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湖の話二題
2017.05.02 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
568:本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木)19:26:13.55ID:WWhLUzMJ0
厳密には山ではないかもしれないが。
北海道、札幌圏の観光地であるS湖だが、すぐそばにもうひとつ小さな湖、
「O湖」というのがある。山の中、谷底である。
しばらく訪れていないので、今の様子は知らないが、20年ほど前は、湖を望めるぎりぎりのところで突き当たりになる観光道路があり、道路の終端は駐車場になっていた。
当時俺はよく大学の講義をサボってS湖方面に遊びにいっていた。
峠のタイトなコーナーが続く、まあ走り好きな連中が集まる道路だったからだ。
ハードな走りに飽きると、そのO湖への道に入り、終端まで走っては湖を眺めてのんびりするのが楽しかった。
569:568:2011/08/04(木)19:26:45.95ID:WWhLUzMJ0
ある夜のことだ。
その日は珍しく大学での講義とゼミにしっかり参加し、S湖方面に向かったのは深夜に近かった。
平日ということもあってか、いつも走りに来ている連中もいなくて、俺も気合を入れて走る気になれずに早々にO湖への道に向かった。
霧が出ている。
この辺りで霧は珍しくもないのだが、とても濃い霧で、乗っている単車のステップすら見えない。
慎重に走り、何とか駐車場に到着した。
少し休憩して、霧が晴れたら帰ろう、と思った俺は、他に誰もいない駐車場で単車の脇にしゃがみこみ、タバコに火をつけたんだ。
半分ほど吸った頃だと思う。妙な物音が聞こえてきた。
「ガサッ」「ガサッ」「バキッ」…。
小動物が立てている音かとも思ったが、どうも様子が変だ。
そして、音はだんだんと俺のほうに近づいてくる。
「ウゥ~…」
うめき声まで聞こえてきたようだ。
さすがに少し怖くなって周囲を見回すが、周りには何もいないようだ。
そのとき突然
「お…ぉ…ぉぉ…い」
「お…お…ぉぉ…ぃ」
明らかに人の声だ。
「だ…ヵぁ…、だれ…ぁ…、…の…ぁ…」
うわー、これぜったいなんかおかしなものに違いない!と、思ったのだが、怖くて身動きできない。
霧は相変わらず深く濃く、どうしたらいいんだろう、と半狂乱になりながらただただ焦っていた。
570:568:2011/08/04(木)19:27:16.94ID:WWhLUzMJ0
「おお…ぉぉ…ぃ」
声が明瞭になってきた。
「そこに、人はいるのか…ぁ?」
まてまて、物の怪やあやかしの類なら、「人はいるか?」などと問わないだろう、落ち着け、俺。
と、自分を奮い立たせて、返事をしてみることにした。
「ここにいるぞ!」
思い切って声をかけたんだ。
すると
「助かった…ぁ、たすけてくださぁい」
声のするほうに向かうと、ガードレールの外側の崖に男性がしがみ付いていた。
聞けば、彼は大阪方面からのツーリングライダーで、S湖周辺の野営場に連泊していたが、オフロードを走っていて道を踏み外し、山の中をほぼ1日歩いていたという。
北海道の観光地やキャンプ場は、ちょっと離れると原生林に囲まれていたりするので彼のように迷うこともあるのだろう。
それにしても、こんなところでも遭難する危険があるなんて、話を聞いて本当に怖いと思った。
571:本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木)22:03:07.77ID:rB/tOxwL0
湖で思い出した。怖いというより不思議な体験。
秋田と山形の県堺に甑山という山がある。
そこの麓に名勝沼という名前通りの風景のよい岩の小島が浮かんでる沼がある。
そこに行った時の80年代頃の夏の話。
名勝沼までたどり着いて近い女にするかもうチョイ行って男を攻めるか甑峠を超えて前森にするか考えあぐねていた。
ふと沼を見ると水面にさざ波が立って
「おやおや」
と思ってよく見れば沼の底に幅1mくらい長さが4mあったか。
ズングリした物が這っている。
えっ!と思っているうちに奴は岩の小島の向こうに行って見えなくなった。
572:本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木)22:03:49.67ID:rB/tOxwL0
慌てて沼を半周してみればもう奴は居ない。
水面も元に戻り小鳥のさえずりも普通に聞こえる。
出先をくじかれ気味が悪いので「もう登るのは止め」となって下山したがあれは今でも分からない。
名勝沼にはオオナマズや巨大生物の伝承もないしそこらに多いムジナにでも真っ昼間に化かされたかな。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/568-572
