都市伝説・・・奇憚・・・blog
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死者からの電話について
2019.07.26 (Fri) | Category : ミステリー・不思議な話
381:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)04:43:16ID:JZskl4Ua0
私の父が死んだときの話
父は私が中学生ぐらいから、女、ギャンブル、酒、暴力に狂って、隠し子までいた。
そんなこんなで親は離婚して、愛人と暮らしていたらしい。
それでも私は小学生のころの記憶(父とキャッチボールしたり、楽しかった日々、仲のよかった両親)もあり、父とは連絡を取り合ったりして、父のことは大好きだった。
しかし俗にいうアル中状態、愛人と隠し子との暮らしも長くは続かなかったらしく一人で暮らしていた。
そのころ私は大学を卒業後地元から離れて暮らしていた。
もう精神的におかしかったのだろうか、それとも寂しかったのだろうか朝昼夜問わず、電話をかけてきた。
仕事中であろうとも電話に出るまで鳴り続ける電話にうんざりしながら、
『もういい加減にしてくれ!!』
と伝えたがそれでも鳴る電話。
ほかの知り合いにもかけているようで、周りは迷惑しているようだった。
382:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)04:43:58ID:JZskl4Ua0
そして今年の2月父は死んだ
そのとき通夜で親類全員の携帯電話、家の電話すべてが鳴った。
着信履歴は全員父からのようだ。
パニックになりながら、電話に出たものの、相手は何も言わない。
全員パニックになりながら
『もしもし』
『もしもし』
これを繰り返しているが、反応はなにもない。
父の母(ばあちゃん)が
『○○あなたはもう死んだの、私ももう年だしもう何年もしないうちにそっちに逝くから寂しがらなくていいのよ』
といった瞬間、ほかの電話は切れたようだった。
私の電話は最後に
『幸せになれよ』
と言って切れた。
大好きだった父の声に涙が出た。
ほんとは一緒に酒飲んだり、一緒にドライブいったりしたかった。
なんでこんなことになったのか、幸せな家族だったのに、どこで間違ったのか。
そんなことを思いながら、今も父の電話番号は俺の携帯の中にある。
383:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)04:59:55ID:Oc6UCdqx0
やっぱり幽霊は電波に直接関与することができるんだな
幽霊だけど質問スレにも希望がある
384:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)10:48:37ID:Gby0fPD2O
素朴な疑問なんだけど電話代の請求は誰にいったのだろうか?
幽霊とはいえ不正にインフラを利用するのはルール違反なんじゃないかなあ
385:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)12:15:19ID:Sz+oYnlIO
亡くなった人からの電話だとしてどんな方法で電話にアクセスするのか
そっちのほうが興味津々
386:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)12:19:37ID:BtOfb6fV0
その場に居て自分にだけかかってこなかったらちょっと恥ずかしいな
かかってきたフリしちゃうよ
90:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:00:09ID:PtICbf/lO
>>381
それと似たこと私の祖父のお葬式の日にありました
親戚一同のは鳴らなかったけど私と夫の携帯に着信が入りました。出たらしばらくして切れた。
よく考え驚きおののいた経験があります
今だに何かメッセージを伝えたかったのではないかと気になってます。
391:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:03:04ID:PtICbf/lO
後日きになり祖父宅の電話明細見たらやはりちゃんと課金されてたよ。
着信履歴にも残ってました
ちなみに葬式があったのは祖父宅
着信あった時刻は読経中で目の前に電話が置いてあった状況
392:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:18:18ID:RqtMrDq10
読経中に携帯電話目の前に置くなよ。
393:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:26:34ID:PtICbf/lO
目の前にあったのは
祖父宅の自宅の固定電話の意味(発信された番号)
わかりにくい文章でスマソ
394:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:58:23ID:xhRsGLJBO
いや、わかったよ。
後で着信に気付いてビックリってことでしょ?
