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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.25 (Mon) Category : 

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夏だし恐怖体験語るわ

2017.08.19 (Sat) Category : 人を信じすぎる人へ

1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)02:50:32.863ID:cno4dY+td.net
俺が20歳ぐらいの時の話なんだが
お前ら聞いてくれるか?



5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[sage]2017/08/16(水)02:51:37.682ID:Wd6OyGea0.net
はやくしろ



6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)02:51:45.232ID:cno4dY+td.net
当時の彼女との話なんだが
まず最初に言っておくとメンヘラの話だ



8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)02:54:39.146ID:cno4dY+td.net
当時のの俺はコンビニバイトをしてて多少お客と接する機会もあったんだがその精算の時間の会話すらしてほしくないって彼女には言われていた
ただ仕事だし話し掛けられて無視するわけにもいかない
そんなたあいもない事でいつも喧嘩になっていた



9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)02:55:19.355ID:vT1Np8DNa.net
こんなとこにいたの。探した



13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)02:58:22.347ID:cno4dY+td.net
バイト終わりが21~22時くらいだったんだがそんな事が続いてるうちにバイト終わりの携帯にメールが来るようになった
内容は手首切った写メ付きてそれだけの内容なんだが当時の俺はメンヘラなんて知らなくて焦ったんだ



14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)02:59:50.541ID:cno4dY+td.net
すぐに電話を掛けて大丈夫か聞くと浅く切っただけだから大丈夫
けど、俺君が他の人と話してるとまた切っちゃうかも
そんな感じの事を言われた
俺も焦ってたってのもあってなるべく話さないって言ってしまったんだがこれが悪かったのかもしれない



16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:03:56.340ID:cno4dY+td.net
バイト先で話すと言っても彼女はコンビニに来てないし分かるわけもないと思うがなるべく会話を最小限にする努力はしてた
そこから多少彼女も落ち着いてきて普段通り過ごしてたんだがある時バイト先に18歳の女の子が来た
もちろんバイトするためにね

控え室で多少の自己紹介なんかもあって年齢が近い俺が簡単な品出しやレジなんかを教える事に決まってしまった



17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:07:57.413ID:cno4dY+td.net
年齢が近いこともあってその女の子A子と呼ぶけどA子も俺に話しかけてくる事が多くなった
俺は最低限の返事しか居ないんだがそこがガツガツしてなくてA子からしたら好印象だったのかもしれない
数週間経ってA子がバイトにも慣れてきたある日バイト終わりの時間が同じ事もあり一緒に帰りませんかと言われた
帰る方向は同じなのでいいよと言うとA子は喜んでいたな



19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:12:56.810ID:cno4dY+td.net
近過ぎず離れ過ぎずの距離で会話はほぼ無いが俺とA子は歩いていた
帰り道に公園があってその先で別れる事になるな、なんて事を考えてるとA子もそう思ってたのか
「あの公園過ぎたら帰り道別れちゃうんで少し寄っていきませんか?」
そんな事を急に言われて俺はびっくりしたが彼女がいるから無理だよと断った
A子も諦めたのか
「分かりました」
素直に諦めてくれた
公園が見えてきてもうそろそろだなと思った時公園から彼女が歩いてきた
「俺君、その子誰?」



20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:14:13.199ID:N+vcQyRpd.net
ヒェッ

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23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:19:04.328ID:cno4dY+td.net
流石に焦ったがここで嘘は付けない
「バイト先の後輩だよ、たまたま帰り道同じだから」
俺は素直にそう言うと彼女は
「そう、分かったわ。ここからは私と帰りましょ」
そう言って俺の手を引いた
「それじゃあA子この辺でまたな」
俺はそうA子に言うと

A子も
「俺さんありがとうございました」
そう言って俺達は別々の道を歩いていった
家までの帰り道彼女からは
あの子との関係は?どんな子?
ずっとA子の事を聞いてきたが知ってる事だけを話してその日は終わった



