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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.27 (Wed) Category : 

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公衆電話 他

2022.07.15 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

(※NAVERまとめ(閉鎖)に掲載されていた学校の怖い話や体験談です。短い話もあるので12話一挙投稿します。)


-公衆電話-

学校に1台は設置されている公衆電話ですが、基本的に公衆電話から電話をかけることはあっても電話がかかってくることはありません。

ですが、たまに電話がかかってくることがあるそうです。その電話をとってしまうと
「とったな」
という声が聞こえたと思ったら、電話をとった人がこつ然と消えてしまうそうです。

電話をとった人はその後見つかることはなく、どこに消えたのか、生きているのかどうかもわからない状態になってしまうと言われています。





-ウサギ小屋-

小学校の頃
ウサギ小屋の掃除当番になって数日早朝、いつものようにウサギ小屋へ入ったら、妙に生臭いにおいがした。
なんだろうと思いながら、小屋の外に敷いてあるすのこを上げた。
血まみれの内臓がべったりと地面に張り付いていた。

その出来事ははカラスの仕業と結論付けられた。
ウサギの死体そのものは見つからなかった。





-動くデッサン人形-

デッサン人形が踊りだす。





-給食-

小学校の頃、給食のときだけ教室に現れる男子がいた。

不登校の生徒か?とも思ったけど名簿にも乗ってないし、先生に聞いても
「学校の生徒だよ」
とそっけない返事。なぜか俺以外は誰もその子の存在を気にしないので、なんか不気味だった。

結局彼がなんだかわからないまま俺は卒業。
でも、後に知った事実。
俺の弟が後に6-6になったんだけど、弟曰わく
「給食時間だけ変な男子がいる」
とのことだった。

ちなみに弟は3個下です。

何年生徒でいるんだよ。











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-合わせ鏡の呪い-

午前0時丁度に合わせ鏡の中に顔を入れて4枚目の鏡に映った顔が目をつぶっていると、その人は、4日後に死ぬ







-自殺した生徒の霊が配った封筒の中身-

とある小学校で、生徒の一人が自殺しました。

自殺した生徒はいじめられていたそうです。

当時は、今ほどいじめ問題が社会問題化していなかったので、周りの生徒も教師ですら、いじめられっ子のことをないがしろにし、自殺の事も公にはされませんでした。

1年後、誰もがその生徒の自殺について忘れかけていた時に、それは起きました。

学校中の机の中に「封筒」が入っていたのです。

封筒が入っていたのは、生徒の机だけでなく、教師の使う机にも入っていました。

封筒には差出人の名前が書かれていました。

そこには、自殺した生徒の名前が書かれていました。

この話をしてくれた人物の机の中にもその封筒が入っていましたが、封筒の中には何も入っていなかったし、何も書かれていなかった、と言います。

そしてその後に「私の封筒には、ね」と付け加えました。

私がそのことを言及すると、彼は少し黙った後、私に話してくれました。

机に入れられていた封筒の多くは、差出人が書かれているだけで他には何も書かれておらず、手紙やその他には何も入っていませんでした。

そう、「大多数は」です。

一部の生徒や教師の机に入れられていた封筒には、何らかの「中身」が同封されていたのです。

彼の当時のクラスメイトの中にも、封筒の中身を見て顔を青ざめさせた人物がいたようです。

そして、封筒に何か入っていた人物は、自殺した生徒をいじめていた生徒や、自殺した生徒の訴えを軽んじた教師だったのです。

噂では、それぞれに入っているものは異なっていたそうです。

彼がその話を聞いたのは、封筒に「何か」が入っていた生徒の一人で、その人物の封筒には1冊の「手帳」が入っていたそうです。

どんな手帳か聞いてみたら、それはかつて生徒をいじめていた時にその生徒から奪って捨てた手帳と同じ柄だったそうです。

その人物が言うには、封筒に入っていたのは、どうやらいじめの最中でその生徒から奪ったり破損させたりした物だったそうです。

そして、封筒の中に何か入っていた人物は、何かしら酷い目に遭っているのだそうです。

手帳が入っていた人物は、誕生日プレゼントとして買ってもらったばかりの手帳をなくしてしまいます。

大きい封筒に上履きが入っていた人物は、高価なシューズをペンキで汚してしまったそうで、折れた鉛筆が入っていた人物は、筆箱を落とした時に中の鉛筆が全て折れてしまったそうです。