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part48
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1225451301/381-394
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私の父が死んだときの話
父は私が中学生ぐらいから、女、ギャンブル、酒、暴力に狂って、隠し子までいた。
そんなこんなで親は離婚して、愛人と暮らしていたらしい。
それでも私は小学生のころの記憶(父とキャッチボールしたり、楽しかった日々、仲のよかった両親)もあり、父とは連絡を取り合ったりして、父のことは大好きだった。
しかし俗にいうアル中状態、愛人と隠し子との暮らしも長くは続かなかったらしく一人で暮らしていた。
そのころ私は大学を卒業後地元から離れて暮らしていた。
もう精神的におかしかったのだろうか、それとも寂しかったのだろうか朝昼夜問わず、電話をかけてきた。
仕事中であろうとも電話に出るまで鳴り続ける電話にうんざりしながら、
『もういい加減にしてくれ!!』
と伝えたがそれでも鳴る電話。
ほかの知り合いにもかけているようで、周りは迷惑しているようだった。
382:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)04:43:58ID:JZskl4Ua0
そして今年の2月父は死んだ
そのとき通夜で親類全員の携帯電話、家の電話すべてが鳴った。
着信履歴は全員父からのようだ。
パニックになりながら、電話に出たものの、相手は何も言わない。
全員パニックになりながら
『もしもし』
『もしもし』
これを繰り返しているが、反応はなにもない。
父の母(ばあちゃん)が
『○○あなたはもう死んだの、私ももう年だしもう何年もしないうちにそっちに逝くから寂しがらなくていいのよ』
といった瞬間、ほかの電話は切れたようだった。
私の電話は最後に
『幸せになれよ』
と言って切れた。
大好きだった父の声に涙が出た。
ほんとは一緒に酒飲んだり、一緒にドライブいったりしたかった。
なんでこんなことになったのか、幸せな家族だったのに、どこで間違ったのか。
そんなことを思いながら、今も父の電話番号は俺の携帯の中にある。
383:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)04:59:55ID:Oc6UCdqx0
やっぱり幽霊は電波に直接関与することができるんだな
幽霊だけど質問スレにも希望がある
384:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)10:48:37ID:Gby0fPD2O
素朴な疑問なんだけど電話代の請求は誰にいったのだろうか?
幽霊とはいえ不正にインフラを利用するのはルール違反なんじゃないかなあ
385:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)12:15:19ID:Sz+oYnlIO
亡くなった人からの電話だとしてどんな方法で電話にアクセスするのか
そっちのほうが興味津々
386:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)12:19:37ID:BtOfb6fV0
その場に居て自分にだけかかってこなかったらちょっと恥ずかしいな
かかってきたフリしちゃうよ
90:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:00:09ID:PtICbf/lO
>>381
それと似たこと私の祖父のお葬式の日にありました
親戚一同のは鳴らなかったけど私と夫の携帯に着信が入りました。出たらしばらくして切れた。
よく考え驚きおののいた経験があります
今だに何かメッセージを伝えたかったのではないかと気になってます。
391:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:03:04ID:PtICbf/lO
後日きになり祖父宅の電話明細見たらやはりちゃんと課金されてたよ。
着信履歴にも残ってました
ちなみに葬式があったのは祖父宅
着信あった時刻は読経中で目の前に電話が置いてあった状況
392:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:18:18ID:RqtMrDq10
読経中に携帯電話目の前に置くなよ。
393:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:26:34ID:PtICbf/lO
目の前にあったのは
祖父宅の自宅の固定電話の意味(発信された番号)
わかりにくい文章でスマソ
394:本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金)17:58:23ID:xhRsGLJBO
いや、わかったよ。
後で着信に気付いてビックリってことでしょ?
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part48
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1225451301/381-394
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岩手県で出ると有名な空き家の話
2019.07.26 (Fri) | Category : ミステリー・不思議な話
718:本当にあった怖い名無し2007/03/19(月)19:14:49ID:qjDYjs+cO
携帯から失礼
岩手県に住む者です
岩手県で出ると有名な空き家
面白がって入って気が触れた生徒が一人居たって話はご存じでしょうか?
