都市伝説・・・奇憚・・・blog
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友達と心霊スポットに行った時の話
2022.11.20 (Sun) | Category : ミステリー・不思議な話
955:本当にあった怖い名無し:2022/08/17(水)13:35:55.44ID:vVU77mG70.net
友達と心霊スポットに行った時の話
まぁ心霊スポットと言っても地元で恐れられてる感じの場所
例の場所ってのがまぁまぁ広めの森で
森の中には鎖が巻き付けられてる小屋があり小屋にはお札?が貼ってあってとにかく不気味な場所
そんな小屋があるからなのか地元では怖い噂が絶えなかった
ある夏の日
友人Aと友人Bと自分、3人でその小屋の中に入ろうって話になった
Bはオカルトとかそういうのに詳しくて除霊方法とか幽霊が出た時の対処法を知っていて心強かった
956:本当にあった怖い名無し:2022/08/17(水)13:36:19.51ID:vVU77mG70.net
日が沈む頃
3人で森の中に入り例の小屋を目指して歩いた
薄暗い森の中には変な模様のようなものが刻まれた瓦が無数に落ちていてより一層森が不気味に感じた
森の中に入ってから5分ほどで目指していた小屋に到着した
小屋の横には街灯が一つ付いていて少し安心した
小屋の中に入るのが目的だったが
本当に鎖でぐるぐるに巻き付けられていて
とても入れるような小屋ではなかった
957:本当にあった怖い名無し:2022/08/17(水)13:36:29.65ID:vVU77mG70.net
入るのを諦めて小屋から離れたその時後ろから(おーい)と男から声をかけられた
後ろには麦藁帽子をかぶり目を細くして笑っている男が立っていた
続いてあぶらつぼはどこかね?(確かこんな感じの地名)
と道を聞かれた
Aはわ…わかりませんと震えた声で答えた
すると男はいきなり大声で笑いながら頭を上下に振り始めた
キチガイ野郎が出てきて(殺される!)と思い急いで森から逃げた
ここからは後日談
オカルトに詳しいBに話を聞いたところ
あいつは人間じゃなかったと言っていた
人に化けてる妖怪を見破る方法がありその方法ってのが狐の窓って言うらしい
麦藁帽子男が出てきた時にBは狐の窓を指で組み、狐の窓から男を覗いたという
その男は人に化けた妖怪だったと言っていた
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?370
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1657119122/955-957
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友達と心霊スポットに行った時の話
まぁ心霊スポットと言っても地元で恐れられてる感じの場所
例の場所ってのがまぁまぁ広めの森で
森の中には鎖が巻き付けられてる小屋があり小屋にはお札?が貼ってあってとにかく不気味な場所
そんな小屋があるからなのか地元では怖い噂が絶えなかった
ある夏の日
友人Aと友人Bと自分、3人でその小屋の中に入ろうって話になった
Bはオカルトとかそういうのに詳しくて除霊方法とか幽霊が出た時の対処法を知っていて心強かった
956:本当にあった怖い名無し:2022/08/17(水)13:36:19.51ID:vVU77mG70.net
日が沈む頃
3人で森の中に入り例の小屋を目指して歩いた
薄暗い森の中には変な模様のようなものが刻まれた瓦が無数に落ちていてより一層森が不気味に感じた
森の中に入ってから5分ほどで目指していた小屋に到着した
小屋の横には街灯が一つ付いていて少し安心した
小屋の中に入るのが目的だったが
本当に鎖でぐるぐるに巻き付けられていて
とても入れるような小屋ではなかった
957:本当にあった怖い名無し:2022/08/17(水)13:36:29.65ID:vVU77mG70.net
入るのを諦めて小屋から離れたその時後ろから(おーい)と男から声をかけられた
後ろには麦藁帽子をかぶり目を細くして笑っている男が立っていた
続いてあぶらつぼはどこかね?(確かこんな感じの地名)
と道を聞かれた
Aはわ…わかりませんと震えた声で答えた
すると男はいきなり大声で笑いながら頭を上下に振り始めた
キチガイ野郎が出てきて(殺される!)と思い急いで森から逃げた
ここからは後日談
オカルトに詳しいBに話を聞いたところ
あいつは人間じゃなかったと言っていた
人に化けてる妖怪を見破る方法がありその方法ってのが狐の窓って言うらしい
麦藁帽子男が出てきた時にBは狐の窓を指で組み、狐の窓から男を覗いたという
その男は人に化けた妖怪だったと言っていた
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?370
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1657119122/955-957
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身内の死期にいつも変な体験する
2022.11.19 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
816:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)09:33:55.93ID:StjpDUPt0
単なる偶然かもしれないテスト。身内の死期にいつも変な体験するので投下を。
ある日夢の中で、病室に横たわる親戚のおばさんが何人かの医者に囲まれて、もうめちゃくちゃに弱ってる所に自分が立ってた。何故かそのおばさんを励まそうと手を握ろうとしたら、来るんじゃねえ的な事を言われ、手を払われた。で、起きた。
そんで時計見てみたら四時。
いつも起きる時間帯より超早いんだよ、で、何かなんとなくあのおばさん、もう駄目なのかなって思っちゃった時に病院からの電話。もう駄目です、っていう電話だった。俺の婆ちゃんが掛けつけたけどその日に亡くなってしまったんだ...