24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:24:30.599ID:cno4dY+td.net
それから数日何事も無く過ごしていたんだが
ある休み日に店長から電話が掛かってきた
「A子ちゃんが階段から落ちて怪我したみたいでね、俺くん少しの間忙しいかもしれないけど大丈夫かい?」
俺はバイトもそれなりに長くやってるので大丈夫ですよと言った
A子が階段から落ちるね…ドジだな
大丈夫だといいけど
そんなことを考えながら休みの日をダラダラ過ごしていた



25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:31:01.404ID:cno4dY+td.net
初めはダラダラ過ごすのもいいが
段々と飽きてくる
携帯を触りながら彼女にでも連絡するかと思ったがそう言えばバイトがあるって言ってたのを思い出しいつも暇な友人に電話をかけてみた
「もしもし、俺だけどB太今何してる?」
そう言うといつも決まって絶賛ニート中のB太は
「暇してるよ」
と返してくれた
「じゃあ、とりあえず駅前で集合で」
いつも通り決まったやり取りをして電話を切り準備をして駅に向かった



27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:43:57.002ID:cno4dY+td.net
駅に着くとB太はもう来ていた
距離的に俺が遅くなるのはいつもの事なのでお互いそれには何も言わない
今日はなにして遊ぼうかなと考えてると
「今日はカラオケな」
とB太が勝手に決め俺の手を引いて進むが途中で止まり
「そう言えばお前知ってるか?一昨日ぐらいにそこの駅の階段、女の子が突き落とされたってさ」
そう言って階段の方を指さす

俺は一瞬変な気がしたが気にせず
「俺のバイト先の後輩も階段から落ちて怪我したってさ最近多いのかね」
そんな冗談を言うと
「実はその後輩が突き落とされた子だったりして」
B太も俺に冗談を返してくる
そんなやり取りがあったがまた歩き出しやがてカラオケに着いた
俺はB太が歌うアニメソングを延々と聞かされこれいつまで続くの?と思いながらいい暇つぶしにはなったかなとその日を満喫した



28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)03:46:34.211ID:cno4dY+td.net
カラオケから帰りシャワーを浴びてベッドで横になってると彼女から電話があった
「俺君、今バイト終わったよ少し話しようよ」
内容はありきたりなものだったが
やけに嬉しそうに喋る彼女が印象的だった



29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)04:01:20.057ID:cno4dY+td.net
何事も無いまま数日が経った
バイト先に向かうと今日A子ちゃん復帰するからと店長に聞かされて今日からまた少し楽できるなとそんなことを考えていたらA子がやって来たので俺は
「A子大丈夫だったか?」
そう聞くと
「もう大丈夫ですよ、骨折もしてなかったんで打撲だけで済んでよかったです」
そんな事を言いながら青色から黄色になりかけの腕の打撲痕を見せてくれた
「痛そうだな、まぁ無理するなよ」
それだけ言って仕事に取り掛かる

休憩に入り控え室で休んでるとA子も入ってきた
「俺さんには言いますけど…実は駅の階段で転けたんですけどね。誰かに押された様な気がしたんです。人が多かったので誰が押したか分からないんですけど。俺さんの彼女さんがいた気が…」

俺は驚き
「そうか…」
とだけ言った
まさかB太が言ってた事が本当になるとは
俺はA子が押された事より彼女がいた事に驚いてしまった
そう言えばA子が階段から落ちたって聞いた後彼女電話で嬉しそうな感じだったな…
休憩が終わった後も俺はそのことが頭から離れなかった



30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)04:07:50.652ID:cno4dY+td.net
バイトが終わっても胸のモヤモヤは消えない
俺は思い切って彼女に聞くことにした

「もしもし、俺だけど、うんバイト今終わった。夜遅いけど会えるかな?」
そう聞くと彼女は嬉しそうに
「私も会いたかったよ、じゃあ帰り道の公園で待ってるよ」
「うん、分かった」
そんなやり取りをして電話切った
冷静な振りはしてたが内心焦っていた
もし彼女が押していたら…
A子が怪我をしたから嬉しかったのか…
色々考えてしまうが答えなんて出てこない
思っていたより考え込んでいたみたいで公園が目の前まで見えてきた