岩手県では有名な話なのですがその人がどこの誰なのか一向に分からないのです…
こういう話はデマとか多いのですがあそこは違うと思います
障子を貼ると必ず破ける
二階から覗いてる人影を見る
が日常に起こって居る場所だからです
今も持ち手の無いその家は障子が貼られないまま不気味に建っています
もう出た話でしたらすみません
788:本当にあった怖い名無し2007/03/20(火)09:13:39ID:CrKHrY9DO
実家が岩手な俺は>>718が気になる。どこよ?
790:本当にあった怖い名無し2007/03/20(火)10:17:47ID:bQhoHJkC0
実家が岩手の>>788も知らない程度の所なんだよ。
引用元:引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?160
http://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1173293652/718-790
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携帯から失礼
岩手県に住む者です
岩手県で出ると有名な空き家
面白がって入って気が触れた生徒が一人居たって話はご存じでしょうか?
岩手県では有名な話なのですがその人がどこの誰なのか一向に分からないのです…
こういう話はデマとか多いのですがあそこは違うと思います
障子を貼ると必ず破ける
二階から覗いてる人影を見る
が日常に起こって居る場所だからです
今も持ち手の無いその家は障子が貼られないまま不気味に建っています
もう出た話でしたらすみません
788:本当にあった怖い名無し2007/03/20(火)09:13:39ID:CrKHrY9DO
実家が岩手な俺は>>718が気になる。どこよ?
790:本当にあった怖い名無し2007/03/20(火)10:17:47ID:bQhoHJkC0
実家が岩手の>>788も知らない程度の所なんだよ。
引用元:引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?160
http://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1173293652/718-790
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怖い話して
2019.07.24 (Wed) | Category : ミステリー・不思議な話
1:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:11:28.445ID:cufhuijx0
トイレいけなくなっちった
2:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:15:25.021ID:UGt6fFow0
今後あらゆる業界でAI導入が進み人手不足が解消される。
AI化できない業種も移民で解決
30過ぎてたいした職歴の無い者は用無し
5:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:17:18.493ID:lQ3fS3/wd
>>2
30過ぎて大した職歴無いやつは今でも用無しだろ
4:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:16:55.498ID:WTEyK0kg0
今日の夜から親戚が泊まりに来る
将来は俺と結婚するんだーって言ってくれてた従姉妹も来る
6:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:19:17.975ID:UGt6fFow0
>>4はイヤだな
28:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:41:49.164ID:RKzTW33V0
生の豚肉を食べると体中に、、、
29:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:43:27.057ID:2XgRSZoya
朝起きると枕に大量の髪の毛が…
30:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:53:11.852ID:r/lBfsQm0
ストレス発散の為に気張って屁をこいたら実が
3:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:15:53.752ID:nl7Xyrn00
もうかなり昔のことになるので、思い出しながら書いていきたいと思います。
この歳になってあらためてそのことを考えますと、経験した自分自身でもとても現実と思えない内容なので、記憶だけでなくその後に見た悪夢などが入り混じっているのでしょう。
正直に申しますと悪夢にうなされた記憶など全く無いのですが、あれはそういうことだったのだと考えるようにしています。
7:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:19:33.569ID:nl7Xyrn00
あれは三十年くらい前、当時わたしは中学生で、まだ猟師を生業にする人たちも若干残っていた頃の話です。
わたしの祖父には狩猟の趣味があり、愛犬2頭を連れてよく狩りに行っていたものでした。
一匹は雪のように白く、もう一匹は墨のように黒い犬で、犬達の名前は外見そのままシロとクロといいました。
