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急だけど明日タテヤマに行くことになった
2020.04.13 (Mon) | Category : ミステリー・不思議な話
565:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)05:41:33.54ID:PE8mkh2Z0.net
昔知り合いの家であった今でも少しモヤモヤする話で
まあその頃は主治医が往診に来たり自宅で看取ったりってのも普通にあった時代で彼の家では祖父が病に伏せてていつ逝ってもおかしくない状態で、その日も朝から意識がなかったらしい
それでも容態は安定していたので母が買いも出かけて帰ってみると誰かが来ているのか祖父の部屋から声が聞こえる
「すみません買い物に出ていたもので…」
と部屋を覗くと祖父が床に座って誰かと話でもしているように相槌をうったり返事をしてる
部屋には誰もおらず少し気味が悪かったが今日はだいぶ具合がいいんだろうと思う事にして様子を見ていると話し相手が帰ったらしく
「ああ帰ってたのかい、急だけど明日タテヤマに行くことになった」
と言って祖父はそのまま寝てしまったらしい
その日の夜祖父は家族に看取られて息を引き取った
そこの家はタテヤマっていう所にはなんの縁もなくその日祖父が話してた相手も見当もつかない
私はいまだにこの話が頭に残ってて何者が来ていたのかタテヤマって何なのか
ふと思い出すと気になって仕方ない
566:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)07:58:06.64ID:R2ttylW10.net
>>565
立山の昔話。という土産屋に売ってるような民話本で読んだ記憶があるんだが、
立山は霊山。死者は立山に行く。という信仰があるそうだ
(修験道の山岳信仰と、仏教や神道が習合したらしい)
577:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)21:28:01ID:PE8mkh2Z0.net
>>566
立山は三霊山に数える人もいる聖地ですね
安房館山の辺りも霊場が多かったりそういう場所に相応しい響きなのかも知れませんね
567:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)09:20:54.75ID:Le2ENdWU0.net
1827年、最古と思われる件(くだん)の目撃例も立山だったとされているな。
関係無いけどw
577:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)21:28:01ID:PE8mkh2Z0.net
>>567
妖怪ですか 最古の目撃例が立山っていうのは初めて知りました
571:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)18:51:58ID:R2ttylW10.net
>>565
ボケの初期症状に「幻覚が見える」というのがある。
本人には知り合いとが見えていて、声も聞こえている。
他人には見えないから、不気味に思える
脳みそのパグなんだが、同じことは死期が近づいても起こる
人間の死は、上手いことできてる
自然死のばあい、まず内臓の働きが弱る。食が細くなり、栄養の吸収も悪くなる。
栄養不足で脈が弱り、呼吸も浅くなる。
やがて心臓の働きも弱り、手足の先から麻痺。肝臓や腎臓の機能も弱り、肺の酸素交換機能も弱る。
血中の二酸化炭素濃度が上がり、ふわふわとした気分になり、脳内麻薬が出まくって死に至る。
死の直前に脳内麻薬が薄くなることがあり、この時に意識が回復。しゃっきり話したりする。その後は脳内麻薬がまた出る
栄養が足りていると脳内麻薬が出にくいので、比較的苦しいらしい
577:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)21:28:01ID:PE8mkh2Z0.net
>>571
私も脳内現象で説明のつく話だとも思ってるんですがそのお祖父さん神社に行くのも初詣と寄り合い位の信心深さの人だったもんでw
そんな人がいきなりタテヤマとかっていったいどんな者がお迎えに来ていたのかと
すいませんオカルト好きで
レスありがとうございました 皆さんお体にはお気を付けて
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part111
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1582077563/565-577
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昔知り合いの家であった今でも少しモヤモヤする話で
まあその頃は主治医が往診に来たり自宅で看取ったりってのも普通にあった時代で彼の家では祖父が病に伏せてていつ逝ってもおかしくない状態で、その日も朝から意識がなかったらしい
それでも容態は安定していたので母が買いも出かけて帰ってみると誰かが来ているのか祖父の部屋から声が聞こえる
