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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.28 (Thu) Category : 

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定番改変話3話

2023.03.22 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

515:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:40:19.23ID:IzkNMVSo0.net
語りたい話しは3つ。なので連投失礼
親から聞いた&昭和の頃の話

①連続写真
親の知り合いとその友人3人の話。
4人で海水浴に行き、少々泳いだあとで昼飯を食いに近くの飲食店に入った。
4人で来たのに3人分しかお冷を出されなかった。
友人の1人だけお冷が置かれなかったのだ。

親の知り合いは店員に
『コイツの分のお冷も出してください』
と言うと、店員は
『え?あ、はい、分かりました……』
となぜか動揺しながら友人の前にお冷を置いた

お冷をスルーされた友人は傷ついたのか、泣きそうな顔でうつむいたので親の知り合いとお冷を置いてもらえた友人2人は彼を励ました。

飯を食い終わった後、4人は再び海へ赴き、
『飛び込み台から海へ飛び込む瞬間を連続写真に収めよう』
と各々の連続写真を撮り始めた。
1番に親の知り合いが飛び込み、2番目、3番目に友人が飛び込み、最後にお冷をスルーされた友人が飛び込んだ。

親の知り合いが写真を撮り、2,3番目に飛び込んだ友人が見守る中、彼は一向に上がって来ない。
3人は彼が飛び込んだ所へすかさず駆けつけたが、彼の姿は見当たらない。
警察に通報し、消えた彼を捜索してもらった。
友人は、飛び込んだ時に海の藻が足に絡まってしまったらしい
永遠に眠った姿で見つかった。

式が終わった後、彼の姿を収めた連続写真を写真屋で現像した。
海へ飛び込む彼の勇姿が写っている。
しかし、1つ気になることがあった。
彼が着水する瞬間の写真がないのだ。

親の知り合いと友人2人は写真屋へその写真がないか訊ねた。
すると、写真屋は
『お見せできるのですが、見ない方がいいかと……』
と震えた声で答えた。
3人は
『それでも見たいです』
と写真屋に伝え、着水する瞬間の写真を持ってこさせた。
その写真には着水する瞬間の友人の姿と海から伸びる数え切れないほど沢山の腕
生きているとは思えないほど青白くて半透明なその腕達が友人を海の中へ引きずり込もうとしているような写真だった。



516:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:43:42.39ID:IzkNMVSo0.net
光の加減でそのように写った写真だったとしても気味が悪い、しかし友人の姿が写っている事もあり引き取るか迷った。
最終的には怖い方が勝ってしまい、友人の写真を写真屋に返したそうだ。

写真屋を去った後、彼と最期の飲食をした飲食店でお冷が出されなかった事と店員の動揺した態度を思い出し、親の知り合いと友人2人は飲食店を訪ねた。

店員は
『コイツの分のお冷を出してください』
と言っていた客である3人の事を覚えていたらしく、続けて親の知り合いは
『お冷を出されなかった彼が永眠したので、あの日何があったのか、なぜあなたが動揺していたのか教えてほしい』
と疑問をぶつけた。

店員は震えた声で答えた
『お客様が『コイツの分のお冷を出してください』と指をさされていた席には、誰も座っていませんでした』
その場に居る全員が顔を青くしたという。
あまりにも恐ろしくて、当時のことを教えてくれた店員へ感謝した後に3人はお祓いを受けに行ったそうだ。

飲食店に入った時は生きていたはずなのに、友人はなぜ店員の目に映らなかったのか、そして連続写真のあの腕はなんなのか…
当たり前かもしれないが、考えても分からない
ただ分かるのは、あの友人に写真でしか会えない事とあの海水浴場が閉鎖された事実だけだ……とのこと



517:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:48:51.93ID:IzkNMVSo0.net
親の友人が経験した話。

彼女が住む地域(自然豊かな田舎)には心霊スポットとして有名なトンネルがあるらしく、中でも『だったか』という幽霊の噂が中高生の間で絶えなかったそうだ。

『だったか』という幽霊は交通事故によって〇くなった老婆の霊なのだが、生前にかなり強い恨みを持っていたらしく、未だに成仏出来ない為にトンネルに棲みつき、トンネルに入ってきた車をものすごいスピードで追いかけるそうだ。
老婆が全力で車を追いかけてくるだけでも怖いというのに、『だったか』の容姿は怖さを更にかき立てる。

なんと片足はちぎれかけており、もう片足や両腕はありえない方向へ曲がっており、顎は外れていて目玉は片方だけ飛び出しているというゾンビのような見た目なのだ。
片足がちぎれかけゆえに四つん這いで車を追いかける為、『ダッタカダッタカダッタカ』という独特で不気味な足音をしているのだとか。
そんな個性的な足音がいつの間にか『だったか』という幽霊の名前として広まったそうだ。

『だったか』がガセネタだったとしても恐ろしい、そう思っていた頃
親の友人はバイトの帰り(夜19時頃)に通行止めをくらい、当時はカーナビもガラケーすらも無かったゆえ警備員に道を尋ねたが『だったか』が出ると噂のトンネルをどうしても通らねばならなかった。