31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)04:31:00.946ID:cno4dY+td.net
公園のベンチに座り彼女を待つが頭の中は不安でいっぱいだった
しばらくして彼女がやってきた
「俺君お待たせ」
「いや、俺も今着いたところだよ」
聞いてしまったら終わるような気もしてなかなか言葉が出てこない

すると彼女が
「どうしたの?元気無いけどなにかあった?」
何かあったと言えばあるが…言っていいものか
だが聞かなければこのモヤモヤは消えない
俺は勇気を振り絞り
「この前さ駅で女の子が階段から落ちたの知ってる?」
そう聞いてしまった

「あーあれね、私も駅にいたから知ってるよ。遠目でしか見えなかったけど」
彼女は焦った様子もなく答える
「あれ、A子なんだよ」
すると
「そう…」
それだけ言って彼女は黙ってしまった
「あの後の電話で嬉しそうにしてたしさ、お前A子を嫉妬してたろ?こんな事言いたくないけどもしかしたらお前が突き飛ばしたのかなって…」

彼女は小さい声で
「私はやってないよ…俺君信じて…」
だけど俺からすれば誰かと話すだけで嫉妬で手首を切ったりする女だ
A子とは一緒に帰ってる所を見られてる
手を出す可能性がないとは言えない

「じゃあ、帰り道でA子の事を俺に質問したのはなんでだ。A子が駅で電車に乗って帰るのも知ってたろ。電話の時嬉しそうにしてたのはなんでだよ。俺も疑いたくないけどお前の嫉妬の事も知ってるからどうしても疑ってしまう」
俺は半ばヤケになって言ってしまった
「ごめんなさい…でも本当にしてない」
泣きながらそう言って彼女は帰っていった



32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)04:40:21.091ID:cno4dY+td.net
それからは彼女とは距離ができあまり連絡も返さなくなっていった
逆にバイト先で会って話す上に慕ってくれるA子とは仲良くなっていった
「彼女さんと上手く行ってないんですか?」
A子から聞かれた俺は
「うん、まぁ色々あってね」
深くは語らずにそう言った
「ダメですよ彼女さんとは話した事ないけど、綺麗な人だし優しそうな人じゃないですか。俺さんも優しくしてあげないと」
「そうだな優しくか…」
そんな風に時々A子は彼女の心配もしてくれる優しい子なんだな
少しずつ俺はA子に惹かれてたのかもしれない
彼女にもキツく言い過ぎたか
犯人なんて決まってないのにな
俺は少し反省しながら
今度彼女に優しくしてみるか
そんな風に思っていた



33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)04:57:49.353ID:cno4dY+td.net
それから今まで通りには行かなくても多少は彼女に優しく接していた
歯車が大きくズレたのはこの時からかもしれない
ある日の朝彼女から電話があった
あれ以来やり取りはメールでしかしてなく電話なんてしてなかったから気になって電話に出ると

「俺君、私全部分かった。私達を嵌めたのはA子ちゃんだよ。私昨日歩道橋の階段から落ちて今入院してるの。落ちる瞬間A子ちゃんが見えたの、本当よ」

俺は何言ってるんだこいつ状態だった

「A子がそんな事するわけないだろ。バイト先でもいつもお前の事気にかけてくれてるんだぞ?」
入院してるのは心配したがその後のA子が犯人
これは信じられなかったし彼女が俺にもう1度振り向いて欲しくて嘘をついてるとしか思えなかった

「落ちる時はっきりとA子の顔みたのか?周りに目撃者は?」
そう聞くと
「はっきりとは見てない…けど…周りに人もいなかったと思う…」
「そんなにA子を犯人にしたいのか。A子にも一応聞くけどさ」
そんなやり取りを続けて俺の方から電話切った



