都市伝説・・・奇憚・・・blog
挨拶
2008.02.18 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
もう10年以上前の話になります。ちなみに私は日本の端っこ在住です。
関東に趣味仲間の友達Aさんがいまして、そこに同居人Bと遊びに行く予定が出来たのですが…実は彼女の家に行くのはもう一つ目的がありました。それは友達Aの関東方面での友達Cさんに会うためです。
遊びに行く前電話でCさんとお話したのですがCさんはうちの同居人Bに会いたがっているようで、ちょっと淋しい思いをしていました。
ところが、Aの家に行ってみると何故かCさんがいません。なんでも急な仕事が入ったとのことで滞在中ずっと会えませんでした。
Bと私は
「残念だね」
と言いつつ帰ったのですがそれから一週間後、Aから急に連絡が入って来ました。
Cさんが、交通事故に遭ったというのです。
内臓の損傷が激しく、意識はあるもののもう手術も不可能とかで…
一両日中が山だろうと言っていました。
そしてその翌日、私は仕事で街を歩き回っていたのですがふとある駅裏を通りかかった瞬間に
「○○さん」(私の名前)
という声が背後から聞こえたのです。振り返ったら、そこには大きな時計があって…表示されていた時刻は午後3時ちょうどでした。
その声がすぐにCさんだと察した私は、彼女が別れを言いに来たのだと感じました。
仕事を終え、帰宅するとAからの電話があり『Cさんが亡くなった』と伝えられました。時間を聞くと、やはりその時刻だったとのこと。
Bにその時のことを話しても、Bには特に何も起こらなかったそうです。
どちらかというと私もBも勘の強さはそんなに変わらないのですがもしかしたらCさんがBにだけ会いたがっていたと感じていたのは私の思い込みなのかなと考えてしまいます。
最後に、挨拶に来てくれたのは慰めだったのでしょうか。
たった一度でも、本当に会って話がしたかったなと思います。
この記事にコメントする