都市伝説・・・奇憚・・・blog
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忘れられない女の子
2018.11.03 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
294:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:22:09.86ID:YXGSsKnr0.net
忘れられない記憶がある。
小学生の時の話だ。
我が家は毎年二回、田舎にある祖父母の家に帰省していた。
別に誰かが特別行きたがっていた訳では無いが、一応孫の顔を見せに行っていたのだ。
俺には兄弟がいなかったので、特に遊びようの無いその田舎があまり好きではなかった。
あれは、小学一年生の時だと思う。
庭で1人で遊んでいると、女の子が現れたのだ。
とても綺麗な服を着ていて、にっこりと笑っている。
おそらく同年代くらいの子で、庭にある腰くらいの高さの柵の向こうに立って、遊んでいる俺を見ていた。
1人で遊ぶのにも飽きていたので、俺は迷わず声をかけた。
「一緒に、遊ぶ?」
返事は無かった。
俺はまた1人で遊び始め、気がつくと彼女はいなくなっていた。
295:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:22:49.87ID:YXGSsKnr0.net
翌日、その日はあいにくの雨が降っており、俺は使われていない和室で図鑑を眺めていた。
祖父母の家には何やら小難しい本がいっぱいあったのだが、その中で唯一子供でも楽しめそうな物は図鑑しかなかった。
それにも飽きて縁側に腰掛けたままぼーっとしていると、また女の子が現れた。
昨日と同じ様に柵の向こう側に立っていた。
その次の日も、そのまた次の日も、その子は俺の前に現れた。
今思えば、あれが俺の初恋なんだと思う。
隣近所に家は無かったが、俺が遊んでいると必ず彼女は現れた。
庭に入ってくる事も無く、俺に声をかける事も、俺の声に反応する事もなく、ただにっこりと笑ってそこに立っていた。
「遊ぼうよ」
「名前はなんていうの?」
「僕東京から来てるんだ」
「今はお母さん達お買い物に行ってるから、入っても大丈夫だよ」
いくら声をかけてもピクリともせず、ニコニコと笑ってそこに立っていた。
297:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:23:24.23ID:YXGSsKnr0.net
祖父母の家を離れる日が近づいてきたある日、理由は忘れたが俺は母親にこっぴどく叱られていた。
1人泣きながら庭に駆け込み、辺り構わず八つ当たりをしまくっていた。
そこら辺にあった石を地面に投げつけたり、枝を折ったりしながら大声を上げていると、例のごとく柵の向こうに立っている女の子が目に入った。
今までと変わらない素敵な笑顔で、俺を眺めている。
この時、初めてこの子を怖いと思った。
こんなに泣いている、こんなに大声を上げている人を目の前にして、眉毛1つ動かさないその子に、一切の感情を感じなかったのである。
気がつくと涙は止まり、じわじわと別の感情が湧き出していた。
一歩、二歩と彼女に近づいていく。
柵越しに彼女の目の前に立ち、俺は声をかけた。
「君は、誰?」
298:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:23:45.49ID:YXGSsKnr0.net
…
返事はない。
「誰なの?」
少し震えた声で聞いた。
やはり返事はない。
「誰なんだよお」
ほとんど半ベソだった気がする。
彼女は初めて見た時と全く変わらない、驚くほど綺麗な笑顔で、俺の目の前にいる。
「ねえ」
俺は耐えられなくなり、彼女の肩を掴んだ。
「……!」
掴んだ肩のあまりの冷たさに、俺は思わず後ずさった。
「君は…人間なの…?」
自分でも思わなかった言葉が口をついて出てきた。
しかしそれは、目の前の存在に対して俺が持っている、最も大きな疑問だったのかもしれない。
その時、いつもと変わらない、とても綺麗な、一点の曇りすらない笑顔を浮かべたまま、彼女は初めて口を開いた。
「お前に決めた」
驚くほど美しい顔に似つかわしくない、老人のような声だった。
その後、どのようにして部屋に戻ったのか、どのようにして母親に許しを請うたのか、よく思い出せないでいる。
ただ、彼女はそれ以来、二度と俺の前には現れなかった。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?352
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1537031148/294-298
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忘れられない記憶がある。
小学生の時の話だ。
我が家は毎年二回、田舎にある祖父母の家に帰省していた。
別に誰かが特別行きたがっていた訳では無いが、一応孫の顔を見せに行っていたのだ。
俺には兄弟がいなかったので、特に遊びようの無いその田舎があまり好きではなかった。
あれは、小学一年生の時だと思う。
庭で1人で遊んでいると、女の子が現れたのだ。
とても綺麗な服を着ていて、にっこりと笑っている。
おそらく同年代くらいの子で、庭にある腰くらいの高さの柵の向こうに立って、遊んでいる俺を見ていた。
1人で遊ぶのにも飽きていたので、俺は迷わず声をかけた。
「一緒に、遊ぶ?」
返事は無かった。
俺はまた1人で遊び始め、気がつくと彼女はいなくなっていた。
295:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:22:49.87ID:YXGSsKnr0.net
翌日、その日はあいにくの雨が降っており、俺は使われていない和室で図鑑を眺めていた。
