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山の中国人に目をつけられた
2022.01.25 (Tue) | Category : 洒落にならない怖い話・その他
94:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)02:16:56.36ID:lAykA3NQ0
うちのジイサンの話だが、聞いたのは親父からだ
ジイサンの住んでた実家は北陸のほうなんだが場所はちょっと勘弁してくれ
ジイサンが40代の頃、自分の持ち山に入って山菜採りをしていた
それが夕方になって青い顔をして帰ってきて、
履物を脱ぐなり
「山の中国人に目をつけられた」
と言った
家のものは誰もその意味がわからなかった
その地方には山に中国人が住んでるという言い伝えのようなものはなかったし見た人もいなかったから
ほとんど外国人が住んでいるとこではなかったんだ
ジイサンは若いころ台湾にいたことがあり、それと何か関係があるのかもしれない
と親父は思ったそうだ
翌日から、ジイサンは家(藁葺き農家)の戸締まりを厳重にし、つねに山刀を持ち歩くようになった
それと外出を避けるようになったが、これは田仕事があるんで出ないわけにもいかない
それでも日が落ちてからは外出しないし、なるべく人と連れ立って歩くようになり山には絶対に行かなかった
2週間くらいして、家の田んぼに立てていた案山子に赤黒い液体がかけられているということがあった
ジイサンが見つけたんだが、田んぼの中にまで流れ込んですごい量だったらしい
獣か人間の血ではなのだろうとジイサンは言っていたそうだ
95:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)02:18:55.45ID:lAykA3NQ0
このことがあってジイサンの精神状態はかなり悪化して夜中にとび起きて、包丁を振り回すということまであったそうだ
それからまたしばらくして朝外に出たら、家の表戸に大量の血がかけられているということがあった
見つけたのは親父で、読めなかったが血で汚れた戸には漢字だけで書かれた護符のようなのが貼られていたんだと
親父はすぐにジイサンに知らせ、ジイサンは様子を見るなり意を決したように竹竿の先に包丁を縛りつけた手製の槍?を持って、家族が止めるのも聞かずに、握り飯を背負って山に入っていったそうだ
その日夜になってもジイサンが帰ってこないんで、家のものが村役に知らせ、翌日村の若者組による大々的な捜索があった
家の持と山では見つからなかったが、遅くなってから近くの谷の渓流沿いで、大木に縛りつけられて死んでいるジイサンが見つかった
足だけが上のほうの幹に縛られた逆吊りで、鋭利な刃物で内蔵がすっかり抜かれていたという
その木の周りには紙の護符がたくさん散らばっていたんだそうだ
もちろん村の駐在で事足りる話ではなく県の警察がきて調べ、家族は一連のことについていろいろ聞かれたがまったく手がかりはなく、犯人は捕まらなかった
当時の新聞にも載った事件らしい
親父はその後成人して、「山の中国人」につてかなり調べたらしいがわかったことは教えてくれなかった
96:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)13:10:35.80ID:ZFW6sVEJ0
凄惨すぎ
失礼ながら創作なのかと疑ってしまうくらい
マジ怖いです
104:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)20:25:39.13ID:5WjgfOtTO
>>94乙、山の中国人恐いね、護符って何かの儀式だったのか?
内蔵抜く拷問って大陸のやり方だよね((((゚д゚;)))))
107:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)23:23:22.99ID:Px2zhDkf0
台湾、山といえば生蕃とか言われた高砂族が思い浮かぶな
関係あるかどうかは知らん
105:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)23:15:59.33ID:kCe1gTW20
山の中国人、ジイサンが台湾にいた、ってのから思い浮かぶのは昭和5年に台湾の霧社(むしゃ)で起きた『霧社事件』かな。
(有名な対日蜂起事件だから、ググれば色々サイトや記事出て来ると思うので詳しくはそっち見るよろしー。最近映画化もされてたはず)
台湾・霧社の人は山岳民族、いわゆる山の民だったということ。
お祖父さんは陸軍にでも所属してて、その事件に関わってたのかな?
このあたりを日本の民俗学・山人伝説と絡めた、大塚英志の『北辰伝綺』って本が面白いから、興味ある人は読んでみて。
いろいろ山怖的な本であると思うよー。
106:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)23:18:30.32ID:kCe1gTW20
ごめん、『北神伝綺』だった。
コミックスで、作画は森美夏氏です。
108:本当にあった怖い名無し:2014/03/24(月)00:19:35.45ID:svTeH+EC0
>>106
あれは面白い。
大塚英志は風呂敷広げるのうまいわ。
小説版(メフィスト掲載のノベライズ版)もおもしろかったが、続編(スニーカー掲載のオリジナル)は駄作になってた。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part73∧∧
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1394721222/94-108
.