そして、何が入っていたかは不明ですが、自殺した生徒の訴えを無視した教師は、その後とある疑惑が浮上した時に同僚の教師たちに全くもって自身の無実を信じてもらえず、ノイローゼになってしまったのだとか。

その他にも、何かが入っていた人物は、それに関連した不幸に見舞われたらしいです。

彼は顔色を悪くしながら話をこう締めました。

「自殺した生徒の怨念がいじめていた生徒たちに復讐をしに来たんだ。自分と同じ目に遭わせるために。私もいじめに加担していたら、どうなっていたか。」

出典 怖い話・都市伝説大好き人間、集まれ!







-謎の赤いドリンクが部室に・・・-

私は大学生の頃、あるサークルに所属していました。

文系のサークルで、大きな活動をするわけでもなく、少ないメンバーでひっそりと活動していました。

そこでの楽しみの一つに、栄養士を目指しているサークルメンバーの作るドリンクを時折飲むことができるというものがありました。

彼は生の果物や野菜、その他さまざまな食材からドリンクを作り、実験台として私たちに飲ませてくれるのですが、大抵の場合は絶品だったのです。

そのため、たまに失敗作を飲まされることはあっても美味しいドリンクを飲む機会が多く、失敗作だったとしても話のネタにはなりましたし、やはり楽しみではありました。

ある日、部屋には誰もおらず、机の上にはドリンクが置いてありました。

しかし、いつもと異なっている点がありました。

いつもなら、作った本人がいるはずなのに誰もいなかったのです。

飲み物にもおかしな点があり、いつもなら大きな容器にドリンクが入っているか、既に人数分のグラスに注がれているかしているはずなのに、その時はグラス1杯分だけでした。

不信に思いながらも私はその「赤いドリンク」を味見してみることにしました。

匂いはありませんでした。

そして、一口つけた私はすぐにグラスを手放します。

予想以上に不味かったのです。

あまりの不味さにむせ返っていると、他のメンバーが部屋に入ってきました。

その中には調理師志望の彼もいました。

私はその赤いドリンクのことについてクレームをつけましたが、彼は「自分が作ったものではない」と言いました。

結局、メンバーの誰もそのドリンクについて知らず、その日の活動時間を過ぎても誰も持ち主が現れなかったのでそのドリンクは捨てることにしました。

サークルの備品であるグラスを使っていましたので、いつまでもそのままにしておくことはできませんでした。

その日の夜、私は夢の中で自分の体から血のような赤い液体が溢れ出し、それによって溺れ死んでしまいます。

あまりのリアルさにすぐさま目を覚ましました。

汗でぐっしょりでした。

まだ日付も超えていない時間でしたが、結局、その日は一睡もすることができませんでした。

寝不足のまま大学での講義を受け終わり、今日はサークルを休ませてもらおうと部屋に向かってみると、少し騒がしくしていました。

何事かと部屋に入ると、どうやら備品のグラスが割れているとのことでした。

しかも、誰も触っていないはずの、棚の中に入れたままのグラスが一つ割れていたというのです。

おかしなこともあるものだということで決着したと思いますが、私の記憶が確かであれば、そのグラスは昨日、例の赤いドリンクが入っていたグラスだったはずなのです。

出典 怖い話・都市伝説大好き人間、集まれ!







-夜の学校での恐怖体験-

中学生のころ、クラスの女子の間で心霊やオカルト話が流行っていました。
私は、その手の話にまったく興味はありませんでしたが、女子と話すために、心霊やオカルトの本を読んだり、テレビを見たりしました。
その甲斐あって、女子のグループと会話をする仲になり、楽しい学校生活を送ることができた……といえたらよかったのですが、後日の出来事のトラウマが今でも私に悪夢をみせます。

話しているだけでは物足りなくなった私達は、実際に心霊体験をしたくなりました。とはいえ中学生ですので、遠い心霊スポットにもいけないため、夜の学校に集まることにしました。私は前述したとおり、オカルトを信じていなかったため、夜の学校で女子と仲良くなれたらいいなと、そういう気持ちで参加しました。教師に覚えがいい女の子が学校の鍵を事前に手に入れており、教師達がいなくなる夜の10時以降に学校の正門前で皆集まりました。