心の中で『南無阿弥陀仏…』と唱えつつ車でトンネルに入ってしばらくすると、遠くから音が聞こえた
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
次第に大きくなっている、足音が近づいている
恐怖で息苦しく、ただひたすらに車を走らせて心の中で念仏を唱える。

ふとミラーを見ると、道の脇に黒くて四つん這いと思われる低い姿勢の影がチラッと見えた。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
影のあった方からその音は聞こえる。
恐怖が昂りまくった親の友人はミラーを最低限見ないようにして、車を走らせ続けた。



518:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:49:51.69ID:IzkNMVSo0.net
やがて、トンネルの出口が見えた
トンネルから出れば音が聞こえなくなるだろう……と安堵していた。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
トンネルを出てしばらく走っても音はまだ続く。

逃げたい気持ちでいっぱいだが、目の前の交差点にある信号が赤になってしまった。
どうしても止まらなければならない。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
『もうダメだ』
視界の端に映る黒い影は親の友人に………

襲いかかる、かと思いきや
街灯に照らされた黒い影はピタリと動きを止める。
その正体は大人のイノシシだった。
『なんだ、イノシシか〜』
と親の友人は胸を撫で下ろして無事に帰宅した。

帰宅した後、一つだけ疑問が浮かんだ
『車と同じくらいの速度で走るイノシシって居るの…?』




519:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:52:37.39ID:IzkNMVSo0.net
③だぁくれぇのおっさん
親の祖母(俺から見た曾祖母)がまだ幼かった頃の親に語った伝説。

山のふもとに父親、母親、子ども(幼稚園児)という普通の3人家族が住んでいて、ある日子どもがダダをこねて両親を困らせ、あまりにも聞き分けの悪い子どもにブチギレた父親は子どもを外の柱に縄でくくりつけて
『おまえみたいな子どもは要らん!』
と怒鳴ったそうだ。

すると、身長が2mほどあって真っ黒なボロボロの服を着た大男がどこからともなく現れて、柱にくくりつけられた子どもを指さし、
『だぁ要らんのか?だぁ、くれぇ』
と言いながら父親には手のひらを見せた。

曾祖母が住んでいた地域の古い言い回しで、『だぁ』=『それ』、『くれぇ』=『ちょうだい』だそうだ。
つまり、大男は子どもを指さして
『それ要らないのか?それちょうだい』
と父親にねだったのだ。

父親は
『いいえ、要ります』
と答えると、大男は
『ちっ』
と舌打ちをしてどこかに消えた。
人間であるとも人間でないとも言える大男の存在へ父親と息子は恐怖した。

彼らの口から謎の大男の噂が広まり、突如現れて人の子を
『だぁ、くれぇ』
とねだる恐ろしさから『だぁくれぇのおっさん』という名称が生まれた。
『悪い子にしてるとだぁくれぇのおっさんが来るよ!』
と子どもを叱る人間が増えたある日、子どもが誘拐される事件が起きた。

誘拐された子どもの両親は
『だぁくれぇのおっさんに誘拐されたかもしれない』
と語った。
というのも、母親が
『悪い子にしてるとだぁくれぇのおっさんが来るよ!』
と子どもを叱ったところ、子どもが
『来るわけないじゃんwww』
と言ってイタズラをやめなかったので、お仕置として夜に子どもを外の柱へくくりつけた。

裁縫をしていると家の外で
『わ゛ーーーーー!!!!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!!』
と子どもの泣き叫ぶ声が聞こえ、外に出た時には子どもの姿も声もなく、あったのは刃物で切られたと思われる縄だけだったという。

その事件以来、だぁくれぇのおっさんは
『子どもの誘拐犯なのでは』
と新たな説が浮上し、ある者は
『子どもを誘拐して食べてるおばけだ』
と語り、またある者は
『ただの浮浪者だ』
と語り、『だぁくれぇのおっさん』は都市伝説とも不審者とも呼ばれるようになった。



520:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:53:07.80ID:IzkNMVSo0.net
終わりに、
『だぁくれぇのおっさん』はまだ終戦記念日の決まっていない時代の民話でこれといった証拠も書物も残されていないのか、ググッても出てこない。

よく似てる話とか詳細を知っている人が居れば是非とも教えていただきたい。
3つとも長文および拙文で申し訳ないが、語らせてくれてありがとう



521:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)00:27:07.60ID:g8AZO3x90.net
>>520
どれも面白かったわありがとう
またあったら投下してね
イノシシのみたいに一旦ほっとさせて
でもよく考えてみればって構成の好きやわ



522:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)01:13:41.85ID:sSOw9U150.net
①は結構有名な怖い話だよね学校の怪談系の本にも似た話載ってた
②③は初めて読んだありがとう



523:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)02:36:33.36ID:2pFkpknQB
おもしろかった①こわすぎ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル




引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1669544672/515-523





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