で、それから何回か誰かが亡くなる日とか、そういう時が近付くと、幽体離脱とか夢でその人に会う事が増えた
離れた所に住んでる実の爺ちゃんが亡くなる間近。
一週間も無い時に、これもまた夢の中で爺ちゃんに会った。
夢の中で俺と親戚の兄ちゃんとあと俺の兄三人でご飯食べた。
その後、爺ちゃんが開けた場所(でかい山の中の空き地みたいな)へと歩き出して、沢山の人に見守られながらなんかの儀式みたいなのをしてた。
その後、その山を登らなきゃ扉が開かないとか言い出して、今から山登るから、爺ちゃん頑張る、って俺に言った後目が覚めた。
その時はもう爺ちゃんは実際の世界でも死の淵を彷徨ってたらしくて、意識もあんまり無かったらしいんだよ。
んでもう数日後には葬式だった。
あの時俺、夢の中なのに泣きながら必死で止めようとしたんだけど、駄目だったんだよなぁ...その後起きてから一時間程号泣し、心の整理を付けたよ。
霊体験なのか微妙な話でスマンかった
817:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)10:47:28.57ID:G16LyUH10
夢の中も通信手段の一つだから
ただその通信手段を使ってくるのが色々といるのが厄介
818:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)13:31:16.84ID:FT4XoArNP
そのうち、一緒に連れて行かれそうだなアンタ
820:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)18:23:56.46ID:G16LyUH10
>>818
大丈夫だよ守ってもらってるから
821:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)18:56:51.96ID:/4bNePUw0
おまえ怖い
822:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)22:45:49.29ID:G16LyUH10
大丈夫だよ怖くないから
引用元:本当に体験した霊体験 2
https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1347861115/816-822
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単なる偶然かもしれないテスト。身内の死期にいつも変な体験するので投下を。
ある日夢の中で、病室に横たわる親戚のおばさんが何人かの医者に囲まれて、もうめちゃくちゃに弱ってる所に自分が立ってた。何故かそのおばさんを励まそうと手を握ろうとしたら、来るんじゃねえ的な事を言われ、手を払われた。で、起きた。
そんで時計見てみたら四時。
いつも起きる時間帯より超早いんだよ、で、何かなんとなくあのおばさん、もう駄目なのかなって思っちゃった時に病院からの電話。もう駄目です、っていう電話だった。俺の婆ちゃんが掛けつけたけどその日に亡くなってしまったんだ...
で、それから何回か誰かが亡くなる日とか、そういう時が近付くと、幽体離脱とか夢でその人に会う事が増えた
離れた所に住んでる実の爺ちゃんが亡くなる間近。
一週間も無い時に、これもまた夢の中で爺ちゃんに会った。
夢の中で俺と親戚の兄ちゃんとあと俺の兄三人でご飯食べた。
その後、爺ちゃんが開けた場所(でかい山の中の空き地みたいな)へと歩き出して、沢山の人に見守られながらなんかの儀式みたいなのをしてた。
その後、その山を登らなきゃ扉が開かないとか言い出して、今から山登るから、爺ちゃん頑張る、って俺に言った後目が覚めた。
その時はもう爺ちゃんは実際の世界でも死の淵を彷徨ってたらしくて、意識もあんまり無かったらしいんだよ。
んでもう数日後には葬式だった。
あの時俺、夢の中なのに泣きながら必死で止めようとしたんだけど、駄目だったんだよなぁ...その後起きてから一時間程号泣し、心の整理を付けたよ。
霊体験なのか微妙な話でスマンかった
817:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)10:47:28.57ID:G16LyUH10
夢の中も通信手段の一つだから
ただその通信手段を使ってくるのが色々といるのが厄介
818:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)13:31:16.84ID:FT4XoArNP
そのうち、一緒に連れて行かれそうだなアンタ
820:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)18:23:56.46ID:G16LyUH10
>>818
大丈夫だよ守ってもらってるから
821:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)18:56:51.96ID:/4bNePUw0
おまえ怖い
822:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日)22:45:49.29ID:G16LyUH10
大丈夫だよ怖くないから
引用元:本当に体験した霊体験 2
https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1347861115/816-822
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嫌なママ
2022.11.19 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
678:本当にあった怖い名無し:2007/09/29(土)04:06:58ID:y1tO1EVcO
どこに書いたらいいか分からないのでここに書きます。
夜の店で働いていたのですが、店のママがやたらと文句やいちゃもんをつける人で凄くうっとおしかった。
ある日、あまりにもひどい事を言われたので、その日を境に長期の休みを取りました。
おそらく辞めることになるだろうと思い、お客さんに挨拶の連絡をし、そして割と多く来てくれたお客さんには今までにママに言われた事を全て話しました。
そして私の中でそのママの事を「死ね」と憎く思っていました。
そしてある日、店に辞める事を伝えるために電話をしたら
「ママが一週間ほど前に亡くなった」
とのこと。
病気だったらしいのですが、聞いた瞬間鳥肌が立った。念が飛んでいったのか、と思うと恐ろしくなりました。
引用元:実話恐怖体験談 八談目
https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1186421057/678
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どこに書いたらいいか分からないのでここに書きます。
夜の店で働いていたのですが、店のママがやたらと文句やいちゃもんをつける人で凄くうっとおしかった。
ある日、あまりにもひどい事を言われたので、その日を境に長期の休みを取りました。
おそらく辞めることになるだろうと思い、お客さんに挨拶の連絡をし、そして割と多く来てくれたお客さんには今までにママに言われた事を全て話しました。
そして私の中でそのママの事を「死ね」と憎く思っていました。
そしてある日、店に辞める事を伝えるために電話をしたら
「ママが一週間ほど前に亡くなった」
とのこと。
病気だったらしいのですが、聞いた瞬間鳥肌が立った。念が飛んでいったのか、と思うと恐ろしくなりました。
引用元:実話恐怖体験談 八談目
https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1186421057/678
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私に似た人
2022.11.19 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
342:1/2:2009/10/05(月)11:18:19ID:/KoHQJdJO
昔の彼氏から聞いた話。
私と元カレの出会いはパソコン通信。
初めてチャットした時から何故かとても彼が好きになってしまい、オフ会で私のほうから告白した。
私はデブス、彼は芸能人並の美しいルックスなので、断られるの覚悟だったのに彼はすんなり了承してくれた。
結婚の話しも出始めた頃彼に
「なんで私と付き合ってくれたの?」
と聞いたら彼はため息つきながら、
「正直外見は全くタイプじゃないんだ。でも小さい頃から君にそっくりな人にずっと好かれてるから」
と言う。
意味がわからないでいると、写真を見せてくれた。
幼稚園、小中高、大学…
どの写真にも私にしか見えない人が集合写真に写ってた。
343:2/2:2009/10/05(月)11:19:46ID:/KoHQJdJO
私じゃないんだけど自分でも私に見えるくらいそれぞれ私に似ていた。
なんでも幼稚園の私似ちゃんに告白されて、断った次の日に私似ちゃんが交通事故で死んでしまってから彼の周囲には常に私似の人がうろうろしてるらしい。
だからオフ会で私に会った時に
「また告白される」
って分かってたんだそうな。
私似の人を断り別人と付き合っても、なんかその人がだんだん私に似てくるらしい。
さすがに不気味で彼親も一緒に霊能者なる人に見てもらったけど、
「あなたは一生そういう運命です。諦めなさい」
と言われたそうな。
なんだか混乱してしまい、色々考えた末に彼と別れた。
最近彼から結婚すると連絡が来た。私に似ているそうだ。
350:本当にあった怖い名無し:2009/10/05(月)13:18:09ID:+djiH4cK0
>>342
なんか申し訳ないけど太ってる人って顔つきが皆似てるじゃん。
だから、彼の方が幼稚園のトラウマ引きずっててたまたま太ってる子が近くにいると必要以上に優しく接してしまって
相手が勘違い→告白 の流れが自然に出来上がってしまったんじゃない?