集まったのは、私を含めた男子二人女子二人です。私は密かに好意を抱いていた女子と二人で行動したかったため、四人で一緒に行動をすると、怖さも薄らぐため、二人づつで行動しないかと提案しました。
その理屈だと一人のほうが怖いのですが、さして異論もなく男女二人組になり行動しました。

懐中電灯を持ち、夜の学校を徘徊します。
いつもは学生達の喧騒に隠れていましたが、夜の学校の静寂が醸し出す雰囲気の怖さといったら、しゃれにならないぐらいです。
そんな中でも私はなにげなく同行していた女子と手をつなぎました。
下心が怖さを克服したのです。私は有頂天でした。定番の理科室の人体模型なども見ましたが、そこまでの恐怖はありませんでした。

私達二人はリラックスしたムードで会話しながら学校を巡りましたが、3階に到達した廊下の先に、人影が見えた瞬間空気が一変します。
友人達でないのは明らかです。背がものすごく高く、長髪でした。服装は白で統一されており、裸足でした。私達は固まりました。

情けない話ですが震えて足が動かないのです。
そして次の瞬間人影は小走りに私達に近寄ってきました。理屈ではなく、本能でこれはまずいと感じ、二人とも全速力で逃げました。

二階の廊下の端まで走って、一休みしましたが、人影は追ってきました。彼女はパニック状態になり悲鳴を上げて三階にまた上がっていきました。私も追います。いつも使っている教室に入り、息を潜めました。彼女と教室で二人きりでいるのに、頭の中はあの長髪のなにかの事でいっぱいでした。
あれはなんなのか。あんな背が高い教師はいないので、教師という線はありません。

なにより、白装束と裸足で夜中の学校を動き回り、私達を見ると追いかけてきたという事実が、人間であったとしても、尋常ではないと確信させます。

あれが人間であれお化けであれ、対面するのは危険だと判断した私達は、恐怖を抑えながら、その場でじっと長い間待ちました。

数時間後、恐る恐る教室を出ます。周りに人の雰囲気はありません。
私達は暗闇に目が慣れてきたため、懐中電灯を点けずに、物音をたてないように、足音を殺して、慎重に進みました。

時間にすると5分程度だったでしょうが、とても長く感じました。あの背が高い何かに出会わず校庭に出る事が出来ました。

私達は友人達の事を心配しましたが、校舎の中にもう一度入る勇気はありませんでした。
もう家に帰っているかもしれないと、判断した私達は、家に帰ろうとしましたが、長髪のなにかが校舎から出てきました。

私達は無我夢中で走り、学校を出ました。学校を出た後も体力が許す限り走り、体力がなくなりかけたころ、彼女の家につきました。
私達はぎこちない会話で別れました。その後私は人通りが多そうな道を選び家に帰りました。

翌日学校でこの話をしたところ、友人達はどこを探してもいなかったので先に帰ったといっていました。
長髪のなにかも見ていませんでした。
あれが何だったのか、今でも考えますが、結論はでません。

先日同窓会があり、彼女とこの事について話したのですが、彼女も人生で一番怖かった体験だといっていました。
興味本位で夜の学校を散策すべきではないと私に子供ができたら教えることにします。

出典 怖い話を知る







-プリントが1枚余る-

こないだ久しぶりに会った、20年来の幼馴染から聞いた話。

幼馴染(A男)は、ある女子高で英語の教師をやっていた。
Aはいつも、英語を教えるクラスの生徒に配るプリントを、校内のコピー機で刷っていたのだが、
担当クラスは1学年に4つあって、全員分刷るとけっこうな枚数になるそうだ。
一気に4クラス分を刷ると、時間かかるわ紙無くなるわで色々と面倒なので、
Aはクラス人数分ごとの数量指定で、授業前にいちいちコピーするようにしていたらしい。
しかし、なぜかあるクラスだけ、数が違って出来上がるんだそうだ。
32名分32枚刷ったのが、いつも33枚出来上がっているという。
最初はAも、「ただ数を間違ったんだろう」と思って気にしなかったそうだが、
“いつも”となるとなんだかおかしい。他のクラスではそんなことないのに。

