光球

高校時代の話。

生徒会役員をやってた私は、他の役員達と、用事を済ませた後、雑談してた。

初冬だったけど、何故か怪談話に。
役員の友人が霊感が強くて、その体験談(←普通に歩いてて「あ、手が道から生えてる」とか言うから、ビビる、とか)を聞いていた。

気がつくと窓の外は真っ暗。
バス通学だった私と数人はバスがなくなる(←団地の中の学校だったので、夕方6時を回ると1時間に1本とかになって大変なのだ)から、帰り支度をして廊下に出た。

他の子が生徒会室の隣の印刷室に鍵をかけるのを待って、何気なく廊下を見ていたら、光が宙に浮いてた。
『なんだろう?』って見てると、その光は『フッ』と天井に消えた。

…硬直した(T_T)

さっき話してた内容が内容だったので、そのことは言わずに、他の子達とそそくさと帰りました。

やっぱり、怖い話をしてたら、寄って来るのかなぁ(苦笑)

（あきらさん提供）