忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2024.11.23 (Sat) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

深夜の歌舞伎町

2015.07.11 (Sat) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

667本当にあった怖い名無しNew!2005/11/25(金)14:15:41ID:n9pHRJ+60
新宿歌舞伎町で夜のバイトをしていたときの話。
バイトといっても深夜営業の中華料理屋で出前とか皿洗いとかだ。

深夜の歌舞伎町は異様な雰囲気で、終電がとっくに終わった3時過ぎでも街全体に煌々と灯りがともり、得体の知れない連中がうようよしてて、外人女が頬に刺青した若造にぶん殴られて泣き喚いてたり、ホームレスがいきなり路地裏でパンツおろして下痢便たれたりとか、とにかく基地外みたいなところだった。

こんなところだから深夜の出前も大忙しで、あっちこっちの得体のしれない風俗店なんかにチャーハンとか肉ソバとかをチャリで出前していた。
一度なんか、いかにもヤクザってガラの男が二人、風俗店の玄関からブルーシートで頭からぐるぐる巻きにした女を抱えて車の後部座席に放り込んだのを目撃しちまって、あわてて知らんぷりして通りすぎた。
ブルーシートから飛び出した白いナマ脚の太股が異様だった。
こんなバイト夏いっぱいで辞めて、貯めた金でしばらく遊ぼうと思ってた。



668本当にあった怖い名無しNew!2005/11/25(金)14:16:04ID:n9pHRJ+60
で、ある夜中、某風俗店の事務所に出前に行く途中、いつもうす暗い路地裏を通るんだけど、そこに白いマンショみたいな4階建ての古い小さなビルがあって、普段はだれも使っていない風だった。

その前を通ろうとして、ふと上を見あげると、4階のベランダに黒いドレスみたいなものを着た女が立っていて、遠くの方をじっと見ていた。

暗くて顔とかはほとんど見えなかったけれど、どこか遠くの方をみているようだった。
翌日も、やはり夜中に別の風俗店に出前に行く途中、またその薄暗い路地裏の4階建ての古いマンションの前を通った。

行くときはだれもいなかったのだが、帰りに通ったときに上を見あげると、昨日とおなじように、黒いドレスみたいなものを着た女が立っていて、今度は俺の方をじっと見下ろしているようだった。
暗くて顔とかほとんど見えなかったけれど、こっちの方を向いていた。

(続きは『続きを読む』をクリック)


 









拍手[2回]



669本当にあった怖い名無しNew!2005/11/25(金)14:16:37ID:n9pHRJ+60
それから1週間ほどして、そのマンションのどこかの空き室からアジア系の外人女の死体が見つかったとかで、昼間警察が来て、その界隈はちょっとした騒ぎになった。
捜査員が注射器とかビニールのパケットとかもってマンションから出てきたそうで、女はシャブの打ち過ぎか打たれ過ぎかで死んだんだろういうことになった。
俺は内心、
「この間いやなもの見ちゃったなー」
と思ったけど、それほど気にしてた訳でもなかった。



670本当にあった怖い名無しNew!2005/11/25(金)14:19:04ID:n9pHRJ+60
それからしばらくたって、また以前の風俗店に肉ソバとかを出前にいった。
例のマンションの前をとおりかかったのだが、4階のベランダにはだれもいなくて、そのまま通りすぎようとした。
と、そのビルと隣のビルの間の隙間の暗がりに、黒っぽいドレスみたいなもの着ている女がこっちを向いて立っているようだった。

俺はしばらくチャリの脚をとめてそっちを見ていただけど、見てちゃいけないと思って、そのまま風俗店に出前に行った。
店の控え室に出前の品を届けると、ヒマそうな厚化粧の女と白シャツのボーイが俺を捕まえて
「あそこのマンション、出るんだってさ」
と言いだした。

要するに、店の女の子が見たとか、客のうわさとかで、そこが一種の「心霊スポット」になってしまったらしい。
俺も
「実はここに来る途中・・・」
と言ったので、二人は顔を見合わせてしまい。
それから恐る恐る
「ちょっと見に行こうよぉ」
となってしまった。
客が全然入っていなくてヒマだったらしい。



671本当にあった怖い名無しNew!2005/11/25(金)14:19:57ID:n9pHRJ+60
で、三人で例のマンションの前まで行ったけれど、別段黒いドレスの女は見あたらず、「なーんでぇ」となって、引き上げようとした。

そしたら厚化粧女がいきなり
「ぎゃあ!」
と叫んで身をひるがえし、
「や、やだよぉ!」
といって走り出した。

俺とボーイは訳もわからず女を追いかけたが、女はタクシーをつかまえて飛び乗ると、そのまま夜の街に消てしまった。俺たちは唖然とし、ボーイは
「まいったな・・・」
とか言いながら、二人はそれぞれ自分の店に戻っていった。



672本当にあった怖い名無しNew!2005/11/25(金)14:21:03ID:n9pHRJ+60
後日その店に出前に行ったときにボーイに聞いたら、例の厚化粧女は翌日電話で店を辞める旨の連絡をしてきたそうで、ボーイが直接電話に出たらしいのだが、マンションの4階のベランダの、足元くらいの高さの所にに顔があったと言ってたらしい。

それから1ヶ月くらいしたら、夜中にそのマンションから原因不明の出火があり、両隣のビルをまきこんで見事に焼失してしまった。夜中に消防車が何台も来て、野次馬とかで騒然とし、たいへんだった。
俺はその夏でバイトを辞めた。
PR

この記事にコメントする

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[10/25 ukvartiraFum]
[10/04 NONAME]
[09/30 NONAME]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