祖父自慢の賢い犬達で、私ともすぐ仲が良くなったことを覚えています。
雪の無い季節にはわたしを連れ立って行くこともありました。
狩りへついて行くことに対して、両親は余り良い顔をしていなかったようですが、わたしにとっては楽しみのひとつでした。
体力的に無理をした覚えも無いので、わたしがいるときはそれほど奥深くまで行かないようにしていたのだと思います。
誤射を避けるためでしょう、散弾は使わず、山に入る時には常に自分の傍にいるようわたしに厳しく言い聞かせていました。
傍にいないときには決して発砲しなかったとも記憶しています。
8:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:20:38.089ID:nl7Xyrn00
その日は祖父にしては珍しく、夕刻になってもまだ一匹の獲物も仕留めることが出来ずにいました。
帰る時間も近づき焦りが出てきたのか、そのときは
「どうもおかしい……」
とか
「どうなっているんだ」
といったことをしきりにつぶやいていたと思います。
今思えば、祖父は長年の経験から山の様子などに、いつもと違うなにか変化のようなものを感じ取っていたのかも知れません。
あれを見たのはそんな時でした。
9:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:21:23.982ID:nl7Xyrn00
「なんだ? あれは」
怪訝そうな祖父の視線を追ってみると、岩場と木立の境界あたりに動物がいて、魚を食べているようでした。
「猿……か?」
言われてみると確かに猿にも似ているのですが、私には猿には見えませんでした。
大きさは猿と同じくらいですし、目の大きい『アイアイ』という猿に似た印象ではあるのですが、もっとなんというかヌメッとしているような嫌な質感をしていて、うまく説明できないのですが明らかに違う生き物でした。
この後に起きたことを思い出させるような動物は図鑑の写真を見るのも嫌なので、どの辺りが似ているとか似ていないとか細かく指摘することはしたくありません。
とにかくあれは得体の知れない生き物でした。
10:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:22:08.754ID:nl7Xyrn00
「見たことのないやつだが、とにかく仕留めてみるか」
祖父はわたしに耳を塞ぐよう合図すると、すばやく猟銃を構え発砲しました。
生き物は岩の向こうに倒れこみ、祖父も手ごたえを感じていたようです。
これは仕留めたと思った瞬間、茂みがガサガサと揺れ、取り逃がしたことが解りました。
追いかけた犬達もそれほど経たずに戻ってきてしまい、申し訳なさそうにしていました。
あの生き物がいた辺りに行くと、まだ食べられていなかったヤマメが数匹、岩の上に残っていました。
「今夜のおかずだな」
祖父は魚を集めて喜んでいました。
11:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:23:27.053ID:nl7Xyrn00
そうこうしているうちに夕闇が迫って来たため、近くにあるという祖父の知り合いの狩猟小屋へと向かうことになりました。
そこは狩猟で泊り込む為に用意したもので、基本的に最低限の炊事と寝泊りをするだけの簡素な作りの小屋でした。
「美味いぞ?」
祖父からは焼き魚を食べるよう何度か薦められましたが、あの生き物が触れていたかと思うとどうにも気味が悪かったので、私は魚に手を付けませんでした。
それほど数があったわけでもないので、魚は祖父と犬とでペロリと平らげてしまいました。
12:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:23:57.368ID:nl7Xyrn00
その晩のことです
13:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:24:37.096ID:nl7Xyrn00
夜になり、なかなかわたしが寝付けずにいると
「……ナ」
外からなにか声がするのです。
最初は空耳だろうと思い、それほど気にも留めずにいました。
しかし片言というか、ボソボソと不鮮明で聞き取りにくいのですが
「オチャカナ、オチャカナ」
と言っているように聞こえます。
そのうち壁の向こうでカリカリと引っかくような物音がして、その音は次第に上へと、屋根まで移動したように思われました。
(なにかがいる)
14:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:25:16.484ID:nl7Xyrn00
そして気が付くと、窓の隅から丸く光る目が見下ろしていたのです。
暗くてよく見えなかったにも関わらず、直感的に(あ! あの生き物だ)と思った瞬間、
こんどは、はっきりと
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
15:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:25:59.347ID:nl7Xyrn00
「わぁあああああああっ!」
思わずわたしは叫んでいました。
悲鳴に驚いた祖父が駆けつけましたがもうあの生き物の姿はありません。
流石に祖父もすぐには信じてはくれず、最初の内は怖い夢でも見たのだろうと笑っていたのですが、わたしの怯えかたが尋常でないことを察し真面目に聞いてくれるようになりました。
祖父に話すだけ話すと、平常心を取り戻すことが出来ました。
落ち着きを取り戻してみると、他の生き物が人の言葉を話すなど考えられないことですし、やはり悪夢だったのだろうということでその場は納得しました。
