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不思議な偶然
2007.11.27 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
数年前のこと、実家の母が倒れたという知らせを受け郷里に帰りました。
父の死後一人暮らしだったので、発見されたのは発作後3日後と推定されもう一時的な延命治療しか手がないと医者から説明をうけました。
病室で昏睡状態の母とひとしきり面会したあと、何気なく窓の外に眼をやりました。
病室はビルの6階で、下には家並みが広がり向かいの山すそには父の墓があります。
眼の前のビルの屋上にふと眼をやった私はそこのビヤガーデンに見覚えがありました。
一ヶ月ばかり前の父の初盆で墓参りをした際、帰りはあそこにいこうかと母たちと話した場所でした。父の墓からよく見えていたからです。
待てよ、あれがそこにあるということは・・とさらに眼でたどっていった私は、思わず眼を疑いました。父の墓がまさに真正面に見えているのです。距離があるので碑銘までは読めないものの、初盆に際して新しく入れた金文字が陽に輝いているのがはっきりとわかります。母は近所の人の119番によって搬送されたので病院の選択は全くの偶然です。またあとで調べてみたのだが5階や7階からは角度の関係で父の墓は見えません。一年前に癌で亡くなった父は、生まれつき心臓の弱かった母の行く末を心配しており、遺言状にもそのことは書いてありました。
結局母は昏睡状態のまま、3日後に亡くなりましたが、ずっと父に見守られていたのだと思います。
今は2人とも同じ墓に眠っていますが、墓参りの折り眼下にみえる病院の窓を見るたび、この不思議な偶然を思い出します。
父の死後一人暮らしだったので、発見されたのは発作後3日後と推定されもう一時的な延命治療しか手がないと医者から説明をうけました。
病室で昏睡状態の母とひとしきり面会したあと、何気なく窓の外に眼をやりました。
病室はビルの6階で、下には家並みが広がり向かいの山すそには父の墓があります。
眼の前のビルの屋上にふと眼をやった私はそこのビヤガーデンに見覚えがありました。
一ヶ月ばかり前の父の初盆で墓参りをした際、帰りはあそこにいこうかと母たちと話した場所でした。父の墓からよく見えていたからです。
待てよ、あれがそこにあるということは・・とさらに眼でたどっていった私は、思わず眼を疑いました。父の墓がまさに真正面に見えているのです。距離があるので碑銘までは読めないものの、初盆に際して新しく入れた金文字が陽に輝いているのがはっきりとわかります。母は近所の人の119番によって搬送されたので病院の選択は全くの偶然です。またあとで調べてみたのだが5階や7階からは角度の関係で父の墓は見えません。一年前に癌で亡くなった父は、生まれつき心臓の弱かった母の行く末を心配しており、遺言状にもそのことは書いてありました。
結局母は昏睡状態のまま、3日後に亡くなりましたが、ずっと父に見守られていたのだと思います。
今は2人とも同じ墓に眠っていますが、墓参りの折り眼下にみえる病院の窓を見るたび、この不思議な偶然を思い出します。
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