>>342がチャットだけで惚れたっていうのは、因縁めいたものとは無関係として考えた場合だけど、案外こういう背景があったのかもしれない。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part57
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1253111726/342-350
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昔の彼氏から聞いた話。
私と元カレの出会いはパソコン通信。
初めてチャットした時から何故かとても彼が好きになってしまい、オフ会で私のほうから告白した。
私はデブス、彼は芸能人並の美しいルックスなので、断られるの覚悟だったのに彼はすんなり了承してくれた。
結婚の話しも出始めた頃彼に
「なんで私と付き合ってくれたの?」
と聞いたら彼はため息つきながら、
「正直外見は全くタイプじゃないんだ。でも小さい頃から君にそっくりな人にずっと好かれてるから」
と言う。
意味がわからないでいると、写真を見せてくれた。
幼稚園、小中高、大学…
どの写真にも私にしか見えない人が集合写真に写ってた。
343:2/2:2009/10/05(月)11:19:46ID:/KoHQJdJO
私じゃないんだけど自分でも私に見えるくらいそれぞれ私に似ていた。
なんでも幼稚園の私似ちゃんに告白されて、断った次の日に私似ちゃんが交通事故で死んでしまってから彼の周囲には常に私似の人がうろうろしてるらしい。
だからオフ会で私に会った時に
「また告白される」
って分かってたんだそうな。
私似の人を断り別人と付き合っても、なんかその人がだんだん私に似てくるらしい。
さすがに不気味で彼親も一緒に霊能者なる人に見てもらったけど、
「あなたは一生そういう運命です。諦めなさい」
と言われたそうな。
なんだか混乱してしまい、色々考えた末に彼と別れた。
最近彼から結婚すると連絡が来た。私に似ているそうだ。
350:本当にあった怖い名無し:2009/10/05(月)13:18:09ID:+djiH4cK0
>>342
なんか申し訳ないけど太ってる人って顔つきが皆似てるじゃん。
だから、彼の方が幼稚園のトラウマ引きずっててたまたま太ってる子が近くにいると必要以上に優しく接してしまって
相手が勘違い→告白 の流れが自然に出来上がってしまったんじゃない?
>>342がチャットだけで惚れたっていうのは、因縁めいたものとは無関係として考えた場合だけど、案外こういう背景があったのかもしれない。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part57
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1253111726/342-350
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タカミちゃんの妹
2022.11.17 (Thu) | Category : ミステリー・不思議な話
879:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:27:49.60ID:Hxbvqk9s0.net
子供のころに体験した話を投下する。
タカミちゃんの妹 1/5
小五に進級した春、クラスメイトのタカミちゃんと同じ図書委員になった。
タカミちゃんは本好きな子で、休み時間はいつも何かを読んでいる。
週に一度、タカミちゃんと放課後の図書室で作業する。
貸し出しの受付をしたり返却された本を棚に戻したりと結構忙しい。
最初のころは作業に必要な会話しかしなかったが、徐々に雑談を交わすようになった。
好きな本や先生の話題、ゲームとか漫画の話といったたわいもないこと。
中でもタカミちゃんが一番多くしたのは妹のカズミちゃんの話だった。
カズミちゃんは二つ下で、引っ込み思案だけれど笑顔がかわいい明るい子だと言っていた。
カズミちゃんはタカミちゃんを笑わせるのが大好きらしく、いつも変なことを言ったり驚かせたりして楽しませてくれるらしい。
ただ身体の具合が悪く、今は学校に通っていないそうだ。
「へぇ~。俺も一度タカミちゃんの妹に会ってみたいな」
「いつか家に来てね。ヒロキ君(俺)も絶対仲良くなれるから」
夏休みが始まる直前くらいには俺とタカミちゃんの距離はかなり縮まり、図書室以外でも会うようになった。
ただ、他のクラスメイトにからかわれるのは嫌だったので、人目に付かない所でしか会わない。
放課後、図書委員のない日は学校の近くで待ち合わせて一緒に帰るようになったし、夏休みには図書館へ行って宿題をやったし、プールや縁日にも行った。
もう俺はタカミちゃんに夢中で、頭の中はタカミちゃんのことでいっぱいだった。
まだ告白はしていなかったが俺の好意は通じているだろうし、タカミちゃんもたぶん俺のことが好きだったんだと思う。
880:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:28:49.70ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 2/5
二学期に入ると隠れて文通するようになった。
一冊のノートを使って一日一回、交互に手紙を書く。
