夏の（オカルト）バカンス

74：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)21:07:01ID:bG0eD+X/0
リアルタイム投下してもおｋかな？



75：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)21:13:36ID:DCP5k0kT0
>>74
聞いてますよ　どぞ



76：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)21:13:44ID:M+KAXW6gO
おｋ



81：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)21:26:40ID:bG0eD+X/0
失礼しぁす

去年の夏に九十九里の後輩の親の持つペンションの倉庫兼休憩所のマンションに縁があってか友達とクルマ二台で行ったのよ
免許もって無い俺は前の車の後部座席からみえる前のおにゃのこ二人のうなじと家からジムを毎日往復している自分の白い肌を見比べては、夏の素晴らしさに感謝し、これから起こるだろうどっきどきハプニングに胸を焦がしてたのさ
（ちなみに俺霊感とか０）

後ろのクルマにはいかついヤロウどもを詰め込んだ４人乗り（友達）のハリアーが俺憎しとばかりに煽ってやろうとしてたらしく、休憩で立ち寄ったSAから出発する時、ウィンドウから後ろを眺めて満面の笑みをプレゼントしてやったらどうやらそれが彼ら野蛮人の怒りを沸騰させたらしく、あろうことか真後ろにつけて本気で煽ってきた。



82：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)21:35:58ID:bG0eD+X/0
で、その時気になったのがハリアー程大きくて性能のいい、しかも整備の行き届いた車が、結構なストロークで左右にふれてて、運転席の奴のハンドル見たら少し遊ばせてるだけで
「こりゃおかしいな」
と思った矢先、異常事態に気づかないハリアーの運転手が
「横に付けてやろうとハンドルをゆっくり切った瞬間（本人談）」、
黒煙を上げてスピン。

車線事態は空いていたせいかクルマにぶつかることもなく脇にガッシャン。
前の車に乗った俺と女の子はもうワーキャー。
即ハリアーの方に電話。
すると皆屈強でなるだけあってなぜか無傷。
「先に九十九里行ってて」
と言われたので
「おｋ。そっちむりすんなよ」
と。今思うとこの時先いかなきゃ良かったな、と。



83：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)21:50:27ID:bG0eD+X/0
ちなみにハリアーの持ち主（友人）はごっつい霊感の持ち主でそして当時運転していた友人もごっつい霊感の持ち主で二人同時に同じオバケを見るらしく夏旅でこういう人がいると事欠かさない感じ。
で、どうやら今回の九十九里旅行の前に行った那須では二人が口を揃えて
「女がずっとトランクにいる」
とか言ってたけど果たして。

先に後輩のいるマンションへついた俺と女の子×２
後輩がなぜか気を利かして
「あ、じゃ俺ペンションの手伝いいきますね」
と退室。

オバケを信じなくても怖がりな俺は女の子がいたせいで見栄を張ってこれを許可。
さらに見栄を張るあまり怖い話で女の子を反泣きにまでさせてしまって後悔（くねくねとか）
ここで名案。
「お札探そうぜｗｗ」
「もーやーだーｗ」
半分興味本位で探してたら、やっぱりありましたお札

今までイタズラ本位でお札見つけた時は神社とかのしょっぱいやつが壁や押入れの奥やらにあったのに比べ今回は、「南妙法蓮華経」を中心に字がいっぱーい書いてあるイカツイお札が、天井に張ってあるのはなんでだぜ？といった怖い話にありがち状態に。



85：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)22:06:31ID:bG0eD+X/0
いい加減怖くなった俺が女の子に更に提案。
九十九里をサンセットビューイングしに行こう、と言うなり満場一致。
一分一秒たりともこんな部屋を後にしたい三人は半ばホラー映画のオバケに追われる女優よろしく大慌てで部屋を出ようとした瞬間、

つけっぱの電気がフッて消えて
「ウウウウウウウウウウウウゥゥゥウゥゥゥウゥウゥウウウ」
ていううめき声が部屋から。

女の子が５．１ｃｈサラウンドよろしく
「きぃあああああああああ」
で俺が部屋に戻って見回ってもなんもいなくて（うあーもーこれTVに応募くらいこええｗｗｗ）とか思いながらダッシュで海へ
「（俺の名前）声聞こえたときビビらなかったよねーカッコイー」
怖くて声なんか出っかよメス豚ｗｗｗ
そのまま海岸で事故った方の友達が来るまでずーっとアレはあーだったこーだった話し続け、どうやらオバケとしか言いようが無い、と。

そして事故った奴らが到着するなり現場検証。



86：本当にあった怖い名無し：2007/03/30(金)22:21:00ID:bG0eD+X/0
霊感を持つ友達　AとB
「マジぱねぇスポットじゃねぇのｺﾚ？」
もうこりごり、といった空気になった先発隊の俺らは開き直って旅を満喫することにし、それから帰るまで何も起きなかった。

最後の朝
後輩が
「（俺の名前）さん何かオバケでましたぁー？」
とか聞くもんだから俺と女の子が
「テメェトンでもねぇとこにくぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ；」
とバカギレし
「いやー曰くつき物件だから安かったってｶｰﾁｬﾝ言ってましたよｗｗｗｻｰｾﾝｗｗｗ」
「やっぱお前も奇跡体験したの？」
「しょっちゅうッスよｗｗｗｗ『ウー』とかウッセーから『ッセーよｺﾞﾙｧ』って言うとすぐ黙りますよｗｗｗ」
さすがDQNｗｗｗ

帰り際、到着したとき親切に駐車場とか狭いところに車庫入れしてくれた駐在のおじさんが
「楽しかった？そういえば部屋どこ？」
と聞いてきて
「４１２です」
というと腹を抱えて笑い出したから
「何かあったんすか？」
と聞くと老人の孤独死があったんだよと言われて納得。

俺のオバケ見えない＆信じないというﾎﾟｼﾞｼｮﾝが揺らいだ事件でした。
あーでも投下しても体験した俺しか怖くないな



引用元：死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない？162
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1174247547/74-86




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