それでもわたしの心細そうにしている様子を見て、祖父は添い寝してくれました。
16:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:26:49.308ID:nl7Xyrn00
祖父が寝付いた後もわたしは寝つくことができず、悶々としていました。
そうしているうちに、またあの気配を感じ祖父を揺り起こしました。
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
今度は祖父もあの声を聞いたようでした。
祖父はよほど肝が座っていたのか、孫の前で臆するわけにはいかないと思ったのか、
「もう無いわっ! わしと犬とで食ってしまったわい!」
と怒鳴りつけると銃に弾を込め始め、外へ出て撃ち殺そうとしました。
暗いこともあってか銃は当たらなかったようでしたが、追い払うことは出来ました。
「いけっ!」
森に逃げ込んだ生き物に向けて、祖父はシロとクロをけしかけました。
犬達は吠え立てながら木立の奥へ走りこんで行き、その鳴き声は次第に遠のいていきました。
17:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:28:13.816ID:nl7Xyrn00
「わしもこの山を歩いて何十年にもなるが、あんなのは初めてだ」
銃に弾を篭め直しながら、祖父は首を傾げていました。
「また戻ってくるようならこんどこそ仕留めてやる」
そう祖父が言った時です。
入り口の方でなにか物音がしたようでした。
祖父と共に様子を見に行くと、小屋の前に腹を割かれた犬が転がっていました。
正面の森の暗い闇の中では、ふたつの丸い目が光っていました。
19:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:28:56.886ID:nl7Xyrn00
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
20:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:29:48.524ID:nl7Xyrn00
そのときの私は恐怖で頭が真っ白になり、声も出せずに震えていたと思います。
「おのれ」
大事な犬を殺された怒りが勝ったのでしょう。
祖父は猟銃を持って飛び出していきました。夜の森に2回ほど銃声が響き渡ったあと、しばらく何も音がしなくなりました。
そして唐突に、森の奥から今も忘れられないあの声が聞こえたのです。
21:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:30:52.896ID:nl7Xyrn00
「オチャカナ!!!!! オチャカナ!!!!!」
今までと違う、興奮して叫んでいるような響きでした。
22:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:31:36.155ID:nl7Xyrn00
その後のことはあまりはっきりとは覚えていません。
子供心にあの頼もしい祖父も犬達と同様に死んでしまったのだと悟りました。
恐怖のあまりわけが解らなくなって走り続け、いつしか山道を転落して気を失ってしまったようなのです。
運良く狩猟に来ていた猟師に助けられ、わたしが次に気が付いたときは病院のベッドの中でした。
23:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:32:11.534ID:nl7Xyrn00
あの出来事を必死で大人たちに説明しましたが、まともに取り合ってもらえるはずも無く、何かの恐怖がもとで現実と幻覚の区別が付かなくなったというような診断結果を受けました。
そのためしばらくは入院して過ごす羽目になりましたが、そのため祖父の葬式にも出ることが叶わなかったのはなによりも悲しいことでした。
祖父の死も、最終的はクマかなにかの獣に襲われたということで片付けられてしまいました。
信じてもらえないことが解ったので、そのうち他人にはこのことを話さなくなり、自分でも夢だと思うようにしてきました。
ですが、あの恐ろしい出来事が夢だったとして、いったいどこからが夢なのか何度思い返しても未だに解らないのです。
24:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:32:43.139ID:nl7Xyrn00
母が祖父の葬式について聞かせてくれたことがあったのですが、祖父の知り合いの猟師さんが
「あれはクマの仕業なんかじゃねぇ」
と言っていたそうです。
わたしは川魚を一切食べることができません。
犬の無残な姿を思い出してしまい、今でも胃が受けつけないのです。
25:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:33:49.966ID:nl7Xyrn00
オチャカナ おわり
18:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:28:46.692ID:3R9JeVO40
結構好き
26:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:35:47.747ID:lQ3fS3/wd
オチャカナかわいい
あげたい
27:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:39:09.892ID:O+lqLofB0
いやそれオチャカナ取られた猿のほうが被害者じゃね?
■このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
引用元:怖い話して
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1541103088/
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トイレいけなくなっちった
2:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:15:25.021ID:UGt6fFow0
今後あらゆる業界でAI導入が進み人手不足が解消される。
AI化できない業種も移民で解決
30過ぎてたいした職歴の無い者は用無し
5:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:17:18.493ID:lQ3fS3/wd
>>2
30過ぎて大した職歴無いやつは今でも用無しだろ
4:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:16:55.498ID:WTEyK0kg0
今日の夜から親戚が泊まりに来る
将来は俺と結婚するんだーって言ってくれてた従姉妹も来る
6:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:19:17.975ID:UGt6fFow0
>>4はイヤだな
28:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:41:49.164ID:RKzTW33V0
生の豚肉を食べると体中に、、、
29:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:43:27.057ID:2XgRSZoya
朝起きると枕に大量の髪の毛が…
30:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:53:11.852ID:r/lBfsQm0
ストレス発散の為に気張って屁をこいたら実が
3:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:15:53.752ID:nl7Xyrn00
もうかなり昔のことになるので、思い出しながら書いていきたいと思います。
この歳になってあらためてそのことを考えますと、経験した自分自身でもとても現実と思えない内容なので、記憶だけでなくその後に見た悪夢などが入り混じっているのでしょう。
正直に申しますと悪夢にうなされた記憶など全く無いのですが、あれはそういうことだったのだと考えるようにしています。
7:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:19:33.569ID:nl7Xyrn00
あれは三十年くらい前、当時わたしは中学生で、まだ猟師を生業にする人たちも若干残っていた頃の話です。
わたしの祖父には狩猟の趣味があり、愛犬2頭を連れてよく狩りに行っていたものでした。
一匹は雪のように白く、もう一匹は墨のように黒い犬で、犬達の名前は外見そのままシロとクロといいました。
祖父自慢の賢い犬達で、私ともすぐ仲が良くなったことを覚えています。
雪の無い季節にはわたしを連れ立って行くこともありました。
狩りへついて行くことに対して、両親は余り良い顔をしていなかったようですが、わたしにとっては楽しみのひとつでした。
体力的に無理をした覚えも無いので、わたしがいるときはそれほど奥深くまで行かないようにしていたのだと思います。
誤射を避けるためでしょう、散弾は使わず、山に入る時には常に自分の傍にいるようわたしに厳しく言い聞かせていました。
傍にいないときには決して発砲しなかったとも記憶しています。
8:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:20:38.089ID:nl7Xyrn00
その日は祖父にしては珍しく、夕刻になってもまだ一匹の獲物も仕留めることが出来ずにいました。
帰る時間も近づき焦りが出てきたのか、そのときは
「どうもおかしい……」
とか
「どうなっているんだ」
といったことをしきりにつぶやいていたと思います。
今思えば、祖父は長年の経験から山の様子などに、いつもと違うなにか変化のようなものを感じ取っていたのかも知れません。
あれを見たのはそんな時でした。
9:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:21:23.982ID:nl7Xyrn00
「なんだ? あれは」
怪訝そうな祖父の視線を追ってみると、岩場と木立の境界あたりに動物がいて、魚を食べているようでした。
「猿……か?」
言われてみると確かに猿にも似ているのですが、私には猿には見えませんでした。
