都市伝説・・・奇憚・・・blog
都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。
メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ
☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中!
☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆
アフロの男性
2015.09.16 (Wed) | Category : 人を信じすぎる人へ
203:1/4:2015/09/02(水)09:31:13ID:05g
今から十年以上前の話。
小学校からの帰り道の途中で友達の家に寄ったからだと思うのだけれど、何故かその日はいつも通る側の歩道ではなく反対車線側の歩道を歩いていた。
反対側の家をまじまじ見るなんてそれまでなかったものだから、家々を見ながら帰っていたのだと思う。
一軒、目をひく家があった。
今でも外観を覚えているのだけれど、何というか、もの凄く可愛い家だった。
小さな女の子が一度は憧れるような家。
しみひとつない真っ白い壁に赤い屋根、
アーチ状の柱を持つ玄関のひさし、その真横に大きな窓があってまるでシルバニアファミリーの家みたいな外観だった。
「凄く可愛いお家だなあ。こんな家あったんだ…最近建ったのかなあ」
と感動しながらその日はその侭通り過ぎた。
(続きは『続きを読む』をクリック)
今から十年以上前の話。
小学校からの帰り道の途中で友達の家に寄ったからだと思うのだけれど、何故かその日はいつも通る側の歩道ではなく反対車線側の歩道を歩いていた。
反対側の家をまじまじ見るなんてそれまでなかったものだから、家々を見ながら帰っていたのだと思う。
一軒、目をひく家があった。
今でも外観を覚えているのだけれど、何というか、もの凄く可愛い家だった。
小さな女の子が一度は憧れるような家。
しみひとつない真っ白い壁に赤い屋根、
アーチ状の柱を持つ玄関のひさし、その真横に大きな窓があってまるでシルバニアファミリーの家みたいな外観だった。
「凄く可愛いお家だなあ。こんな家あったんだ…最近建ったのかなあ」
と感動しながらその日はその侭通り過ぎた。
(続きは『続きを読む』をクリック)
204:2/4:2015/09/02(水)09:31:36ID:05g
次の日、またあの可愛い家の前を通ろうと思って、昨日通った側の道で下校していた。
果たしてその家はあった。
でも昨日と違うのは玄関の真横にある大きな窓が開いていて、そこから人が上半身をのぞかせていた事だった。
その人は20代前半位の男性で、綺麗な家には不釣り合いなほど薄汚いティーシャツを着ていたのだけれど、特筆すべきなのはその見事なアフロ・ヘアー。
『アフロ田中』っていう漫画があるけど、まさにあの漫画の主人公みたいなアフロ・ヘア―。
今思い出しても、まさにあれこそアフロ・ヘア―っていう感じのアフロ・ヘア―だった。
12年間生きてきて初めてアフロを見た私は度肝を抜かれ、
「アフロの人って本当にいるのか…!」
と(失礼な話だけれど)その男性をガン見しながらその家の前を通り過ぎた。
でもその男性は私の存在に気が付いていないようで、斜め上辺りの虚空を身動きもせずじっと見つめていた。
その何の感情も持っていないような男性の目が、少し怖かった。
205:3/4:2015/09/02(水)09:31:57ID:05g
その次の日、またその家の前を通ることのできる道で下校した。
アフロの男性は少し怖かったけれど、あの可愛らしい家がどうしても見たかった。
さすがに二日続けてアフロさんはいないだろうと楽観的に考えていたのだけれど、その綺麗な家の一歩手前で気付いた。窓から飛び出したアフロが見える事に。
アフロの男性は前の日と全く変わらない体勢で虚空を見つめていた。
怖くなって私は一旦立ち止まった。
だが、しばらく見ていても男性は動く事もなく私を無視して虚空を見つめているだけだ。
何だかその男性を怖く思ってしまった事を申し訳なく思い、私は再び歩き始めた。
その家の外観と男性のアフロを交互に見ながらその家の前を歩く。
相変わらず家は本当に可愛らしく、男性は身動きもせず虚空をじっと見つめている。
その様子に、
「やっぱりこのアフロの人は危ない人じゃない」
と安心した。
そしてその男性の前を通り過ぎようとした瞬間、それまで虚空を見つめていた男性が突然私の方を見た。