Aは教室の一番前の席1列の生徒に、「うしろに廻してね」と言ってプリントを配る。
すると、手元に必ず1枚あまるそうなのだ。
前に、それを見た生徒に「先生、なんでいつも1枚あまるの?」と聞かれ、
「これは先生の分だから」と答えたそうなのだが、
そんなつもりで刷っているわけじゃないのは、自分がよく知っている。
だいたい自分の分は、既にきちんとファイルに入っているのだ。

いよいよ不思議に思ったAは、自分がちょっとおかしくなっているのでは?と思い、
コピー機の前で数を数えてみることにしたんだって。
プリントをセットして、枚数を『31』と入力する。(31枚+原本=32枚)
1枚、2枚、どんどん出てくる。Aは目を離さずにそれを数えていたそうだ。
とうとう31枚出てきたところで、コピー機は止まった。
原本を足して再度数えてみたところ、やはり32枚で間違いない。

しかし、そのきちんと数えたプリントをそのまま例のクラスに持って行き配ったところ、
やはり手元に1枚あまってしまったそうなのだ。
Aはこの時初めて、ぞおおおおっとしたらしい。
Aは慌てて生徒の数を数えたが、休みの生徒もなく、ちゃんと32人居る。
あまるはずがないのだ。でもあまってる。

Aは呆然としてしまい、生徒たちに「このクラス32人だよな」と聞いてみた。
するとクスクスと笑われ、先生寝ぼけてるよーなどと野次られた。
でもそのあと、「33人居ないよな?」と生徒たちに念を押したAの顔がマジだったからか、
「先生マジでやめてよ」とか、「冗談きついよ」とか、教室内がもうすごい騒ぎになってしまった。

これはいけないとAは気を取り直して、
何でもない、やっぱり俺の気のせいだ、と言って教室内の沈静化を図ろうとした時、
「なんでわかった!?なんでわかった!?
 なんでわかった!?なんでわかった!?」
って、すげー声で叫びだした奴が居たんだって。
そんでAはもう恐ろしさからか気が遠くなって、気がついたら校長室のソファーで寝てたらしい。

でまあAはその学校にもう居なくて、既に教師でもない。
はやいはなし、学校やめて地元に戻ってきたんだよね。
今は実家でブラブラしてる。ちなみに俺んちの2軒隣。
Aが戻ってきたとき、なんで先生やめたのか言葉を濁してたから、
ずっと聞きづらかったんだけど、こないだ酒の勢いで聞いたらこの話をしてくれた。

何が一番怖いって、Aが学校を去ることになったとき、
やたら避けられていた問題のクラスに居た生徒を捕まえて聞いたら、
「なんでわかった!?」って叫んでたのは、なんとA自身だったらしい。
でもAは、「声は聞こえてたけど、俺が言った覚えなんてない」んだって…
やっぱAがおかしいのかなぁ?やだな、すげえ心配。

出典 オカ学







-なんで足音ふえてるの?-

クラスメイトの藤原君はすごくおかしい。
そう気付いてから一年くらいたった冬のある日のこと。
真夜中一時過ぎ、俺は大事な宿題を教室に忘れてきたのに気付いた。

次の日に提出しなければ大変な目に合う宿題なので、俺に残された選択肢は《学校に取りに行く》以外になかった。
ただ、いくら俺が立派な男だとしても真夜中に
しかも学校に行くってのはかなり怖かった。でも次の日のことを
考えるとそっちのが怖い。てなわけで俺は携帯を手に取り、ある番号に電話を掛けて。つまりは藤原君である。
「もしもし。」
いかにも寝てましたって声で藤原君は電話に出た。

俺だってホントなら藤原君には頼りたくなかったが、
俺の知ってる友人達の中に一人暮らしなのは
藤原君しかいなかったので頼らざるを得なかった。
「キミは本当に馬鹿だろう?ニ、三回死ねばいい」
と暴言を吐きながらも藤原君は10分後に校門で待ち合わせをしてくれた。

そして10分後、自転車を飛ばして校門に行くと
フードをすっぽりかぶった怪しい人間がいた。何を隠そう藤原君だ。
「クソ寒いってのに」とブツブツ呟く藤原君に肉まんをおごる約束をして
俺は校舎に入った。しかし夜の学校てのはなんで
こんなに不気味なものなのか。

