都市伝説・・・奇憚・・・blog
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短期アルバイト
2022.12.17 (Sat) | Category : 創作作品
228:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:35:00.20ID:1HOL2LUv0.net
とにかく金に困っていたんだが飽き性で続かないもんだから短期バイトを探してたら、遊休施設の警備員の募集があった。
相場の1.5倍くらいの日給だったんでノータイムでポチったら、押した瞬間くらいの勢いで即電話がかかってきて
「明日現場に来てくれ」
と指示があった。
一応面接後採用可否を通知とは書いてあったが
「こりゃ建前だけで即採用かもな、しめたもんだ」
と思い翌日バイクで現場に向かった。
229:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:35:19.09ID:1HOL2LUv0.net
町外れの曲がりくねった山道を進んでいくと奥に行くほど鬱蒼としてきて、霧雨も降りだしたんで前がほぼ見えないしヘルメットに打ち付ける雨音で周囲の音もよく聞こえない。
出発から2時間ほど経った頃、霧雨も止みようやく施設の前辺りに差し掛かった。
すでに夜は更けていて真っ暗だったがさっきまでの霧雨よりは視界が良い。
片側は崖でもう片側は急斜面なんだが両側にフェンスが設置されていて、道路はやけに綺麗でアスファルトも黒光りしていて新しく見える。
ここから道路の急斜がキツくなってきて10分ほど登ると校門みたいな鉄の門が現れた。
230:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:35:42.02ID:1HOL2LUv0.net
入口にはよく手入れがされた花壇、門の先すぐには守衛室であろう小屋、やたら広い駐車場、駐車場のど真ん中に無造作に設置された何やら見たことのない形状の遊具?みたいな構造物、その奥には外壁が汚れた4階建くらいの施設が見えた。
閉ざされた門には閂が差してあったんで電話したら奥の施設から汚いジジイが歩いてきた。
職員だろうか。ジジイは
「君昨日のバイト?」
と聞いてきたんで頷くと
「じゃあこれ首にかけて」
と身分証明書を渡してきた、見込んだ通り面接無しだ。
「この門を通る時は必ず身分証明書を首からかけておくこと」
と告げた後に開門、
「やたら形式的だな」
と思った。
231:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:36:28.81ID:1HOL2LUv0.net
バイクを停め、門すぐの小屋に入ると思ったよりも広い真っ白な部屋なので一瞬混乱した。
よく見ると入ってすぐ階段になっててシャッターの枠を通って地下にあたる部屋に通じている。何のためにシャッターがあるのか訝しんだが
「まぁいいや」
とスルーした。
ジジイは俺をパイプ椅子に座らせると台本を取り出して、
「これより第45回警備員説明会を開催します」
と仰々しい挨拶をしてから業務の説明を始めた。
ジジイが言うには業務内容はこうだ。
業務時間は20時~翌日4時。
基本的に守衛室でモニターを観察し、異状あれば本部に電話連絡。
0時に一度敷地内を巡回、異状あれば何もせず守衛室に戻り本部に電話連絡。
ぬるい仕事だと思ったが一つ違和感を覚えた。
「モニター監視中又は巡回中に赤色が見えたら急ぎ守衛室に戻りシャッターを閉めること」
という説明があった。
赤色とは何か尋ねるも
「詳細はマニュアルに書いてないから知らん」
との回答。そういえば守衛室には赤色がない。
何のことか分からなかったが楽に稼げそうだという期待が大きく受け流した。
ジジイに渡された制服に着替えると見た目は普通なんだがやたら重く、布地の間に何か挟み込まれてるような感じがする。
一応尋ねてみたもののやはり
「マニュアルに書いてないから知らん」
と回答。俺が着替え終わるのを見届けたジジイは時計をチラチラ見てから
「20時となりました。開始」
と独り言を言って守衛室から出て行った。
232:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:36:57.90ID:1HOL2LUv0.net
そういえばジジイの車はどこにあるのだろう。
後を追うと徒歩で門から出て行く。
「歩いて帰るのか、車はないのか」
と尋ねると
「この辺に住んでるから」
と闇の中に去っていった。
付近に住宅はないのだからこの辺に住んでる訳がない。
何かおかしい。
違和感を覚えつつモニター監視に移った。
結局0時まで異状なく、敷地内の巡回に移る。
とりあえず無駄に広い敷地を一周してみるが飾り立てられていたのは門前の花壇だけで残りは殺風景だ。
気になったのはアスファルトがやけに新しいのと駐車場ど真ん中の奇妙な遊具だ。
現代アートだろうか。くねくねに曲げたパイプが組まれ、形容し難い見た目をしている。
233:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:37:15.34ID:1HOL2LUv0.net
施設に入ると、入口すぐに巨大な香炉があってその上に写真が2枚額縁に収められている。
ハゲた恰幅の良い男と真珠のネックレスを付けた派手なババアだ。
香炉からは煙が立ち上っていた。
さっきのジジイが付けたのだろう。
