忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆気がつけば1億PV☆☆

みたいな

2017.12.31 (Sun) Category : 創作作品

470:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)04:33:57ID:C/3Crg9p0
何故かふと、怖い話が頭の中で出来上がったので聞いてくれないか?



472:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)04:43:01ID:3exWzenb0
うおらあああああああああああ!!
起きてた甲斐あったぜ!!



476:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)04:52:44ID:s66i1k9I0
マダー??



478:470:2006/10/02(月)04:54:05ID:C/3Crg9p0
昔々あるところに、変てこな殺人事件がありました。
とある住宅の便器の中に人間の頭部がいれられていたのです。
こともあろうに、そこの住人のA君は生首に小便をかけていたことがわかりました。
当然A君が犯人だと疑われました。

ところが、後日犯人は別のところで逮捕。
じゃあ、A君は何故死体なんかに小便をかけたのかと。

捜査官「何だってそんなことをしたのかね?」
A君 「だっていつも見えてたから」

みたいな。



479:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)04:55:09ID:YciCFPBQ0
みたいな?



480:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)04:59:17ID:yLhbDKooO
いつもみえてた?意味が分からん…



481:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)05:03:51ID:3exWzenb0
ごめ笑っちまったw
みたいなwwwww
何が「みたいな」なんだよw
オカルトじゃねーだろw



482:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)05:05:36ID:2tbCUN/MO
首が入れられる前からA君には(あるはずのない)首が見えてたから…って事?



483:470:2006/10/02(月)05:06:41ID:C/3Crg9p0
補足しますと、
A君はみえる人で、そこらかしこでお化けを見ていた。
だから便器に死体が入っていても、いつものことかと普通に用を足した。

みたいな。



485:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)05:09:03ID:WjO9boyaO
踏切で人を助けなかったバージョンとかに応用しろよ

みたいな



487:470:2006/10/02(月)05:16:41ID:C/3Crg9p0
>>485
とある駅にて、飛び込み自殺がありました。
すぐ近くで見ていたA君は華麗に見て見ぬフリ。
何故目の前にいて助けなかったのかと世間は非難轟々です。

レポーター「何故見て見ぬフリを?」
A君   「だっていつも見えていたから」

みたいな?



491:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)05:26:03ID:3exWzenb0
俺も聞いた事あるな。
霊感の強い警官はさ
死体を霊と見間違えちゃう事もあるんだと。

みたいな。

アメリカンジョークかよwww



505:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)09:13:34ID:yLhbDKooO
みたいな



514:本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月)10:52:06ID:yLhbDKooO
すみませんでした。もうこのくだり終了します。



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?144
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1159108400/470-514




.







拍手[0回]

PR

ー蛇抜けー <オオ○キ教授シリーズ>

2017.12.30 (Sat) Category : 創作作品

235:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:44:18ID:xePEZg9L0
蛇抜け 1/7

こんな話でもいいのかな。試しに投下させてもらいます。

兄貴がある寺の住職に納まった。
うちは普通のサラリーマン家庭なのに、昔っから出家に憧れていた、変わり者の兄貴だった。
そんな兄貴が、ある日、郷土史家だという知り合いを連れて家に来た。何でも、調査中に見つかった呪具を寺に持ち込んできた人らしい。

60代のお爺さんで、名前は大月。うちでのニックネームは、速攻で【オオツキ教授】に決まった(笑)。
オオツキ教授は、郷土史の中でも暗部、つまり呪いとか生贄とか関わってる史実を集めているみたいだった。
おどろおどろしい語り口調が面白かったこともあり、彼を一番気に入ったのは、他ならぬ私だ。

そろそろ運転の怪しくなってきた教授は、現地調査の際の運転手を求めているということだった。
2つ返事で引き受けた私に、母が小言を言う。
「そんなことしてるより、花嫁修業しなさいよ」
「修行しなくてももらってくれる人を探すから」
至極まともな返事をしたと思うのに、母は、失礼なことに、絶望的な溜息をついた。



236:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:45:10ID:xePEZg9L0
蛇抜け 2/7

その教授との記念すべき1回目のデートは、日本の中央に位置する県の山岳紀行になった。
なんでも、江戸時代までは絶えず水害に悩まされていた難所が、今から行く山の中に残されているとのこと。
具体的にどんな害だったのかというと、今で言う【鉄砲水】。
当時は、細い山々の間を大蛇のような凶悪な濁流が押し寄せるイメージから【蛇抜け(じゃぬけ)】と呼ばれていたらしい。

指示されるとおりに車を進めると、急峻な崖の下に作られた小さな駐車場に出た。
車を出て見回すと、四方は連なる尾根に囲まれた、まさに谷間としか言いようがない土地になっている。
どこからか沢の音が聞こえた。あの水が増水したら、ここなど一発で餌食だなと思ったら、足が震えた。
駐車場から、申しわけ程度に伸びている遊歩道を、60代のわりに身軽な教授について登る。



237:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:45:53ID:xePEZg9L0
蛇抜け 3/7

鬱蒼とした樹木の間に伸びていく獣道。お世辞にも歩きやすいとは言えない。
堆積した落ち葉に何度も足を取られるのを忌々しく思っていると、少し先を行くオオツキ教授は、笑いながら小噺をした。

「このあたりは蛇抜けで水没をした最上部にあたる所でね。上流から流されてきた家屋やら人間やらが、よくこのへんに引っかかっていたようだよ」

私は思わず足元を見た。浮き上がった木の根が私の左足を捕らえている。だけだ。
「…自然の脅威ですね…」
ぞくぞくと冷気を感じるのは、標高が上がったから…だと思いたい(汗)。
「そうだね。恐ろしいね。そして人間は、その脅威に信仰で対抗しようとしていた」

教授は、薄く残る脇道に入って、私を招いた。
教授の横に立つと、そこが、巨岩の上であることが見て取れた。



238:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:46:30ID:xePEZg9L0
蛇抜け 4/7

眼下は深い谷になっていた。
谷底には見事な水量を称えた渓谷が轟々と唸っている。
怖い…としか思わなかった。
清涼さや自然美なんていうものは、【管理された自然という余裕】があって、初めて持てる感想なんだ。

オオツキ教授が、右腕を水平に起こして対岸を指差すので、つられて見る。
そちらにも大きな岩がせり出している。
岩の下の斜面が大きくえぐられているせいか、今にも落ちそうな不安定さを感じた。

「見えるかな?」
と聞かれたので、光の届かない中、目を凝らすと、対岸の岩の上には古い木の棒が立っていた。
たぶん1mぐらいの高さだと思うけど、上部はちぎり取られたような折れ口を見せているから、もっと長いものだったのかもしれない。
「見えます」
と答えた。
教授は嬉しそうに、
「あれは人柱を立てた跡だよ」
と言った。
私は気分が悪くなって、座り込んだ。



239:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:47:05ID:xePEZg9L0
蛇抜け 5/7

「ごめんごめん。あの住職の妹さんだから気にしないと思った」
愉快そうなオオツキ教授に別の意味で不快さを感じながら、私は山麓まで安全運転を重ねた。
「兄貴よりはだいぶ繊細にできてますから」
老獪にどれほど効くか程度の嫌味だけど、返さずにはいられない。
「和やかな食卓で酒飲みながら話をしてるんじゃないんです。目の前に人が死んだ現場があるのに、平気でいられるほうがおかしい」
「それを想像するのが、僕には一番の楽しみだからね」
嬉々とする教授。改めてゾッとする。



240:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:48:15ID:xePEZg9L0
蛇抜け 6/7