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厳密には山ではないかもしれないが。
北海道、札幌圏の観光地であるS湖だが、すぐそばにもうひとつ小さな湖、
「O湖」というのがある。山の中、谷底である。
しばらく訪れていないので、今の様子は知らないが、20年ほど前は、湖を望めるぎりぎりのところで突き当たりになる観光道路があり、道路の終端は駐車場になっていた。
当時俺はよく大学の講義をサボってS湖方面に遊びにいっていた。
峠のタイトなコーナーが続く、まあ走り好きな連中が集まる道路だったからだ。
ハードな走りに飽きると、そのO湖への道に入り、終端まで走っては湖を眺めてのんびりするのが楽しかった。
569:568:2011/08/04(木)19:26:45.95ID:WWhLUzMJ0
ある夜のことだ。
その日は珍しく大学での講義とゼミにしっかり参加し、S湖方面に向かったのは深夜に近かった。
平日ということもあってか、いつも走りに来ている連中もいなくて、俺も気合を入れて走る気になれずに早々にO湖への道に向かった。
霧が出ている。
この辺りで霧は珍しくもないのだが、とても濃い霧で、乗っている単車のステップすら見えない。
慎重に走り、何とか駐車場に到着した。
少し休憩して、霧が晴れたら帰ろう、と思った俺は、他に誰もいない駐車場で単車の脇にしゃがみこみ、タバコに火をつけたんだ。
半分ほど吸った頃だと思う。妙な物音が聞こえてきた。
「ガサッ」「ガサッ」「バキッ」…。
小動物が立てている音かとも思ったが、どうも様子が変だ。
そして、音はだんだんと俺のほうに近づいてくる。
「ウゥ~…」
うめき声まで聞こえてきたようだ。
さすがに少し怖くなって周囲を見回すが、周りには何もいないようだ。
そのとき突然
「お…ぉ…ぉぉ…い」
「お…お…ぉぉ…ぃ」
明らかに人の声だ。
「だ…ヵぁ…、だれ…ぁ…、…の…ぁ…」
うわー、これぜったいなんかおかしなものに違いない!と、思ったのだが、怖くて身動きできない。
霧は相変わらず深く濃く、どうしたらいいんだろう、と半狂乱になりながらただただ焦っていた。
570:568:2011/08/04(木)19:27:16.94ID:WWhLUzMJ0
「おお…ぉぉ…ぃ」
声が明瞭になってきた。
「そこに、人はいるのか…ぁ?」
まてまて、物の怪やあやかしの類なら、「人はいるか?」などと問わないだろう、落ち着け、俺。
と、自分を奮い立たせて、返事をしてみることにした。
「ここにいるぞ!」
思い切って声をかけたんだ。
すると
「助かった…ぁ、たすけてくださぁい」
声のするほうに向かうと、ガードレールの外側の崖に男性がしがみ付いていた。
聞けば、彼は大阪方面からのツーリングライダーで、S湖周辺の野営場に連泊していたが、オフロードを走っていて道を踏み外し、山の中をほぼ1日歩いていたという。
北海道の観光地やキャンプ場は、ちょっと離れると原生林に囲まれていたりするので彼のように迷うこともあるのだろう。
それにしても、こんなところでも遭難する危険があるなんて、話を聞いて本当に怖いと思った。
571:本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木)22:03:07.77ID:rB/tOxwL0
湖で思い出した。怖いというより不思議な体験。
秋田と山形の県堺に甑山という山がある。
そこの麓に名勝沼という名前通りの風景のよい岩の小島が浮かんでる沼がある。
そこに行った時の80年代頃の夏の話。
名勝沼までたどり着いて近い女にするかもうチョイ行って男を攻めるか甑峠を超えて前森にするか考えあぐねていた。
ふと沼を見ると水面にさざ波が立って
「おやおや」
と思ってよく見れば沼の底に幅1mくらい長さが4mあったか。
ズングリした物が這っている。
えっ!と思っているうちに奴は岩の小島の向こうに行って見えなくなった。
572:本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木)22:03:49.67ID:rB/tOxwL0
慌てて沼を半周してみればもう奴は居ない。
水面も元に戻り小鳥のさえずりも普通に聞こえる。
出先をくじかれ気味が悪いので「もう登るのは止め」となって下山したがあれは今でも分からない。
名勝沼にはオオナマズや巨大生物の伝承もないしそこらに多いムジナにでも真っ昼間に化かされたかな。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/568-572
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