「すみません買い物に出ていたもので…」
と部屋を覗くと祖父が床に座って誰かと話でもしているように相槌をうったり返事をしてる
部屋には誰もおらず少し気味が悪かったが今日はだいぶ具合がいいんだろうと思う事にして様子を見ていると話し相手が帰ったらしく
「ああ帰ってたのかい、急だけど明日タテヤマに行くことになった」
と言って祖父はそのまま寝てしまったらしい
その日の夜祖父は家族に看取られて息を引き取った
そこの家はタテヤマっていう所にはなんの縁もなくその日祖父が話してた相手も見当もつかない
私はいまだにこの話が頭に残ってて何者が来ていたのかタテヤマって何なのか
ふと思い出すと気になって仕方ない
566:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)07:58:06.64ID:R2ttylW10.net
>>565
立山の昔話。という土産屋に売ってるような民話本で読んだ記憶があるんだが、
立山は霊山。死者は立山に行く。という信仰があるそうだ
(修験道の山岳信仰と、仏教や神道が習合したらしい)
577:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)21:28:01ID:PE8mkh2Z0.net
>>566
立山は三霊山に数える人もいる聖地ですね
安房館山の辺りも霊場が多かったりそういう場所に相応しい響きなのかも知れませんね
567:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)09:20:54.75ID:Le2ENdWU0.net
1827年、最古と思われる件(くだん)の目撃例も立山だったとされているな。
関係無いけどw
577:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)21:28:01ID:PE8mkh2Z0.net
>>567
妖怪ですか 最古の目撃例が立山っていうのは初めて知りました
571:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)18:51:58ID:R2ttylW10.net
>>565
ボケの初期症状に「幻覚が見える」というのがある。
本人には知り合いとが見えていて、声も聞こえている。
他人には見えないから、不気味に思える
脳みそのパグなんだが、同じことは死期が近づいても起こる
人間の死は、上手いことできてる
自然死のばあい、まず内臓の働きが弱る。食が細くなり、栄養の吸収も悪くなる。
栄養不足で脈が弱り、呼吸も浅くなる。
やがて心臓の働きも弱り、手足の先から麻痺。肝臓や腎臓の機能も弱り、肺の酸素交換機能も弱る。
血中の二酸化炭素濃度が上がり、ふわふわとした気分になり、脳内麻薬が出まくって死に至る。
死の直前に脳内麻薬が薄くなることがあり、この時に意識が回復。しゃっきり話したりする。その後は脳内麻薬がまた出る
栄養が足りていると脳内麻薬が出にくいので、比較的苦しいらしい
577:本当にあった怖い名無し:2020/03/30(月)21:28:01ID:PE8mkh2Z0.net
>>571
私も脳内現象で説明のつく話だとも思ってるんですがそのお祖父さん神社に行くのも初詣と寄り合い位の信心深さの人だったもんでw
そんな人がいきなりタテヤマとかっていったいどんな者がお迎えに来ていたのかと
すいませんオカルト好きで
レスありがとうございました 皆さんお体にはお気を付けて
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part111
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1582077563/565-577
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エレベーターが勝手に開く
2020.04.13 (Mon) | Category : ミステリー・不思議な話
581:本当にあった怖い名無し:2007/03/29(木)21:59:27ID:vSefavcF0
エレベーターの話
昔病院に勤めていたとき。
新棟の地下一階のエレベーターがおかしかった。
別に呼んでもないのに、前を歩くと「チン」と開く。
ある日も「チン」来る日も「チン」もちろん誰も乗っていない。
アホな俺は自動ドアのように、赤外線センサーのようなもので人が近づくたびにドアが開くものだと思っていた。
ある日、同僚に
「今のエレベーターは自動ドアのようにドアが開いて便利だね~」
と話したら一同
「え?」
という顔になった。
普通に△(地下一階なので)押してドアが開くのだそう。
近づいただけで開かないよ。といわれてしまった。
でも、本当に俺が前を通るたびに「チン」と開いてたんだよ~といっても誰も信じてくれない。
赤外線センサー付いてるエレベーターってあるよな?
ちなみに、そのフロア奥には霊安室がある。
582:本当にあった怖い名無し:2007/03/29(木)22:03:55ID:6TqwEZxd0
箱がいないときに開いたらやばいし、そんな危険な構造には、普通はしないのではないか?
