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八年前、友人二人と泊まった中国地方の民宿の話。
2016.10.24 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
581:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)20:52:48.40ID:YJypNS3M0.net
八年前、友人二人と泊まった中国地方の民宿の話。
二階建ての木造で、海沿いにあったと思う。
そん時は一週間ばあちゃんの家に泊まってた。
泊まりの三日目、海水浴に行ったんだけど、夕方になって酷い雨が降ってきた。
俺たちが遊んでた浜が、ばあちゃん家からかなり遠くて、俺らの原付じゃ帰るのは厳しいってんで、近所の民宿に泊まることになった。
で、民宿に着いたら、結構なトシの婆さんと中年のおっさんが出てきた。
一泊したい旨を伝えると、快く部屋を準備してくれた。
とりあえず飯食って風呂入って、疲れてたんでさっさと寝た。
582:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)20:55:43.67ID:YJypNS3M0.net
深夜の2時くらいだった。
目が覚めたら友人のAがいなかった。
手洗いにでも行ったのかと思って暫くぼーっとしてたが、20分しても帰ってこない。
不審に思ってBを起こして、Aを探しに行くことにした。
十中八九廊下で寝惚けて行き倒れてると思ったし。
二階から光が薄く漏れてるのに気づいた。
階段をゆっくり上がって行くと、婆さんとおっさんの声がしていた。
Aの声もした。
婆さんとおっさんはなんて言ってるのかわからなかった。
Aの声は震えていた。
「わかりません」
「知りません」
「違います」
「助けて」
583:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)21:03:07.86ID:YJypNS3M0.net
俺とBは顔を見合わせた。
で、障子を開けた。
婆さんとおっさんが、虚ろな顔でこっちを見てた。
婆さんは包丁を持ってた。
Aは泣きながら走ってきた。
婆さんとおっさんは生気がないって感じで、めちゃくちゃ怖かった。
俺の方見てんのに、俺の後ろを見てるみたいな。
婆さんが何か言った。
その瞬間、後ろから引っ張られる感じがして、俺とBは階段から転げ落ちていた。
いつのまにかAも転げ落ちていた。
階段の上には、婆さんとおっさんと、なんかすげえ細長くてぐにゃぐにゃの黒い影がいた。
ナメクジを極限まで黒くしたみたいなやつ。
やべえと思った。
584:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)21:06:56.74ID:YJypNS3M0.net
雨は止んでたから、民宿に携帯もPSPも全部ほっぽったまんま原付に飛び乗って帰った。
Aは足がガクガクで、何回か原付で転けそうになってた。
暫く走ると、ポプラがあったから、とりあえず原付を停めて駆け込んで、暫く時間を潰した。
ばあちゃん家に帰り着いたのは世が明けてからだった。
Aに、婆さんとおっさんに何を言われていたのか聞いたけど、
「頷いちゃいけないってことしか覚えていない。あとめちゃくちゃおっさんの口と押入れん中が臭かった。鶏捌いたときみたいな臭いだった」
としかわからなかった。
民宿は多分まだある。婆さんは生きてんのか死んでんのかわからない。
585:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/10/14(金)21:48:54.16ID:RpDgf/RZ0.net
>>584
そんだけ被害にあったなら晒してくれよ
有志が凸ってくれるよ
586:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)22:23:40.83ID:icz853mu0.net
忘れ物はどうした?
原付の鍵だけよく持ってたな
590:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/15(土)00:46:26.56ID:aLNs3CqA0.net
押し入れに死体でもあったのかもね
引用元:ほんのりと怖い話スレ その120
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1474201478/581-590
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八年前、友人二人と泊まった中国地方の民宿の話。
二階建ての木造で、海沿いにあったと思う。
そん時は一週間ばあちゃんの家に泊まってた。
泊まりの三日目、海水浴に行ったんだけど、夕方になって酷い雨が降ってきた。
俺たちが遊んでた浜が、ばあちゃん家からかなり遠くて、俺らの原付じゃ帰るのは厳しいってんで、近所の民宿に泊まることになった。
で、民宿に着いたら、結構なトシの婆さんと中年のおっさんが出てきた。
一泊したい旨を伝えると、快く部屋を準備してくれた。
とりあえず飯食って風呂入って、疲れてたんでさっさと寝た。
582:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)20:55:43.67ID:YJypNS3M0.net
深夜の2時くらいだった。
目が覚めたら友人のAがいなかった。
手洗いにでも行ったのかと思って暫くぼーっとしてたが、20分しても帰ってこない。
不審に思ってBを起こして、Aを探しに行くことにした。
十中八九廊下で寝惚けて行き倒れてると思ったし。
二階から光が薄く漏れてるのに気づいた。
階段をゆっくり上がって行くと、婆さんとおっさんの声がしていた。
Aの声もした。
婆さんとおっさんはなんて言ってるのかわからなかった。
Aの声は震えていた。
「わかりません」
「知りません」
「違います」
「助けて」
583:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)21:03:07.86ID:YJypNS3M0.net
俺とBは顔を見合わせた。
で、障子を開けた。
婆さんとおっさんが、虚ろな顔でこっちを見てた。
婆さんは包丁を持ってた。
Aは泣きながら走ってきた。
婆さんとおっさんは生気がないって感じで、めちゃくちゃ怖かった。
俺の方見てんのに、俺の後ろを見てるみたいな。
婆さんが何か言った。
その瞬間、後ろから引っ張られる感じがして、俺とBは階段から転げ落ちていた。
いつのまにかAも転げ落ちていた。
階段の上には、婆さんとおっさんと、なんかすげえ細長くてぐにゃぐにゃの黒い影がいた。
ナメクジを極限まで黒くしたみたいなやつ。
やべえと思った。
584:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)21:06:56.74ID:YJypNS3M0.net
雨は止んでたから、民宿に携帯もPSPも全部ほっぽったまんま原付に飛び乗って帰った。
Aは足がガクガクで、何回か原付で転けそうになってた。
暫く走ると、ポプラがあったから、とりあえず原付を停めて駆け込んで、暫く時間を潰した。
ばあちゃん家に帰り着いたのは世が明けてからだった。
Aに、婆さんとおっさんに何を言われていたのか聞いたけど、
「頷いちゃいけないってことしか覚えていない。あとめちゃくちゃおっさんの口と押入れん中が臭かった。鶏捌いたときみたいな臭いだった」
としかわからなかった。
民宿は多分まだある。婆さんは生きてんのか死んでんのかわからない。
585:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/10/14(金)21:48:54.16ID:RpDgf/RZ0.net
>>584
そんだけ被害にあったなら晒してくれよ
有志が凸ってくれるよ
586:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/14(金)22:23:40.83ID:icz853mu0.net
忘れ物はどうした?
原付の鍵だけよく持ってたな
590:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/10/15(土)00:46:26.56ID:aLNs3CqA0.net
押し入れに死体でもあったのかもね
引用元:ほんのりと怖い話スレ その120
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1474201478/581-590
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