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金色に輝く山
2017.08.09 (Wed) | Category : ミステリー・不思議な話
429:本当にあった怖い名無し[sage]:2005/10/03(月)00:52:35ID:6lZwNlVN0
消防のころ、不思議な体験をした。
東京の墨田区に叔母さんが住んでいて、よく泊まりにいっていた。
で、そのころマイブームだったのが自転車での朝の散歩。
叔母の住んでいたところは昔ながらの下町という雰囲気で、小さな家がびっしりと立ち並び、車すら通れない細い路地が入り組んでいた。
田舎育ちだった私にはまるでそれが迷路のようでおもしろく、泊まった翌日は早起きして自転車を借りてその路地を走りまくっていた。
時には本当に迷うこともあったが、叔母の住んでいた区画は三方は大通り、残りは土手だったので迷ったらまっすぐ突き進んでいればいつかはどこかに出ることができた。
夏のある日、自分はいつものように朝の散歩に出かけた。
いろいろと走っているうちに区画のちょうど真ん中を横切っている電車の高架の真下にでた。
このまま高架に沿って走っていけば、ちょうど土手の方向にでるはずである。
土手まで走ってみようと、高架に沿って自転車で走り出した。
高架の両脇に道があり、高架を潜って右を走ったり左を走ったりしているといきなり犬に吼えられた。
姿は見えないもののあまりにも物凄い勢いだったので恐くなって逃げるように高架を潜り左側の道にでた時だった。
その瞬間、犬の吼え声が消こえなくなった。
鳴きやんだというよりも、いきなり途切れた感じ。
そして違和感。何かが違う、そう感じて自転車を止めた。
430:本当にあった怖い名無し[sage]:2005/10/03(月)00:53:19ID:6lZwNlVN0
道沿いに小さな家が隙間なく並んだ光景は見慣れたものだ。
けれど、明るさが違った。
今までは朝特有の白っぽい太陽の光りだったのにいま家や目の前の道路を照らしていたのは黄色っぽい夕方のような光りだったのだ。
不審に思いながらも何気なく高架を見上げた私は、びっくりした。
まっすぐに伸びていく高架の先に山が見えたからだ。
まるで秋の稲穂のように金色に輝く山。
この先にあるのは土手のはずで、山なんてあるわけがない。
土手と山を見間違えたかとも思ったのだが、山はかなり大きくキレイな三角形をしていた。
「やばい」
なぜかそのとき、そう感じた。
このまま進んではいけない。
もし進んだら……帰ってこれなくなる、と。
私は自転車の向きを変えると、全速力でこいだ。
来るときは右に曲がったところを左に、左に曲がったところは右へとわざわざ急ぎながらも来るときとは正反対になるようにして。
何回か曲がったとき、空気が変わったことに気がついた。
自転車を止め、おそるおそる振り返ってみるともうそこに山はなかった。
光りも朝の白っぽい光りに戻っていた。
431:本当にあった怖い名無し[sage]:2005/10/03(月)00:54:52ID:6lZwNlVN0
それから何度か叔母のうちに泊まったが、朝の散歩にはでかけられなかった。
ようやく確かめにでることができたのは、二年くらい過ぎてからだ。
高架にそって自転車でまっすぐに進んでいったが、いつまでたっても山は見えなかった。
それでも進んでいくと最後には土手にいきついてしまった。
何度か試したが、二度とあの山をみることはできなかった。
いったいあれはなんだったのかと、今でもふと思うことがある。
もしかしたら別な次元に入り込んだのかもしれない、そう思っている。
大したことでもないのに長文スマソ。
引用元:不可解な体験・謎な話 ~enigma~ PART 28
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1126624258/429-431
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消防のころ、不思議な体験をした。
東京の墨田区に叔母さんが住んでいて、よく泊まりにいっていた。
で、そのころマイブームだったのが自転車での朝の散歩。
叔母の住んでいたところは昔ながらの下町という雰囲気で、小さな家がびっしりと立ち並び、車すら通れない細い路地が入り組んでいた。
田舎育ちだった私にはまるでそれが迷路のようでおもしろく、泊まった翌日は早起きして自転車を借りてその路地を走りまくっていた。
時には本当に迷うこともあったが、叔母の住んでいた区画は三方は大通り、残りは土手だったので迷ったらまっすぐ突き進んでいればいつかはどこかに出ることができた。
夏のある日、自分はいつものように朝の散歩に出かけた。
いろいろと走っているうちに区画のちょうど真ん中を横切っている電車の高架の真下にでた。
このまま高架に沿って走っていけば、ちょうど土手の方向にでるはずである。
土手まで走ってみようと、高架に沿って自転車で走り出した。