583:本当にあった怖い名無し:2007/03/29(木)22:06:30ID:vSefavcF0
ついでにもう一つ投下。
同じ病院のやっぱりエレベーターの話。
新棟の2Fから3Fに上がろうとしてエレベーターに乗った。
ドアが開いたら地下1Fの霊安室の前だった。
真っ暗で誰も乗ってこないので、ガクブルして「閉」ボタンを連打し無事3Fに上がったときはホッとした。
霊安室前に下りるエレベーターと、上の話のエレベーターは別ただし、同じ新棟にある。
引用元:実話恐怖体験談 六談目
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170688437/581-583
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エレベーターの話
昔病院に勤めていたとき。
新棟の地下一階のエレベーターがおかしかった。
別に呼んでもないのに、前を歩くと「チン」と開く。
ある日も「チン」来る日も「チン」もちろん誰も乗っていない。
アホな俺は自動ドアのように、赤外線センサーのようなもので人が近づくたびにドアが開くものだと思っていた。
ある日、同僚に
「今のエレベーターは自動ドアのようにドアが開いて便利だね~」
と話したら一同
「え?」
という顔になった。
普通に△(地下一階なので)押してドアが開くのだそう。
近づいただけで開かないよ。といわれてしまった。
でも、本当に俺が前を通るたびに「チン」と開いてたんだよ~といっても誰も信じてくれない。
赤外線センサー付いてるエレベーターってあるよな?
ちなみに、そのフロア奥には霊安室がある。
582:本当にあった怖い名無し:2007/03/29(木)22:03:55ID:6TqwEZxd0
箱がいないときに開いたらやばいし、そんな危険な構造には、普通はしないのではないか?
583:本当にあった怖い名無し:2007/03/29(木)22:06:30ID:vSefavcF0
ついでにもう一つ投下。
同じ病院のやっぱりエレベーターの話。
新棟の2Fから3Fに上がろうとしてエレベーターに乗った。
ドアが開いたら地下1Fの霊安室の前だった。
真っ暗で誰も乗ってこないので、ガクブルして「閉」ボタンを連打し無事3Fに上がったときはホッとした。
霊安室前に下りるエレベーターと、上の話のエレベーターは別ただし、同じ新棟にある。
引用元:実話恐怖体験談 六談目
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170688437/581-583
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三途の川
2020.04.13 (Mon) | Category : ミステリー・不思議な話
96:本当にあった怖い名無し:2009/05/20(水)11:20:43ID:A2VdklPVO
これは昔知人から聞いた話。
知人が中学生の頃、1学年上の先輩が(女の子、Aさんとします)
体育の授業でバレーボールをしている時に突然目の前が真っ暗になった。
しばらくして気がつくと、どんよりした曇り空で霧が立ち込める、ただただ広く一面荒れた荒野の様な場所に立っていた。
独りぼっちが寂しくて、あてもなく歩いていると後ろから話し声が聞こえてきたので振り返ると
自分と同世代くらいの制服を来た女子2名が歩いてきた。
人を見つけたのが心強くて
「良かった~誰かいないかなと心細かったの」
と話すと
「え~私達あっちに行くんだけど、ついて来る?」
て言うので同行し、聞くと同じ中学3年生と言う事が分かり、大変仲良くなり道中をキャッキャッとはしゃぎながら歩き、川原に着いた。
すると
「あそこだよ」
と2人が指差した場所を見ると、霧の中に柳が1本揺らいでおり、古い手漕ぎの木の舟が川に一隻停泊していて柳の下には、擦り切れた笠を被って着古した服を着た、痩せ形のお爺さんが煙管を吸って俯いていた。
99:本当にあった怖い名無し:2009/05/20(水)11:51:49ID:A2VdklPVO
仲良くなった女子2名は
「私達ここから舟に乗るんだ」
と言って、お爺さんに
「すいませ~ん、お願いしま~す!」
と言うと、お爺さんは無言で手を出した。
女子2名は制服のポケットから小銭を出して料金を払うと、Aさんに
「一緒に行こっ!」
と言ったが、Aさんはお金が1円も無かった。
お爺さんが
「この舟は金が無い奴は乗れねぇよ」
と言いAさんと2名は3人で行きたいと主張したが許可は下りなかった。
仕方ないので2名は
「私達先に行くけど、またあっちで会おうね~」