私の気持ちなどお構いなしに、教授の解説はさらに細に入った。
「あの人柱に立てられたのは、主に子どもだった。貧しい村には、生まれては迷惑な子どもが現れるものだ。それを【禍つ神に捧げる】という名目で葬ったんだ」
「…ひどい話ですね」
「生贄には自然の怖さを充分に知らしめた上で葬らねばならない。だから、大雨ですぐに沈下してしまう水際ではなくて、蛇抜けが起こらない限り死ぬことのない岩の上に縛りつけられた」
「…」
言葉もない。

「足元を激流が逆巻き、雨粒が頬を打つ中、目を血走らせながら上流が決壊する瞬間を待っている心境を想像してごらん。神も自然も人間も、家族でさえも、呪いの対象としてしか見られなくなると思わないかい?」
何が言いたいのはわからず、返事を逡巡していると、教授はトーンを落として、ボソリと呟いた。
「それが人間の本性だよ。僕は、死を覚悟するなんて綺麗事はありえないと思ってるんだ」
「…」
教授は、歳を重ねた今でも、死に対する恐怖が薄れないんだな。そんなふうに思った。



241:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/08/30(土)22:49:20ID:xePEZg9L0
蛇抜け 7/7

教授は何度も足を運んでいるというふもとの資料館に、私のために寄ってもらえることになった。
蛇抜けの起きた年度や被害を綴った古文書が残っているという。
入ってみると、20畳ほどの空間には、当時の衣料や道具が展示され、地図と年表が壁に貼られていた。
真ん中には、ガラスケースに入った書籍が数点。でも、字が崩れすぎてて読めない(汗)。
奥の一角にも大型のケースが据えつけられ、中には腐った木片が大事そうに陳列されていた。説明文には【人柱の破片】と…。

そして…そして、その上の壁には、こう書かれていた。
【○○山の中腹には、今もその柱が立っていた穴を見ることができる】

車に戻ると、オオツキ教授は居眠りを決め込んでいた。
すぐさま起こして確かめる。
「さっき、私に聞きましたよね?『見える?』って。あれって、人柱が立っているのが見えるかどうか聞いたんですよね?」
教授は目をこすりながら、
「そんなもの残ってるわけがないでしょう。岩に穴が開いているのが見えるかって聞いたんだよ」
と答えた。

もっと目を凝らしていたら。
あの棒に縛りつけられて上流を凝視している何か、を、私は見てしまったのかもしれない。
不遇の死者の執念に、手を合わせずにはいられない気分になった。


(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)













拍手[0回]

まんが日本昔ばなし的な

2017.12.23 (Sat) Category : 創作作品

37:oink:2006/09/26(火)17:36:15ID:IdYBwNKp0
時代は戦国。
未だに天下はその行く末を定めていない

神奈川の山中には、炭焼き職人が集まる小さな集落があった
普段は使われていないのだが、冬になると一時的に何人か集まる事で知られていた
麓の村に下りない変わり者ばかりと言う噂だった

ある日、その小さな集落に一人の娘が逃げてきた
その娘は山を三つ越えた場所にある小さな村の出で、何者かに襲われて一人だけ漸く逃げて来たと言う。
真っ白い着物に、素足、髪はザンバラで初めは幽霊かと思ったほどだった。

手足が氷のように冷たく、目が虚ろな為に慌てて小屋の中に導いた
「他の村人は?」
炭焼き達は色々聞くが、がたがたと震えるだけで要領を得ない
漸く娘が話し始めた内容は、とても信じられないものだった



38:oink:2006/09/26(火)17:36:49ID:IdYBwNKp0
領主を呪う為に、生贄狩りをしていると言う噂が娘の村に流れたのは、今月に入ってからだった
何でも幾つかの村は襲われて全滅したらしい
疑わしい話なので誰も信用しなかったが、それでも不穏な空気を感じざるを得ない