祖父母の家には何やら小難しい本がいっぱいあったのだが、その中で唯一子供でも楽しめそうな物は図鑑しかなかった。
それにも飽きて縁側に腰掛けたままぼーっとしていると、また女の子が現れた。
昨日と同じ様に柵の向こう側に立っていた。
その次の日も、そのまた次の日も、その子は俺の前に現れた。
今思えば、あれが俺の初恋なんだと思う。
隣近所に家は無かったが、俺が遊んでいると必ず彼女は現れた。
庭に入ってくる事も無く、俺に声をかける事も、俺の声に反応する事もなく、ただにっこりと笑ってそこに立っていた。
「遊ぼうよ」
「名前はなんていうの?」
「僕東京から来てるんだ」
「今はお母さん達お買い物に行ってるから、入っても大丈夫だよ」
いくら声をかけてもピクリともせず、ニコニコと笑ってそこに立っていた。
297:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:23:24.23ID:YXGSsKnr0.net
祖父母の家を離れる日が近づいてきたある日、理由は忘れたが俺は母親にこっぴどく叱られていた。
1人泣きながら庭に駆け込み、辺り構わず八つ当たりをしまくっていた。
そこら辺にあった石を地面に投げつけたり、枝を折ったりしながら大声を上げていると、例のごとく柵の向こうに立っている女の子が目に入った。
今までと変わらない素敵な笑顔で、俺を眺めている。
この時、初めてこの子を怖いと思った。
こんなに泣いている、こんなに大声を上げている人を目の前にして、眉毛1つ動かさないその子に、一切の感情を感じなかったのである。
気がつくと涙は止まり、じわじわと別の感情が湧き出していた。
一歩、二歩と彼女に近づいていく。
柵越しに彼女の目の前に立ち、俺は声をかけた。
「君は、誰?」
298:本当にあった怖い名無し[]2018/10/05(金)14:23:45.49ID:YXGSsKnr0.net
…
返事はない。
「誰なの?」
少し震えた声で聞いた。
やはり返事はない。
「誰なんだよお」
ほとんど半ベソだった気がする。
彼女は初めて見た時と全く変わらない、驚くほど綺麗な笑顔で、俺の目の前にいる。
「ねえ」
俺は耐えられなくなり、彼女の肩を掴んだ。
「……!」
掴んだ肩のあまりの冷たさに、俺は思わず後ずさった。
「君は…人間なの…?」
自分でも思わなかった言葉が口をついて出てきた。
しかしそれは、目の前の存在に対して俺が持っている、最も大きな疑問だったのかもしれない。
その時、いつもと変わらない、とても綺麗な、一点の曇りすらない笑顔を浮かべたまま、彼女は初めて口を開いた。
「お前に決めた」
驚くほど美しい顔に似つかわしくない、老人のような声だった。
その後、どのようにして部屋に戻ったのか、どのようにして母親に許しを請うたのか、よく思い出せないでいる。
ただ、彼女はそれ以来、二度と俺の前には現れなかった。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?352
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1537031148/294-298
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???「あのときはたのしかったなぁ。またかかってこないかな」
2018.11.03 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
598:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2007/11/01(木)15:26:54ID:yfEXvmsAO
電話で思い出した。
父方の祖父の家は代々の農家で、家は古い日本家屋。
昔そこの押し入れっつか、納戸みたいな所に、黒電話がむき出しで置いてあった。
幼稚園年長~小二にかけて、里帰りの度に、俺はその電話で遊んでいた。
で、不思議体験なんだが、もう電話線繋いでない埃かぶった電話なのに、たまに会話してた記憶がある。
会話っつか、こんな感じの↓歌のやりとり。
俺「ズイズイずっころばし♪」
相手?「ゴマみそずい♪」
ドラえもんとかアンパンマンとかも歌ったが、反応があるのは童謡の時だけだった。
相手は子どもの声。小さい声だったから、性別は分からない。
不思議だけど不気味な感じはしなかったし、寧ろ歌好きだから楽しかった。
白昼夢でも見てたのかなって親は言ってるが、同意はしない。
と言うのも、幼稚園でも家でも教わらなかった、「赤とんぼ」の2番以降の歌詞を歌えるようになったのは、その電話相手が歌ってくれたからだったので。
小三からはゲームボーイを手に入れたので、黒電話では遊ばなくなったw
いつの間に処分したのか、今はその黒電話は置いてない。
長文失礼した。
600:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2007/11/01(木)15:44:44ID:ctI1MaP10
>>598
きっと電話の相手もドラえもんやアンパンマン
歌えるようになったんだろうなあ。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part41
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1190642221/598-600
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電話で思い出した。
父方の祖父の家は代々の農家で、家は古い日本家屋。
昔そこの押し入れっつか、納戸みたいな所に、黒電話がむき出しで置いてあった。
幼稚園年長~小二にかけて、里帰りの度に、俺はその電話で遊んでいた。