小五の男子なんてバカが服来て歩いているようなものだから、俺はノートに随分くだらないことを書いた。
ハマっている漫画やゲームの話、お気に入りの芸人のネタなんかも書いて、バカなりにタカミちゃんを楽しませようと一生懸命だった。
そんなバカげた手紙にも、タカミちゃんはいちいち返事を書いてくれる。
けれどタカミちゃんが一番多く書いたのは、やはりカズミちゃんのことだった。
今日はカズミとこんなことをして遊んだとか、一緒にテレビを観ている時にカズミがこんなこと言って、可笑しくてたまらなかったとか。
俺はまだ会ったことのないカズミちゃんに、かすかな嫉妬心を抱くようになっていた。
十月のある日、下校中にタカミちゃんが不意に
「ヒロキ君、これから家に来ない?」
と、聞いて来た。
突然の誘いでも俺は反射的に
「行くよ!」
と応えた。密かにライバル視していたカズミちゃんと会える。
返事を聞いたタカミちゃんは嬉しそうに
「よかった。今日お母さん家にいないんだ。これでやっとヒロキ君を紹介できる」
と言った。
その言葉は一瞬ひっかかったが、深くは考えずタカミちゃんについていった。
タカミちゃんの家は母子家庭で、生まれた時からお父さんはいなかったそうだ。
お母さんは夜の仕事をしているらしく、時々知らない男の人を家に連れてくるらしい。
そんな時はタカミちゃんとカズミちゃんは押し入れに入り、男の人が帰るまでジッとしていると言っていた。
「ヒロキ君、ここが私の家。古いけど我慢してね」
タカミちゃんの家は一棟に四戸が入る平屋の文化住宅で、赤茶色い屋根瓦の汚れと外壁にビッシリつたう雑草が建物の年季を物語っている。
間取りは2DKで、玄関を開けるとそこがダイニングキッチン、その奥に二間が直列に続いている。
真ん中の部屋に通された俺は、少し緊張しながらちゃぶ台に向かって正座した。
「ちょっと待っててね。カズミを呼ぶから」
そう言うとタカミちゃんはふすまを開けて一番奥の部屋に入った。
「えー、やだ。知らない人なんか会いたくない!」
ふすまの向こうからタカミちゃんとは違う女の子の声がする。
きっとこの声の主がカズミちゃんなのだろう。
881:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:29:50.39ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 3/5
「わがまま言わないでよ。せっかく来てもらったんだから。カズミもゼッタイ仲良くなれるよ」
「えー、きっと私のこと怖がるよー」
「そんなことないって!」
奥の部屋との境にはふすましかないから声がよく聞こえる。
二人はしばらく言い合っていたが、カズミちゃんがあきらめたのか、小さな声で
「わかった……」
と言った。
「ごめんねヒロキ君。お待たせしちゃって」
そう言いながらタカミちゃんはふすまを開けた。その時俺は
「あれっ?」
と違和感を抱いた。
開け放たれた向こうの部屋にはタカミちゃんしかいない。
それでも何事もないようにタカミちゃんは俺のいる部屋に入ってきた。小さな箱を両手で大事そうに抱えて。
箱は20㎝四方ぐらいの大きさで、ぱっと見だと高級メロンの化粧箱のようにも見える。
少女雑誌の付録やお菓子のおまけに付いてくるかわいいシールで装飾されており、一目見ただけでこれがタカミちゃんにとって大切な箱であることはわかる。
タカミちゃんはちゃぶ台の上に箱を置くと、そっと蓋を開けた。
箱は浅い底に蓋が覆いかぶさるケーキボックスのような構造で、開けただけで中身がすべて見える。
俺は言葉を失った。
箱の中身は人間の頭蓋骨だった。
大きさから言っても大人のものではない。
色は茶色く、表面は飴のようにツヤツヤしている。
「ヒロキ君、妹のカズミです。仲良くしてあげてね」
タカミちゃんがそう言うと、頭蓋骨が俺の方を向いた──気がした。
俺は硬直したまま何も言えずにいる。
と、ガチャガチャという音と共に玄関ドアが開く。ドアの向こうには女の人が立っていた。
882:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:30:51.10ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 4/5
その人がタカミちゃんのお母さんであることはすぐわかった。
「あら、お友達呼んだの? タカミ、お母さんこれから──」
タカミちゃんのお母さんはそこまで言うと、靴も脱がずにいきなり部屋へ飛び込み、タカミちゃんの頬を思いっきりビンタした。
「アンタ何やってんの! 何やったかわかってんの!!」
凄まじい形相で叱りつけるお母さんにもひるまず、叩かれた頬をかばいながらタカミちゃんは
「だって、カズちゃんにもお友達作りたかったんだもん!」
と言い返し、大粒の涙をぽろぽろと流した。
突如訪れた修羅場にオロオロするだけの俺に、タカミちゃんのお母さんは
「変な所見せちゃってゴメンナサイね。せっかく来てくれたみたいだけどもう帰ってくれるかな?」
と、極力感情を押し殺した口調で言った。
俺はかろうじて
「は……はい」
とだけ応えてタカミちゃんの家を出た。
たった今起こった出来事のすべてが理解できず、俺は下を向いたままトボトボと歩く。
来た時には考えられないほど足が重い。このまま進めば地面に沈んでしまいそうだ。
タカミちゃんの家を出て5分ほど経った所で、誰かが追いかけてきた。