娘の村に奇妙な仮面を被った一団がやっていたのは五日前の事だった
村の真ん中で厄払いの儀式を行う事になったのは、領主の意向らしい
領主の手紙を村長に渡した集団の”長”らしき者は、村長の警戒を解くかのように何かを渡した
娘はその何かを見てはいないが、村長の態度が変わったので、金でも貰ったんじゃないか?と噂しあった

その夜
村人は得体の知れぬ夢を見て、次々に飛び起き、村全体が騒がしくなった
形容しがたいドロドロの何かが村を飲み込む夢だ
そうして一人も残らず食べられてしまうと言う夢
それを見たのは一人二人ではない
村人の殆ど全てがその夢を見た

これは、奇妙な儀式と関係があるとして、村長が村はずれに滞在中の”長”の所へ抗議に行く
だが、その時既に異変は起こっていた
歩き出した村長と数人の若者が、突然村人の目の前で消えた
真っ黒い霧の様なものが、何か音を立てて”食べている”

次いで、松明の火に照らされたのは、転がって来た村長の首だった
呆気にとられていた村人が恐慌状態に陥るのは簡単だった
それからの事は思い出したくもないという

山の中に逃げ込んだ娘は、背後に沸き起こる悲鳴や怒号に耳を塞ぎながら山中を駆け回ったという
そして雪を食べ、沢の水を飲んで漸くここまで辿り着いたと言う

この話が本当なら、大変な事だった
娘が嘘を言っているようには見えない
山道が雪に閉ざされる前に、麓の村に知らせに行かねばならない
炭焼き職人達は娘を背負うと一路山を下った



39:oink:2006/09/26(火)17:37:30ID:IdYBwNKp0
村長は、変わり者だがまじめな炭焼き達の言葉を信じる
変な集団が来たら村に入れてはいけない
領主様に報告しておくべきだ
そう言って娘を預けると職人達は集落に戻っていった
少なくとも、変な儀式をさせなければ村は大丈夫だと信じて・・・・

その翌々日、漸く集落に帰ってきた職人達は、恐怖した
仮面を被った怪しげな集団が立っているではないか
逃げようにも、疲れた彼らにはその力が無かった
あっさりと捕まり観念した

村は救った
お前らには騙されないぞ!

職人の中でも年長の男は、そう言って笑ってやった
その途端、顔色を変える変な集団の長らしき人物
「お前ら・・・誰か村に入れたか!?」
その雰囲気に呑まれた年長の男は、それでも虚勢を張って答える
「お前らが襲った娘を救っただ・・・・」
「バカが!!!!」
男の言葉を遮って怒鳴りつける長



40:oink:2006/09/26(火)17:38:36ID:IdYBwNKp0
「お主等が”導いた”のは人の姿をした鬼じゃ!」
訳が判らない
あの可愛らしい娘が鬼などということは考えられなかった

「嘘じゃ!お前らのいう事が信じられんわ」
「・・・・お前ら。この冬山で只の娘が、どれ位彷徨うて生きていられると思うか?」
「・・・・・・」
「その娘、当に死んでおるわ。目は?体は?生気はあったか?」

男の言葉ががんがんと響く
言われてみれば思い当たる節はある
長は続けて言う

「皆殺しにした村の中から都合の良い人間を見つけると中に入り込んで、次の村を襲う
村々には悪霊避けの護符がある所が多く、人の姿を借りると共に、”導いてくれる”人間が必要」

それを聞いた職人達はとんでもない事をしてしまったと言う恐怖に染まった
言葉もない
慌てて戻ろうとする男を長が止める

「・・・もう遅い。二日も経っているのだろう・・・・今回も間に合わなかったか・・・!」
無念そうに呟く

職人達にこの土地から離れるように告げると、彼らは無言のまま村ヘと向かった
鬼を追うために・・・
職人達はただ呆然と立ち尽くすだけだった



41:oink:2006/09/26(火)17:39:38ID:IdYBwNKp0
この村の資料としては、郷土資料館の地下書庫に眠る”仏黒山村 記”にのみ記されている

