の理由もなく夫と息子を殺された女性（殺した精神障害者は刑法39条により無罪）が間違った社会に復習するために2～3ヶ月程度の期間だけ精神異常を起こさせる装置を発明して、他人に殺意を抱いているような人間に装置を使わせて

「殺人→精神障害により無罪→精神病院入院→装置の効果が切れる→精神病院から退院」

というサイクルを繰り返すようになる。
最終的についに科学捜査研究所のメンバーに追い詰められたこの女性は自分自身にこの装置を最大出力で使い、一生精神病院に入院する。その病院と思われる窓で女性が放心状態で童謡を歌って終わる。



むしろ今、現在だからこそ放送すべきなのかもしれない。