施設内を巡回するがどのフロアもヨガマットの敷かれた部屋とシャワールーム、トイレしかない。事務局らしき部屋もないしオフィス機器や資料があった様子もなく、4階とも本当に殺風景なヨガ道場しかない。何かの宗教施設だろうか。
234:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:37:33.25ID:1HOL2LUv0.net
と思った時、赤色が、見えた。俺は全速力で走った。
懐中電灯のわずかな灯りを頼りに走る。
自分の足音の反響しか聞こえない。守衛室に戻りシャッターを閉める。
特に後ろから何かが追いかけてきているような様子はなかったが恐怖で手足が震え、過呼吸に嗚咽がまじる。
とにかく助けがほしくてすがる思いで本部に電話する。
「赤色が、赤色が見えました!」
と叫ぶ。すると
「落ち着いてください、落ち着いてください、何が見えました?」
と年配の男が宥めるように尋ねてくる。
「赤色が見えたんです!」
「何階で?」
「4階!」
「どんな感じ?」
「視界の端に、赤色が!」
「あぁ、視界の端に?奥じゃなくて?」
「視界の端!」
「あぁそうですか」
「え?」
すると男がゆっくりと話す。
「今非常に、非常に縋るような気持ちだと思います。我々も今そちらに向かっています。安心してください。必ず救います。我々が来るまでそこから動かないでください。必ずあなたを救います。」
電話が切れた。
235:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:37:55.81ID:1HOL2LUv0.net
本部から応援が来ると分かりひとまず安堵した。
が、ふと疑問がよぎった。
今この部屋を塞いでいるシャッターは、何のためのシャッターなのか。
今、本部からシャッターに閉じこもった俺を迎えに来る。
「救います」
とは何なのか。一体何から救うというのか。な
ぜこの守衛室は外から分からないように部屋が地下にあるのか。
あの赤色はなんだったのか。
ジジイはあの後どこにいったのか。
236:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:38:17.52ID:1HOL2LUv0.net
一つの仮説が頭に浮かんだ。
俺は急いでシャッターを押し上げ、制服を脱ごうとする。しかし、脱げない。
ファスナーが全く動かないし、何やら全身がきつく締め付けられているような感触がする。
とにかくここから逃げなければと守衛室から飛び出す。
駐車場に駆け出すとジジイが右手に何かを持って俺のバイクに向かっている。
「おいジジイ!!」
俺が叫ぶとジジイは隠れるように施設内に逃げて行く。
バイクにまたがり、エンジンを入れる。幸いまだ何もされていなかったようだ。
開けっぱなしだった門をそのままバイクで通過する。
「待ってくれ!頼む!」
と後ろからジジイの叫び声が聞こえた直後、勢いよく門が閉まったような鈍い金属音が響く。
そういえば首から身分証明書を下げたままだったが今はそんなことはどうでもいい。
237:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:38:30.94ID:1HOL2LUv0.net
夢中でバイクを飛ばして家に帰り着き、帰った時には5時だった。
震える手で鍵をかけて布団にくるまった時、スマホに着信。奴らだ。
着信が鳴り終わるまで息をひそめた。
無我夢中だったので気づかなかったが着信履歴が何十件も残っていた。
7時頃、ようやく着信が鳴り止んだ。そ
ういえば制服を着たままだったことに気づき、どうしようか悩んでいると、玄関のドアを叩く音がする。
「おーい、制服返してくれ。バイトはもういいから、ここで解約だ。怖がらせて悪かった」
「あんたら宗教か?」
「制服を返してくれ、それだけでいい」
「もう関わらないでくれ!」
「分かった。じゃあ制服だけドアの外に捨てといてくれ。身分証明書もな」
「脱げないんだよ!」
「今脱げるだろう」
男の言う通り、気づけばさっきまでの全身の締め付けはなく、ファスナーもスムーズに開いた。これで縁を切りたい一心でドアの隙間から制服と身分証明書を投げ捨てた。
ドアを引っ張られると思い左手に思い切り力を込めていたが、何もしてこなかった。
「怖がらせて申し訳ない、悪気はなかった。ただお救いしたいだけだった」
「いいから帰ってくれ!もう関わらないでくれ!」
「分かった。また何かあったら連絡してほしい」
「帰れ!」
「分かった」
郵便受けに何かが放り込まれた。
やけに厚くて重さのある白いカードだ。
裏面を見ると施設入口に飾ってあった男の顔写真が載っており、全身の毛が粟立った。
余白はなく、顔がちょうどギリギリ収まるくらいまでアップで撮られた笑顔の写真だ。
思わず奇声を上げ手先がブルブル震え、半狂乱でゴミ箱に投げ捨てた。
それからしばらくは恐ろしくて家から出られなかったが、何も変わったことはなかった。
本当に縁は切れたのだろうか。
今でもあの守衛室のシャッターの中で味わった恐怖が忘れられない。
238:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:39:47.90ID:1HOL2LUv0.net
以上です。
なお、この物語はフィクションです。
239:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:45:14.41ID:9OAMGfR00.net
オウム?
240:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)22:04:58.05ID:F5IkL4vD0.net
ジジイは門に挟まって死んだか
241:本当にあった怖い名無し:[ここ壊れてます].net
>>238
大丈夫ですよ
このスレの話は全部フィクションですから
245:本当にあった怖い名無し:2022/08/30(火)15:04:34.76ID:kcFgnLBp0.net
>>238
フィクションでも面白かった。ただフィクションなら赤色の正体とか、なんでこんな事をしたのかとか、なにかしら解明されて欲しかった。できれば続きを希望。
創作話板とかに書いて欲しい
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?371
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1660842356/228-245
.
とにかく金に困っていたんだが飽き性で続かないもんだから短期バイトを探してたら、遊休施設の警備員の募集があった。
相場の1.5倍くらいの日給だったんでノータイムでポチったら、押した瞬間くらいの勢いで即電話がかかってきて
「明日現場に来てくれ」
と指示があった。
一応面接後採用可否を通知とは書いてあったが
「こりゃ建前だけで即採用かもな、しめたもんだ」
と思い翌日バイクで現場に向かった。
229:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:35:19.09ID:1HOL2LUv0.net
町外れの曲がりくねった山道を進んでいくと奥に行くほど鬱蒼としてきて、霧雨も降りだしたんで前がほぼ見えないしヘルメットに打ち付ける雨音で周囲の音もよく聞こえない。
出発から2時間ほど経った頃、霧雨も止みようやく施設の前辺りに差し掛かった。
すでに夜は更けていて真っ暗だったがさっきまでの霧雨よりは視界が良い。
片側は崖でもう片側は急斜面なんだが両側にフェンスが設置されていて、道路はやけに綺麗でアスファルトも黒光りしていて新しく見える。
ここから道路の急斜がキツくなってきて10分ほど登ると校門みたいな鉄の門が現れた。
230:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:35:42.02ID:1HOL2LUv0.net
入口にはよく手入れがされた花壇、門の先すぐには守衛室であろう小屋、やたら広い駐車場、駐車場のど真ん中に無造作に設置された何やら見たことのない形状の遊具?みたいな構造物、その奥には外壁が汚れた4階建くらいの施設が見えた。
閉ざされた門には閂が差してあったんで電話したら奥の施設から汚いジジイが歩いてきた。
職員だろうか。ジジイは
「君昨日のバイト?」
と聞いてきたんで頷くと
「じゃあこれ首にかけて」
と身分証明書を渡してきた、見込んだ通り面接無しだ。
「この門を通る時は必ず身分証明書を首からかけておくこと」
と告げた後に開門、
「やたら形式的だな」
と思った。
231:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:36:28.81ID:1HOL2LUv0.net
バイクを停め、門すぐの小屋に入ると思ったよりも広い真っ白な部屋なので一瞬混乱した。
よく見ると入ってすぐ階段になっててシャッターの枠を通って地下にあたる部屋に通じている。何のためにシャッターがあるのか訝しんだが
「まぁいいや」
とスルーした。
ジジイは俺をパイプ椅子に座らせると台本を取り出して、
「これより第45回警備員説明会を開催します」
と仰々しい挨拶をしてから業務の説明を始めた。
ジジイが言うには業務内容はこうだ。
業務時間は20時~翌日4時。
基本的に守衛室でモニターを観察し、異状あれば本部に電話連絡。
0時に一度敷地内を巡回、異状あれば何もせず守衛室に戻り本部に電話連絡。
ぬるい仕事だと思ったが一つ違和感を覚えた。
「モニター監視中又は巡回中に赤色が見えたら急ぎ守衛室に戻りシャッターを閉めること」
という説明があった。
赤色とは何か尋ねるも
「詳細はマニュアルに書いてないから知らん」
との回答。そういえば守衛室には赤色がない。
何のことか分からなかったが楽に稼げそうだという期待が大きく受け流した。
ジジイに渡された制服に着替えると見た目は普通なんだがやたら重く、布地の間に何か挟み込まれてるような感じがする。