「村の住人は誰も居なかった
忽然と一人も残らず消えていた
犬もネコも牛も馬も、何も居なかった
ただ、彼方此方にこびり付いた血の痕が、ここで何かがあったことを告げていた
村の住人が戦った様子は無い。しかし、固まっている血溜まりから見ても、明らかに殺された形跡はある
死体も無く、ただ何もかも消え去っている」

当時、この地方を治めていた領主に当てられた報告としては、これ以上の事は書かれていない
恐らくは盗賊の類に殺され、生き残った者も死体ごと連れ去られたのだと考えられた
戦国の世の中で、山奥の小さな村が消えてなくなる事自体はさほど珍しい事ではなかった
しかし、それらの真相が明らかになる事もまた、無かった

炭焼き職人達のその後は、杳として知れない


終わり


引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?144
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1159108400/37-41




.







拍手[0回]

夢ちゃん、という市松人形

2017.12.21 (Thu) Category : 創作作品

904:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:26:52.67ID:MD1D5Rdw0.net
クラスや職場に化粧気のない黒髪の日本人形のような女の人って1人はいると思う。
そんな人に限って綺麗というか、可愛いというか、まさしく日本人形みたいな子なんだけど、俺の姪っ子がそんな感じ。
不思議なことに母親である姉にも父親にも似ていない。
しかし正真正銘姉夫婦の子だ。

姪の名前は「夢」という名前。
何で夢って名前なのか聞くと姉は
「この子は昔から私の友達で、夢ちゃんって言うの。夢ちゃんは私の所に産まれに来てくれたの。新しく名前をつけるのは変でしょ」
と理解しがたい返しが帰ってくる。

しかし両親は驚いた様子はない。
姉の言葉に驚いているのは自分だけだった。

俺は仕事が忙しく海外にいた期間が長かったため知らなかったある事実を両親が話してくれた。



905:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:29:59.87ID:MD1D5Rdw0.net
20年前くらいのこと。
次の赴任先が決まる直前に祖母が亡くなった。
俺は葬儀の2日後に日本を離れたため知らなかったが、姉は祖母の形見に市松人形を貰ったらしいんだ。

夏休みや冬休みに祖母の家に行くと、床の間に飾ってあった人形だ。それは知っていた。
姉が良くその人形に話しかけていたことも覚えている。

ここからは初めて聞く話だ。



906:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:32:45.35ID:MD1D5Rdw0.net
姉は祖母の家に泊まるといつも決まってその市松人形と遊ぶ夢を見たらしい。
その夢の中で市松人形は自分の名前を「夢」と語ったらしい。

祖母の死後、姉は昔見た夢のこともあり、形見の人形をかなり可愛がった。
なかなか子宝に恵まれなかったことも影響していたと思う。

元々着せ替え人形である市松人形だが、姉は自分の手でたくさんの服を作ったり、話しかけるのが当たり前になっていた。
その取り憑かれたようになった姉を心配して姉の旦那はうちの両親に相談した。

両親は子供の頃に姉が人形の夢を見ると言っていたことをその時思い出したと言う。

両親が後日姉の様子を伺いに行くと、人形を人のように扱う以外には姉は普通だったためもう少し様子を見ようということになった。



907:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:34:01.66ID:MD1D5Rdw0.net
それから数ヵ月、旦那がまた相談に来た。人形が動くというのだ。
人形を気味悪がっていた旦那は夫婦の寝室に人形を置くことを拒んでいたため人形は客間にあった。
しかし夜に起きてトイレに行こうとすると廊下に立っているという。しかも毎晩。
客間に戻しても少しずつ寝室に近づいてきているというのだ。

両親が急いで姉の様子を見に行くと、姉は
「夢ちゃんが行きたがっている所があるから明日連れていく」
と言う。

翌日、心配になった両親も一緒についていくと、意外にもそこは人形供養で有名なある寺だった。

人形を供養して、寺に預かってもらった後両親は
「あんなに大事にしてたのにいいのか?」
と聞くと、姉は
「夢ちゃんと別れるのは辛いけど、また会う日まではここで頑張ると夢ちゃんが言っているから私も頑張る」
と言う。



908:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:37:50.47ID:MD1D5Rdw0.net
あまりにあっけなく人形騒動は収まり半年後、両親も半ば諦めていた子宝を姉が授かり、翌年元気な女の子が生まれた。

子供に「夢」と名付けることに両親は反対して、本当に人形の呪縛から姉は解かれたのか人形を納めた寺に聞きに行った。

住職は答える。
「何でも人の想いがこもった物は魂を持つようになるんです。植物や昆虫に近い魂がほとんどですが、同じ血筋で何代も可愛がられた人形は人に近い魂を持つことがたまにあります。ただ、勘違いしてはいけない、魂というのは怨念では形作ることはできないのです。愛情や慈しみの念でしか魂は形作られない。人間と同じです。」

住職はつづける。
「可愛がられ魂を持った人形は、もう人形ではありません。しかし魂があっても人ではない。ここはそんな魂を持ってしまった物や人形が次に魂を伝えるための手助けをする所なんです。心配しなくても大丈夫です。このような相談は珍しいことですが、たまにあることです。」

母は住職の話を聞きながら自分の母が、そして自分もあの市松人形を可愛がっていたことをはっと思いだし涙が出たという。
そして名前は「夢」以外にないと感じたらしい。



909:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:38:59.71ID:MD1D5Rdw0.net
人形はいつの時代でも人々に愛されている。
なぜ愛されるのか?なぜ愛する人が必ずいるのか?
姉の市松人形のことで少し分かった気がする。
職場や学校にいる黒髪の日本人形のような女の子も実は、、、
なんて思えてくる。

そうそう、姪が生まれる前日旦那も夢を見たらしい。
夢の中であの市松人形が、
「ママと会わせてくれてありがとう。パパ大好き」
と言ったらしい。





我ながら想うのは怖くもなく良くできた作り話だなということです。



910:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)01:58:56.84ID:Z2br7hJLO.net
>>909
スレタイ読め!ほんのりと怖い話
ピッタリじゃないか…w



911:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)06:41:23.44ID:bLXnsF200.net
>>909
メンヘラ姉もって大変やなぁと思ってたらオチでワロスw



917:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)18:02:18.33ID:d3UuK/Kd0.net
人形の話はエニグマスレ向きかなと思ったけど
ほんのり怖くもあるのか



919:本当にあった怖い名無し[]2017/12/18(月)20:46:17.640.net
>>909
作り話?問題なし。
面白かった。
また宜しく。ありがとう



923:本当にあった怖い名無し[]2017/12/19(火)11:04:29.66ID:G7w7N4FR0.net
>>909
あんたがナンバーワンや



引用元:ほんのりと怖い話スレ 126
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1507703100/904-923




.







拍手[0回]

ー沙耶の行方・エンディングー <沙耶ちゃんシリーズ>

2017.11.27 (Mon) Category : 創作作品

88:まこと◆T4X5erZs1g:2008/08/25(月)00:08:44ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方-1>
夕方に空港に到着。
沙耶ちゃんのアパートに直行した。
郵便受けには大量のチラシが入りっぱなしになってる。
インターホンを鳴らしたが返事はなかった。
電話は相変わらず電源が切れている。
勘弁してくれよ。。。

バイト先まで歩き、店長に、帰ってきた挨拶と沙耶ちゃんの欠勤の話を聞いた。
俺が親父の危篤を聞いた夜、沙耶ちゃんはすでに出勤していなかったらしい。
ただ、この日は連絡があった。

翌日の欠勤時、それまで真面目に働いていたこともあって、店長は自ら彼女のアパートへ足を運んだんだ。
でも人のいる気配はなかった。
「女の子の独り暮らしだし、もしかしてと思ってね」
店長は沙耶ちゃんの実家にまで電話を入れた。
父親が出て
「存じません」
とぶっきらぼうに切られたそうだ。



