都市伝説・・・奇憚・・・blog
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不思議なマンション
2015.03.28 (Sat) | Category : とりあえず和みたい人へ
132:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/29(木)09:14:20.30ID:kOpkfPDG0.net
生活板からの拾い物だけど、なんかゾワッとしたので。
5歳ぐらいだったと思う。
俺の父親は出張の多い仕事で家を空けることが多かった。
母親が何かの病気で手術することになって、その間、一ヶ月ぐらい祖父母の家に預けられていたことがあった。
祖父母の家は政令指定都市だが中央から離れてて、まだ周囲には田んぼが残ったようなところの住宅地。
割と直ぐに同じような年頃の友達が出来て、近所の公園でよく遊んでた。
ある日いつものように公園に行ったら、何故かその日は誰もいなくてまあそのうち誰か来るだろうと、ひとりでブランコ漕いで遊んでた。
そしたら同じぐらいの男の子がやってきて、その子・A君もひとりだったから一緒に靴飛ばし(立ち漕ぎしながら靴を遠くに飛ばしたもん勝ちって遊び)しててそしたらA君の靴が垣根の向こうに行って、探しても見つからない。
なので家に帰るけど、すぐ近くだから俺君もおいでよって言われて一緒に付いて行った。
そこは5階建てか6階建てか忘れたけど、それぐらいの古い団地だった。
エレベーターがなくて階段で競争しながら駆け上がって行った。
最上階のA君の家に入ったあと、ベランダに出て町を見渡して
「あそこがさっきの公園」
って教えて貰った。
回りは一戸建てばかりだったからすぐ分かって、その公園から目で辿って祖父母の家も見つけた。
俺んちは一戸建てだったし、祖父母の家も一戸建てだったから団地とかすごく珍しくて面白かった。
133:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/29(木)09:14:37.33ID:kOpkfPDG0.net
その日はそれだけだったけど、今度来た時は屋上に連れてってあげるよって言われてなんかワクワクして楽しみにしてたけど、結局その後A君と会う事はなく父が迎えに来る日を翌日に控えた夜のこと。
祖父母とごはんを食べながら、A君との約束の話をしたら祖父母ともに首を傾げていた。
この近くに団地なんかないって言うんだ。
あったってば。自分の足で階段駆け上がったし。
ベランダからの光景も目に焼き付いてるし。
でも翌朝、父が来るまでの間に祖父と散歩しながら近隣を探したけど本当に一戸建てか2階建てのアパートしかなかった。
そんなはずない!と思って、なんだか説明できないような感情が襲ってきてわーわー泣いてた。
でも結局父が迎えてきて、母が元気になったよって言われたら嬉しくてそんなことはすっかり忘れてた。
中学に入った年に祖母が亡くなり、そのお通夜の時に何故か急にそのことを思い出して祖父に本当に団地に上ってベランダから町を眺めたのにって話したら祖父もその時のこと覚えてて、実際のところどうなのか分からないし怖がるといけないと思って黙ってたけど、団地はあったらしい。
ただし、その2年も前に取り壊されていた。
団地というか、ある会社の社宅だったそうだ。
その社宅で何があったのか分からないけど、取り壊しになったあとしばらく少年の霊が出るという噂話はあったらしい。
だけどその話を聞いても俺は何故か“怖い”と言う感情にはならなかった。
A君との思い出は現実だったのか夢だったのか分からないが、俺に兄弟がいないせいか、すごく楽しくて今思い出しても
ベランダから見た光景もA君の笑顔もキラキラしてるんだよなぁ。
だからもう思い出の一つとして残しておくことにした。
生活板からの拾い物だけど、なんかゾワッとしたので。
5歳ぐらいだったと思う。
俺の父親は出張の多い仕事で家を空けることが多かった。
母親が何かの病気で手術することになって、その間、一ヶ月ぐらい祖父母の家に預けられていたことがあった。
祖父母の家は政令指定都市だが中央から離れてて、まだ周囲には田んぼが残ったようなところの住宅地。
割と直ぐに同じような年頃の友達が出来て、近所の公園でよく遊んでた。
ある日いつものように公園に行ったら、何故かその日は誰もいなくてまあそのうち誰か来るだろうと、ひとりでブランコ漕いで遊んでた。
そしたら同じぐらいの男の子がやってきて、その子・A君もひとりだったから一緒に靴飛ばし(立ち漕ぎしながら靴を遠くに飛ばしたもん勝ちって遊び)しててそしたらA君の靴が垣根の向こうに行って、探しても見つからない。
なので家に帰るけど、すぐ近くだから俺君もおいでよって言われて一緒に付いて行った。
そこは5階建てか6階建てか忘れたけど、それぐらいの古い団地だった。
エレベーターがなくて階段で競争しながら駆け上がって行った。
最上階のA君の家に入ったあと、ベランダに出て町を見渡して
「あそこがさっきの公園」
って教えて貰った。
回りは一戸建てばかりだったからすぐ分かって、その公園から目で辿って祖父母の家も見つけた。
俺んちは一戸建てだったし、祖父母の家も一戸建てだったから団地とかすごく珍しくて面白かった。
133:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/29(木)09:14:37.33ID:kOpkfPDG0.net
その日はそれだけだったけど、今度来た時は屋上に連れてってあげるよって言われてなんかワクワクして楽しみにしてたけど、結局その後A君と会う事はなく父が迎えに来る日を翌日に控えた夜のこと。
祖父母とごはんを食べながら、A君との約束の話をしたら祖父母ともに首を傾げていた。
この近くに団地なんかないって言うんだ。
あったってば。自分の足で階段駆け上がったし。
ベランダからの光景も目に焼き付いてるし。
でも翌朝、父が来るまでの間に祖父と散歩しながら近隣を探したけど本当に一戸建てか2階建てのアパートしかなかった。
そんなはずない!と思って、なんだか説明できないような感情が襲ってきてわーわー泣いてた。
でも結局父が迎えてきて、母が元気になったよって言われたら嬉しくてそんなことはすっかり忘れてた。
中学に入った年に祖母が亡くなり、そのお通夜の時に何故か急にそのことを思い出して祖父に本当に団地に上ってベランダから町を眺めたのにって話したら祖父もその時のこと覚えてて、実際のところどうなのか分からないし怖がるといけないと思って黙ってたけど、団地はあったらしい。
ただし、その2年も前に取り壊されていた。
団地というか、ある会社の社宅だったそうだ。
その社宅で何があったのか分からないけど、取り壊しになったあとしばらく少年の霊が出るという噂話はあったらしい。
だけどその話を聞いても俺は何故か“怖い”と言う感情にはならなかった。
A君との思い出は現実だったのか夢だったのか分からないが、俺に兄弟がいないせいか、すごく楽しくて今思い出しても
ベランダから見た光景もA君の笑顔もキラキラしてるんだよなぁ。
だからもう思い出の一つとして残しておくことにした。
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