高架の両脇に道があり、高架を潜って右を走ったり左を走ったりしているといきなり犬に吼えられた。
姿は見えないもののあまりにも物凄い勢いだったので恐くなって逃げるように高架を潜り左側の道にでた時だった。
その瞬間、犬の吼え声が消こえなくなった。
鳴きやんだというよりも、いきなり途切れた感じ。
そして違和感。何かが違う、そう感じて自転車を止めた。
430:本当にあった怖い名無し[sage]:2005/10/03(月)00:53:19ID:6lZwNlVN0
道沿いに小さな家が隙間なく並んだ光景は見慣れたものだ。
けれど、明るさが違った。
今までは朝特有の白っぽい太陽の光りだったのにいま家や目の前の道路を照らしていたのは黄色っぽい夕方のような光りだったのだ。
不審に思いながらも何気なく高架を見上げた私は、びっくりした。
まっすぐに伸びていく高架の先に山が見えたからだ。
まるで秋の稲穂のように金色に輝く山。
この先にあるのは土手のはずで、山なんてあるわけがない。
土手と山を見間違えたかとも思ったのだが、山はかなり大きくキレイな三角形をしていた。
「やばい」
なぜかそのとき、そう感じた。
このまま進んではいけない。
もし進んだら……帰ってこれなくなる、と。
私は自転車の向きを変えると、全速力でこいだ。
来るときは右に曲がったところを左に、左に曲がったところは右へとわざわざ急ぎながらも来るときとは正反対になるようにして。
何回か曲がったとき、空気が変わったことに気がついた。
自転車を止め、おそるおそる振り返ってみるともうそこに山はなかった。
光りも朝の白っぽい光りに戻っていた。
431:本当にあった怖い名無し[sage]:2005/10/03(月)00:54:52ID:6lZwNlVN0
それから何度か叔母のうちに泊まったが、朝の散歩にはでかけられなかった。
ようやく確かめにでることができたのは、二年くらい過ぎてからだ。
高架にそって自転車でまっすぐに進んでいったが、いつまでたっても山は見えなかった。
それでも進んでいくと最後には土手にいきついてしまった。
何度か試したが、二度とあの山をみることはできなかった。
いったいあれはなんだったのかと、今でもふと思うことがある。
もしかしたら別な次元に入り込んだのかもしれない、そう思っている。
大したことでもないのに長文スマソ。
引用元:不可解な体験・謎な話 ~enigma~ PART 28
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1126624258/429-431
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広島は八月になるといつもカタカナのヒロシマになるのがかなしい。
2017.08.08 (Tue) | Category : ミステリー・不思議な話
444:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/05(土)11:24:30.86ID:T21eUfGT0.net
六十年以上も昔、中学生だった大叔父の話
野球少年だった大叔父は、仲間を集めては近所の空き地で野球をやっていた。
夏のある日、隣の寺まで飛んだボールがばたばたと卒塔婆を倒してしまった。
皆一斉に青くなったが、謝りに行くのも、こっそり草深い墓地に行くのもためらわれそうかといって、ボールはひとつしかないので取りに行かないと野球が出来ない。
墓地の入り口で皆まごまごしていると、一人の男の子が自分が謝ってくると言って、墓地の中へずんずん入って行ってしまった。
そうして、皆の見ている前でぼうっと消えてしまった。
びっくりした大叔父は慌てて坊さんを呼びに行った。
そうしてバカ者だのバチ当たりだの怒鳴られながら、墓地の中を探し回ったが…
「いなくなったのは誰じゃ言うてもだあれも名前を知らん、家もわからん。あいつはいつ仲間に入って来よったんか言うても、皆気づかんかった言いよる。終いにはあいつの顔がどんなんだったかわからんと言い出したんじゃ。」
その後、大人も加わって山も川も探した。
帰って来ない子供はいないかと、一軒一軒尋ね歩いたが判らなかった。
翌日大叔父たちは、全員で卒塔婆を直した。花を供えて頭を下げぞろぞろ墓地の外に出たところ、道端にぽつんとボールだけが落ちていた。
「八月じゃから、そういうこともあると思うんじゃ」
大叔父が亡くなって二十年経つ。
誰かがいっていたが、広島は八月になるといつもカタカナのヒロシマになるのがかなしい。
451:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/05(土)21:58:21.18ID:ksP7jaysO.net
>>444
これはオリジナル?名作コピペ?
いずれにしても好きな物語だ
バランスよくまとまっててスレ主旨にも沿っててノスタルジックでもある
…この叔父さんは恐らく自分よりちょっと上くらい?
