ジオング婆

1015:本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／[sage]2016/08/05(金)22:03:25.98ID:EW0VurT00.net
対して怖くは無いと思うし、オチも無く、文章力もないけど、自分が体験した中では少し怖かった話

中学生の時に７年間過ごした家から引っ越しして新居に馴染めずにいた頃の話
俺って超がつくほどビビりだから、いつも親と川の字で一緒に寝てたのね

その日も普通に親と一緒に寝てたんだけど、田舎だから真っ暗でいろんな怖い妄想をしてしまって中々寝付けなかった
ふと枕もとにおいてある時計を見ると１２時を過ぎていた
次の日も学校があったから少し危機感を感じて目をつぶって寝る努力を始めたんだ

話が変わるけど、頭を横に向けて枕に耳をつけると心臓の鼓動で「ザッ…ザッ…ザッ…ザッ」って人が歩いているような音がするじゃん
その時の俺は
「俺の心臓の鼓動だー」
みたいなノリでその音に聞き入ってた
自分の心臓の鼓動音を堪能した後、頭を上に向けたんだ
その時、枕から耳を外したはずなのにあの「ザッ…ザッ…ザッ…」って音が聞こえるんだ



1016:本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／[sage]2016/08/05(金)22:07:19.73ID:EW0VurT00.net
自分は（耳にまだ音が残ってるのかなぁ）みたいに感じて得に気にしようともしなかった
でもその音をしばらく聞いてると、その「ザッザッ」という音が庭から聞こえていて、遠く離れてまた近づく、ということに気が付いたんだ
田舎だったからイタチとか狸が昼のうちに自分の隠した餌でも探しているんだろうと思った

しかし、その足音は１０、２０分経っても続いていた。
さすがに同じ場所を数十分も往復しているのは気味が悪く感じて川の字なっているのにも関わらず心細くなった俺は隣に寝ている父親の布団に潜り込もうと体全体を父親の方を向けた

父親と俺の間の隙間にこちらに背を向けて正座している継ぎはぎだらけの着物を着た老婆がいた
俺も一瞬混乱したけど、うちは３人家族で祖父祖母は遠方にいるから現在、この家に老人がいるわけがない
「あっ老婆の幽霊だ」
となぜか直感で分かった（なぜ老婆と分かったのか本当に今でも謎でも今でも確信してる）

怖くて老婆の背中から目を離さずにいたこと数秒
いきなり老婆の首が、壁の方へボールみたいにポーンと飛んだんだ。残された首から下の胴体も首が離れた際に消えた
その光景を見た俺は仰天して隣の母親の布団へＧＯそしてあっさり就寝

次の日、両親と一緒に寝たことは恥ずかしいから伏せつつ、仲の良い友人に例のジオング婆の話をしたんだけど、
「夢落ち乙ｗｗｗ」
の一言で終わった

それから何年か経って、ふとこのエピソードを思い出して母親にこの話をしたんだけど、例のごとく笑われた
でも、
「あんたが夜中に急に背中に引っ付いてきたことは覚えてる」
と言っていたから夢ではないと思う

数十分間往復していた足音といい、首が吹っ飛んだジオング婆といい、今でも謎

文章力無しの長文すみませんでした　以上です



1017:本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／[sage]2016/08/05(金)22:23:16.21ID:hKj+qZ3i0.net
>>1015-1016
俺の田舎の方では、新しく越して来た人は狸に化かされると言われている。

というか狸が化かしに出向いてくる。
首尾良く騙したら、食い物を一つ取って帰るんだとさ
それも饅頭一個、パン一つとか、コロッケ一個とか、気付かれないぐらいのものを。



引用元：ほんのりと怖い話スレ　その118
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1468075799/1015-1017



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