と言い、お爺さんが舟を出してその場にはAさん1人が残った。
Aさんは寂しくなり、また1人で歩いていると山があり、山の入口には朱色の大きい門があった。
Aさんは中に人がいる事を期待して力ずくで門を開け中に入ると真っ暗な洞窟の様な空間だった。
少し歩くと先に、洞窟の両脇がポツポツと光っておりそれが長く続いているのに気がついたので近付くと雛段が両脇に長く並んでおり、そこには火の灯ったロウソクが無数に立っていた。
ロウソクは太さも長さも全く異なり今にも消えそうな物もあれば、煌々と灯ったものもあり白いロウには、それぞれ人名が墨字で記入されていた。
Aさんは気味が悪いけど前進し、ロウソクの道を進むと後ろからボソボソと囁き声がした。
何を喋っているか分からないけど、複数人で何やら焦ってガヤガヤ騒ぎながらこちらに走ってくる足音がした。
Aさんは人に会いたかったのに、走って向かって来る人達に見つかるのが強烈に恐くなり走り出した。
ずっと走るとロウソクと雛段は無くなり真っ暗闇に変わり先には白く丸い出口の様な一筋の光を見つけ、一目散でそこに辿り着き光に飛び込むと掃除機の様にスルッと吸いこまれて意識を失った。
Aさんが目を開けた時、病院のベッドの上で、お母さんが泣きながら
「Aちゃんが目を開けたー!」
と大声で叫んだ。
103:本当にあった怖い名無し:2009/05/20(水)12:44:34ID:A2VdklPVO
Aさんは目を覚ましても尚、入院生活をしていた。
お母さんから聞くと、授業で倒れたのは成長につれて心臓に欠陥が出来ていたのが日常生活に不便がなかった為に、本人も家族も気付かず、運動がきっかけで発生した発作で危険な状態が1~2間続いたと聞いた。
お母さんが
「普段無口で家にいないお父さんが会社休んでつきっきりだったんだよ、Aが目覚めた時に、寝てた間の事が分かるように置いておく」
と言ってベッド横の机に地方新聞の4日分を置いておいたらしいと聞いた。
Aさんは
「中学生は新聞なんか興味ないのに」
と思いながら倒れた日の夕刊をペラペラ見ると地方のニュースの欄に
【早朝、○市の女子中学生2名が原付自動車で事故死】(Aさんとは同県だが遠い市街)
の記事を発見し読むと原チャに無免で2人乗りして走行した少女2名が転倒により即死の記事を見つけた。
慌てて翌日の新聞の(Aさんが倒れた日)お悔やみを見ると(在住する県の地方版は、亡くなった人の葬儀に参列する時の為に、死亡原因や葬儀場の場所、氏名、年齢が紙面で公開される)舟着き場で別れた2名の少女の名前があり「事故死」と書かれていた。
Aさんは、お母さんに
「夢の中で、私、仲良くなった子達がいて名前を教えあったんだけど、この子達の名前だよ!間違いないよ」
と言って経緯を話したらお母さんは
「その子達がお金を持っていたのは、多分最後に棺に入れるお金でそれは別の世界に行く為の舟に乗る料金なのかもね・・Aちゃんがお金を持ってなかったのは【まだ行く時ではない】って事だったのかしらね。ただの風習ではなく、昔の人達はそう言う事を知っているから棺にお金を入れる様になったのかもね」
とAさんの言葉を否定せずに聞いてくれたので、後日お母さんとAさんで亡くなられた2人のお墓に参りに行った。
・・と言う話を聞いた。
私は実名を聞いたけど、ここで言わない。何だか怖くはなく「そうなのか」と考えさせられる話だったので聞いてから6年経った今でも忘れられない話です。
長文ごめんなさい。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part53
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1242499637/96-103
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これは昔知人から聞いた話。
知人が中学生の頃、1学年上の先輩が(女の子、Aさんとします)
体育の授業でバレーボールをしている時に突然目の前が真っ暗になった。
しばらくして気がつくと、どんよりした曇り空で霧が立ち込める、ただただ広く一面荒れた荒野の様な場所に立っていた。
独りぼっちが寂しくて、あてもなく歩いていると後ろから話し声が聞こえてきたので振り返ると
自分と同世代くらいの制服を来た女子2名が歩いてきた。
人を見つけたのが心強くて
「良かった~誰かいないかなと心細かったの」
と話すと
「え~私達あっちに行くんだけど、ついて来る?」
て言うので同行し、聞くと同じ中学3年生と言う事が分かり、大変仲良くなり道中をキャッキャッとはしゃぎながら歩き、川原に着いた。
すると
「あそこだよ」