薄くついている明かりだとか非常ベルの赤いライトだったりとか。
いかにも何かが出そうな雰囲気だ。しかも隣りには藤原君。
宿題を忘れてきた自分を俺はひどく呪った。そのとき。
「佐倉、ちょっと止まって。」
教室に向かう階段の途中、藤原君が突然言った。
多少びびりながら「何?」と聞き返すと、藤原君は親指をクイッと後ろに指し、
「あしおと、ふえてる」
と口パクで言った。

耳をすませば確かに、カツ カツと足音が聞こえる。
内心目茶苦茶ビビりながらも俺は笑顔を浮かべて言った。
「藤原君はなんでもそっちに考える。ビビりすぎだって。
きっと用務員さんか宿直の先生だろ」

しかし藤原君は
「キミはホントおめでたいね。用務員さんがハイヒールをはいてるか?」
と言った。確かに足音はハイヒールの音に聞こえる。
「松野先生が宿直なのかもしれないだろ?女の先生だって夜勤くらいあるじゃん」
俺は恐怖を拭いたい一心でなおも反論した。しかし藤原君はニヤリと笑うと、
「じゃあ聞くけど」

「な ん で 足 音 ふ え て る の ? 」

その言葉に、俺は気付いてしまった。
聞こえるのは、さっきのカツカツって音だけじゃなく、
バタバタと駆け回る子どものような足音や、
トン トンとゆっくり歩く 足音、這いずるような足音などたくさんの足音になっていること。
いつの間にか増えたのか、最初からたくさんだったのかはどうでもいい。
とにかく足音の正体は、決して用務員さんや宿直の先生ではないことは確かだった。

「藤原君」「何」
「走ろう」「そうだね」
俺は藤原君を引っ張って階段を駆け上がった。
後ろから聞こえる足音もそれに合わせるように速度が上がる。
息を切らしながらも命からがら自分の教室を見つけ、
中に入った。隠れられそうな場所は…掃除用具入れのロッカーしかなかった。

俺は藤原君をロッカーに押し込み、自分も中に入るとドアを閉めた。
藤原君がせまいの何だのブツブツ文句を言ってるが気にしてる場合じゃなかった。
足音は聞こえなくなっていたが、俺の心臓はバクバクいいっぱなしだった。
「佐倉、知ってる?」
藤原君が言った。
「心臓の音はね、ああいうものを呼び寄せるんだよ」
ニタリと、前髪に隠れていた目が笑う。途端に、

ドンドン!!!!!ドンドンドンドンドンドンドン!!!!!ドンドンドンドン!!!ドンドンドンドンドンドン!!!!!ドンドンドンドンドンドン!!!!ドンドンドンドン!!!!!

隠れていたロッカーを、何かが叩き出した。
「うあ゛ぁああっ!!!」
俺は耳を押さえて叫んで、藤原君にしがみついた。
藤原君は「だから言ったでしょ」と面倒くさそうに言うと
うざい、と一言、俺を引きはがし

「 や か ま し い わ !!! 」

とものすごい声で怒鳴った。
そして用具入れのドアを蹴飛ばし、「帰るよ」と言ってスタスタ歩き出した。
俺は呆気に取られながらも慌てて藤原君を追った。辺りには何もいなかった。

「怖いと思うと寄ってくる、とか言うだろ。
あれは、怖がることで鼓動が跳ね上がって、その音に釣られて寄ってくるんだよ」
とか意味のわからない蘊蓄を語りながら藤原君は校舎を出ていった。
俺はもう何も言う気力がなかった。