それがタカミちゃんのお母さんであることはすぐにわかった。
全力で走ってきたせいか、俺に追いついた所でタカミちゃんのお母さんはゼーゼーと息を吐き、両膝に手を突いて呼吸を整える。
「本当にごめんなさいね。タカミが変なもの見せちゃって。あの子ちょっと変わってて……」
先ほどとはうって変わって優しく話し始めた。仕事柄そうなのか、少し口調が甘ったるい。
「それで……ヒロキ君、さっき見たことは誰にも喋らないでくれるかな? お父さんお母さんにもお友達にも」
そう言うとタカミちゃんのお母さんは俺の左手を両手で包んで何かを握らせた。
「は、はい。誰にも言いません。だからもう、タカミちゃんをぶたないでください」
俺は今言える精一杯の思いをタカミちゃんのお母さんに伝えた。
「ありがとうヒロキ君。ヒロキ君が内緒にしてくれれば大丈夫だから。これはおばちゃんとタカミとヒロキ君との約束ね」
そう言うとタカミちゃんのお母さんは小指を立てて、俺の小指に絡ませた。
883:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:31:51.71ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 5/5
安堵した様子で家に戻るタカミちゃんのお母さんを見送り、その姿がドアの向こうに消えた所で俺は左拳を開く。
タカミちゃんのお母さんが握らせたのは紙幣だった。額面は一万円。
俺は慌ててズボンのポケットにしまい、周囲に誰もいないかを確認した。
別に悪いことをしているわけではないが、小五が持つには分不相応な大金だ。
思わぬ臨時収入に心が浮き立つ一方、俺はことの重大性をひしひしと感じはじめた。
子供に渡す口止め料として一万円は高すぎる。つまりそれほど重い秘密なのだと。
これは死ぬまで黙っていないといけない。タカミちゃんのためにも。と、その時はガキなりに決意した。
翌日、タカミちゃんは普通に登校してきた。特に変わった様子はない。
少しほっとした俺は下校時、いつも待ち合わせる場所でタカミちゃんを待った。
ほどなくしてタカミちゃんは来たが、俺の前では表情を強ばらせている。
「ごめんねヒロキ君。もうヒロキ君とお話しできないんだ。じゃないとカズミと一緒にいられなくなるから……」
小刻みに身体を震わせながらそれだけ言うと、タカミちゃんは背中を向けて一度も振り返らずに俺から離れていった。
小さくなる背中を見つめながら俺は、終わった……と巨大な喪失感に襲われた。
結局タカミちゃんは俺ではなくカズミちゃんを選んだのだ。あの髑髏を。
数日後にタカミちゃんのお母さんが学校に来て、タカミちゃんは図書委員を辞めてしまった。
卒業までクラスは同じだったけれど、あれ以来一言も口を利いていない。
中学は別々で、それ以降は消息が途絶えた。
今でも時々ググっているが、タカミちゃんの行方は一切わからない。
大人になった今ではあの出来事を「多重人格」とか「イマジナリーフレンド」とか「トリック」なんて言葉で説明することはできるんだろうけど、あの日ふすま越しに聞いた二人の会話はそんなものだとは到底思えない。
確かにあの時、ふすまの向こうにはタカミちゃんともう一人誰かがいた。
だからふすまが開いた時に俺は違和感を抱いたんだ。
俺の話はこれで終わり。
もう20年も前の出来事で、ずっと誰かに聞いて欲しかったけれど結局誰にも話せなかったからここに書いた。
さすがに一万円分の口止めはしたと思う。
最後まで読んでくれた人ありがとう。
884:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)09:05:00.66ID:mHpghby60.net
姉妹のその後が気になりますね
887:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)09:37:07.91ID:KhU8gM1n0.net
879のような初恋の話があっていいのかも知れないね
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?370
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1657119122/879-887
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子供のころに体験した話を投下する。
タカミちゃんの妹 1/5
小五に進級した春、クラスメイトのタカミちゃんと同じ図書委員になった。
タカミちゃんは本好きな子で、休み時間はいつも何かを読んでいる。
週に一度、タカミちゃんと放課後の図書室で作業する。
貸し出しの受付をしたり返却された本を棚に戻したりと結構忙しい。
最初のころは作業に必要な会話しかしなかったが、徐々に雑談を交わすようになった。
好きな本や先生の話題、ゲームとか漫画の話といったたわいもないこと。
中でもタカミちゃんが一番多くしたのは妹のカズミちゃんの話だった。
カズミちゃんは二つ下で、引っ込み思案だけれど笑顔がかわいい明るい子だと言っていた。
カズミちゃんはタカミちゃんを笑わせるのが大好きらしく、いつも変なことを言ったり驚かせたりして楽しませてくれるらしい。
ただ身体の具合が悪く、今は学校に通っていないそうだ。
「へぇ~。俺も一度タカミちゃんの妹に会ってみたいな」
