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カルシウムとイライラ
2007.09.25 (Tue) | Category : 都市伝説・考察・真相
イライラしている人がいると
「カルシウム不足じゃないの?」
とよく言われるが、これはどうやら都市伝説のようだ。
病院に行っても精神安定剤としてカルシウムは処方されない。
血液中のカルシウム濃度が低下すると情緒不安定などの精神状態になるのは医学的にも認められている。
しかし、血液中のカルシウム濃度は、骨のカルシウムが溶け出すなどして常に一定に保たれている。口からのカルシウム摂取不足で血液中のカルシウム濃度が低下することは、数週間全く摂取しない限り起こりえない。血中のカルシウム濃度低下は、副甲状腺機能低下症やビタミンD欠乏症などで起こるものなのだ。
また、低カルシウム血症になると、イライラだけが現れるのではなく、筋のけいれんや、慢性的なくる病(骨軟化症とも言い、骨が湾曲して変形することもある)など別の症状も一緒に現れる。
つまり、精神不安定(イライラ)の原因はカルシウム調整異常であって、カルシウムの摂取量が多かろうが少なかろうが関連性は薄い。
WEBで検索してみると、牛乳会社のホームページも含めて大概のページでは、
「血液中のカルシウム濃度が減少すると神経が上手く働かない」
といったことは説明している。しかし、その原因が
「カルシウムの摂取量が少ないからではない」
ということには触れられていない。
間違ってはいないが、商品を売るためには自分に不利な情報は出さないというのが世の常なのだろう。
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「カルシウム不足じゃないの?」
とよく言われるが、これはどうやら都市伝説のようだ。
病院に行っても精神安定剤としてカルシウムは処方されない。
血液中のカルシウム濃度が低下すると情緒不安定などの精神状態になるのは医学的にも認められている。
しかし、血液中のカルシウム濃度は、骨のカルシウムが溶け出すなどして常に一定に保たれている。口からのカルシウム摂取不足で血液中のカルシウム濃度が低下することは、数週間全く摂取しない限り起こりえない。血中のカルシウム濃度低下は、副甲状腺機能低下症やビタミンD欠乏症などで起こるものなのだ。
また、低カルシウム血症になると、イライラだけが現れるのではなく、筋のけいれんや、慢性的なくる病(骨軟化症とも言い、骨が湾曲して変形することもある)など別の症状も一緒に現れる。
つまり、精神不安定(イライラ)の原因はカルシウム調整異常であって、カルシウムの摂取量が多かろうが少なかろうが関連性は薄い。
WEBで検索してみると、牛乳会社のホームページも含めて大概のページでは、
「血液中のカルシウム濃度が減少すると神経が上手く働かない」
といったことは説明している。しかし、その原因が
「カルシウムの摂取量が少ないからではない」
ということには触れられていない。
間違ってはいないが、商品を売るためには自分に不利な情報は出さないというのが世の常なのだろう。
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