都市伝説・・・奇憚・・・blog
被爆
2008.03.06 (Thu) | Category : トピックス
これによく似た実際の事件がある。
青白く光る放射性物質を身につけ被爆した事例は実在し、1987年にブラジルの廃病院に放置されていたセシウム137を「光る粉」として体に塗ったり飲んだりした住民250名が被曝、4人が死亡した。
もしかしたら上記の都市伝説はこれが元ネタなのかもしれない。
グリセリン結晶
2008.02.24 (Sun) | Category : トピックス
ライアル・ワトソン「生命潮流」に書かれた"間違った逸話"が、様々な引用を経て、シンクロニシティの代表的伝説となっている。
間違った逸話は以下のとおり。
世界中の科学者がどのようにしてもグリセリンは結晶化しなかった。
1920年代のある日、イギリス貨物船のある樽のグリセリンが一樽、偶然に結晶化した。
世界中の研究所から、種結晶を求める申し出が殺到した
熱力学に詳しいある二人の科学者が、入手した種結晶を使って結晶化に成功すると、実験室の全グリセリンが密閉容器内のものを含めて自然に結晶化した。
この日を境に、世界中のグリセリンが17.8℃で結晶化するようになった。
しかし「生命潮流」が参考文献とした、カリフォルニア大のギブソンとジオークが書いた論文(1923年)には、グリセリン結晶を作る際のコツが記述されているのみである。
グリセリンは世界中の科学者がどのようにしても結晶化しなかった。
ギブソンとジオークも、イギリスの偶然結晶化したグリセリンを入手した。
グリセリン結晶が到着した後であったが、ギブソンとジオークは温度管理をすることで種結晶なしでも結晶を作ることができるということを発見した。
グリセリンを-193℃に冷却後、一日以上の時間をかけてゆっくりと温度を上げ、17.8℃にすることで結晶化する。
無論、現代のグリセリンも種結晶なしで、単純に17.8℃にするだけでは結晶化しない。なお、ニトログリセリンと混同している場合もある。
キルロイ参上
2008.02.24 (Sun) | Category : トピックス
キルロイ参上( あるいはキルロイ・ワズ・ヒア(Kilroy was here))は、アメリカの大衆文化などで見られるフレーズのひとつ。落書きなどでよく用いられる。その起源は憶測の域を出ないが、少なくとも壁の向こうから長い鼻を垂らして覗く姿を伴ったいたずら書きの「キルロイ」は第二次世界大戦の頃にはアメリカのいろいろなところで見られた。
「キルロイ」に関しては第二次世界大戦にからんだ様々な都市伝説がある。
捕虜にした連合軍の装備の中から頻繁に見つかったため、どんなところにでも容易に入り込む超人的なナチスのスパイだとアドルフ・ヒトラーは信じていたという。
また、ポツダム会議に臨んだスターリンは、控えに設置された専用の屋外トイレに最初に入り、用を足して出てきて一言「キルロイって誰だ?」と補佐官に聞いたともいう。
また、あるドイツ将校は、数々の都市でその名を頻繁に目撃するものだから、もし偶然「キルロイ」なる人物に遭遇したら何者なのか聞いてみたいと思ったとの語りも伝わっている。
落書きのある場所についても様々な憶測が飛び交う。特に、ありえない場所について言及され、自由の女神像が持つ松明にあるとか、エトワール凱旋門や中国の盧溝橋に書かれているとか、ポリネシアの小屋で見ただとか、パリの下水道やジョージ・ワシントン・ブリッジの梁の高いところにあるだとか、果てはエベレスト山頂や月にも書かれていると言った奇想天外なものまである。このようなユビキタス的な広がりの背景には、第二次世界大戦時にあった同盟国軍の侵攻に対する潜在的な脅威に抗う連合国民の心理が、自分たちが存在する証拠はいたるところにあるんだという噂に転化して流布し、これが今日まで姿かたちを変えて残存しているものと思われる。
最近の「キルロイ」
一般には廃れた感のある「キルロイ参上」だが、軍隊の中では健在であるらしい。1991年の湾岸戦争では、アメリカ軍のキャノン砲に描かれた「キルロイ」の落書きがある。また、2003年のイラク戦争では、ファルージャの学校の黒板に残された「キルロイ参上」が報道された。ここはアメリカ軍によって700人ものイラク市民が殺害された街であり、戦闘はこの学校でも行われた。落書きは「キルロイ」だけではなく、「We Love Pork」(豚肉が大好きさ)というイスラム教徒への侮蔑を含んだようなものもあった。