「いつか家に来てね。ヒロキ君(俺)も絶対仲良くなれるから」
夏休みが始まる直前くらいには俺とタカミちゃんの距離はかなり縮まり、図書室以外でも会うようになった。
ただ、他のクラスメイトにからかわれるのは嫌だったので、人目に付かない所でしか会わない。
放課後、図書委員のない日は学校の近くで待ち合わせて一緒に帰るようになったし、夏休みには図書館へ行って宿題をやったし、プールや縁日にも行った。
もう俺はタカミちゃんに夢中で、頭の中はタカミちゃんのことでいっぱいだった。
まだ告白はしていなかったが俺の好意は通じているだろうし、タカミちゃんもたぶん俺のことが好きだったんだと思う。
880:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:28:49.70ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 2/5
二学期に入ると隠れて文通するようになった。
一冊のノートを使って一日一回、交互に手紙を書く。
小五の男子なんてバカが服来て歩いているようなものだから、俺はノートに随分くだらないことを書いた。
ハマっている漫画やゲームの話、お気に入りの芸人のネタなんかも書いて、バカなりにタカミちゃんを楽しませようと一生懸命だった。
そんなバカげた手紙にも、タカミちゃんはいちいち返事を書いてくれる。
けれどタカミちゃんが一番多く書いたのは、やはりカズミちゃんのことだった。
今日はカズミとこんなことをして遊んだとか、一緒にテレビを観ている時にカズミがこんなこと言って、可笑しくてたまらなかったとか。
俺はまだ会ったことのないカズミちゃんに、かすかな嫉妬心を抱くようになっていた。
十月のある日、下校中にタカミちゃんが不意に
「ヒロキ君、これから家に来ない?」
と、聞いて来た。
突然の誘いでも俺は反射的に
「行くよ!」
と応えた。密かにライバル視していたカズミちゃんと会える。
返事を聞いたタカミちゃんは嬉しそうに
「よかった。今日お母さん家にいないんだ。これでやっとヒロキ君を紹介できる」
と言った。
その言葉は一瞬ひっかかったが、深くは考えずタカミちゃんについていった。
タカミちゃんの家は母子家庭で、生まれた時からお父さんはいなかったそうだ。
お母さんは夜の仕事をしているらしく、時々知らない男の人を家に連れてくるらしい。
そんな時はタカミちゃんとカズミちゃんは押し入れに入り、男の人が帰るまでジッとしていると言っていた。
「ヒロキ君、ここが私の家。古いけど我慢してね」
タカミちゃんの家は一棟に四戸が入る平屋の文化住宅で、赤茶色い屋根瓦の汚れと外壁にビッシリつたう雑草が建物の年季を物語っている。
間取りは2DKで、玄関を開けるとそこがダイニングキッチン、その奥に二間が直列に続いている。
真ん中の部屋に通された俺は、少し緊張しながらちゃぶ台に向かって正座した。
「ちょっと待っててね。カズミを呼ぶから」
そう言うとタカミちゃんはふすまを開けて一番奥の部屋に入った。
「えー、やだ。知らない人なんか会いたくない!」
ふすまの向こうからタカミちゃんとは違う女の子の声がする。
きっとこの声の主がカズミちゃんなのだろう。
881:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:29:50.39ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 3/5
「わがまま言わないでよ。せっかく来てもらったんだから。カズミもゼッタイ仲良くなれるよ」
「えー、きっと私のこと怖がるよー」
「そんなことないって!」
奥の部屋との境にはふすましかないから声がよく聞こえる。
二人はしばらく言い合っていたが、カズミちゃんがあきらめたのか、小さな声で
「わかった……」
と言った。
「ごめんねヒロキ君。お待たせしちゃって」
そう言いながらタカミちゃんはふすまを開けた。その時俺は
「あれっ?」
と違和感を抱いた。
開け放たれた向こうの部屋にはタカミちゃんしかいない。
それでも何事もないようにタカミちゃんは俺のいる部屋に入ってきた。小さな箱を両手で大事そうに抱えて。
箱は20㎝四方ぐらいの大きさで、ぱっと見だと高級メロンの化粧箱のようにも見える。
少女雑誌の付録やお菓子のおまけに付いてくるかわいいシールで装飾されており、一目見ただけでこれがタカミちゃんにとって大切な箱であることはわかる。
タカミちゃんはちゃぶ台の上に箱を置くと、そっと蓋を開けた。
箱は浅い底に蓋が覆いかぶさるケーキボックスのような構造で、開けただけで中身がすべて見える。
俺は言葉を失った。
箱の中身は人間の頭蓋骨だった。
大きさから言っても大人のものではない。
色は茶色く、表面は飴のようにツヤツヤしている。
「ヒロキ君、妹のカズミです。仲良くしてあげてね」
タカミちゃんがそう言うと、頭蓋骨が俺の方を向いた──気がした。
俺は硬直したまま何も言えずにいる。
と、ガチャガチャという音と共に玄関ドアが開く。ドアの向こうには女の人が立っていた。
882:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:30:51.10ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 4/5
