忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2024.11.25 (Mon) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

トンネルの少年

2015.09.22 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

129:小心者の初心者:2007/04/22(日)08:50:47ID:uadlivea0
いきなり飛び入りすいません。初めて書き込みます。
長いのでスルーして下さっても結構です。ちなみに私の体験話です。

では・・・
この話は、地元の心霊スポットとして有名なトンネルに行った時の話です。

そこには遠足や、ちょっとした遠出での寄り道として普通によく通っていました。
随分前ですが、中学生の頃、遠足でそこを訪れた時、友人3人と並んでそのトンネルを通りました。
中は薄暗いのですが、そんなに距離もないしいつも通っていると言う事と、普通に何人もの人が通っていたので、特別恐くはありませんでした。

ところがトンネル内の途中で、一人で歩く4~5歳程度の男の子を見つけました。
親も居ないみたいだし、つい目で追っていました。
その子からは嫌な感じはなく・・・寧ろ温かいような懐かしいような感覚がその時したと思います。
ですが、その時は特に気にせず、そのまま出口に向かいました。

そろそろ出口付近だと言う所で、今度は白いワンピースを着た髪の長い女性を見かけ、この時はなんとなくですが
「あぁ、この人は生きてない」
そう思ったんです。
その人は悪寒の塊のような感じがして、体全体が彼女を拒否しているかのようで、ともかく気持ちの悪い人でした。
と言っても、顔は見えてません。ぱっと見は綺麗そうでした。
雰囲気が気持ち悪いのです。

そしてその人を通り越した所で、何故か凄く後ろを振り向きたくなりました。
背中はゾクゾクと寒気が走っているのに、駄目だと脳が訴えているのに、
どうしても後ろが気になるのです。



130:小心者の初心者:2007/04/22(日)08:52:02ID:uadlivea0
もう、無理だ・・・

そう思い振り向こうとした瞬間、袖を引っ張られるような気がして下を見てみると、トンネルの途中で見た男の子がいました。
とても悲しそうな顔をしてこちらを見ています。
何で?と思った瞬間、声が頭に響きました。

「見ちゃ駄目だよ、お姉ちゃん。帰れなくなっちゃうよ」

僕みたいに・・・。
そう頭に言葉が響き、聞き終えた瞬間涙が流れてきました。
何故かはわからないのですが、トンネルからだいぶ離れるまで涙は止まりませんでした。
涙が止まるまで、背中にはずっと悪寒にも似た寒気が走っていましたが、治まるまでその男の子は袖を引いて一緒に歩いていてくれました。
そう言えば、その男の子は友達や、同じ学校の人達には見えていなかったみたいです。

同じ班の友達が心配してくれていたのですが、その時の私は泣くばかりで何も言えませんでした。
寒気が通り過ぎた後、男の子も消えてしまったのですが、私はあのトンネルに帰ったんだな・・・そう思いました。



131:小心者の初心者:2007/04/22(日)08:54:04ID:uadlivea0
その後は無事に遠足を終え、バスで帰りました。
帰りのバスの中で、霊感があると言っていた友達が・・・(私の前の席に座っていたのですが)

「あの子が助けてくれたんだ、良かったね」
と急に声をかけ言ってきて、さらに。
「あの子も一緒に帰らせてあげたかったね、きっともう随分と前からあそこにいるんだよ。○○(私の名前)みたいな子を、ずっと前から助けてあげているんだろね」

「・・・・・・誰から?」

私はなんとなく分かっていましたが、聞いた。
「あの般若のような顔をした女からだよ・・・連れて行きたかったみたいだよ、あんたの事」
「・・・えっ・・・!?」

その言葉を聞いて、私は口を開けて暫し放心状態になっていました。
霊感の強い彼女にはしっかりと見えていたらしいです。
般若のような恐ろしい形相の女が、物欲しそうに私を見つめながら、後を追いかけていた姿を・・・
暫くしたら諦めたようで、トンネルに帰っていったそうです。
きっと男の子が消えた時の事だと思います。

あの男の子が何者何かは分かりません、調べる気もありません。
ですが、その日以来そのトンネルを通っても、男の子もあの女も見ることが出来ませんでした。
あの女には出会いたくないですが、男の子だけには、どうしても会いたかったです。
会ってお礼が言いたかった。
その時以外、私には霊的出会いは何もありません。
でももう一度だけ・・・もう一度だけで良いので、あの子に会いたいです・・・。

怖くないかもしれませんが、私にとっては洒落にならない話しでした。
最後まで見てくださり、有難うございました。


 









拍手[3回]

この記事にコメントする

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Title : 無題

幽霊は互いの姿を認識出来ないと聞いた事があります。自殺の名所とされる地は、仲間が欲しいからと生者を引っ張り込むものの、結局その仲間が見えないから更に更に引っ張るのだとか。

そう考えるとこの坊や、どれだけ強い力を持っているのでしょうか…。
普通、幽霊に引っ張られた人はその幽霊に言い様にされるもんですが、この坊やは自らを拐った女に抗い打ち克ち、仲間を増やさないように守ってくれる。4~5歳の子供なら「ひとりぼっちイヤだ!おともだちほしい!」って言いそうなもんですが。
つくづく不思議な話です。

ドラスタ娘 2015.09.22 (Tue) 19:11 編集

Re:無題

>幽霊は互いの姿を認識出来ないと聞いた事があります。自殺の名所とされる地は、仲間が欲しいからと生者を引っ張り込むものの、結局その仲間が見えないから更に更に引っ張るのだとか。

前にうちで掲載した話にあったね。
子供はなんだろね。
なんで影響されないのかしら。

2015.09.23 19:52

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[10/25 ukvartiraFum]
[10/04 NONAME]
[09/30 NONAME]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