34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)05:05:23.852ID:cno4dY+td.net
バイト先に向かい先に来ていたA子に聞いてみた
「A子昨日の夜は何してた?」
「私は昨日は家でテレビ見てましたね」
「そうか、ならいいんだけど」
「どうしてそんな事聞くんですか?」
「いや、うーん彼女から朝連絡来てな。入院してるって言われてA子に突き飛ばされて階段落ちたって言ってるんだよ」
正直に話してみると
「私はしてませんよ?けど、彼女大丈夫ですかね。入院って心配ですね」
やっぱりこの子は優しいな
犯人扱いする彼女すら心配するなんて
「大丈夫だとは思うけどね。頭でも打っておかしくなってるのかも。まぁお見舞いに言ってみるよ。変な事聞いてごめんね」



35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)05:14:50.927ID:cno4dY+td.net
入院してる彼女に会いに行った
病室に入るとベッドに横になりながら彼女が
「俺君来てくれたんだ…」
「あぁ、大丈夫か?」
「何ヶ所か骨折してるけど命に別状はないから大丈夫よ」
「そうか、そう言えばA子に聞いたけどあの日はテレビ見てたってさ。内容まで言ってくれたよ
やっぱり見間違いなんじゃないか?お前の事心配してくれてたぞ」
「いえ、絶対A子ちゃんよ…俺君は騙されてる」
「どんだけA子を犯人扱いすればいいんだ。お前なんかよりよっぽどA子の方がいい子だよ」
あまりにもA子を犯人にしたがる彼女にムカついて酷いことを言ってしまった
「そう…」
そう呟く彼女の言葉を聞いて俺は病室を出た



44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)06:38:22.061ID:bMUEE5j/d.net
せっかく優しくしようかと思ってたのにまたA子の事を言われて優しく出来なかった
彼女と真剣に向き合えばA子の話になりお互い少しずつだが会話が減ってきた
彼女との会話が減るたびにA子への思いが増えてきた
そんな思いで関係が続くはずもなく俺は自然と電話を掛け彼女に別れを告げていた
「もしもし、俺だけど突然で悪いがもう俺達別れないか?」
彼女は
「そう…分かったわ」
とだけ言い電話を切った
俺は思っていたよりもあっさりと別れた彼女に少しだけ驚きつつもA子にどう告白するか悩んでいた



45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)06:50:04.350ID:bMUEE5j/d.net
彼女と別れた後に数日は経ってるがあれだけ俺と彼女の心配していたA子の事だ
彼女と別れてすぐ告白するような男を好きになるはずがない
俺は勝手にそう思い告白出来ずにいた

A子と帰りの時間が被ったある日
「俺さん、最近悩み事でもあるんですか?」
驚いたがA子は俺が悩んでるのを分かってたみたいだ
「悩みと言うか…彼女と別れてな」
俺がそう言うとA子は
「え…?もしかして振られたんですか?」
「いや、俺から振った。最近上手く行ってなかったし好きな人が出来たからな…」
「どんな人ですか?見た目は?年齢は?」
やけにA子が食いついて来るが俺はチャンスはここしかないと思い
「A子だよ、好きな子は」
A子は少しの間無言になりそして口を開いた
「私も俺さんの事ずっと前から好きですよ…」



46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)07:07:17.613ID:bMUEE5j/d.net
「だから彼女さんの事私許せなくて。私の方が俺さんの事好きなのに。なんで私がバイトしたか知ってますか?俺さんの近くにいるためですよ。
コンビニに買い物来た時に俺さんを見掛けてあ、この人が私の運命の人だって分かったんですよ。駅で丁度彼女さん見付けたから自分で転けちゃいましたよ、痛かったんですよ。
ちょっとずつ私を好きになってもらいつつ彼女さんの事を嫌いになってもらうのは大変でしたよ。ある日彼女さんを見つけた時こいつのせいで私が転けたんだからこいつも同じ事してやらなきゃって。顔見られたんで焦りましたけど。俺さん馬鹿なんで気付かなくて良かったです」

