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そもそも何故肛門を確認したのか…
2018.01.20 (Sat) | Category : 洒落にならない怖い話・その他
797:⑦⑦⑦ : 2018/01/05 (Fri) 10:55:40
「こちら救急部、マラソンの途中で倒れかつぎ込まれた中学二年生の女性、意識はもどりましたが肛門からきしめんのようなものが出て、しかもヒクヒク動いています。すぐ来てもらえませんか。」
大学病院の救急部からの電話だ。
担当の心臓外科医は
「これはいったい何だろう?」
と、いろいろ考えた末に僕に電話したそうだ。
僕は救急部へ直行し、少女の肛門から出ている虫をみた。
幅1センチの灰白色をした、ちょうど茹でたきしめんのようなものが肛門より出て、確かにヒクヒク動いていた。広節裂頭条虫という長さ10メートルにも達する長大な寄生虫だ。
マス、サケなどの魚から感染するので、fish tape worm と言われる。
長い真田ひものような外観をしているので、昔からサナダ虫と呼ばれてきたが、今の若者にはサナダ虫と言ってもピンとこないだろう。
英語のままテープ虫と言った方がはるかにわかりやすいに違いない。
最近までこの寄生虫は北海道の河川で採れるサケ、マスから感染していた。
クマがこのサケ、マスを食べて、肛門から白いひもをブラブラさせながら歩いている姿が見られたので「クマのふんどし」と呼ばれていたのだ。
798:⑦⑦⑦ : 2018/01/05 (Fri) 11:03:34
患者は13歳の埼玉県大宮市在住の少女であった。
生来スポーツ好きの明るい子供で、特にマラソンが得意。
中学校の一年生から代表選手に選ばれていたというところが、半年くらい前からマラソン中にたびたび痙攣発作を起こすようになった。
はじめは軽かったが、救急車で運ばれることも二、三度あったという。
そこで、心臓病が疑われ、東京女子医学大学病院に入院して精密検査をしたが、まったく心臓には異常が見つからなかった。
そして、最近の2ヶ月間は発作がまったく消滅したので、皇居前で行われたマラソンの練習試合に参加したそうである。走りだして15分後、全身のしびれ感を伴う筋萎縮発作が起こり、救急車で東京医科歯科大学附属病院救急部に運ばれてきたというわけである。
よく話を聞いてみると、半年前から虫体の片節が肛門から出るようになったという。
はじめは大変驚いたが、とても恥ずかしいので誰にも言わなかった。
ところが、マラソン走行中に肛門から虫の片節が垂れ下がるようになった。
そのときはじめて軽い筋痙縮発作がおこり、マラソンを途中で放棄した。
しかし、このときもまだ虫のことはだれにも話さなかったそうだ。
結局、彼女は僕らが虫の片節を認めるまで一人で秘密にして悩んでいたわけであるが、13歳の少女が30センチの長い片節を何度も自分で肛門より引っ張り出していたというのだから、その精神的苦痛は大変であったろう。
この精神的不安と恐怖感が筋痙縮発作を誘発したと考えても不自然ではない。
僕が駆除したところ約4メートルの広節裂頭条虫が出てきた。
その後、少女はマラソンを続行しているが、まったく発作は起こらず、昔の明るい少女に戻ったという。
出典:『笑うカイチュウ』藤田紘一郎
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
「こちら救急部、マラソンの途中で倒れかつぎ込まれた中学二年生の女性、意識はもどりましたが肛門からきしめんのようなものが出て、しかもヒクヒク動いています。すぐ来てもらえませんか。」
大学病院の救急部からの電話だ。
担当の心臓外科医は
「これはいったい何だろう?」
と、いろいろ考えた末に僕に電話したそうだ。
僕は救急部へ直行し、少女の肛門から出ている虫をみた。
幅1センチの灰白色をした、ちょうど茹でたきしめんのようなものが肛門より出て、確かにヒクヒク動いていた。広節裂頭条虫という長さ10メートルにも達する長大な寄生虫だ。
マス、サケなどの魚から感染するので、fish tape worm と言われる。
長い真田ひものような外観をしているので、昔からサナダ虫と呼ばれてきたが、今の若者にはサナダ虫と言ってもピンとこないだろう。
英語のままテープ虫と言った方がはるかにわかりやすいに違いない。
最近までこの寄生虫は北海道の河川で採れるサケ、マスから感染していた。
クマがこのサケ、マスを食べて、肛門から白いひもをブラブラさせながら歩いている姿が見られたので「クマのふんどし」と呼ばれていたのだ。
798:⑦⑦⑦ : 2018/01/05 (Fri) 11:03:34
患者は13歳の埼玉県大宮市在住の少女であった。
生来スポーツ好きの明るい子供で、特にマラソンが得意。
中学校の一年生から代表選手に選ばれていたというところが、半年くらい前からマラソン中にたびたび痙攣発作を起こすようになった。
はじめは軽かったが、救急車で運ばれることも二、三度あったという。
そこで、心臓病が疑われ、東京女子医学大学病院に入院して精密検査をしたが、まったく心臓には異常が見つからなかった。
そして、最近の2ヶ月間は発作がまったく消滅したので、皇居前で行われたマラソンの練習試合に参加したそうである。走りだして15分後、全身のしびれ感を伴う筋萎縮発作が起こり、救急車で東京医科歯科大学附属病院救急部に運ばれてきたというわけである。
よく話を聞いてみると、半年前から虫体の片節が肛門から出るようになったという。
はじめは大変驚いたが、とても恥ずかしいので誰にも言わなかった。
ところが、マラソン走行中に肛門から虫の片節が垂れ下がるようになった。
そのときはじめて軽い筋痙縮発作がおこり、マラソンを途中で放棄した。
しかし、このときもまだ虫のことはだれにも話さなかったそうだ。
結局、彼女は僕らが虫の片節を認めるまで一人で秘密にして悩んでいたわけであるが、13歳の少女が30センチの長い片節を何度も自分で肛門より引っ張り出していたというのだから、その精神的苦痛は大変であったろう。
この精神的不安と恐怖感が筋痙縮発作を誘発したと考えても不自然ではない。
僕が駆除したところ約4メートルの広節裂頭条虫が出てきた。
その後、少女はマラソンを続行しているが、まったく発作は起こらず、昔の明るい少女に戻ったという。
出典:『笑うカイチュウ』藤田紘一郎
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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Title : 無題
「笑う回虫」と「空飛ぶ寄生虫」、買っとけば良かったと後悔してる買ってない本だ。
七篠 2018.01.20 (Sat) 15:45 編集
Re:無題
Amazonみたら両方中古で1円で買えるぞww
ちょっと欲しいwww
ただ送料かかるけども(´・ω・`)
2018.01.23 15:05
Title : 無題
喪黒福造じゃないんだ
ドラスタ娘 2018.01.20 (Sat) 18:26 編集
Re:無題
それはセールスマン
いや、正確にはせぇるすまんか。
2018.01.23 15:07