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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.01.23 (Thu) Category : 

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新口裂け女

2010.07.30 (Fri) Category : 創作作品

その日、俺はmixiで知り合った女の子との待ち合わせ場所に急いでむかっていた。
そこで待っていた彼女は背もそんなに高くなくまさに俺の理想の女の子だった。

「もしかしてGさん?私K子っていいます」
声も可愛いかった。
彼女が小声で「美味しそう」といったのはなにかの聞き間違いだろう。

軽く食事も終え俺達はホテルにむかった。
フロントで鍵をもらい部屋に入る。

「シャワーあびてきなよ」
と言う俺に対してK子が
「Gさんが先に浴びてください」
と遠慮がちに言った。

「遠慮してんのか?可愛いやつだ」
と思いながら先にシャワーを浴びさせてもらった。

そのあと軽く行為に及んでいるとK子が「私綺麗?」と唐突に聞いてきた。
俺は彼女の顔を見ながら「あぁ、綺麗だよ」と照れ隠しに言った。

「これでも?」

彼女はメイクを落とし耳までさけた大きな口をこっちに見せた。

そのあと彼をみたものはいない。

(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)


 








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雪男

2010.07.30 (Fri) Category : 創作作品

雪男(加筆版)

自殺の名所、富士の樹海。
ここにたった一人立ち入った者がいた。

彼の名は沢田靖男。

自身が勤めていた会社が倒産し、借金まみれとなり、アパートから追い出され、行く先さしという悲惨な事態になった沢田。

「俺にはもう生きる望みもない・・・・」
沢田はそう呟いてそこらへんの木にロープをかける。

「フ・・・まさか首を吊ることになるとは・・・」
と言って苦笑いをした沢田はふと、奥の方を見た。そこには自殺を遂げた者の死体があった。よく見たらそこらへんにも死体があった。

沢田はそんな哀れな死体を見てるうちに自殺をするのが嫌になった。
やがて沢田の腹が鳴った。
「そういや、朝から何も食ってない」

一ヶ月後、とあるニート、横沢右一がネットで都市伝説の掲示板を見ていたら
「自殺の名所、富士の樹海で自殺を遂げた者の肉を食らう雪男が生息している」
という記事を見つけた。

「ほう・・・」
それに興味を抱いた右一は翌日、富士の樹海に向かった。
「・・・怖いな・・・」
実際来て見た右一はそう言い、そこらへんを見渡した。

そして、いきなり向うから何かが襲ってきた。
毛むくじゃらで人型。まさに雪男のようであった。

「うお!?」
右一は逃げた。
「ゆ、雪男!?」

右一はその場から逃げて警察に通報。
やがて雪男は捕まった。
だが、その雪男は沢田靖男だった。あの後靖男は死体を食べて樹海の中で生き抜いたのだ。

掲載してくれ


(※電さんからの投稿です。ありがとうございました)


 








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―水の音― <師匠シリーズ外伝>

2010.06.14 (Mon) Category : 創作作品

504 名前:ウニ 投稿日:03/05/13 02:27
だれか呼んだ? 小ネタでも話すべぇか。

大学1年の夏の始めごろ、当時俺の部屋にはクーラーはおろか扇風機もなくて毎日が地獄だった。
そんな熱帯夜にある日電話が掛かった来た。

夜中の一時くらいで、誰だこんな時間に! と切れ気味で電話に出た。
すると電話口からはゴボゴボゴボ・・・という水のような音がする。
水の中で無理やりしゃべっているような感じだ。

混線かなにかで声が変になっているのかと思ったが、喋っているにしては間が開きすぎているような気がする。
活字にしにくいが、あえて書くなら、
ゴボゴボ・・・ゴボ・・・シュー・・・・ゴボ・・・・シュー・・・シュー・・・ゴボ・・・・ゴボリ・・・

いつもならゾーっするところだが、その時は暑さでイライラしていて頭から湯気が出ていたので
「うるせーな。誰じゃいコラ」
と言ってしまった。

それでも電話は続き、ゴボゴボと気泡のような音が定期的に聞こえた。
俺も意地になって、「だれだだれだだれだだれだ」と繰り返していたが10分ぐらい立っても一向に切れる気配がないので、いいかげん馬鹿らしくなってこっちからぶち切った。

それから3ヶ月くらいたって、そんなことをすっかり忘れていたころに留守電にあのゴボゴボゴボという音が入っていた。
録音時間いっぱいにゴボ・・・ゴボ・・・・シュー・・・・ゴボ・・・・

気味が悪かったので消そうかと思ったが、なんとなく友人たちの意見を聞きたくて残していた。
それで3日くらいしてサークルの先輩が遊びに来ると言うので、そのゴボゴボ以外の留守録を全部消して待っていた。

先輩は入ってくるなり、
「スマン、このコーヒー飲んで」
自販機の缶コーヒーを買ってくるつもりが、なぜか『あったか~い』の方を間違えて買ってしまったらしい。
まだ九月で残暑もきついころだ。

しかし例の留守電を聞かせると、先輩はホットコーヒーを握り締めてフーフー言いながら飲みはじめた。
先輩は異様に霊感が強く、俺が師匠と仰ぐ人なのだがその人がガタガタ震えている。

「もう一回まわしましょうか?」
と俺が電話に近づこうとすると
「やめろ!」
とすごまれた。

「これ、水の音に聞こえるのか?」
青い顔をしてそう聞かれた。
「え? 何か聞こえるんですか?」
「生霊だ。まとも聞いてると寿命縮むよ」

「今も来てる。首が」

俺には心当たりがあった。
当時俺はある女性からストーキングまがいのことをされていて相手にしないでいるとよく睡眠薬を飲んで死ぬ、みたいなこを言われていた。

「顔が見えるんですか?女じゃないですか?」
「そう。でも顔だけじゃない、首も。窓から首が伸びてる」
俺はぞっとした。

生霊は寝ている間本人も知らない内に首がのびて、愛憎募る相手の元へやってくると聞いたことがあった。
「な、なんとかしてください」

俺が泣きつくと先輩は逃げ出しそうな引き腰でそわそわしながら
「とにかくあの電話は掛かってきてももう絶対に聞くな。本人が起きてる時にちゃんと話しあうしかない」

そこまで言って天井あたりを見あげ、目を見張った。
「しかもただの眠りじゃない。これは・・・へたしたらこのまま死ぬぞ。見ろよ、首がちぎれそうだ」
俺には見えない。

引きとめたが先輩は帰ってしまったので、俺は泣く泣くストーキング女の家に向った。

以降のことはオカルトから逸脱するし、話したくないので割愛するが、結局俺はそれから丸二年ほどその女につきまとわれた。

正直ゴボゴボ電話より、睡眠薬自殺未遂の実況中継された時の電話ほうが怖かった。


 








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