都市伝説・・・奇憚・・・blog
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タクシーに乗る幽霊
2017.01.10 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
310名前:⑦⑦⑦ 2017/01/02(Mon)22:15:47
【知人がタクシー運転手に聞いたとして石原慎太郎氏が新聞に紹介した話(概要)】
そのタクシーは築地(つきじ)の菊地病院の前で、手にフロシキを持った若い女を乗せた。
病院から出て来たのだとわかった。(もうこれでこの女がこの世の者でない察しがつく。)
浜町までと言われて車を出した。
女はわかりやすく道順を話した。
しばらく行くと、バックミラーに女の姿が写らない。
退院したばかりで疲れて寝たんだと判断した。
信号で止まった時、体をずらしてミラー越しにうしろのシートを見ると、女がいない。
仰天して振り返ったが、フロシキ包みも何もない。
とっさにシートに触ってみたら、ゾッとするほど冷たかった。
歯がふるえ、もううしろを振り向く気がしなかった。
ボーッとしているとうしろの車のクラクションが鳴った。
あわてて車を出したその時、うしろで女の声がした。
「悪いけど浜町でなく、青山へ行って」
もう声が出ず、体でうなずいてまっすぐ前だけ見て走らせた。
だが青山近くへ来た時、また声が、
「やっぱり浜町に戻って下さいな」
と言った。
先刻言われた通りに車を走らせ、目的地に着いた。
「どうぞ」
と声をかけたが、返事がなかった。
メーターは何百円かを指していた。
とにかく車を降りて家の玄関を開けると、線香のにおいがした。
出て来た家人にわけを話すと、その家の娘さんが一昨日病院で亡くなったとのことだった。
途中青山に向かったわけがわかった。
青山に娘さんの愛人の家がある。
そのためだったのでしょうと、遺族は言った。
この運転手氏、何かの因縁と思い、焼香をし、料金の代わりに遺族から千円の札をもらった。
読売新聞:昭和34年7月15日
311名前:⑦⑦⑦ 2017/01/02(Mon)22:21:46
【圓タクが幽霊を乗せた話】
向島区業平町五八飯山安五郎方自動車運転手横尾政一(二三)が、数日前雨のしょぼしょぼ降る深夜青山墓地付近を流してゐる中二十二三位の美しい娘を下谷まで五十銭の約束で乗せた、同区谷中町二七地先門構えの家の前で
『ここが私の家です』
と自動車から降りた、女は料金を払わずにスーッと門内に消えた。
運転手は玄関へ家人を呼び出し娘さんを乗せて来た話をして料金を請求すると
『私の家には娘はありません、死んだ娘のけふが一周忌に当たるので供養してゐるところです、では仏が帰って来たのでせう』
と料金を一円くれたが、運転手も気味が悪くなつて交番に駆け込んでその事を訴へた……ウソのやうな事実談です
報知新聞:昭和七年十月三日
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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【知人がタクシー運転手に聞いたとして石原慎太郎氏が新聞に紹介した話(概要)】
そのタクシーは築地(つきじ)の菊地病院の前で、手にフロシキを持った若い女を乗せた。
病院から出て来たのだとわかった。(もうこれでこの女がこの世の者でない察しがつく。)
浜町までと言われて車を出した。
女はわかりやすく道順を話した。
しばらく行くと、バックミラーに女の姿が写らない。
退院したばかりで疲れて寝たんだと判断した。
信号で止まった時、体をずらしてミラー越しにうしろのシートを見ると、女がいない。
仰天して振り返ったが、フロシキ包みも何もない。
とっさにシートに触ってみたら、ゾッとするほど冷たかった。
歯がふるえ、もううしろを振り向く気がしなかった。
ボーッとしているとうしろの車のクラクションが鳴った。
あわてて車を出したその時、うしろで女の声がした。
「悪いけど浜町でなく、青山へ行って」
もう声が出ず、体でうなずいてまっすぐ前だけ見て走らせた。
だが青山近くへ来た時、また声が、
「やっぱり浜町に戻って下さいな」
と言った。
先刻言われた通りに車を走らせ、目的地に着いた。
「どうぞ」
と声をかけたが、返事がなかった。
メーターは何百円かを指していた。
とにかく車を降りて家の玄関を開けると、線香のにおいがした。
出て来た家人にわけを話すと、その家の娘さんが一昨日病院で亡くなったとのことだった。
途中青山に向かったわけがわかった。
青山に娘さんの愛人の家がある。
そのためだったのでしょうと、遺族は言った。
この運転手氏、何かの因縁と思い、焼香をし、料金の代わりに遺族から千円の札をもらった。
読売新聞:昭和34年7月15日
311名前:⑦⑦⑦ 2017/01/02(Mon)22:21:46
【圓タクが幽霊を乗せた話】
向島区業平町五八飯山安五郎方自動車運転手横尾政一(二三)が、数日前雨のしょぼしょぼ降る深夜青山墓地付近を流してゐる中二十二三位の美しい娘を下谷まで五十銭の約束で乗せた、同区谷中町二七地先門構えの家の前で
『ここが私の家です』
と自動車から降りた、女は料金を払わずにスーッと門内に消えた。
運転手は玄関へ家人を呼び出し娘さんを乗せて来た話をして料金を請求すると
『私の家には娘はありません、死んだ娘のけふが一周忌に当たるので供養してゐるところです、では仏が帰って来たのでせう』
と料金を一円くれたが、運転手も気味が悪くなつて交番に駆け込んでその事を訴へた……ウソのやうな事実談です
報知新聞:昭和七年十月三日
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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