都市伝説・・・奇憚・・・blog
都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。
メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ
☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中!
☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆
お仕事しているおじいちゃん
2008.01.28 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
今年のお盆の出来事。
父親方の実家に帰省したときの話。
田舎(といっても都会)は1階が工場となっており、2階が事務所その奥に婆ちゃんが住んでいる。
爺ちゃんは15年程前に他界しており、婆ちゃんは一人暮らし。
親父はその工場で働いていて、その日は仕事で外に出ていた。
嫁さん、そして4歳になる息子をつれて行っていた俺は、2階の事務所でテレビを見ながら他の親戚達と雑談をしていた。
その時、ふと気がつくと4歳の息子の姿が見えなくなっていた。
「また工場に行ったな」
と思い、(機械工場なので、旋盤やボール盤、溶接機等があり息子はそれらが面白いらしくてよく触ろうとする。休日だから工場にはだれもおらず、ドリルや鉄板等があるため危険)急いで2階の事務所の窓から下を覗いた。
そこには1人で誰かと話をしている息子がいた。
「親父、帰ってきたのか・・・」
と思い話を聞いていると、息子は
「おじいちゃんお仕事してるの?」
等と聞こえてくる。
やはり親父が現場から帰ってきたと思った俺は嫁にその事を告げ、工場へと降りて行った。
途中なにか違和感を感じながら・・・
下に降りると息子は話を続けていた。
「おじいちゃん帰ってきたのか?」
そう息子に声をかけると・・・
誰も居ない、そう、先程感じていた違和感とは息子と会話している相手の声が聞こえなかったのである。
「おじいちゃんが、あそこで仕事してる」
そう言った息子の指差す方を見ると、やはり誰も居ない。
しかし、そこは亡くなった爺ちゃん(息子にとっては曾爺ちゃん)が愛用していた旋盤であった。
もちろん息子は爺ちゃんを知らない。
仏壇にある写真でしか見たことがない。
ちょっとドキドキしながら
「あそこで誰がお仕事してるの?」
と息子に聞くと、
「写真のおじいちゃん」
と言った。
「お仕事の服着てあそこでお仕事してる」
と。
たしかに亡くなった爺ちゃんは工場を立ち上げた人で、仕事がとても好きな人だった。
俺も学生の頃バイトで働いていた時に失敗して潰したボルトを、爺ちゃんがこっそりとその旋盤で直してく
れた事は今でも覚えている。
妙に懐かしさがこみ上げてきた俺は、その方向に手を合わせて
「あんまり無理しない様にな、爺ちゃん」
と心の中で祈り、息子をつれて上がっていった。
「爺ちゃん楽しそうだったか?」
と聞くと
「うん、笑ってた」
と言った息子の言葉になんだか涙がでました。
父親方の実家に帰省したときの話。
田舎(といっても都会)は1階が工場となっており、2階が事務所その奥に婆ちゃんが住んでいる。
爺ちゃんは15年程前に他界しており、婆ちゃんは一人暮らし。
親父はその工場で働いていて、その日は仕事で外に出ていた。
嫁さん、そして4歳になる息子をつれて行っていた俺は、2階の事務所でテレビを見ながら他の親戚達と雑談をしていた。
その時、ふと気がつくと4歳の息子の姿が見えなくなっていた。
「また工場に行ったな」
と思い、(機械工場なので、旋盤やボール盤、溶接機等があり息子はそれらが面白いらしくてよく触ろうとする。休日だから工場にはだれもおらず、ドリルや鉄板等があるため危険)急いで2階の事務所の窓から下を覗いた。
そこには1人で誰かと話をしている息子がいた。
「親父、帰ってきたのか・・・」
と思い話を聞いていると、息子は
「おじいちゃんお仕事してるの?」
等と聞こえてくる。
やはり親父が現場から帰ってきたと思った俺は嫁にその事を告げ、工場へと降りて行った。
途中なにか違和感を感じながら・・・
下に降りると息子は話を続けていた。
「おじいちゃん帰ってきたのか?」
そう息子に声をかけると・・・
誰も居ない、そう、先程感じていた違和感とは息子と会話している相手の声が聞こえなかったのである。
「おじいちゃんが、あそこで仕事してる」
そう言った息子の指差す方を見ると、やはり誰も居ない。
しかし、そこは亡くなった爺ちゃん(息子にとっては曾爺ちゃん)が愛用していた旋盤であった。
もちろん息子は爺ちゃんを知らない。
仏壇にある写真でしか見たことがない。
ちょっとドキドキしながら
「あそこで誰がお仕事してるの?」
と息子に聞くと、
「写真のおじいちゃん」
と言った。
「お仕事の服着てあそこでお仕事してる」
と。
たしかに亡くなった爺ちゃんは工場を立ち上げた人で、仕事がとても好きな人だった。
俺も学生の頃バイトで働いていた時に失敗して潰したボルトを、爺ちゃんがこっそりとその旋盤で直してく
れた事は今でも覚えている。
妙に懐かしさがこみ上げてきた俺は、その方向に手を合わせて
「あんまり無理しない様にな、爺ちゃん」
と心の中で祈り、息子をつれて上がっていった。
「爺ちゃん楽しそうだったか?」
と聞くと
「うん、笑ってた」
と言った息子の言葉になんだか涙がでました。
PR
この記事へのトラックバック
:
スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
アーカイブ
過去50ヶ月分を表示しています
アクセス解析
カウンター
この記事にコメントする