と2人が指差した場所を見ると、霧の中に柳が1本揺らいでおり、古い手漕ぎの木の舟が川に一隻停泊していて柳の下には、擦り切れた笠を被って着古した服を着た、痩せ形のお爺さんが煙管を吸って俯いていた。
99:本当にあった怖い名無し:2009/05/20(水)11:51:49ID:A2VdklPVO
仲良くなった女子2名は
「私達ここから舟に乗るんだ」
と言って、お爺さんに
「すいませ~ん、お願いしま~す!」
と言うと、お爺さんは無言で手を出した。
女子2名は制服のポケットから小銭を出して料金を払うと、Aさんに
「一緒に行こっ!」
と言ったが、Aさんはお金が1円も無かった。
お爺さんが
「この舟は金が無い奴は乗れねぇよ」
と言いAさんと2名は3人で行きたいと主張したが許可は下りなかった。
仕方ないので2名は
「私達先に行くけど、またあっちで会おうね~」
と言い、お爺さんが舟を出してその場にはAさん1人が残った。
Aさんは寂しくなり、また1人で歩いていると山があり、山の入口には朱色の大きい門があった。
Aさんは中に人がいる事を期待して力ずくで門を開け中に入ると真っ暗な洞窟の様な空間だった。
少し歩くと先に、洞窟の両脇がポツポツと光っておりそれが長く続いているのに気がついたので近付くと雛段が両脇に長く並んでおり、そこには火の灯ったロウソクが無数に立っていた。
ロウソクは太さも長さも全く異なり今にも消えそうな物もあれば、煌々と灯ったものもあり白いロウには、それぞれ人名が墨字で記入されていた。
Aさんは気味が悪いけど前進し、ロウソクの道を進むと後ろからボソボソと囁き声がした。
何を喋っているか分からないけど、複数人で何やら焦ってガヤガヤ騒ぎながらこちらに走ってくる足音がした。
Aさんは人に会いたかったのに、走って向かって来る人達に見つかるのが強烈に恐くなり走り出した。
ずっと走るとロウソクと雛段は無くなり真っ暗闇に変わり先には白く丸い出口の様な一筋の光を見つけ、一目散でそこに辿り着き光に飛び込むと掃除機の様にスルッと吸いこまれて意識を失った。
Aさんが目を開けた時、病院のベッドの上で、お母さんが泣きながら
「Aちゃんが目を開けたー!」
と大声で叫んだ。
103:本当にあった怖い名無し:2009/05/20(水)12:44:34ID:A2VdklPVO
Aさんは目を覚ましても尚、入院生活をしていた。
お母さんから聞くと、授業で倒れたのは成長につれて心臓に欠陥が出来ていたのが日常生活に不便がなかった為に、本人も家族も気付かず、運動がきっかけで発生した発作で危険な状態が1~2間続いたと聞いた。
お母さんが
「普段無口で家にいないお父さんが会社休んでつきっきりだったんだよ、Aが目覚めた時に、寝てた間の事が分かるように置いておく」
と言ってベッド横の机に地方新聞の4日分を置いておいたらしいと聞いた。
Aさんは
「中学生は新聞なんか興味ないのに」
と思いながら倒れた日の夕刊をペラペラ見ると地方のニュースの欄に
【早朝、○市の女子中学生2名が原付自動車で事故死】(Aさんとは同県だが遠い市街)
の記事を発見し読むと原チャに無免で2人乗りして走行した少女2名が転倒により即死の記事を見つけた。
慌てて翌日の新聞の(Aさんが倒れた日)お悔やみを見ると(在住する県の地方版は、亡くなった人の葬儀に参列する時の為に、死亡原因や葬儀場の場所、氏名、年齢が紙面で公開される)舟着き場で別れた2名の少女の名前があり「事故死」と書かれていた。
Aさんは、お母さんに
「夢の中で、私、仲良くなった子達がいて名前を教えあったんだけど、この子達の名前だよ!間違いないよ」
と言って経緯を話したらお母さんは
「その子達がお金を持っていたのは、多分最後に棺に入れるお金でそれは別の世界に行く為の舟に乗る料金なのかもね・・Aちゃんがお金を持ってなかったのは【まだ行く時ではない】って事だったのかしらね。ただの風習ではなく、昔の人達はそう言う事を知っているから棺にお金を入れる様になったのかもね」
とAさんの言葉を否定せずに聞いてくれたので、後日お母さんとAさんで亡くなられた2人のお墓に参りに行った。
・・と言う話を聞いた。
私は実名を聞いたけど、ここで言わない。何だか怖くはなく「そうなのか」と考えさせられる話だったので聞いてから6年経った今でも忘れられない話です。
長文ごめんなさい。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part53
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1242499637/96-103
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