男性の虚ろな目と私の目が合う。
凄く怖かった。でも何故か目をそらす事が出来なかった。
男性は私の目を暫くじっと見つめ、突然
「おかあさあああああん…おかあさああああああああああああああああん…」
と私に向かって大声で繰り返し言い始めた。
私は本当に怖くて怖くて堪らなくなって走って逃げた。
男性の声がどんどん小さくなって、聞こえなくなっても走り続けた。
206:4/4:2015/09/02(水)09:32:19ID:05g
それから一か月ほど、違う道を通って下校した。
前に使っていた道と比べるとかなりの遠回りになってしまうけれど、またあの人がいたらと思うと怖くて通れるものじゃなかった。
しかし、その道を通らねばならない時は意外と早く来るもので、何か用事があるので早く帰ってこいと親に言われてしまった。
あの道を通るのは本当に嫌だったけれど、違う道を通るとおそらく間に合わない。
反対側の車線を通れば大丈夫だと自分に言い聞かせながら下校する。
でもあの可愛らしい家ある場所に近付くほど憂鬱な気持ちになって、またアフロの人がいたらどうしようと心配した。
だがそれは杞憂に終わった。アフロの男性はいなかった。
というか、そもそもあの可愛らしい家自体がなくなっていた。
あの家があった場所は月極駐車場になっていた。
因みに十年以上たった今もその場所は月極駐車場だ。
あのアフロの男性と可愛らしい家は何だったのか、未だに分からない。
PR
スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
アーカイブ
過去50ヶ月分を表示しています
アクセス解析
カウンター
この記事にコメントする
Title : 無題
地元のY駅改札前にはイヤホン指してくねくねと踊る(結構上手い)お兄さんがいるんだけど
遠目で(アカン)ってわかる空気を放ってる。
普段は短髪なんだけど、ある日突然アフロになって床で波打ってる(結構上手い)のを見て、全身がチキン肌ビチビチってなった経験があるので
アフロの人苦手です・・・
んで、その駅からは離れているけど
これも地元に通称メルヘンハウスって家があってパッと見、夢のような少女漫画に出てきそうな三階建てで庭付きの豪邸があるんだけどその家には子供がいない(噂ですがね)為なのか知らないけど外壁の上に色あせたドラえもんやアンパンマンやウルトラマンの大きめの人形を並べていて、ピエロの人形とかもあってこちらも遠目から見て(アカン)って家なんだよね。
地元のトラウマ物件が二つも詰め込まれたような話を見つけて正直感動してる。
おさけ 2015.09.16 (Wed) 19:45 編集
Re:無題
ちょいちょい入る()が合いの手に見えてなんかラップなんじゃないかと思えて仕方がないwww
2015.09.19 19:19
Title : 無題
楳図かずおの家とか見てみたいな
NONAME 2015.09.17 (Thu) 06:53 編集
Re:無題
それだ!w
2015.09.19 19:31
Title : 無題
あの赤と白のシマシマの家ねw
イフェ 2015.09.17 (Thu) 07:53 編集
Re:無題
そうそう。
吉祥寺だっけ?
2015.09.19 19:31
Title : 無題
一ヶ月のあいだに取り壊して駐車場になったんだね。
NONAME 2015.09.17 (Thu) 08:43 編集
Re:無題
わりとありがちよね。
あれ、ここ前なんだっけ?って場所。
2015.09.19 19:31
Title : 無題
つか、これマジで楳図かずおだったんじゃね?アフロっぽいし
NONAME 2015.09.17 (Thu) 23:51 編集
Re:無題
楳図かずおがガイキチみたいな熱い風評被害w
2015.09.21 15:24
Title : 無題
残念ながら楳図かずおは二十代前半にはどうやっても見えないのではなかろうかとマジレス。
確かあの人十年前には既に今と同じ外見だったような?
おかーさんおかーさんと言われると、東方見聞録(FC)か、魔王が来るよ怖いよの二択のような?
七篠 2015.09.22 (Tue) 04:22 編集
Re:無題
おかーさーん!
からーしめんたいこー!
ってCMあったぞ。
2015.09.23 15:02
Title : 無題
猫ひろしっ猫ひろしっ
NONAME 2015.09.22 (Tue) 12:38 編集
Re:無題
なんでだよ!www
2015.09.23 15:38