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母の遺影
2017.03.04 (Sat) | Category : 誰も信じない人へ
568:566[sage]:04/11/1913:16:35ID:gTJ4kA1a
そのおじさん(Aさん)に古くからの友人(Bさん:仮にマサアキとしる)がおりました。
AさんBさん共に40半ばくらい。
私もBさんは何度か見かけた事が御座いまして、普通のカメラ好きな普通のおじさんでした。
Aさんは早くから結婚しておりましたが、Bさんは40半ばにして独り身にして親と同居。
家は古めの一軒家(2階建て)。
(Bさんの父親の話は聞いた事がなく体験談にも出てこなかったので居ないのだと思われます。)
で、Bさんは特に結婚相手を捜すでもなく、普段から高価な一眼レフカメラを数台ぶら下げてふらりふらりと写真を撮って楽しんでいたようで、そんな息子を母親はいつも心配していたそうです。
ある日、Bさんの母親が亡くなったとの事。
Bさんは親戚も少なく独り身。色々大変だろうと思いAさんは職場を休みお通夜やらなにやら色々手伝おうと思い泊まり込みで出かけていきました。
そんなある夜の事。
その日やるべき事を色々とすませ午前1時頃二人とも就寝したそうです。
外は少々強い風が吹いておりまして、布団に入ってもガタガタガタガタと雨戸がうるさく、AさんもBさんもなかなか寝付けなかったようです。
569:566[sage]:04/11/1913:17:37ID:gTJ4kA1a
そして…。
Aさんはふと人の声のようなものを聞いたような気がしたそうです。
しかし外は強い風。
「すきま風だろう…。」
また少しすると人の声らしき音が。
「うるさいな…」
…また音が…。
Bさんに聞くと、彼も同じ音を聞いてました。
二人とも気のせいだと思い…また寝ると…
『……キ……』
『…ァ……』
と。
ガクガクブルブル。
それを何回か繰り返しているうちに二人とも玄関か雨戸かが締まっていないのだろうと結論付け、階下に降りて見回る事を決意したようです。
疲れて重い体に鞭打って、眠い目をこすりつつヨタヨタと二人で階段にさしかかったとき、電気の消えた真っ暗な1階の方から・・・
『……マ……キ……』
『……』
『…マ……サ………キ…』
そして今度はハッキリと聞き取れるくらいの”母親”の声で
『…マ…サ……ア…キ……や…』
と聞こえたそうです。
570:566[sage]:04/11/1913:18:32ID:gTJ4kA1a
二人とも飛び上がって驚き腰抜かし顔見合わせ、こりゃただごとじゃない!と、ビビリながらも階下に降りていったのですが、これといって不思議な影なども見あたらず、玄関・雨戸もしっかりと施錠されていたそうです。
AさんもBさんも、疲れているからそんな声が聞こえたんだろうな…と話し合い、遺影が置いてある部屋に入って初めて気がついたそうです。
ほほえんでいた母親の遺影が泣き顔に変わっていた事を。
それは誰がみても
「あぁ、お母さん泣いているね…」
と言うくらいハッキリと泣き顔になっていたそうです。
その体験以降のAさんの顔の青さといったら尋常じゃありませんでした。
その後私はAさんに
『お前もしっかりしないと母さん泣くぞ!』
って説教されました。
まじっすか。
571名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/11/1917:31:45ID:0DJox1Lr
(-∀-)まじっす
573名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/11/1921:40:03ID:M/Oag8hS
>>570
うわ!昔立ち読みで読んだ怖い話しを思い出した!
