都市伝説・・・奇憚・・・blog
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ほいほい、こっち。
2018.03.27 (Tue) | Category : ミステリー・不思議な話
790:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)15:47:00ID:4idh515J0
先日、怖いというか奇妙な体験をしたので忘れないうちにカキコ。
20年近く前に死んだオジイチャン子だった私は、両親の留守によくオジイチャンと二人で家の中でかくれんぼをして遊びますた。田舎の広い家なので、なかなか見つからないのだけど、私が鬼の時は隠れたオジイチャンが時々、
ほいほい、こっち!
と声を出すのだけど、声のする方に行くと今度は反対の方から、
こっちだよ!
と声がして、いつになっても見つからず、そのうちひとりが怖くなって泣き出すとすぐ出てきて、
ごめんごめん、お菓子買いに行こうなあ、
と町のお菓子も置いてる薬局に連れて行ってくれたのですた。
792:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)16:00:38ID:4idh515J0
で、オジイチャンは16年前に亡くなり、私も嫁いで夫と娘と3人暮らしなのですが連休の時などは娘を連れて両親に会いに里帰りしまつ。
今年も娘の小学校が夏休みになり、早速帰った時のことです。
広い家の半分は改装されてしまったのですが、オジイチャンとかくれんぼをした奥の間は当時のままでした。
やはり夏休みで遊びに来ていた従姉妹の子と一緒に両親が娘を近くのプールに連れて行ってくれることになり、私はひとりで留守番をしていた時のことです。
まだ正午過ぎたばかりなのに、庭が薄暗くなり、雷雨でも来たら傘を持って4人を迎えに行かなきゃならないな~と思い、傘を探したところ、どこにしまってあるのか見つからない。
2本は傘たてに入っているけど足りないなあ。
などと、玄関近くの戸棚をごそごそとあさっていると、いかにも年代の古そうなコウモリ傘が出てきました。
793:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)16:12:46ID:4idh515J0
その傘を広げてみると、握りのところに名前がマジックで書かれていて、それはオジイチャンの名前でした。
あ、オジイチャンのだ!
書かれているオジイチャンの名前を口に出したとき、
こっちだよ、
と家の中から声がしたような気がしたのです。
ンナ訳ないでしょ!TVかな?と傘を広げたまま、靴脱ぎ場に置いて、廊下を歩いていくと、
こっち!
とまた聞こえたような気がしたのです。
怖くはありませんでした。なんとなく昔の記憶が勝手に甦っているような不思議な感じで、奥の間へ向かうと、今度は今通ってきた廊下の方から
こっちだよ、
と聞こえたような気がして、やられた!昔と同じだ、どこを通っているんだろう?
と、思わず笑みが浮かびます。
微かにオジイチャンも笑っているような気配がしました。
794:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)16:35:14ID:4idh515J0
そのとき、
そうだ!いつも声がした方にはいないので、いっぺん声がしたのと反対の方向に行ってみよう。
とひらめいたのです。
また奥の間の方から、
ほいほい、こっち。
と今度は、かなりはっきりと聞こえたように思えたとき、私は、よ~し、とそのまま廊下を玄関に向って進んで行きました。
すると、玄関の方で、バキッ!と何かが折れるような音が聞こえて、一瞬ギョッとなって立ちどまり、耳をすませました。
しかしそれきり何も聞こえません。
オジイチャン!どこ?
何度か声に出して呼んでみましたが、もう何も聞こえません。
そ~っと、玄関をのぞいて見ると、なんと広げてあったオジイチャンのコウモリ傘が、強風にでも遭ったように裏返しになり骨も折れていたのです。
その時、漠然と私の頭に浮かんだのは、
ああ、オジイチャンはこの傘のところにいたんだ。私が反対の方向に向かったので、裏返しになっちゃったんだ・・・・
ごめんね。オジイチャン。
なんだかわからない話ですね。家族にもうまく言えないので話していませんが、オジイチャンの眠っているお寺の住職の方に、この話をしたところ、理解してくれたようで、壊れた傘を供養してくれるということで預けてきました。
何十年ぶりに、ほんの一時だけでも、オジイチャンと遊ぶことが出来た今年のあの日の出来事は一生忘れられない想い出になりそうです。
795:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)19:45:23ID:lTe/pYY40
きっとおじいちゃんはあなたが思いがけないほうへ来たのであわてて隠れようとして傘を踏んじゃったんだよw
ちょっといい話だね
796:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)22:49:33ID:EQJwCtwy0
>>790
うんうん いい話だよ
私もオジイチャン子だったし、幼い頃のこといろいろと思い出してホロリとした。
楽しみに待っててくれたんだろうね。幾つになっても孫は可愛いものらしいからね。
なにか一つお爺様に所縁のある品を貰って大切にしてあげると喜ぶよ。
797:本当にあった怖い名無し:2005/08/09(火)09:43:42ID:qx4wyKs70
>>790イイ話だ。
慌てて傘踏むおじいちゃん、かわいいジャマイカww
うちのじいちゃんは放浪癖のある人だったからなぁ。
今頃、文字通り「浮遊霊」してそうだw
引用元:古物にまつわる恐い話
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1096026549/790-797
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先日、怖いというか奇妙な体験をしたので忘れないうちにカキコ。
20年近く前に死んだオジイチャン子だった私は、両親の留守によくオジイチャンと二人で家の中でかくれんぼをして遊びますた。田舎の広い家なので、なかなか見つからないのだけど、私が鬼の時は隠れたオジイチャンが時々、
ほいほい、こっち!
