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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.02.12 (Wed) Category : 

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転校していったS君

2019.05.07 (Tue) Category : とりあえず和みたい人へ

359:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:18:38ID:/J+/o+AV0
小学5年のころ、隣のクラスに関西から転校生S君がきた。
あるとき昼休みに、体育館の片隅でS君がクラスの野球部数名に小突かれたりしてイジメられているのを発見した。

俺は当時、身体が学年でいちばんでかく、空手もやっていたので
「おまえら何やってんだ、やめろばかやろー」
みたく割って入った。
野球部の連中は
「遊んでるだけだよ~邪魔すんなよ~」
と言ったがなんだか無性にムカついて、蹴りを食らわせてやった。

すると野球部の連中はS君を置いて逃げていった。
そんでS君とちょっとだけ会話をして、そのときは終わった。

数週間後、帰宅時にうちの近所でS君とばったり会った。
「こないだはありがとう。俺、転校してきてからとにかくイジメられんねんけど、こないだ助けてくれたおかげで、あれからはただ無視されるだけになってん。俺としてはそっちのほうがええから、ほんま助かった。うちのマンションすぐそこやから、寄ってってや」
みたいなことを言われて、マンションへ上げてもらった。

上がるとお母さんが、
「あんた友達できたの、よかったわ~」
なんて喜んで、俺にいろいろ話しかけてきた。

結局それがきっかけでお互いの家を行き来するようになり、よく遊ぶようになった。6年になっても変わらなかった。
釣りを教わったり、チャリで遠出したり、楽しかった。



360:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:21:13ID:/J+/o+AV0
6年の夏休み少し前に、S君から
「また転校するんやけど」
と言われた。
お父さんが金融の仕事してるんで転勤が多いらしい。
がっくりしたけど、夏休みに最後、また釣りに行くことに決めた。

釣りの日の数日前、S君が晩飯時に突然、我が家に来た。
「実は、釣りの日に離れることになってしまって、だから挨拶に来たんよ。釣り行けなくてごめんな」
と。
わざわざ、プレゼントまでもってきてくれた。
会うのはそれが最後になってしまった。

釣りはちゃんと準備してたから、当日は俺1人で遠出して行った。
でも1人でやっててもなんだかつまらなくて、
「今ごろ、新幹線乗ってるのか」
なんて考えてた。
腹減ってきて持参のおにぎり食べてるときにふと気づくと、横におじさんがしゃがんでいる。

目が合うと、
「ほんまありがとな」
と言われた。ボソっと。
俺はもちろん、誰だこの人?と思って躊躇した。
次の瞬間に強い日差しがバーっと正面から来たので、俺は手で顔を覆った。ふと目を戻すとおじさんはいなかった。
見渡してもおじさんはいなかった。誰もいなかった。
走ってそのへんを見たんだけど、俺しかいなかった。

家に帰ってそのことを話すと、父に
「1人で釣りなんか行くからだ。へんなヤツ多いんだよ最近」
とか言われて、1人釣り禁止になってしまった。
それまではS君としか釣りには行ってなかったので、以降、釣りは一切やらなくなってしまった。
ただ、とても不思議な時間帯に感じたので(わずか数秒だけど)そのおっさんの顔はちゃんと覚えていた。



361:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:22:44ID:/J+/o+AV0
それから20年後。去年のこと。
某サイトで、会員制の同窓会サイトがあることを初めて知った。
登録して見てたら、S君が
「1年ほどしかいなかったけど僕のことを覚えている方いらっしゃいますか」
みたいな感じで堂々と掲載していた。驚いた。

それで俺からコンタクトを取ってみると、すんなり返信がきた。
お互いにとても喜び、たまにメールでやりとりするようになった。
S君、自分で会社を立ち上げ、頑張っているそうでなにより。

ある日、うちの地元のお祭りがあり、写真を撮った。
それをS君にメール添付で送ってあげた。
(俺は母と同行したもんで、祭りをバックで2人を撮った写真)

数日後、S君から返信が来た。写真添付あり。
妻子と、だいぶ禿げ上がったS君。相変わらず眼鏡。
文章には、
「柴ちゃん(俺)はまだ若いね。うらやましい。俺は遺伝が早くも来ました、若禿げです。驚きでしょ?苦労も多いので、これからどんどん進行するでしょう」
と。

俺は
「いやー、キテるねー」
なんて思って笑いながら見てたんだけど、
「あ!あのおっさんに似てる」
と思った。あのおっさんも眼鏡だった。
それで何とも言えない気持ちなり、S君に当時のことをメールした。



362:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:24:38ID:/J+/o+AV0
どういう返事が来るかと待っていたんだけど。ちゃんと来た。

「最後、釣りに行けなかったのは覚えてます。
あれからうちの父が出世して転勤がなくなったので、あれが最後の転校だったから、ちゃんと覚えてる。

離れるときに新幹線の中で泣きっぱなしでした。
柴ちゃんが見たおっさんは、なんだろうね。会社を立ち上げるときに著名な人に相談したんです。

霊視もできる人だそうで、起業支援者に誘われて行ってみたら、
『あなたのことを、あなたにそっくりなひいおじいさんが日々守ってくれています。生まれたときからです。だから墓参りなどはちゃんとしてあげてください』
みたいなことを言われたんだけど。そのひいじいさんかな?
柴ちゃんは俺のこと守ってくれたから感謝したのかもね。

ちなみに小さいころに風呂場でそれらしき人を俺が見たことがあるらしく(俺は覚えてない)うちで話題になったって聞いた」
と。

そんなこんなで、俺が川で会ったのはたぶんそのひいおじいさんかとは思うんだけど。
霊体は水がある付近でよく出るというのを聞くけど、そういうことなんでしょうか。



363:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:27:39ID:/J+/o+AV0
おじさん→おっさん、になってるのと関西弁の描写が下手ですまない。



364:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:47:30ID:Y1+fxS+Y0
いや、大丈夫。ちゃんと読めるよ。
そのS君と同じように、我々にも先祖様が見ていたりするのかな?
だとしたら、やっぱり人間品行方正に生きた方がいいのかね。



365:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)16:58:15ID:AfdU1Znc0
釣りに行けないって挨拶に来たとこであーS君死んだかと思っちまったぜ



366:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)17:10:08ID:fBYYgHU40
>>362
いい話だったよ、面白く読ませてもらった。ありがとう。



367:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)17:15:24ID:T8dCikuZ0
未来のS君かと思ったら外れた
読ませる文章で面白かったよ、乙。



369:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)21:53:15ID:bpEyN6Ih0
>>367
あー自分もそう読んだ。

>>362
S君が社会人として成功してるようで何より。



368:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/20(水)20:56:36ID:dWPnXwKF0
>>362
なんか心打たれた気がしました。
早速、プチ喧嘩してた大事な人に電話して、言い過ぎたことを詫びました。
いいきっかけをありがとう。



375:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/21(木)09:56:19ID:XSXeI6y70
>>359-362
いい話だった。有難う
水辺のじいちゃんは、ってっきりS君のおじいさんかと思ったら
曾祖父さんだったのか。先々代の人が見守ってるって場合も有るんだね



370:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/21(木)05:27:53ID:umXelLRW0
久しぶりによかったぜ。



371:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/21(木)05:56:23ID:YFmtP+JUO
>>370
なんかやらしい



380:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2008/08/21(木)18:31:33ID:umXelLRW0
>>371
ち、ちがうんだ!!おれは・・・ただ・・・


引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part46
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1216822187/359-380




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寝起きの彼女

2019.04.23 (Tue) Category : とりあえず和みたい人へ

348:本当にあった怖い名無し:2006/08/03(木)21:26:03ID:sYlSthCE0
ある朝の出来事。
いつも寝起きの悪い自分は朝起きるのがつらかった。
その日は特に朝方までゲームをしていたので特別に眠かった。
だが、その日は朝から用事があったので起きなければいけなかった。

やっと眠りについたと思ったときに、ふと誰かに起こされた様な気配がして、ふっと目が覚めた。
意識ははっきりしてなかったが、周りを見渡すとまだ早朝といった感じで薄暗い部屋が見渡せた。
こんな時間に起きても得はなかろうと思い、寝なおすことにした。
体が動かない気がしたが眠気には勝てなかった。
すこし夢を見ていたように思う。ほんの一瞬。

また…誰かに起こされたように目が覚めた。意識はほとんどない。
周りを見渡しても先程と同じ光景で、何分も立っていないようだった。

寝返りを打つとそこには女が寝ている。
かわいい寝起き顔だった。
「そろそろ起きなくていいの?」
と聞かれたが、
「もうちょっと寝かせてくれよ」
と言って彼女の頭に手を回しおでこにキスをして再度眠りについた。
彼女は冷やっこくて気持ちよかった。

朝になり目覚ましがなって飛び起きた。
時間はなかったがなんとか間に合った。

そこでふとある違和感に気が付いた。
俺彼女いないんだった。
そして勿論ベッドには誰もいない。
そして夢見心地ではあったが隣に寝ていた彼女に体はなく、頭部だけだったような記憶だけが嫌に頭にこびりついていた。

それ以来でてないけど、ああいうのなら大歓迎だとは思った。



349:本当にあった怖い名無し:2006/08/03(木)21:45:57ID:nfkUIZ6/0
>>348
ちょっとうらやましい
…なんてことないんだから!!11ほんとだからね!!



引用元:実話恐怖体験談 参談目
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1153216800/348-349




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劇場に出る幽霊

2019.04.21 (Sun) Category : とりあえず和みたい人へ

149:本当にあった怖い名無し:2010/08/17(火)11:28:28ID:cwiKqnrxO
体験した本人としては笑えないが

前提として、私は趣味で役者をやっている

よく使う小屋(劇場)があるんだが、そこに女性の霊が出る
スタッフが仕込み(照明機材の設置や舞台づくり)の日に1人で作業しているとノイズのような笑い声がしたり、ギャラリー(客席左右上部のスペース)やキャットウォーク(舞台上スペース)で白い女性を見たりする

怖いことはされないんだが、ちょっと気味が悪い程度

だが、役者にとってはありがたいこともある

暗転中の移動で手を引いて袖(客から見えない部分)まで連れていってくれるのだ
他の役者かと思ったら誰もそんな事していないと言うので彼女だろうという話になった



150:本当にあった怖い名無し:2010/08/17(火)11:29:32ID:cwiKqnrxO
そして先日、私も暗転中に手をひかれた
まったく見えなかったのでありがたいと思いながら袖に着いたところで気付く


こっち(上手)じゃなくてあっち(下手)に行きたかった


その日の舞台の作り上、裏を通って行くことは不可
頭が真っ白になった

真っ白になりながらも、その時後ろ上の方から
「え・・・ごめん」
って聞こえた
おそらく練習中から芝居を見ていただろう彼女は役者が引っ込む袖を熟知していたはず

だが、本番直前の変更は知らなかったらしい

本番後、舞台監督に怒られている私を、彼女が同情するような雰囲気でギャラリーから見ていた気がした



引用元:【全米が】なんか笑える霊体験16【テラワロス】
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1280281311/149-150




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