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着物の少女
2007.09.28 (Fri) | Category : 都市伝説・ホラー・オカルト
転勤で東京から地方に引っ越した男がいた。彼は内向的な性格で、暇なときは家に篭ってパソコンいじったりビデオを見たりして過ごす友達の少ないタイプ。また30歳を過ぎているの未だ独身で、しかもロリコンで少女が好きだった。
そんな彼の楽しみは休日に少女達が遊んでいる姿をマンションの窓から眺めることだった。マンションの近くの公園でボールや縄跳びで遊ぶ小学校低学年の女の子の姿は疲れた中年にとって癒しとなった。
そんなある休日の夕暮れ時、レンタルビデオを借りて来て自分のマンションへの帰り道、懐かしい光景に出会った。それは公園でお手玉や手鞠をして遊んでいる5人の少女達、しかも着物の少女である。着物は可愛いなあ~と見とれていると少女の一人が男の方へ来て手を引っ張ってこう言った。
「おじさん遊ぼー」
思わぬ少女の言葉に面を食らったが、ロリコンの中年にとってはまたとないチャンスである。
「遊ぼー」
少女の言われるままに、遊びの輪に加わった。少女達は皆姉妹だと言う、みんな色白で整った顔立ちの女の子達だった。そして手毬やお手玉や鬼ごっこ、着物の少女の輪の中で男は至福のときを過ごした。
少女達と遊んでるうちにすっかり暗くなってしまった。
「じゃあ、お家の人が心配するから帰ろうか」男がそう言うと少女の一人が
「家に帰っても誰もいないからまだ遊ぼうよ」そう言って遊びのを止めようとしない。
「でもみんなのお父さんとお母さんが心配するから帰ろうよ」すると少女は
「お父さんとお母さんはいないから大丈夫だよ、だからもっと遊ぼう」そう言うときゃっきゃと遊びを再開した。そうは言うものの、さすがに中年男性が夜に少女達と遊んでいてはまずいので、家まで送ることにした。
「じゃあ、お嬢ちゃん達の家で遊ぼうか。家を教えてくれるかな?」すると
「うん、わかった。」少女達は納得して家まで案内してくれた。すると少女は木造の古い民家まで案内してくれた。そこはこんなところにまだ人が住んでるのかと疑問にもつ程に古い。
「遊ぼ!遊ぼ!」少女達は男の手を引っ張って家の中に入れようとした。しかしほんとに家まで上がってしまったら犯罪者に間違われるので、「じゃあちゃんと帰るんだよ!」と少女達に別れを告げ走って帰った。
家に帰り今日の素敵な出来事を思い出す。「楽しかったなあ~」思い出すたびに嬉しくなった。それからというもの男は少女の姿を見掛けることがなくなった。休日には必ず公園を見て回ったが遊んでいるのは別の子供達である。
しかしどうしても少女達の顔が見たくなりあの彼女達が住む民家の前まで来てしまった。前は暗かったので気づかなかったが明るい時に改めて見ると、とんでもなくボロいことが判った。というか廃屋だった。窓ガラスが割れ、扉も壊れている。
「嘘だろ?」男は壊れた窓から中を覗くと、5体の日本人形が転がっていた。そして何やらヒソヒソと話す声が聞こえる。よーく耳を澄まして聞いているとこんな会話が聞き取れた。
「今度・・・とっちゃおうか・・・・・・」
「今度・・・・・遊んだとき・・・・とっちゃおうか・・・・・・・」
「うん、今度遊んだとき魂とっちゃおうか・・・・・・」
男は慌てて逃げ出したと言う。
そんな彼の楽しみは休日に少女達が遊んでいる姿をマンションの窓から眺めることだった。マンションの近くの公園でボールや縄跳びで遊ぶ小学校低学年の女の子の姿は疲れた中年にとって癒しとなった。
そんなある休日の夕暮れ時、レンタルビデオを借りて来て自分のマンションへの帰り道、懐かしい光景に出会った。それは公園でお手玉や手鞠をして遊んでいる5人の少女達、しかも着物の少女である。着物は可愛いなあ~と見とれていると少女の一人が男の方へ来て手を引っ張ってこう言った。
「おじさん遊ぼー」
思わぬ少女の言葉に面を食らったが、ロリコンの中年にとってはまたとないチャンスである。
「遊ぼー」
少女の言われるままに、遊びの輪に加わった。少女達は皆姉妹だと言う、みんな色白で整った顔立ちの女の子達だった。そして手毬やお手玉や鬼ごっこ、着物の少女の輪の中で男は至福のときを過ごした。
少女達と遊んでるうちにすっかり暗くなってしまった。
「じゃあ、お家の人が心配するから帰ろうか」男がそう言うと少女の一人が
「家に帰っても誰もいないからまだ遊ぼうよ」そう言って遊びのを止めようとしない。
「でもみんなのお父さんとお母さんが心配するから帰ろうよ」すると少女は
「お父さんとお母さんはいないから大丈夫だよ、だからもっと遊ぼう」そう言うときゃっきゃと遊びを再開した。そうは言うものの、さすがに中年男性が夜に少女達と遊んでいてはまずいので、家まで送ることにした。
「じゃあ、お嬢ちゃん達の家で遊ぼうか。家を教えてくれるかな?」すると
「うん、わかった。」少女達は納得して家まで案内してくれた。すると少女は木造の古い民家まで案内してくれた。そこはこんなところにまだ人が住んでるのかと疑問にもつ程に古い。
「遊ぼ!遊ぼ!」少女達は男の手を引っ張って家の中に入れようとした。しかしほんとに家まで上がってしまったら犯罪者に間違われるので、「じゃあちゃんと帰るんだよ!」と少女達に別れを告げ走って帰った。
家に帰り今日の素敵な出来事を思い出す。「楽しかったなあ~」思い出すたびに嬉しくなった。それからというもの男は少女の姿を見掛けることがなくなった。休日には必ず公園を見て回ったが遊んでいるのは別の子供達である。
しかしどうしても少女達の顔が見たくなりあの彼女達が住む民家の前まで来てしまった。前は暗かったので気づかなかったが明るい時に改めて見ると、とんでもなくボロいことが判った。というか廃屋だった。窓ガラスが割れ、扉も壊れている。
「嘘だろ?」男は壊れた窓から中を覗くと、5体の日本人形が転がっていた。そして何やらヒソヒソと話す声が聞こえる。よーく耳を澄まして聞いているとこんな会話が聞き取れた。
「今度・・・とっちゃおうか・・・・・・」
「今度・・・・・遊んだとき・・・・とっちゃおうか・・・・・・・」
「うん、今度遊んだとき魂とっちゃおうか・・・・・・」
男は慌てて逃げ出したと言う。
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