俺は頭が真っ白になって言葉が出てこない
「俺さんリストカットって知ってます?あれ、手首だとバレるんで私はお腹切ってるんですよお腹だとバレないんで」
俺はA子の豹変ぶりに恐怖を覚えた
「じゃ…じゃあ、なんで今そんな事を俺に言うんだ嫌われたいのか…?」
するとA子は笑みを浮かべると
「運命の人には全部知ってもらわなきゃダメじゃないですか。運命の人なんだからこんな事で嫌いになりませんよなりませんよね?」
俺は恐怖のあまり逃げ出した

家に着いてからバイトだってやめよう
A子とは顔合わしたくない…
彼女の言ってる事は本当だった
なんで信じてやれなかったんだ…

そんな事ばかりが
頭の中をグルグルと渦巻いていた



47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)07:18:15.773ID:bMUEE5j/d.net
次の日バイトの時間になっても俺は部屋に篭っていた
A子はヤバい…もう顔も見たくない
そんな事ばかり考えていたら
店長から電話が
「俺くん今日どうしたの?休むなら休むで前もって言っててくれないとA子ちゃんも急に辞めるって言って辞めちゃったしさ…」
A子が辞めた?
なら俺はバイトを辞めなくていいか
わざわざ辞めたなら客としても来ないだろう

俺は店長に
「本当すみません、今から向かいます」
と言い店長は
「分かった、早く来てね」
とだけ言って電話を切った

多少の警戒はしつつもバイト中にA子が現れる事はなかった
帰る時間になって荷物を出していると店長が
「そう言えば俺くんA子ちゃんと仲良かったよね。辞めた理由とか聞いてない?」
と聞いてきた
「分かんないですね、そういう話は聞いてないので」
実際は俺との事でやめたと思うがそれを言う気にはなれなかったので嘘をついて知らないふりをした
家に帰る道も警戒はしていたが何事も無くいつも通り家に着いた



48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)07:25:55.375ID:bMUEE5j/d.net
風呂に入ってる時に
あぁ彼女にも謝らなきゃな許されないだろうけど
酷い事も沢山言ってきたしな…

風呂から上がり彼女に電話を掛けるが電話に出ない
二、三度掛けるがやはり出ない
この時間は家にいるはずだから

やっぱり嫌われたなまぁ仕方ないか

そう思いながらもメールを送った
今までの謝罪、今までの感謝
そんな内容のメールだ

そして眠りについた



49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)07:37:59.568ID:bMUEE5j/d.net
起きるとお昼に近い時間だった
何気なく携帯を見ると彼女からの着信が3件も来ている

メール読んでくれたのかな
やっぱりちゃんと電話でも謝ろう
そう思い折り返しかけ直す

何コールかした後に繋がった
「もしもし、俺だけど…」
すると聞こえてきたのは男性の声だった
「もしもし、俺くんで間違いないかな?」
「はい、そうですが…彼女さんは?」
「…すまない、娘は今電話に出れなくてね。今から家に来て貰えないだろうか」
「はぁ…構いませんが、彼女さんの家でいいんですね?」
「ありがとう、待ってるよ」
そう言って電話は切れた
彼女の父親が電話に出るなんてどうしたんだろう
不思議に思いながらも俺は彼女の家に向かった



50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[sage]2017/08/16(水)07:40:24.695ID:qgevZwLFE.net
まさか・・・



51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[sage]2017/08/16(水)07:46:19.955ID:C5XV42WUd.net
ドキドキ。。。



52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)07:48:10.141ID:bMUEE5j/d.net
ピンポ-ン
俺はインターホンを鳴らす
彼女の父親が出てきてリビングに案内された
「急に呼び出してすまないな」
彼女の父親が話しかけて来るが頭に入って来ない

俺はその部屋の一角に置かれた彼女の大きな写真から目が離せない
あれはなんだっけ…
やけに頭が重い
写真の前に置かれている
陶器らしきもの
いったいどれほど時間が経ったのか

