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枕もとの…
2013.10.16 (Wed) | Category : とりあえず和みたい人へ
8周年記念百物語No96:お経を読む、ということ
2013.10.01 (Tue) | Category : とりあえず和みたい人へ
928: ◆/HPq4mSsdY :2013/01/24(木) 12:54:34.24 ID:16DkNnLVO
俺が24才の頃の話。
俺の実家はちょっとした関係で、ボンサン(お坊様)の知り合いが多い。
出張途中のボンサンがウチに挨拶に立ち寄り、ウチは食事や酒、寝床を提供したりしてた。
ボンサンの多くはよく酒を飲み、話が上手で楽しく、声も渋くて耳に心地よい。
ウチでは母さんが一番信心深く、ボンサン達の来訪を歓迎していた。
俺もボンサンと飲む機会は多かった。
さて、俺の姉は昔から、純粋というか、感受性と思い込みの強い人だった。
その頃姉ちゃんは、お経に凝っていた。自室で夜な夜なゴニョゴニョと詠んでいる。
何でお経詠んでんの?と聞くと、
姉「だって可哀想だから」
俺「何が」
姉「先月、猫の死骸を見たから。気持ち悪くて触れなかったから、ごめんって謝ってんの」
1ヶ月もかいっ。呆れたが、放っておいた。
姉ちゃんの場合、趣味とか遊びではなく本気だ。だから止めても続けるのは知っている。
家族皆で放っておいたら、翌月もやっている。聞けば、可哀想の対象が増えていた。ニャンニャンワンワン…。
そのうち、父さんも寝室でゴソゴソ始めた。般若心経だそうな。
929: ◆/HPq4mSsdY :2013/01/24(木) 12:58:52.76 ID:16DkNnLVO
多感な父さんは本やらCDやら買い揃え、姉ちゃんよりマメに詠む日々。
でも、ウチは前からお経慣れしてるので、あまり気にならなかった。
お経を詠むのは良いことだ、と母さんスルー。俺も、多少うるさいな、と思うだけでスルー。
そんなある夜、母さんに電話があった。
「あらー!お久しぶりです!」
和やかな挨拶の後、しばらく真剣に話し込んでいる。
と、母さんが姉ちゃんに電話を渡した。
姉ちゃんは少し話して子機に転送、自室に引っ込んだ。
浮かない顔の母さん。どしたの?と聞くと。
母「あんたも知ってるでしょ、ボンサンのAさん」
俺「あぁ、何度か飲んだ、優しそうな人。ワケアリだったなw。電話、Aさん?」
母「うん。それがね…」
聞けば、Aさんの用件は、Aさんの奥さんが至急、姉ちゃんと話したい、という。
えっ、と思った。
Aさん曰く、僧の身でありながら未熟者にて恥ずかしい限りだが、私は家内を信頼しております。
また家内をよく知る○○さん(ウチ)のご家族に健やかであってほしいと思う。
悩んだが、家内の話を聞くだけ聞いて頂けないか。
(続きは『続きを読む』をクリック)
俺が24才の頃の話。
俺の実家はちょっとした関係で、ボンサン(お坊様)の知り合いが多い。
出張途中のボンサンがウチに挨拶に立ち寄り、ウチは食事や酒、寝床を提供したりしてた。
ボンサンの多くはよく酒を飲み、話が上手で楽しく、声も渋くて耳に心地よい。
ウチでは母さんが一番信心深く、ボンサン達の来訪を歓迎していた。
俺もボンサンと飲む機会は多かった。
さて、俺の姉は昔から、純粋というか、感受性と思い込みの強い人だった。
その頃姉ちゃんは、お経に凝っていた。自室で夜な夜なゴニョゴニョと詠んでいる。
何でお経詠んでんの?と聞くと、
姉「だって可哀想だから」
俺「何が」
姉「先月、猫の死骸を見たから。気持ち悪くて触れなかったから、ごめんって謝ってんの」
1ヶ月もかいっ。呆れたが、放っておいた。
姉ちゃんの場合、趣味とか遊びではなく本気だ。だから止めても続けるのは知っている。
家族皆で放っておいたら、翌月もやっている。聞けば、可哀想の対象が増えていた。ニャンニャンワンワン…。
そのうち、父さんも寝室でゴソゴソ始めた。般若心経だそうな。
929: ◆/HPq4mSsdY :2013/01/24(木) 12:58:52.76 ID:16DkNnLVO
多感な父さんは本やらCDやら買い揃え、姉ちゃんよりマメに詠む日々。
でも、ウチは前からお経慣れしてるので、あまり気にならなかった。
お経を詠むのは良いことだ、と母さんスルー。俺も、多少うるさいな、と思うだけでスルー。
そんなある夜、母さんに電話があった。
「あらー!お久しぶりです!」
和やかな挨拶の後、しばらく真剣に話し込んでいる。
と、母さんが姉ちゃんに電話を渡した。
姉ちゃんは少し話して子機に転送、自室に引っ込んだ。
浮かない顔の母さん。どしたの?と聞くと。
母「あんたも知ってるでしょ、ボンサンのAさん」
俺「あぁ、何度か飲んだ、優しそうな人。ワケアリだったなw。電話、Aさん?」
母「うん。それがね…」
聞けば、Aさんの用件は、Aさんの奥さんが至急、姉ちゃんと話したい、という。
えっ、と思った。
Aさん曰く、僧の身でありながら未熟者にて恥ずかしい限りだが、私は家内を信頼しております。
また家内をよく知る○○さん(ウチ)のご家族に健やかであってほしいと思う。
悩んだが、家内の話を聞くだけ聞いて頂けないか。
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8周年記念百物語No81:窓の向こうに女がいた
2013.10.01 (Tue) | Category : とりあえず和みたい人へ
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