密輸

　ある女性がメキシコ旅行中に、小さくてかわいらしい野良犬と出会った。餌を与えると、犬はとても彼女になついてきたので、彼女もついつい情が移り、こっそりこの犬をアメリカへ持ち帰ることにした。
　なんとか検問を誤魔化して、彼女と犬は無事に家に帰りついた。ところが、帰国してからどうも犬の調子がよくないようだ。犬は日に日に衰弱し、とうとう寝込んでしまった。
　困った彼女は獣医のもとを訪れ、犬を診察してもらうことにした。すると、獣医は犬を一目見た途端に目を丸くし、彼女にこう尋ねてきた。
　「あなたはいったい、どこでこいつを手に入れたんですか？」
　「実はメキシコ旅行中に拾った犬なんです」
　すると獣医は、驚いた様子でこう言葉を続けた。
　「犬だなんてとんでもない！こいつはメキシコに生息している大ネズミですよ！」

別れ話にご用心

ある男が同棲している恋人に別れ話を切り出した。男は彼女に向かい、すぐに荷物をまとめて出て行くように言い渡すと、毎日彼女と顔をあわせることで別れ話についての議論を蒸し返されることを恐れ、しばらくの間家を留守にすることにした。
　2週間がたち、男は家に帰ってきた。まだ彼女が居座っていたらどうしようと内心不安であったのだが、そこには彼女の姿も、荷物も残されていない。ホッとした彼が家のなかを見回していると、電話の受話器が外れ、そこから何か聞いたことのない国の言葉が流れ続けているのに気づいた。
　彼女は振られた腹いせに、東京の時報案内にまで国際電話を掛け、受話器をそのままにして出て行ったのだ。やがて男のもとには、数千ドルにも及ぶ電話料金の請求書が届けられた。

激安ソープランド

歓楽街に激安なお店（ソープランド）があったので、男は迷わずに入った。

店に入ると普通のお店で特段変わったところもなく、泡姫も普通にそそる女だった。

プレイが終わり大満足の男、さあ帰ろうとすると服がどこにも見当たらない。店の従業員にきれいに隠されてしまったのだ。

そして、従業員が裏メニューを持って登場。相場よりも高い料金設定のプレイが満載である。このとき自分が受けたサービス内容が頭をよぎる。
「やられた・・・・」

全裸の人間は無防備で無力なもので、ついお金を払ってしまうという。抵抗しても奥から怖い人たちが出てくるので、どうしようもない。