すると
「これを俺くんに読んでもらいたい」
彼女の父親がそっとノートを渡してきた



54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:14:59.612ID:bMUEE5j/d.net
そのノートは日記帳だった
今までの思い出が書かれ
料理が下手なくせに俺くんは〇〇が好きらしい頑張って作ってみよう

嫉妬し過ぎで俺くんに嫌われちゃったかもリストカットももう二度としない
などの反省の内容も

彼女は彼女なりに努力してたんだな…
そう言えばいつも俺の事気にかけてくれてたな…

読み進めていくと
俺くんの誕生日プレゼントを買った
当日までバレないようにしないと
と言った事が書かれていた

日付は
やけに彼女が嬉しそうにしてた日だ…

尚も読み進めると
別れの言葉のようなものが書かれていた

お父さんお母さんごめんなさい
もし俺くんから連絡があったら
彼にこのノートを渡してください

俺くん今までありがとう
私が生きてきた今までで一番好きだし愛してます
本当はずっと一緒にいたかったんだけど
無理そうなので…
束縛や嫉妬も重すぎたね
少しずつ直してたんだけど
たくさん傷付けてごめんなさい

私の事忘れて好きな人を作ってくださいなんて言いません
だって私が一番俺くんを好きになれると思うから
けど、私は俺くんの隣に立つ資格は無いです
俺くんは優しいからそんな事ない
俺の方が悪いって思って自分のせいにしそうだけど
そう言うのは嬉しくないからやめてね

それでも悪いと思うなら
これから先俺くんが本当に好きになれる人を探してください
そして見付けたらこのノートを燃やして私の事も踏ん切り付けて
私の最後のお願いです



色々
恥ずかしい事も書いちゃったけど
バカにされないから平気かも



55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:27:55.590ID:bMUEE5j/d.net
自然に涙が流れ出る
「彼女は…」
少し間を置いて
「睡眠薬を飲んでね、練炭だよ…けどね、私達は俺くんを恨んじゃいないから俺くんも自分をあまり責めないでね」
「すみません、俺のせいです…」
「いや、違うんだよ。娘は顔に大きな傷を負ってね」
顔に傷?どういう事だろうか
「どういう事ですか?」
「顔を刃物で切り付けられてね。娘に犯人の特徴を聞こうにも錯乱しててね。犯人は数日後見付かったんだが…その子は責任能力無しで入院になった」
「犯人の名前はなんて言うんですか…」
「佐藤A子、忘れたくても忘れられない名前だよ」
俺はその名前を聞いた瞬間サーっと血の気が引いた
あいつだ、A子だ…



56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:41:32.986ID:bMUEE5j/d.net
彼女の両親と話は終わりノートは俺が貰うことになった

そこからは彼女だけがいない日々が続き3年が経った
その間も時間を見つけては彼女の家に行き
彼女の両親と話し線香を供えていた
自分勝手な贖罪だ
許してもらうとかそういった事じゃなくただ自分がしたいからそれだけ

3年も経つのに彼女との日々は昨日の事の様に思い出す
これじゃ、好きな人なんて当分出来そうもない

そんな事を1人考えて過ごしていると

ピンポ-ン
インターホンが鳴った

ドアを開けて出てみると
帽子を深く被った女性が立っていた

なんだこの人と思いながら俺は女性に声を掛けた
「どうしたんですか?」

すると女性は顔を上げニヤニヤした顔でこう言った

「やっぱり運命の人だ」



57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:44:55.131ID:NH0i15Qo0.net
こえーよ



58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:50:52.764ID:bMUEE5j/d.net
気が付くと俺はベッドの上で寝ていた
やけに体が重い
腕には数本の管が通っており腕を動かしにくい

すると看護師が現れて
「俺さん気が付きましたか?」

そこから警察も来て話を聞いていくとどうやら俺は玄関で血を流しながら倒れていてそれを通行人が見つけて救急車を呼んでくれたらしい

調べてみると左腹に2cm程の刺傷があったらしいが内臓までは傷付いてなかったらしい


傷から見てカッターやそれに似た刃物で刺されてる事などを聞き犯人はどんな人だったかなどを聞かれた

覚えてる事を話てその場で話は終わった



59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:56:42.218ID:bMUEE5j/d.net
それからまた数年経ったが未だに心と体には傷跡が残っててノートは未だに燃やせずにいる