語り手が昭和末~平成生まれなら叔父さんは昭和30年代生まれかな
子供が遊んでいい空き地がまだどの町にもあった頃、
8月にはヒロシマ・ナガサキの番組が当たり前に組まれていた頃だね
452:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/05(土)22:07:44.46ID:ksP7jaysO.net
あれ?見直したら冒頭に年代があるね、失礼
2017年の60年以上前というと、1950年代初頭か
てことは、自分の叔父叔母と同年輩
そして叔父さんじゃなく大叔父さん
大叔父さんは随分若くで亡くなったんですね
まあ、この世代は幼い頃にちゃんと栄養とれてなかったから、比較的長生きしてる自分の叔母なんかも病気がち
原爆後遺症などを除けば最後の戦争被害者かもな
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part103
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1499224290/444-452
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六十年以上も昔、中学生だった大叔父の話
野球少年だった大叔父は、仲間を集めては近所の空き地で野球をやっていた。
夏のある日、隣の寺まで飛んだボールがばたばたと卒塔婆を倒してしまった。
皆一斉に青くなったが、謝りに行くのも、こっそり草深い墓地に行くのもためらわれそうかといって、ボールはひとつしかないので取りに行かないと野球が出来ない。
墓地の入り口で皆まごまごしていると、一人の男の子が自分が謝ってくると言って、墓地の中へずんずん入って行ってしまった。
そうして、皆の見ている前でぼうっと消えてしまった。
びっくりした大叔父は慌てて坊さんを呼びに行った。
そうしてバカ者だのバチ当たりだの怒鳴られながら、墓地の中を探し回ったが…
「いなくなったのは誰じゃ言うてもだあれも名前を知らん、家もわからん。あいつはいつ仲間に入って来よったんか言うても、皆気づかんかった言いよる。終いにはあいつの顔がどんなんだったかわからんと言い出したんじゃ。」
その後、大人も加わって山も川も探した。
帰って来ない子供はいないかと、一軒一軒尋ね歩いたが判らなかった。
翌日大叔父たちは、全員で卒塔婆を直した。花を供えて頭を下げぞろぞろ墓地の外に出たところ、道端にぽつんとボールだけが落ちていた。
「八月じゃから、そういうこともあると思うんじゃ」
大叔父が亡くなって二十年経つ。
誰かがいっていたが、広島は八月になるといつもカタカナのヒロシマになるのがかなしい。
451:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/05(土)21:58:21.18ID:ksP7jaysO.net
>>444
これはオリジナル?名作コピペ?
いずれにしても好きな物語だ
バランスよくまとまっててスレ主旨にも沿っててノスタルジックでもある
…この叔父さんは恐らく自分よりちょっと上くらい?
語り手が昭和末~平成生まれなら叔父さんは昭和30年代生まれかな
子供が遊んでいい空き地がまだどの町にもあった頃、
8月にはヒロシマ・ナガサキの番組が当たり前に組まれていた頃だね
452:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/05(土)22:07:44.46ID:ksP7jaysO.net
あれ?見直したら冒頭に年代があるね、失礼
2017年の60年以上前というと、1950年代初頭か
てことは、自分の叔父叔母と同年輩
そして叔父さんじゃなく大叔父さん
大叔父さんは随分若くで亡くなったんですね
まあ、この世代は幼い頃にちゃんと栄養とれてなかったから、比較的長生きしてる自分の叔母なんかも病気がち
原爆後遺症などを除けば最後の戦争被害者かもな
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part103
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1499224290/444-452
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気を失ったはずが
2017.08.08 (Tue) | Category : ミステリー・不思議な話
212:名も無き被検体774号+[]投稿日:2012/04/21(土)23:30:08.59ID:ZoROMy5aO
学生時代、買い物を済ませて家の鍵とチェーンを掛けた所で記憶を失った。
気づいたのは翌日でベッドの上。
台所には作った覚えの無い料理があり、洗濯物も全て取り込まれていた。
鍵はチェーンを含めて全て掛けられていて、部屋の中に他人の気配は無し。
おまけに全く知らない筆跡で隠してあった日記帳に日記が書かれてた。
214:名も無き被検体774号+[]投稿日:2012/04/22(日)01:06:45.71ID:GPbQRIAF0
>>212
それめっちゃ怖くね?
でも優しいというツンデレな感じ
引用元:おまえらの体験した怖い話
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/news4viptasu/1334574837/212-214
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学生時代、買い物を済ませて家の鍵とチェーンを掛けた所で記憶を失った。
気づいたのは翌日でベッドの上。
台所には作った覚えの無い料理があり、洗濯物も全て取り込まれていた。
鍵はチェーンを含めて全て掛けられていて、部屋の中に他人の気配は無し。
おまけに全く知らない筆跡で隠してあった日記帳に日記が書かれてた。
214:名も無き被検体774号+[]投稿日:2012/04/22(日)01:06:45.71ID:GPbQRIAF0
>>212
それめっちゃ怖くね?
でも優しいというツンデレな感じ
引用元:おまえらの体験した怖い話
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/news4viptasu/1334574837/212-214
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