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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.24 (Sun) Category : 

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ふと目を覚まして見たら、隣に寝ているはずの兄貴がいない。

2020.06.13 (Sat) Category : ミステリー・不思議な話

375:本当にあった怖い名無し:2007/06/12(火)22:25:47ID:BO0dieVg0
まだオレが幼稚園に通ってた頃の話。

その頃はオレは兄貴と一つの部屋で寝てたんだけど、ふと目を覚まして見たら、隣に寝ているはずの兄貴がいない。
確か朝の4時くらいだったかな。
当然外も真っ暗だし、オレはなんか怖くなって親の寝室に行こうと思った。

親の寝室に行くまでに台所を通るのだけど、その台所に誰かいた。
見えないけど気配を感じるし、音も聞こえる。
真っ暗な部屋の中で、規則正しくトントントンって包丁の音が聞こえる。
オレは怖くて固まってると、不意に電気がぱっと付いた。

そこには母さんがいて、包丁片手に何か料理しているみたいだった。
当然オレは
「何してるの」
って聞いたんだけど、逆に母さんが
「あんたこそ何してるの」
って返してきた。

「兄貴がいなくなったから」
って答えたら
「寝惚けてるのよ。これ食べて寝なさい」
ってスープを出してきたの。
今でもはっきり覚えているんだけど、鶏がらスープみたいな感じで、細かく切ったビーフジャーキーみたいなものが入ってた。

物凄くおいしくて、一気に飲んだ後に
「なんでこんなもの作ったの」
って聞いたんだ。
そしたら、
「なかなか寝付けないの。これ飲んだら寝れるかなって」
って言った。
オレはその後一言二言くらい交わして、すぐ寝たんだ。

次の朝、慌てる親父の声で目が覚めた。
「おまえ、○○(兄貴の名前)知らないか。何処にも居ないんだ」
「ずっといないよ」
そう答えたら、
「なんですぐ言わなかった」
って言われたから
「だって母さ――」

『だって母さんが』
って言おうと思って、ふと気が付いた。
気が付いたって言うか、何でその時忘れていたのかわからない。
母さんは丁度一ヶ月前亡くなった。
反対車線に飛び出したトラックに衝突して、ぐちゃぐちゃだった。
結局兄貴も見つからず、行方不明ってことになった。

父さんは夢だって笑うけど、オレにはあの夜に食べたあのスープが兄貴に思えて仕方が無い。
母は凄く寂しがりやで、変な話だけど、寝れない夜によく兄貴が付き添って寝てた。
多分、死んだ後も寂しいから、兄貴を迎えに来たんだろう。体の中に入れれば、ずっと兄貴と一緒だと思ったんだろうか…。




引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?166
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1179501666/375




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