で、不思議体験なんだが、もう電話線繋いでない埃かぶった電話なのに、たまに会話してた記憶がある。
会話っつか、こんな感じの↓歌のやりとり。
俺「ズイズイずっころばし♪」
相手?「ゴマみそずい♪」
ドラえもんとかアンパンマンとかも歌ったが、反応があるのは童謡の時だけだった。
相手は子どもの声。小さい声だったから、性別は分からない。
不思議だけど不気味な感じはしなかったし、寧ろ歌好きだから楽しかった。
白昼夢でも見てたのかなって親は言ってるが、同意はしない。
と言うのも、幼稚園でも家でも教わらなかった、「赤とんぼ」の2番以降の歌詞を歌えるようになったのは、その電話相手が歌ってくれたからだったので。
小三からはゲームボーイを手に入れたので、黒電話では遊ばなくなったw
いつの間に処分したのか、今はその黒電話は置いてない。
長文失礼した。
600:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2007/11/01(木)15:44:44ID:ctI1MaP10
>>598
きっと電話の相手もドラえもんやアンパンマン
歌えるようになったんだろうなあ。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part41
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1190642221/598-600
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父親のお葬式のときの写真だと思う
2018.11.03 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
15:本当にあった怖い名無し:2007/01/10(水)22:21:23ID:o0knYrFN0
学生時代の友人から急に電話があった。
記憶の中では彼女は気丈な子だったが、そのときは声が弱々しく震えていた。
「うちの父親のことなんだけど」
その切り出しに、私は思わず居住まいを正す。
彼女のお父さんは2~3ヶ月前に亡くなったという知らせを聞いていた。
今どき珍しく、彼女は父親っ子だった。
話の先を促したが、電話では伝え難いことらしい。
数日後、話を聞くために喫茶店で彼女と会った。
もともと細い子だったが、少し頬がこけたようだった。
他愛のない近況報告ののち、おもむろに彼女は一枚の写真を取り出した。
中年女性が2人と、若い女性と彼女の4人が写っている。
みな喪服姿だった。彼女とその姉、母親、叔母らしい。
「父親のお葬式のときの写真だと思う。」
彼女はそれきり何も言わなかったが、一目でその写真の異常さはわかった。
一様に俯き、目を赤く腫らしている女性たちの中で、彼女だけが笑っていた。
それも満面の笑みで。
その曇り一つない笑顔は、なぜか非常に禍々しいものだった。
ふと、どうしてこんな写真が存在するんだろう、と疑問に思った。
葬式の日に写真なんて撮るものだろうか。
その写真は彼女の父親の遺影がバックに小さく写っている。
その前景として彼女以外の3人はバラバラのほうを向いて、動き回ってるようだった。
忙しそうな様子から察するに、葬式の最中ではなく前後だろう。
彼女だけがカメラ目線。
「これは誰が撮ったの?」
わからない、と言って彼女は首を横にふった。
-----------------------------------
去年の百物語スレから拾ってきた話。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?155
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1168419251/15
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学生時代の友人から急に電話があった。
記憶の中では彼女は気丈な子だったが、そのときは声が弱々しく震えていた。
「うちの父親のことなんだけど」
その切り出しに、私は思わず居住まいを正す。
彼女のお父さんは2~3ヶ月前に亡くなったという知らせを聞いていた。
今どき珍しく、彼女は父親っ子だった。
話の先を促したが、電話では伝え難いことらしい。
数日後、話を聞くために喫茶店で彼女と会った。
もともと細い子だったが、少し頬がこけたようだった。
他愛のない近況報告ののち、おもむろに彼女は一枚の写真を取り出した。
中年女性が2人と、若い女性と彼女の4人が写っている。
みな喪服姿だった。彼女とその姉、母親、叔母らしい。
「父親のお葬式のときの写真だと思う。」
彼女はそれきり何も言わなかったが、一目でその写真の異常さはわかった。
一様に俯き、目を赤く腫らしている女性たちの中で、彼女だけが笑っていた。
それも満面の笑みで。
その曇り一つない笑顔は、なぜか非常に禍々しいものだった。
ふと、どうしてこんな写真が存在するんだろう、と疑問に思った。
葬式の日に写真なんて撮るものだろうか。
その写真は彼女の父親の遺影がバックに小さく写っている。
その前景として彼女以外の3人はバラバラのほうを向いて、動き回ってるようだった。
忙しそうな様子から察するに、葬式の最中ではなく前後だろう。
彼女だけがカメラ目線。
「これは誰が撮ったの?」
わからない、と言って彼女は首を横にふった。
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去年の百物語スレから拾ってきた話。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?155
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1168419251/15
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