うちのジイサンの話だが、聞いたのは親父からだ
ジイサンの住んでた実家は北陸のほうなんだが場所はちょっと勘弁してくれ
ジイサンが40代の頃、自分の持ち山に入って山菜採りをしていた
それが夕方になって青い顔をして帰ってきて、
履物を脱ぐなり
「山の中国人に目をつけられた」
と言った
家のものは誰もその意味がわからなかった
その地方には山に中国人が住んでるという言い伝えのようなものはなかったし見た人もいなかったから
ほとんど外国人が住んでいるとこではなかったんだ
ジイサンは若いころ台湾にいたことがあり、それと何か関係があるのかもしれない
と親父は思ったそうだ
翌日から、ジイサンは家(藁葺き農家)の戸締まりを厳重にし、つねに山刀を持ち歩くようになった
それと外出を避けるようになったが、これは田仕事があるんで出ないわけにもいかない
それでも日が落ちてからは外出しないし、なるべく人と連れ立って歩くようになり山には絶対に行かなかった
2週間くらいして、家の田んぼに立てていた案山子に赤黒い液体がかけられているということがあった
ジイサンが見つけたんだが、田んぼの中にまで流れ込んですごい量だったらしい
獣か人間の血ではなのだろうとジイサンは言っていたそうだ
95:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)02:18:55.45ID:lAykA3NQ0
このことがあってジイサンの精神状態はかなり悪化して夜中にとび起きて、包丁を振り回すということまであったそうだ
それからまたしばらくして朝外に出たら、家の表戸に大量の血がかけられているということがあった
見つけたのは親父で、読めなかったが血で汚れた戸には漢字だけで書かれた護符のようなのが貼られていたんだと
親父はすぐにジイサンに知らせ、ジイサンは様子を見るなり意を決したように竹竿の先に包丁を縛りつけた手製の槍?を持って、家族が止めるのも聞かずに、握り飯を背負って山に入っていったそうだ
その日夜になってもジイサンが帰ってこないんで、家のものが村役に知らせ、翌日村の若者組による大々的な捜索があった
家の持と山では見つからなかったが、遅くなってから近くの谷の渓流沿いで、大木に縛りつけられて死んでいるジイサンが見つかった
足だけが上のほうの幹に縛られた逆吊りで、鋭利な刃物で内蔵がすっかり抜かれていたという
その木の周りには紙の護符がたくさん散らばっていたんだそうだ
もちろん村の駐在で事足りる話ではなく県の警察がきて調べ、家族は一連のことについていろいろ聞かれたがまったく手がかりはなく、犯人は捕まらなかった
当時の新聞にも載った事件らしい
親父はその後成人して、「山の中国人」につてかなり調べたらしいがわかったことは教えてくれなかった
96:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)13:10:35.80ID:ZFW6sVEJ0
凄惨すぎ
失礼ながら創作なのかと疑ってしまうくらい
マジ怖いです
104:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)20:25:39.13ID:5WjgfOtTO
>>94乙、山の中国人恐いね、護符って何かの儀式だったのか?
内蔵抜く拷問って大陸のやり方だよね((((゚д゚;)))))
107:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)23:23:22.99ID:Px2zhDkf0
台湾、山といえば生蕃とか言われた高砂族が思い浮かぶな
関係あるかどうかは知らん
105:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)23:15:59.33ID:kCe1gTW20
山の中国人、ジイサンが台湾にいた、ってのから思い浮かぶのは昭和5年に台湾の霧社(むしゃ)で起きた『霧社事件』かな。
(有名な対日蜂起事件だから、ググれば色々サイトや記事出て来ると思うので詳しくはそっち見るよろしー。最近映画化もされてたはず)
台湾・霧社の人は山岳民族、いわゆる山の民だったということ。
お祖父さんは陸軍にでも所属してて、その事件に関わってたのかな?
このあたりを日本の民俗学・山人伝説と絡めた、大塚英志の『北辰伝綺』って本が面白いから、興味ある人は読んでみて。
いろいろ山怖的な本であると思うよー。
106:本当にあった怖い名無し:2014/03/23(日)23:18:30.32ID:kCe1gTW20
ごめん、『北神伝綺』だった。
コミックスで、作画は森美夏氏です。
108:本当にあった怖い名無し:2014/03/24(月)00:19:35.45ID:svTeH+EC0
>>106
あれは面白い。
大塚英志は風呂敷広げるのうまいわ。
小説版(メフィスト掲載のノベライズ版)もおもしろかったが、続編(スニーカー掲載のオリジナル)は駄作になってた。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part73∧∧
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1394721222/94-108
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Title : 無題
山の中国人(やまのなかつくにのひと)???
七篠 2022.01.27 (Thu) 15:31 編集
Re:無題
指輪物語的な何か
2022.01.28 11:53