今では県外に出て別の所で暮らしてるんだが最近駅の中の人混みを歩いてると遠くの方からこちらに歩いてくる帽子を深く被った女性が目に付いた
そしてすれ違いざまに
「やっぱり運命の人だ…」
はっきりとそう聞こえ振り返ったがもうその女性はどこにも居なかった

そして昔の事を思い出して2ちゃんに書いてみたんだ
そうあの時もこんなに暑い夏の日だった

おわり



60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)08:56:58.309ID:BBs/7BiVp.net
創作な上怖くない



62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:03:48.604ID:bMUEE5j/d.net
実話なんだが
信じれないならそれで構わない
証拠もノートと傷跡くらいしか無いしノートは見せたくないから
ほぼ証拠もなしだしな



61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:02:42.713ID:wA2Xb/gw0.net
メッチャ怖かった
メンヘラとやって追跡されたとき思い出した



64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:06:07.584ID:bMUEE5j/d.net
>>61
メンヘラは感がいいのか鼻がいいのか教えてもないのに家バレするからな…
つけられてたのかもしれないが



63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:05:20.460ID:vgmA0xgOa.net
そのA子はどうなったの
まさか野放しじゃねーだろうな



66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:08:27.409ID:bMUEE5j/d.net
>>63
俺を刺した後、俺の証言で警察に捕まったらしいがやっぱり責任能力なしで入院になったらしい
その後は分からない
出てきてるかもしれないな



68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:18:36.788ID:M4i1v6280.net
下手な心霊なんかより生きてるキチガイのが怖いといういい例



69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[sage]2017/08/16(水)09:24:02.551ID:C5XV42WUd.net
メンヘラと付き合ったことはないがこれが実話だとしたら凄いな...



70:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:27:45.327ID:FNEvJ82U0.net
おもしろかった



71:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:28:33.653ID:bMUEE5j/d.net
メンヘラが全部当てはまるかは分からないが案外最初はめちゃくちゃいい子が多い気がするな
付き合ったらとか付き合ってくうちに本性が出てくる

大前提だけどリスカ跡あるような子はメンヘラが多い
まぁA子みたいに腹や太ももを切ってる子は気付きにくいが



72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:31:27.644ID:aocK5LIq0.net
日記うp



74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:35:28.046ID:bMUEE5j/d.net
>>72
内容はすまんが見せれない
彼女を晒したくはないんだ
表紙なら見せれるがただのノートでしかないからなぁ…



75:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)09:38:38.097ID:0GlcVgK30.net
全部読んだら昔付き合ってたメンヘラ思い出した

俺の場合は別れ話きりだしたら台所から包丁持ってきて俺の首に突きつけ
「滅多なこと言うもんじゃないわよ」
って凄まれた



76:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[sage]2017/08/16(水)13:44:33.120ID:Wd6OyGea0.net
面白かったし創作でも実話でもどっちでもいいや



77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[]2017/08/16(水)14:21:41.248ID:XqpmG9sF0.net
乙乙



78:過去ログ★[]
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引用元:夏だし恐怖体験語るわ
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1502819432/






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Title : 無題

確かに出来過ぎてて創作に思える
でも、真実は小説より奇なりって言うしねぇ…

一つだけ判るのは、ヤンデレは二次元だからこそ良いのであって三次元では恐怖の対象でしかないという事ですな。私はヤンデレ嫌悪ですがね。

ドラスタ娘 2017.08.20 (Sun) 15:03 編集

Re:無題

ヤンデレってただの病気だよね…

2017.08.29 15:00

Title : 無題

怪談は適当なところで話を切るべき
長過ぎると怖く無くなる

NONAME 2017.08.20 (Sun) 15:48 編集

Re:無題

それはあるね!
話が矛盾しはじめるしww

2017.08.29 15:01

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