大きさは猿と同じくらいですし、目の大きい『アイアイ』という猿に似た印象ではあるのですが、もっとなんというかヌメッとしているような嫌な質感をしていて、うまく説明できないのですが明らかに違う生き物でした。
この後に起きたことを思い出させるような動物は図鑑の写真を見るのも嫌なので、どの辺りが似ているとか似ていないとか細かく指摘することはしたくありません。
とにかくあれは得体の知れない生き物でした。
10:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:22:08.754ID:nl7Xyrn00
「見たことのないやつだが、とにかく仕留めてみるか」
祖父はわたしに耳を塞ぐよう合図すると、すばやく猟銃を構え発砲しました。
生き物は岩の向こうに倒れこみ、祖父も手ごたえを感じていたようです。
これは仕留めたと思った瞬間、茂みがガサガサと揺れ、取り逃がしたことが解りました。
追いかけた犬達もそれほど経たずに戻ってきてしまい、申し訳なさそうにしていました。
あの生き物がいた辺りに行くと、まだ食べられていなかったヤマメが数匹、岩の上に残っていました。
「今夜のおかずだな」
祖父は魚を集めて喜んでいました。
11:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:23:27.053ID:nl7Xyrn00
そうこうしているうちに夕闇が迫って来たため、近くにあるという祖父の知り合いの狩猟小屋へと向かうことになりました。
そこは狩猟で泊り込む為に用意したもので、基本的に最低限の炊事と寝泊りをするだけの簡素な作りの小屋でした。
「美味いぞ?」
祖父からは焼き魚を食べるよう何度か薦められましたが、あの生き物が触れていたかと思うとどうにも気味が悪かったので、私は魚に手を付けませんでした。
それほど数があったわけでもないので、魚は祖父と犬とでペロリと平らげてしまいました。
12:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:23:57.368ID:nl7Xyrn00
その晩のことです
13:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:24:37.096ID:nl7Xyrn00
夜になり、なかなかわたしが寝付けずにいると
「……ナ」
外からなにか声がするのです。
最初は空耳だろうと思い、それほど気にも留めずにいました。
しかし片言というか、ボソボソと不鮮明で聞き取りにくいのですが
「オチャカナ、オチャカナ」
と言っているように聞こえます。
そのうち壁の向こうでカリカリと引っかくような物音がして、その音は次第に上へと、屋根まで移動したように思われました。
(なにかがいる)
14:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:25:16.484ID:nl7Xyrn00
そして気が付くと、窓の隅から丸く光る目が見下ろしていたのです。
暗くてよく見えなかったにも関わらず、直感的に(あ! あの生き物だ)と思った瞬間、
こんどは、はっきりと
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
15:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:25:59.347ID:nl7Xyrn00
「わぁあああああああっ!」
思わずわたしは叫んでいました。
悲鳴に驚いた祖父が駆けつけましたがもうあの生き物の姿はありません。
流石に祖父もすぐには信じてはくれず、最初の内は怖い夢でも見たのだろうと笑っていたのですが、わたしの怯えかたが尋常でないことを察し真面目に聞いてくれるようになりました。
祖父に話すだけ話すと、平常心を取り戻すことが出来ました。
落ち着きを取り戻してみると、他の生き物が人の言葉を話すなど考えられないことですし、やはり悪夢だったのだろうということでその場は納得しました。
それでもわたしの心細そうにしている様子を見て、祖父は添い寝してくれました。
16:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:26:49.308ID:nl7Xyrn00
祖父が寝付いた後もわたしは寝つくことができず、悶々としていました。
そうしているうちに、またあの気配を感じ祖父を揺り起こしました。
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
今度は祖父もあの声を聞いたようでした。
祖父はよほど肝が座っていたのか、孫の前で臆するわけにはいかないと思ったのか、
「もう無いわっ! わしと犬とで食ってしまったわい!」
と怒鳴りつけると銃に弾を込め始め、外へ出て撃ち殺そうとしました。
暗いこともあってか銃は当たらなかったようでしたが、追い払うことは出来ました。
「いけっ!」
森に逃げ込んだ生き物に向けて、祖父はシロとクロをけしかけました。