と声を出すのだけど、声のする方に行くと今度は反対の方から、
こっちだよ!
と声がして、いつになっても見つからず、そのうちひとりが怖くなって泣き出すとすぐ出てきて、
ごめんごめん、お菓子買いに行こうなあ、
と町のお菓子も置いてる薬局に連れて行ってくれたのですた。
792:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)16:00:38ID:4idh515J0
で、オジイチャンは16年前に亡くなり、私も嫁いで夫と娘と3人暮らしなのですが連休の時などは娘を連れて両親に会いに里帰りしまつ。
今年も娘の小学校が夏休みになり、早速帰った時のことです。
広い家の半分は改装されてしまったのですが、オジイチャンとかくれんぼをした奥の間は当時のままでした。
やはり夏休みで遊びに来ていた従姉妹の子と一緒に両親が娘を近くのプールに連れて行ってくれることになり、私はひとりで留守番をしていた時のことです。
まだ正午過ぎたばかりなのに、庭が薄暗くなり、雷雨でも来たら傘を持って4人を迎えに行かなきゃならないな~と思い、傘を探したところ、どこにしまってあるのか見つからない。
2本は傘たてに入っているけど足りないなあ。
などと、玄関近くの戸棚をごそごそとあさっていると、いかにも年代の古そうなコウモリ傘が出てきました。
793:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)16:12:46ID:4idh515J0
その傘を広げてみると、握りのところに名前がマジックで書かれていて、それはオジイチャンの名前でした。
あ、オジイチャンのだ!
書かれているオジイチャンの名前を口に出したとき、
こっちだよ、
と家の中から声がしたような気がしたのです。
ンナ訳ないでしょ!TVかな?と傘を広げたまま、靴脱ぎ場に置いて、廊下を歩いていくと、
こっち!
とまた聞こえたような気がしたのです。
怖くはありませんでした。なんとなく昔の記憶が勝手に甦っているような不思議な感じで、奥の間へ向かうと、今度は今通ってきた廊下の方から
こっちだよ、
と聞こえたような気がして、やられた!昔と同じだ、どこを通っているんだろう?
と、思わず笑みが浮かびます。
微かにオジイチャンも笑っているような気配がしました。
794:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)16:35:14ID:4idh515J0
そのとき、
そうだ!いつも声がした方にはいないので、いっぺん声がしたのと反対の方向に行ってみよう。
とひらめいたのです。
また奥の間の方から、
ほいほい、こっち。
と今度は、かなりはっきりと聞こえたように思えたとき、私は、よ~し、とそのまま廊下を玄関に向って進んで行きました。
すると、玄関の方で、バキッ!と何かが折れるような音が聞こえて、一瞬ギョッとなって立ちどまり、耳をすませました。
しかしそれきり何も聞こえません。
オジイチャン!どこ?
何度か声に出して呼んでみましたが、もう何も聞こえません。
そ~っと、玄関をのぞいて見ると、なんと広げてあったオジイチャンのコウモリ傘が、強風にでも遭ったように裏返しになり骨も折れていたのです。
その時、漠然と私の頭に浮かんだのは、
ああ、オジイチャンはこの傘のところにいたんだ。私が反対の方向に向かったので、裏返しになっちゃったんだ・・・・
ごめんね。オジイチャン。
なんだかわからない話ですね。家族にもうまく言えないので話していませんが、オジイチャンの眠っているお寺の住職の方に、この話をしたところ、理解してくれたようで、壊れた傘を供養してくれるということで預けてきました。
何十年ぶりに、ほんの一時だけでも、オジイチャンと遊ぶことが出来た今年のあの日の出来事は一生忘れられない想い出になりそうです。
795:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)19:45:23ID:lTe/pYY40
きっとおじいちゃんはあなたが思いがけないほうへ来たのであわてて隠れようとして傘を踏んじゃったんだよw
ちょっといい話だね
796:本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月)22:49:33ID:EQJwCtwy0
>>790
うんうん いい話だよ
私もオジイチャン子だったし、幼い頃のこといろいろと思い出してホロリとした。
楽しみに待っててくれたんだろうね。幾つになっても孫は可愛いものらしいからね。
なにか一つお爺様に所縁のある品を貰って大切にしてあげると喜ぶよ。
797:本当にあった怖い名無し:2005/08/09(火)09:43:42ID:qx4wyKs70
>>790イイ話だ。
慌てて傘踏むおじいちゃん、かわいいジャマイカww
うちのじいちゃんは放浪癖のある人だったからなぁ。
今頃、文字通り「浮遊霊」してそうだw
引用元:古物にまつわる恐い話
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1096026549/790-797
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Title : 無題
じーちゃん幽霊だったらもう見えないかもしれないのに、慌てて隠れようとするところが可愛い。
オーガスタス 2018.03.30 (Fri) 05:32 編集
Re:無題
やっぱり幽霊にも足があるじゃないか!
2018.04.03 13:35