忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2025.01.23 (Thu) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

洒落にならないかどうかはわからんが、俺が幽霊を見せてもらった話。

2022.04.15 (Fri) Category : ミステリー・不思議な話

550:本当にあった怖い名無し:2021/12/22(水)10:57:32.45ID:AAw0gkOM0.net
洒落にならないかどうかはわからんが、俺が幽霊を見せてもらった話。

中学の時、クラスにちょっと変わった姉弟がいた。
姉のA子が4月、弟のB男が3月生まれのいわゆる年子で、2人ともクラスでは少し浮いた存在だった。
痩せぎすで突き出た頬が特徴的な姉とは対照的に、柔道部にでもいそうながっちり体型の弟。
2人とも大人しい性格で口数は多くない。

そんなA子から話しかけられたのは中2の秋だった。
「ねえ、幽霊見たくない?」
突然の声かけに驚いたが、話には興味がそそられた。
俺は昔からオカルト好きで、夏にはクラスの連中とよく怪談話で盛り上がっていた。

猿夢とか八尺様とか、オカ板で見つけた話をよく披露してたから、クラスではちょっとした怪談通ってポジションだった。
A子が俺に声をかけたのはそれが理由だったらしい。
幽霊を見つけて誰かに話したいけど、まともに聞いてくれそうなのは俺ぐらいしかいなさそうだったと。

「幽霊ってどこにいんだよ?」
「学校終わったらB男と案内するからついてきて」



551:本当にあった怖い名無し:2021/12/22(水)10:58:33.05ID:AAw0gkOM0.net
放課後、俺は親友のNを誘って姉弟と一緒に幽霊ツアーに出かけた。
着いたのは峠道の入口近くに建つボウリング場の廃墟。
もう10年以上も前に廃業したボウリング場で、1階が駐車場、2階がボウリング場といった造りだ。
建物の老朽化はかなり進んでいて、相当寂れている。

窓ガラスはほとんど破られ、壁面はスプレーの落書きで埋め尽くされている。
地元の暴走族がたまり場に使っているようなところだから、学校でも近づかないよう厳重に注意されている場所だ。

「こんなとこ、勝手に入って大丈夫なのかよ?」
俺は少しだけ不安になって、A子に聞いた。
「大丈夫、この時間は誰もいない。B男と何度も来てるけど、誰かに会ったことは一度もないから」
そう言うとA子はどんどんと敷地の中に入っていく。
俺たちも黙って後を付いていった。

「ここだよ」
1階駐車場の奥にある内壁の前に立ってA子は言った。
経年劣化のせいでだいぶ朽ちてはいるが、どう見ても普通のコンクリート壁だ。

「じゃあB男、そこに立って」
と、A子は弟に立ち位置を指示すると、鞄から懐中電灯を取り出した。
駐車場は開放式で、周囲から外光が入ってくるけど当然ながら照明はない。
薄暗くはあるが、移動は特に差し支えない程度の明るさだ。
それでも傾きかけた夕日のせいで、徐々に暗さが増している。



552:本当にあった怖い名無し:2021/12/22(水)10:59:33.87ID:AAw0gkOM0.net
「じゃあいい? 幽霊出すよ」
A子はそう言うと懐中電灯をつけ、B男に向けた。
「あっっ!!」
俺とNは思わず声を上げた。
コンクリート壁に映ったB男の影、ちょうど頭の位置に女の顔が映っている。
色は白黒だが、うつろな目つきのやつれた表情がはっきりとわかる。

「スゴいでしょ。B男、ちょっと頭振ってみて」
A子に指示されたB男は首を左右に振る。
すると驚いたことに、壁に映った女の顔もB男の動きに合わせて首を振っている。
当時は知らなかったが、今思うとモニターに映ったアバターのような動きだった。

俺は完全にパニック状態だが、Nが耳元でささやいた。
「おい、これ、ヤベぇんじゃねえか…」
Nの声に少し正気を取り戻した俺は、改めて姉弟と壁に映る女を見た。
「ス、スゲェな、幽霊初めて見たわ」
だいぶうわずった声だったろうけど、俺は冷静な風を装って言葉を続けた。
「ま、でも俺らそろそろ帰んないと、他に行くとこあるし」
「なに、ビビってんの? コイツここから動かないから怖くないよ」
そんなA子の言葉を尻目に、俺とNはそそくさとその場を離れた。



553:本当にあった怖い名無し:2021/12/22(水)11:00:34.47ID:AAw0gkOM0.net
その後は特に何もない。
俺もNも姉弟とは距離を取ってそのまま卒業した。
姉弟の消息は知らないし調べる気もない。
ボウリング場は数年前に解体され、今ではただの空き地になっている。
あの女は今でもそこにいるのだろうか?

壁に映った顔はたしかに衝撃だったが、俺がいちばん恐ろしかったのはA子だ。
あの時、嗤いながら弟を懐中電灯で照らすA子の顔は口が耳まで裂け、目が3倍ぐらいの大きさに見えた。
何かに取り憑かれてたのか、俺の心理状態がそんな幻覚を見せたのかはわからないが、今でもあの顔を夢に見る。

幽霊を見せてもらった話はこれで終わり。
正直言うと俺とNの見たモノが幽霊だったのか、本当のところはわからない。
が、なにか人智を越えた現象であったことは間違いない。
それだけは確信している。



554:本当にあった怖い名無し:2021/12/22(水)11:04:26.56ID:lupvjxu+0.net
>>553
新しい見え方の幽霊だな
面白かった




引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?365
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1636630690/550-554





.