犬達は吠え立てながら木立の奥へ走りこんで行き、その鳴き声は次第に遠のいていきました。
17:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:28:13.816ID:nl7Xyrn00
「わしもこの山を歩いて何十年にもなるが、あんなのは初めてだ」
銃に弾を篭め直しながら、祖父は首を傾げていました。
「また戻ってくるようならこんどこそ仕留めてやる」
そう祖父が言った時です。
入り口の方でなにか物音がしたようでした。
祖父と共に様子を見に行くと、小屋の前に腹を割かれた犬が転がっていました。
正面の森の暗い闇の中では、ふたつの丸い目が光っていました。
19:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:28:56.886ID:nl7Xyrn00
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
「オチャカナ、オチャカナ。 ワタチノオチャカナヲカエチテオクレ……」
20:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:29:48.524ID:nl7Xyrn00
そのときの私は恐怖で頭が真っ白になり、声も出せずに震えていたと思います。
「おのれ」
大事な犬を殺された怒りが勝ったのでしょう。
祖父は猟銃を持って飛び出していきました。夜の森に2回ほど銃声が響き渡ったあと、しばらく何も音がしなくなりました。
そして唐突に、森の奥から今も忘れられないあの声が聞こえたのです。
21:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:30:52.896ID:nl7Xyrn00
「オチャカナ!!!!! オチャカナ!!!!!」
今までと違う、興奮して叫んでいるような響きでした。
22:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:31:36.155ID:nl7Xyrn00
その後のことはあまりはっきりとは覚えていません。
子供心にあの頼もしい祖父も犬達と同様に死んでしまったのだと悟りました。
恐怖のあまりわけが解らなくなって走り続け、いつしか山道を転落して気を失ってしまったようなのです。
運良く狩猟に来ていた猟師に助けられ、わたしが次に気が付いたときは病院のベッドの中でした。
23:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:32:11.534ID:nl7Xyrn00
あの出来事を必死で大人たちに説明しましたが、まともに取り合ってもらえるはずも無く、何かの恐怖がもとで現実と幻覚の区別が付かなくなったというような診断結果を受けました。
そのためしばらくは入院して過ごす羽目になりましたが、そのため祖父の葬式にも出ることが叶わなかったのはなによりも悲しいことでした。
祖父の死も、最終的はクマかなにかの獣に襲われたということで片付けられてしまいました。
信じてもらえないことが解ったので、そのうち他人にはこのことを話さなくなり、自分でも夢だと思うようにしてきました。
ですが、あの恐ろしい出来事が夢だったとして、いったいどこからが夢なのか何度思い返しても未だに解らないのです。
24:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:32:43.139ID:nl7Xyrn00
母が祖父の葬式について聞かせてくれたことがあったのですが、祖父の知り合いの猟師さんが
「あれはクマの仕業なんかじゃねぇ」
と言っていたそうです。
わたしは川魚を一切食べることができません。
犬の無残な姿を思い出してしまい、今でも胃が受けつけないのです。
25:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:33:49.966ID:nl7Xyrn00
オチャカナ おわり
18:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:28:46.692ID:3R9JeVO40
結構好き
26:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:35:47.747ID:lQ3fS3/wd
オチャカナかわいい
あげたい
27:以下、VIPがお送りします 2018/11/02(金)05:39:09.892ID:O+lqLofB0
いやそれオチャカナ取られた猿のほうが被害者じゃね?
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引用元:怖い話して
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1541103088/
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