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シャン、シャンと音がして、何かが近づいてくる。
2017.02.18 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
138:1/2@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:05:29.63ID:z098PAJO0NIKU.net
中学一年生のとき、親元を離れて親戚の家に下宿していた。
そこは静かな住宅街にある一軒家。
私がいた部屋は二階の和室で、窓の下が細い道だった。
夜の九時を過ぎた頃、部屋にいると、シャン、シャンと音がして、何かが近づいてくる。
足音だとしたら、すごくテンポが遅くて、シャン、という音が完全に消えてから、次のシャン、が始まる。
その音は、外壁のすぐ前まで近づき、少しの間とまってから、また遠ざかっていく。
近所の人が外の道を歩いているんだろうと、はじめのうちは思っていた。
けど、一か月もする頃に、気づいたのだ。
外を歩く人がいても、窓を閉めているのに、足音なんて聞こえない。
夜の九時を回った、ちょうど同じ時刻にだけ、あの音がする。
139:2/2@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:05:58.97ID:z098PAJO0NIKU.net
じゃあ、なんだ?ということになる。
窓を開けて外を見れば、原因は、はっきりしたかもしれない。
けれど、私はしなかった。
なぜか、何もせずに、やりすごす方が良いと決めてしまっていた。
そのことを、親戚夫婦にも親にも言わず、ただ、同じ時刻に近づいては遠ざかる音を聞いていた。
家の持ち主の親戚は当時、六十代の夫婦だったが、秋口に小母さんが体調を崩して、私は親のところに戻った。
後になって、親から聞いた。
親戚の小父さんの母親、小母さんにとっては姑さんと小母さんの折合いが悪く、結局は姑さんが、家の中で、首を吊ったのだという。
その後、同じ場所に建て替えたのが、私の下宿した家だった。
現在、小父さんも小母さんも亡くなり、二人の息子が一人で、あの家に住んでいる。
140:2/2+1@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:13:24.48ID:z098PAJO0NIKU.net
いきなり思い出したので、書かせてもらった。
なんだったのか、本当にわからないが、あの音だけは、いまだに耳に残っている。
141:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエKK5e-jJtz[05001031238656_af])[sage]2017/01/29(日)14:17:17.14ID:G1VX1hoxKNIKU.net
シャンシャンって坊さんの錫杖の音みたいだな
霊道でも通っていたんじゃないか?
142:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:20:43.98ID:z098PAJO0NIKU.net
>>141
うん。錫杖の音に、似ているんだけど、もっと重い感じ……だね。
音がしているときは、息ひそめて、おとなしくしていた。
143:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエKK5e-jJtz[05001031238656_af])[sage]2017/01/29(日)14:31:39.81ID:G1VX1hoxKNIKU.net
>>142
重いのか…何だろうな?
サンタクロースのそりの音は逆に軽いイメージだなw
144:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:48:22.25ID:z098PAJO0NIKU.net
>>143
はじめは砂を踏む足音だと思ってたんだが、外に砂がない。
当時は簡易舗装だったか。
シャン………シャン………シャン……ときて、いちばん大きくなったところで、しっかりとまり、またシャン……。で、去っていくんだ。
なんだったか、わからないが、休暇中のサンタの橇だったと思っておくよ。
146:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ワッチョイWa2cd-bF0B[123.218.252.165])[sage]2017/01/30(月)23:49:48.16ID:CgnMl2zc0.net
鎧武者の足音
引用元:ほんのりと怖い話スレ 122
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1481887428/138-146
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中学一年生のとき、親元を離れて親戚の家に下宿していた。
そこは静かな住宅街にある一軒家。
私がいた部屋は二階の和室で、窓の下が細い道だった。
夜の九時を過ぎた頃、部屋にいると、シャン、シャンと音がして、何かが近づいてくる。
足音だとしたら、すごくテンポが遅くて、シャン、という音が完全に消えてから、次のシャン、が始まる。
その音は、外壁のすぐ前まで近づき、少しの間とまってから、また遠ざかっていく。
近所の人が外の道を歩いているんだろうと、はじめのうちは思っていた。
けど、一か月もする頃に、気づいたのだ。
外を歩く人がいても、窓を閉めているのに、足音なんて聞こえない。
夜の九時を回った、ちょうど同じ時刻にだけ、あの音がする。
139:2/2@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:05:58.97ID:z098PAJO0NIKU.net
じゃあ、なんだ?ということになる。
窓を開けて外を見れば、原因は、はっきりしたかもしれない。
けれど、私はしなかった。
なぜか、何もせずに、やりすごす方が良いと決めてしまっていた。
そのことを、親戚夫婦にも親にも言わず、ただ、同じ時刻に近づいては遠ざかる音を聞いていた。
家の持ち主の親戚は当時、六十代の夫婦だったが、秋口に小母さんが体調を崩して、私は親のところに戻った。
後になって、親から聞いた。
親戚の小父さんの母親、小母さんにとっては姑さんと小母さんの折合いが悪く、結局は姑さんが、家の中で、首を吊ったのだという。
その後、同じ場所に建て替えたのが、私の下宿した家だった。
現在、小父さんも小母さんも亡くなり、二人の息子が一人で、あの家に住んでいる。
140:2/2+1@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:13:24.48ID:z098PAJO0NIKU.net
いきなり思い出したので、書かせてもらった。
なんだったのか、本当にわからないが、あの音だけは、いまだに耳に残っている。
141:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエKK5e-jJtz[05001031238656_af])[sage]2017/01/29(日)14:17:17.14ID:G1VX1hoxKNIKU.net
シャンシャンって坊さんの錫杖の音みたいだな
霊道でも通っていたんじゃないか?
142:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:20:43.98ID:z098PAJO0NIKU.net
>>141
うん。錫杖の音に、似ているんだけど、もっと重い感じ……だね。
音がしているときは、息ひそめて、おとなしくしていた。
143:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエKK5e-jJtz[05001031238656_af])[sage]2017/01/29(日)14:31:39.81ID:G1VX1hoxKNIKU.net
>>142
重いのか…何だろうな?
サンタクロースのそりの音は逆に軽いイメージだなw
144:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ニククエ86f5-WSvd[121.106.147.187])[sage]2017/01/29(日)14:48:22.25ID:z098PAJO0NIKU.net
>>143
はじめは砂を踏む足音だと思ってたんだが、外に砂がない。
当時は簡易舗装だったか。
シャン………シャン………シャン……ときて、いちばん大きくなったところで、しっかりとまり、またシャン……。で、去っていくんだ。
なんだったか、わからないが、休暇中のサンタの橇だったと思っておくよ。
146:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/(ワッチョイWa2cd-bF0B[123.218.252.165])[sage]2017/01/30(月)23:49:48.16ID:CgnMl2zc0.net
鎧武者の足音
引用元:ほんのりと怖い話スレ 122
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1481887428/138-146
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