89:まこと◆T4X5erZs1g:2008/08/25(月)00:11:34ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方-2>
「こうまで長引くと心配だね。まこちゃん、沙耶ちゃんの実家にもう一度連絡を入れてみてくれないかな。捜索願を出させたほうがいいかも」
と依頼されたので、
「なんで店長がやらんの?」
と聞くと、
「僕はあのお父さんはどうも苦手で」
と頭を掻いてた。

沙耶ちゃんの履歴書から電話番号をもらってプッシュすると、平日の夕方だからだろうか、父親ではなく母親らしき女性の応答があった。

警戒心を抱かれないように、できるだけ穏やかな声で伝えてみる。
「私は沙耶さんにアルバイトに来てもらっているコンビニの責任者ですが、沙耶さんがここ数日、連絡なしに欠勤されてるんです。もしかして、そちらに帰ってらっしゃるんでしょうか?」

H先輩が聞いたら
「小学校からやり直してこい」
と言いそうな言葉遣いだな。
でも母親らしい女性にはちゃんと通じたようだ。

あっさりと
「こっちに帰ってますよ。ごめんなさいね。もうそちらには戻らないと思います」
との返事をもらった。

なんだか釈然としない。
っていうのも、沙耶ちゃんは以前
「実家に居場所がないから1人で出てきた」
と言ってたんだ。
実は、彼女は、父親とその浮気相手の子どもなんだよ。
だから正妻に目の敵にされて実家にいられなくなったみたいなんだ。
そんな家に自主的に戻ったのか?それとも。。。

考えるだけ無駄なんで、店長に労いの意味でもらった今晩の休みを、沙耶ちゃんの実家行きに使うことにした。



90:まこと◆T4X5erZs1g:2008/08/25(月)00:13:38ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方-3>
少し田舎に下るとはいえ、見事に開拓された新興住宅地の中に沙耶ちゃんの家はあった。
立派な門構えとその奥の広い庭が、裕福な暮らしを示している。
沙耶ちゃんの親父さんは、従業員数百人を抱える中小企業の副社長だ。
以前、興味本位に調べさせてもらった。

重役はすべて家族親類という典型的な同族会社の中で、唯一、身内外からその地位に上りつめた人だ。
女癖はともかく、まあ有能なんだろう。
沙耶ちゃんにお嬢さんな雰囲気があるのも、この家で育ったんなら納得できるな。

カメラつきのインターホンを鳴らすことをためらっていると、左手の路上から人の話し声が聞こえてきた。
年配の男と若い女の子の声。
「お父さん、今日は帰り遅いよ。家で待ってるのイヤなんだから、もっと早く帰ってきて」
と女の子。。。。あれ。。。?
「これが普通の帰宅時間なんだぞ。今までは沙耶のために無理して帰ってたんだから」
と。。。沙耶ちゃんの父親らしき人物。。。

門に取り付けられた電灯が2人の顔を照らし始めた。
向こうも俺に気づいたようだった。
俺は真っ先に沙耶ちゃんに飛びつきたい衝動を押さえww、父親に頭を下げる。
すると、彼から声をかけてきた。
「君は?」

どの立場にするか少し思案してから、答えた。
「沙耶ちゃんの友人です」

沙耶ちゃんは父親の顔を見て、それから俺を見て、首をかしげた。
「わかんない。誰ですか?」
父親が
「事故で名前も家族のことも忘れましてね。たぶん元には戻らないと思います」
と補足した。




(続きは『続きを読む』をクリック)













拍手[0回]

カレンダー
12 2026/01 02
S M T W T F S
3
4 5 7 8
11 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[01/12 七篠]
[01/10 砕天]
[01/10 怖い子]
アクセス解析

Powered by [PR]

忍者ブログ