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ドラム缶でのゴミ焼き任務

2016.05.16 (Mon) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

228:本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火)09:15:30ID:b0dEY8yD0
中学の夏休みの話(17年ほど前か)。
家族で実家(島根県)に帰ってて、掃除を手伝ってた。
掃除で出たゴミを、裏庭にあるゴミ焼き場(ドラム缶)で燃やす任務を、祖父より仰せつかった。

ゴミの中には古い本とかあって「なんだこりゃ」と興味を引かれた。
だけど、どれも中学生には難しい学問の本だったり、超能力もモンスターも登場しない、ガキにはつまらない文学小説ばかりだった。
ここにあるという事は不要なんだろう。俺は片っ端から本を引き裂き、火にくべた。

そんな本の中で、異様に古い本があった。
今みたいな本の閉じ方じゃなくて、穴を幾つか開けて、それを紐でくくって閉じてるような奴。
よく分からない絵ばかり描いてあって、横にはミミズみたいな文字が添えられていた。
これまで見たホラー漫画やホラー映画よりも、気配が異なる怖さを感じたんだ。
だから思わず、そのまま火の中に投げ入れた。



229:本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火)09:16:09ID:b0dEY8yD0
気を取り直してゴミを燃やし続けてると、火の中から
「ああああああ」
みたいな音が響いてドラム缶の中で火が大きく爆ぜた。爆発、という訳じゃなかったんだが、音は大きかった。
その音に驚いた家族が駆けつけると
「スプレーでも燃やしたんじゃないか」
といって怒った。
天地神明に誓って言うが、俺はスプレー缶も竹も、そういうものを火にくべちゃいない。

実家から家に戻り、俺が大学へ進学した頃。
祖父から親父に電話がかかってきた。
代々、その土地の氏子総代が引き継ぐ本が見付からないらしい。

どこにあるか知らないか、と尋ねてきたらしい。
親父は
「知らない」
と言うと、そうかぁと困った声で電話を切ったそうだ。
当然、俺は「あの本だ」と思い出した・・・が、怖くて何も言えなかった。

祖父はその5日後に亡くなった。
神社の階段から転げ落ちたのだそうだ。
祖父が死んだのは俺のせいなんだろうか。
呆然と座る祖母を見ると、胸が苦しかった。
葬式の間中、開けた障子から、あの裏庭のドラム缶が見えていた。
祖父から無言で責めたてられている様な気がした。

今でも実家のドラム缶に近づけない。


 

引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?136
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1152996526/228-229










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Title : 無題

本を焼いたせいだとしたら、そのすぐ後位に亡くなってるんじゃないですかね
なぜ数年後の事故で本を焼いたせいだと思うんだろう

NONAME 2016.05.17 (Tue) 05:16 編集

Re:無題

呪いが相手を探して届くまでの猶予だよきっと

2016.05.30 19:35

Title : 無題

そんな大事な本をゴミ扱いして投稿者に渡したのは祖父?
どう考えても投稿者なにも悪くないよね。

2016.05.17 (Tue) 09:14 編集

Re:無題

投稿者は自分の役目を果たしただけだよねw

2016.05.30 19:35

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