拍手[0回]

PR

逆上がりさん

2022.04.15 (Fri) Category : ミステリー・不思議な話

小学生のころ学校の七不思議がいくつもありました。

それはとっくに七不思議を超えていて、私が知る中でも50個は超えていたのです。

その中に「逆上がりさん」という七不思議があって、当時3年生の私のクラスで大流行したのです。


夕方4時44分に奥から4番目の鉄棒で逆上がりをすると逆上がりさんが話しかけてくる。

逆上がりさんは、逆上がりをもう一度してほしいと頼んでくるので必ず逆上がりを成功させなければいけない。

成功できなかったり逃げたりすると、逆上がりさんに鉄棒にされてしまい一生学校にいることになるという話でした。


逆上がりが時々しかできなかった私はとても怖くてその頃放課後に学校に残ることはしませんでしたが、ある日図書委員の集まりで5時まで居残る日がきまってしまったのです。

親にその日は休みたいと言ったところ怖い話に詳しい母は、
「話の主人公が鉄棒になったらどうしてその噂ができたのよ」
と言われてそれもそうかと図書委員の集まりに行くことにしました。


それでも帰り道に鉄棒の前を通ることが怖くて、遠回りしようかと思いましたが、遠回りの道はあまり利用されていなくてもっと怖いです。

仕方なく鉄棒の前を通ると何か一番新しく設置された鉄棒に違和感を感じました。

鉄棒の手すりの部分が少しトゲトゲしているように見えるのです。

それもなにか小さい手がたくさん生えているようにも見えました。

一緒に帰っていた友達に言おうとしましたが、一瞬目をはなしたすきにその鉄棒は元のきれいな鉄棒に戻ってしまったのです。


あの時見たたくさんの手は、怖いと思っていた脳が創り出した幻覚だったのでしょうか。

次の日の朝、雨の中でその新しい鉄棒を見ると伝って落ちる雨が泣いているように見えたこともきっと気のせいでしょう。



出典 怖い話・都市伝説大好き人間、集まれ!



(※トンカラリン助さんからメールで投稿いただきました。ありがとうございました)






.







拍手[1回]

山ん中の道路って車に乗ってる分には良いけど、歩いてると怖いよな

2022.04.12 (Tue) Category : ミステリー・不思議な話

985:本当にあった怖い名無し:2022/01/08(土)17:21:19.83ID:tEvYmMZE0.net
山の上にある大学に通っていたころの体験談書く
当時の細かい心情とかの内容とか、他の怖い話みたいに1字1句きちんと覚えているワケがないので簡潔に書く

大学3回生で研究室に入りたての頃に対人の怖い体験をした

夏か秋くらいのころ、俺は生物をあつかう卒業研究でデータが取れずに長引いてしまい大学発の最終バスにギリギリで乗り遅れてしまった
最寄り駅に部屋を借りていてバス通学だった俺は、仕方がないからショボイ電灯しかない暗い通学路を徒歩で下ることにした
一応道路は舗装はされてはいるけど、山の中のため辺りは通行人や家はなくて俺の靴の音がめちゃくちゃ反響していた

スマホの明かりで道を照らしながらとぼとぼ下山していたら、車が一台俺と同じ方向へ走ってくる音が聞こえた
特になにも思わずに歩き続けていたら、その車が俺の横を通り過ぎて少し離れた場所へ停車した



986:本当にあった怖い名無し:2022/01/08(土)17:23:08.94ID:tEvYmMZE0.net
俺はかなり怖かった
車から変な奴が出てきて襲われないか、半グレに攫われたり金を取られないかの心配で走って引き返そうかと足を止めた

クラクションをめちゃくちゃ鳴らされ、ワケのわからない怒鳴り声が響いたので俺は急いで走って引き返した
道途中で背丈の低いフェンスを見つけたのですぐさまよじ登って畑っぽい場所へ入りながら大学の敷地を目指して走りまくった

大学近くの駐車場が見えてきた
駐車場から数棟で研究室があるためそこへ逃げようと考えていたら、ちょうど駐車場に男子学生がいた

男子学生に縋り付くように助けを求めて、めちゃくちゃびっくりされたけど学生証を見せて必死に懇願してなんとか車の中に避難と運転での下山を頼むことができた
恥を捨てて必死にお願いしてよかった
別学部の知らない男子学生だったけど、今までの経緯を聞いてくれて車中で俺が落ち着くまで宥めてくれた

少し落ち着き車で送って貰うことになった
あの怖い車がいないかが心配だったので、後部座席に移り横向きになり隠れながら運転して貰った

「変な車が道端に止まっていませんか?」
的なことを聞いたが、車どころか人すらいないとのことだった

あっさり下山でき、交通車両の音や量を見聞きして一安心できた
部屋前まで運転してもらい男子学生と別れて部屋に戻って即座に寝た

翌日朝、夜に山中道路で車の死亡事故のニュースを見た
知らない男女が死んでた


終わり



987:本当にあった怖い名無し:2022/01/08(土)17:28:49.83ID:2dw7nIUU0.net
山ん中の道路って車に乗ってる分には良いけど、歩いてると怖いよなー



988:本当にあった怖い名無し:2022/01/08(土)18:09:07.56ID:OvE4Irol0.net
>>985
そこで愛が芽生えたんだな




引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?365
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1636630690/985-988






.







拍手[0回]

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[01/21 HerbertEmirl]
[01/21 HerbertEmirl]
[01/15 LouisRah]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