その人がタカミちゃんのお母さんであることはすぐわかった。
「あら、お友達呼んだの? タカミ、お母さんこれから──」
タカミちゃんのお母さんはそこまで言うと、靴も脱がずにいきなり部屋へ飛び込み、タカミちゃんの頬を思いっきりビンタした。
「アンタ何やってんの! 何やったかわかってんの!!」
凄まじい形相で叱りつけるお母さんにもひるまず、叩かれた頬をかばいながらタカミちゃんは
「だって、カズちゃんにもお友達作りたかったんだもん!」
と言い返し、大粒の涙をぽろぽろと流した。
突如訪れた修羅場にオロオロするだけの俺に、タカミちゃんのお母さんは
「変な所見せちゃってゴメンナサイね。せっかく来てくれたみたいだけどもう帰ってくれるかな?」
と、極力感情を押し殺した口調で言った。
俺はかろうじて
「は……はい」
とだけ応えてタカミちゃんの家を出た。
たった今起こった出来事のすべてが理解できず、俺は下を向いたままトボトボと歩く。
来た時には考えられないほど足が重い。このまま進めば地面に沈んでしまいそうだ。
タカミちゃんの家を出て5分ほど経った所で、誰かが追いかけてきた。
それがタカミちゃんのお母さんであることはすぐにわかった。
全力で走ってきたせいか、俺に追いついた所でタカミちゃんのお母さんはゼーゼーと息を吐き、両膝に手を突いて呼吸を整える。
「本当にごめんなさいね。タカミが変なもの見せちゃって。あの子ちょっと変わってて……」
先ほどとはうって変わって優しく話し始めた。仕事柄そうなのか、少し口調が甘ったるい。
「それで……ヒロキ君、さっき見たことは誰にも喋らないでくれるかな? お父さんお母さんにもお友達にも」
そう言うとタカミちゃんのお母さんは俺の左手を両手で包んで何かを握らせた。
「は、はい。誰にも言いません。だからもう、タカミちゃんをぶたないでください」
俺は今言える精一杯の思いをタカミちゃんのお母さんに伝えた。
「ありがとうヒロキ君。ヒロキ君が内緒にしてくれれば大丈夫だから。これはおばちゃんとタカミとヒロキ君との約束ね」
そう言うとタカミちゃんのお母さんは小指を立てて、俺の小指に絡ませた。
883:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)08:31:51.71ID:Hxbvqk9s0.net
タカミちゃんの妹 5/5
安堵した様子で家に戻るタカミちゃんのお母さんを見送り、その姿がドアの向こうに消えた所で俺は左拳を開く。
タカミちゃんのお母さんが握らせたのは紙幣だった。額面は一万円。
俺は慌ててズボンのポケットにしまい、周囲に誰もいないかを確認した。
別に悪いことをしているわけではないが、小五が持つには分不相応な大金だ。
思わぬ臨時収入に心が浮き立つ一方、俺はことの重大性をひしひしと感じはじめた。
子供に渡す口止め料として一万円は高すぎる。つまりそれほど重い秘密なのだと。
これは死ぬまで黙っていないといけない。タカミちゃんのためにも。と、その時はガキなりに決意した。
翌日、タカミちゃんは普通に登校してきた。特に変わった様子はない。
少しほっとした俺は下校時、いつも待ち合わせる場所でタカミちゃんを待った。
ほどなくしてタカミちゃんは来たが、俺の前では表情を強ばらせている。
「ごめんねヒロキ君。もうヒロキ君とお話しできないんだ。じゃないとカズミと一緒にいられなくなるから……」
小刻みに身体を震わせながらそれだけ言うと、タカミちゃんは背中を向けて一度も振り返らずに俺から離れていった。
小さくなる背中を見つめながら俺は、終わった……と巨大な喪失感に襲われた。
結局タカミちゃんは俺ではなくカズミちゃんを選んだのだ。あの髑髏を。
数日後にタカミちゃんのお母さんが学校に来て、タカミちゃんは図書委員を辞めてしまった。
卒業までクラスは同じだったけれど、あれ以来一言も口を利いていない。
中学は別々で、それ以降は消息が途絶えた。
今でも時々ググっているが、タカミちゃんの行方は一切わからない。
大人になった今ではあの出来事を「多重人格」とか「イマジナリーフレンド」とか「トリック」なんて言葉で説明することはできるんだろうけど、あの日ふすま越しに聞いた二人の会話はそんなものだとは到底思えない。
確かにあの時、ふすまの向こうにはタカミちゃんともう一人誰かがいた。
だからふすまが開いた時に俺は違和感を抱いたんだ。
俺の話はこれで終わり。
もう20年も前の出来事で、ずっと誰かに聞いて欲しかったけれど結局誰にも話せなかったからここに書いた。
さすがに一万円分の口止めはしたと思う。
最後まで読んでくれた人ありがとう。
884:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)09:05:00.66ID:mHpghby60.net
姉妹のその後が気になりますね
887:本当にあった怖い名無し:2022/08/14(日)09:37:07.91ID:KhU8gM1n0.net
879のような初恋の話があっていいのかも知れないね
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?370
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1657119122/879-887
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