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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.23 (Sat) Category : 

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いやだなぁ何もなければいいなぁ

2015.08.11 (Tue) Category : とりあえず和みたい人へ

517本当にあった怖い名無し[sage]2011/09/26(月)21:55:39.69ID:wztgIIyAOBe:
ウチのオカンがうら若き女学生だった時の話しをひとつ。
生徒会に所属していたオカンは、ある日の事、学校行事の打合せで帰りが遅くなったんだとさ。
当時、オカンは自転車通学していたんだが田舎なもんで街灯は少なく辺りは真っ暗。
オマケに帰り道にゃ墓の横にある道を通らなければいけない。

オカンは内心、
「いやだなぁ何もなければいいなぁ」
と怖がりながらも自転車を漕いでいた。
そして例のお墓エリアまでやってきた。
出来れば通りたくない、でも通らなければ家には帰れぬ。

意を決したオカンは全力で走り抜ける作戦に出た。距離にして約400m、一気にペダルを漕いで加速したのだ。



518本当にあった怖い名無し[sage]2011/09/26(月)21:56:19.79ID:wztgIIyAOBe:
が、半ばまで来た所で急にペダルを漕ぐ足が重くなった。後ろに何か乗っかってきた感じだ。
後ろは見てないが得たいの知れない気配と重みを感じたオカンは半べそになりながら必死に漕いだ。

途中、蛇行したりけど後ろの何かは張り付いたまま。
ついには妙な息づかいまで聞こえてくる始末。

最早、パニック状態になりつつあった時、オカンの視界に柵からはみ出した木の枝が入ってきた。
高さ的に丁度、オカンの頭付近だ。

オカンは咄嗟にこれだ!と思い立ち、ペダルが重いにも拘わらず立ち漕ぎした。
凄い速さで木の枝が近づいてくる。
そして、ぶつかる直前にオカンが思いっきり身を屈めたそうだ。次の瞬間

「ぶひらっ!」

とか何とか今まで聞いたことのない声ともんどりうったようなドシャ!と言う音が聞こえた。
そこでオカンは初めて後ろを向いた訳だがそこには黒い人の形をしたような陰がごろごろと転がって落ちていったそうな。

オカンは心の中で勝ったと確信した。

確信したと同時にオカンと自転車は田んぼへダイブ。
道から田んぼへ落ちるまでの間に後ろから
「田んぼあるから気を付けろっつうのに4にんめだぞ、たわけ」
と声が聞こえたそうだ。

幸いにも怪我は軽い打撲だけですんだオカンは泥まみれになりながらも無事に帰還。
家に帰ると帰りが遅い事に腹を立てたオカンのとーちゃん、俺から言うとおじーちゃんなんだが叱り飛ばしてやろうと待ち構ええていたそうな。

だが泥まみれのオカンが家にはいるなり
「ぎゃあ!どろたぼう!」
って卒倒したというオチがついたそうだ。


 








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