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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.01.24 (Fri) Category : 

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足をつかむ手

2007.11.18 (Sun) Category : 体験特集

 お盆の最終日、地元に住む人間ならほぼ知っているホラースポットに行ってきました。

 場所は、城山ダム。勿論、人や墓と一緒にダム化されてしまったわけでは無い。ダムになって、何故か飛び込み自殺が多くなったせいである。ぼく自身も高校生の頃、死体が浮いているのを何度か目撃している。幽霊が出るという因果自体よく解ってはいないが、とにかくお盆の最中はだれも近付かない場所がそこなのだ。怖いもの知らずの友人達は面白半分で行きたがり、ぼくを一緒に連れていった。AとBとぼくを足して、3人で例のホラースポットに向かった。

 Aの提案でダムを上から眺めるのではなく、実際に水辺の近くに寄ってみようという事になり、点々と街灯のついた坂を下る。誰も近付かないと聞いていたのに、案外いるじゃないかと周りを見ながら安心した。ぼく自身、幽霊は信じていないが噂されるのは何かあっての事だろうと正直不安だったのもある。結局、「何もなかったな」と言いながら引き返す際にBが転んだ。ぼくが苦笑しながら手を伸ばすと、彼女は泣いていた。
「な、何か、わたしの足を、掴んでいるんだけど……」
ふと見ると、彼女の足首には青白い手がまとわりついていた。先を見ていくと、白い服の女が恨めしそうにこちらを見ている。やべ、目が合ったなと思った。付いてくる、と直感的に感じた。
「走るぞ!」
二人に伝えて走り出す。がむしゃらに般若心経や尊勝陀羅尼を唱えたり、九字切りをしたりと思い付くままにしながら走った。ようやく通りに出、ファミレスに入る。
「大丈夫?」
彼女の足元を見ると、びっしりと青粉が付いていた。ファミレスで絶叫したのは、言うまでもない。





話にしてしまうと、怖さが三分の一以下になってしまうのはなぜでしょうか(苦笑)
後日、Aからの電話で「やっぱり、俺達以外に誰もいなかったな」という話で自分だけが見えていた事に気付きました。あはは、笑えないけど人にはなかなか言えません。

(犬神ユウジさん提供)







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