大声を出すやかましい母親に育てられた娘が自立して家から逃げようというストーリーで、読んでいるうちは怖い話しだとは思わなかったのよ。
結婚して実家を離れ、男の子が生まれた。
母親は寿命で無くなり、その煩わしさは消えたんだけど子供が大声で日常がうるさく、かなりまいっている。
タンスの上に一枚だけ母の写真を置いているのだけど、口を閉じている顔。
ところが子育てに疲れたとき、ふと写真を見ていると大口を開けて笑っている写真になってるの。
その話の後に、異様に帽子を集める男の子のマンガがあった。
作者も題名も想い出せん。少女マンガだった。
574名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/11/1923:23:25ID:gvct93jr
>>573
三原順(故人)の作品だ。
「あと一押しで、私はおかしくなれる」って奴ね。果てしなく迷惑な善意の押し付け。
確かその単行本には大金持ちと結婚した女があの手この手でその富豪の娘を殺そうとする短編も収録されていたと思う。
この作者のマンガをまとめて読めばほぼ確実に逝けるぞ。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part23
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/7672/enigma/part23.html/568-574
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そのおじさん(Aさん)に古くからの友人(Bさん:仮にマサアキとしる)がおりました。
AさんBさん共に40半ばくらい。
私もBさんは何度か見かけた事が御座いまして、普通のカメラ好きな普通のおじさんでした。
Aさんは早くから結婚しておりましたが、Bさんは40半ばにして独り身にして親と同居。
家は古めの一軒家(2階建て)。
(Bさんの父親の話は聞いた事がなく体験談にも出てこなかったので居ないのだと思われます。)
で、Bさんは特に結婚相手を捜すでもなく、普段から高価な一眼レフカメラを数台ぶら下げてふらりふらりと写真を撮って楽しんでいたようで、そんな息子を母親はいつも心配していたそうです。
ある日、Bさんの母親が亡くなったとの事。
Bさんは親戚も少なく独り身。色々大変だろうと思いAさんは職場を休みお通夜やらなにやら色々手伝おうと思い泊まり込みで出かけていきました。
そんなある夜の事。
その日やるべき事を色々とすませ午前1時頃二人とも就寝したそうです。
外は少々強い風が吹いておりまして、布団に入ってもガタガタガタガタと雨戸がうるさく、AさんもBさんもなかなか寝付けなかったようです。
569:566[sage]:04/11/1913:17:37ID:gTJ4kA1a
そして…。
Aさんはふと人の声のようなものを聞いたような気がしたそうです。
しかし外は強い風。
「すきま風だろう…。」
また少しすると人の声らしき音が。
「うるさいな…」
…また音が…。
Bさんに聞くと、彼も同じ音を聞いてました。
二人とも気のせいだと思い…また寝ると…
『……キ……』
『…ァ……』
と。
ガクガクブルブル。
それを何回か繰り返しているうちに二人とも玄関か雨戸かが締まっていないのだろうと結論付け、階下に降りて見回る事を決意したようです。
疲れて重い体に鞭打って、眠い目をこすりつつヨタヨタと二人で階段にさしかかったとき、電気の消えた真っ暗な1階の方から・・・
『……マ……キ……』
『……』
『…マ……サ………キ…』
そして今度はハッキリと聞き取れるくらいの”母親”の声で
『…マ…サ……ア…キ……や…』
と聞こえたそうです。
570:566[sage]:04/11/1913:18:32ID:gTJ4kA1a
二人とも飛び上がって驚き腰抜かし顔見合わせ、こりゃただごとじゃない!と、ビビリながらも階下に降りていったのですが、これといって不思議な影なども見あたらず、玄関・雨戸もしっかりと施錠されていたそうです。
AさんもBさんも、疲れているからそんな声が聞こえたんだろうな…と話し合い、遺影が置いてある部屋に入って初めて気がついたそうです。
ほほえんでいた母親の遺影が泣き顔に変わっていた事を。
それは誰がみても
「あぁ、お母さん泣いているね…」
と言うくらいハッキリと泣き顔になっていたそうです。
その体験以降のAさんの顔の青さといったら尋常じゃありませんでした。
その後私はAさんに
『お前もしっかりしないと母さん泣くぞ!』
って説教されました。
まじっすか。
571名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/11/1917:31:45ID:0DJox1Lr
(-∀-)まじっす
573名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/11/1921:40:03ID:M/Oag8hS
>>570
うわ!昔立ち読みで読んだ怖い話しを思い出した!
大声を出すやかましい母親に育てられた娘が自立して家から逃げようというストーリーで、読んでいるうちは怖い話しだとは思わなかったのよ。
結婚して実家を離れ、男の子が生まれた。
母親は寿命で無くなり、その煩わしさは消えたんだけど子供が大声で日常がうるさく、かなりまいっている。
タンスの上に一枚だけ母の写真を置いているのだけど、口を閉じている顔。
ところが子育てに疲れたとき、ふと写真を見ていると大口を開けて笑っている写真になってるの。
その話の後に、異様に帽子を集める男の子のマンガがあった。
作者も題名も想い出せん。少女マンガだった。
574名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/11/1923:23:25ID:gvct93jr
>>573
三原順(故人)の作品だ。
「あと一押しで、私はおかしくなれる」って奴ね。果てしなく迷惑な善意の押し付け。
確かその単行本には大金持ちと結婚した女があの手この手でその富豪の娘を殺そうとする短編も収録されていたと思う。
この作者のマンガをまとめて読めばほぼ確実に逝けるぞ。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part23
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/7672/enigma/part23.html/568-574
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