その後藤原君と2ケツして帰り、しっかり肉まんをおごらされ、
帰宅して布団に入ったときに肝心の宿題を再び忘れてきたことに気付いたが
もう全ては後の祭だった。

出典 オカ学







-人体模型の復讐-

私は小学校の人体模型にイタズラをしたことがあります。

その時には友人と数人でイタズラを実行しており、その内容は覚えていませんでしたが、そこまでひどいことや破損するようなことはしていなかったと思います。

教師から咎められるようなことでもなく、多分、誰も気がつかないような小さなことだったとは思います。

そのイタズラをした日の夜、外は大雨で雷も鳴るほどの悪天候でした。

風のせいで窓もガタガタと鳴っていて、なかなか寝付けずにいました。

時計を見ると既に布団に入ってから1時間ほどは経っていたと思います。

その時、ひときわ大きな雷鳴が響き、急に明るくなりました。

結構近くに落ちたんだな、と思いながら窓の外を眺めると、もう一度稲光で明るくなり、そこには人影が見えました。

私が怖がって声も出せない状態でまたしても稲光が、そこに映っていた人影には見覚えがありました。

それは、学校の人体模型だったのです。

見開いた目にむき出しの皮膚、それに内臓と、間違いなくそれは「人体模型」だったのです。

それは何をするでもなく、私の方をじっと見ていました。

怖くなって布団に潜り込んだ私は小さな声でひたすらに謝っていました。

数分後、恐る恐る外を見ると、人体模型はもういませんでした。

翌日、友人にその話をすると、一緒にイタズラしていた友人たちも夜に妙な人影を見たと言い、中にははっきりと人体模型だと認識した友人もいました。

証拠というわけではありませんが、それを裏付ける証言がいくつかあります。

まず、その日の朝に人体模型が濡れていたということと、理科室近辺に泥で足跡ができていたということで騒ぎになっていたというのです。

多くの生徒は「人体模型が勝手に歩き出した」と楽しそうに噂をはじめ、教師たちは「誰かのイタズラ」として処理していました。

みんなが軽く扱っている中、私たちだけは顔を青くしていました。

それだけではないのです。

今までにも人体模型にぶつかった生徒やイタズラをした生徒が、夜中に人影を見たという話が流れていたのです。

まさか、それが人体模型だったとは思っていなかったようですが、中にははっきりと人体模型だと認識できた生徒もいたようです。

それまで私たちも信じてはいなかったのですが、さすがに自分たちが当事者になった以上、信じざるを得ませんでした。

出典 怖い話・都市伝説大好き人間、集まれ!







-兎たちの恨み-

私の小学校時代の友人の一人に、飼育委員に所属している生徒がいました。

ただ、彼はそこまでやる気がないようで、しょっちゅう委員会の仕事をサボっていました。

学校で飼育していたのは数羽の兎(ウサギ)で、彼が担当の日は餌が入れ忘れるなどのことがありましたが、兎たちは何とか生き延びていました。

夏休みのある日、私は友人数名と一緒にグラウンドで球技を楽しんでいました。

そんな中、急に例の友人が参加してきました。

私は、その日彼が飼育委員の担当の日だったことを知っていたので聞いてみると、既に仕事は終わらせてきたと言っていました。

私は半信半疑でしたが特に気にせずに球技を続行することにしました。

しかし、急に天気が悪くなり、大雨が降ってきたので私たちは急いで帰ることにしました。

その翌日、登校日で学校に来ると、兎小屋の方で騒ぎが起きているのを見つけました。

中は見えませんでしたが、どうやら兎たちが野犬に襲われて全滅したということを知りました。

入口は施錠されておらず、昨日の担当だった友人が疑われましたが、彼はきちんと施錠したと主張しました。

施錠と言っても南京錠のような鍵が付いているわけでなく、誰でも開けられるような仕組みだったと記憶しているので、偶然開いたのだろうということで決着したようです。

私は、彼が委員会の仕事をサボって私たちの遊びに参加したことに気がつきました。

その年の2学期の始業式の日、彼が転校したことを知りました。

その数年後に、私は卒業していた小学校に用事があり、職員室を訪ねていました。

用事を済ませたあと私は生徒たちが噂話をしているのを聞きました。

私は気がつかれないように聞き耳を立てていました。

話の内容はこうです。

数年前、兎たちを見殺しにした生徒が兎に呪われたらしい。

兎の幻を見るたびに車や自転車に轢かれそうになり、毎晩夢の中に出てきて噛み殺されるシーンを見続けたらしい。

結局、最後まで死ぬようなことはなかったものの、数日のうちに体重は激減し、兎に対して極端に恐怖を感じるようになったのだとか。

学校はやめざるを得ず、精神病院に入院することになったのだとか。

今でも兎たちの霊は学校に留まっていて、既に何も飼育していないはずの兎小屋に、夜な夜な何かの影を見る目撃者が絶えないらしい。

その話を聞いて、間違いなくあの友人の話であることに気がつきました。

出典 怖い話・都市伝説大好き人間、集まれ!




(※トンカラリン助さんからの投稿です。ありがとうございました)





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