一応尋ねてみたもののやはり
「マニュアルに書いてないから知らん」
と回答。俺が着替え終わるのを見届けたジジイは時計をチラチラ見てから
「20時となりました。開始」
と独り言を言って守衛室から出て行った。
232:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:36:57.90ID:1HOL2LUv0.net
そういえばジジイの車はどこにあるのだろう。
後を追うと徒歩で門から出て行く。
「歩いて帰るのか、車はないのか」
と尋ねると
「この辺に住んでるから」
と闇の中に去っていった。
付近に住宅はないのだからこの辺に住んでる訳がない。
何かおかしい。
違和感を覚えつつモニター監視に移った。
結局0時まで異状なく、敷地内の巡回に移る。
とりあえず無駄に広い敷地を一周してみるが飾り立てられていたのは門前の花壇だけで残りは殺風景だ。
気になったのはアスファルトがやけに新しいのと駐車場ど真ん中の奇妙な遊具だ。
現代アートだろうか。くねくねに曲げたパイプが組まれ、形容し難い見た目をしている。
233:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:37:15.34ID:1HOL2LUv0.net
施設に入ると、入口すぐに巨大な香炉があってその上に写真が2枚額縁に収められている。
ハゲた恰幅の良い男と真珠のネックレスを付けた派手なババアだ。
香炉からは煙が立ち上っていた。
さっきのジジイが付けたのだろう。
施設内を巡回するがどのフロアもヨガマットの敷かれた部屋とシャワールーム、トイレしかない。事務局らしき部屋もないしオフィス機器や資料があった様子もなく、4階とも本当に殺風景なヨガ道場しかない。何かの宗教施設だろうか。
234:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:37:33.25ID:1HOL2LUv0.net
と思った時、赤色が、見えた。俺は全速力で走った。
懐中電灯のわずかな灯りを頼りに走る。
自分の足音の反響しか聞こえない。守衛室に戻りシャッターを閉める。
特に後ろから何かが追いかけてきているような様子はなかったが恐怖で手足が震え、過呼吸に嗚咽がまじる。
とにかく助けがほしくてすがる思いで本部に電話する。
「赤色が、赤色が見えました!」
と叫ぶ。すると
「落ち着いてください、落ち着いてください、何が見えました?」
と年配の男が宥めるように尋ねてくる。
「赤色が見えたんです!」
「何階で?」
「4階!」
「どんな感じ?」
「視界の端に、赤色が!」
「あぁ、視界の端に?奥じゃなくて?」
「視界の端!」
「あぁそうですか」
「え?」
すると男がゆっくりと話す。
「今非常に、非常に縋るような気持ちだと思います。我々も今そちらに向かっています。安心してください。必ず救います。我々が来るまでそこから動かないでください。必ずあなたを救います。」
電話が切れた。
235:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:37:55.81ID:1HOL2LUv0.net
本部から応援が来ると分かりひとまず安堵した。
が、ふと疑問がよぎった。
今この部屋を塞いでいるシャッターは、何のためのシャッターなのか。
今、本部からシャッターに閉じこもった俺を迎えに来る。
「救います」
とは何なのか。一体何から救うというのか。な
ぜこの守衛室は外から分からないように部屋が地下にあるのか。
あの赤色はなんだったのか。
ジジイはあの後どこにいったのか。
236:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:38:17.52ID:1HOL2LUv0.net
一つの仮説が頭に浮かんだ。
俺は急いでシャッターを押し上げ、制服を脱ごうとする。しかし、脱げない。
ファスナーが全く動かないし、何やら全身がきつく締め付けられているような感触がする。
とにかくここから逃げなければと守衛室から飛び出す。
駐車場に駆け出すとジジイが右手に何かを持って俺のバイクに向かっている。
「おいジジイ!!」
俺が叫ぶとジジイは隠れるように施設内に逃げて行く。
バイクにまたがり、エンジンを入れる。幸いまだ何もされていなかったようだ。
開けっぱなしだった門をそのままバイクで通過する。
「待ってくれ!頼む!」
と後ろからジジイの叫び声が聞こえた直後、勢いよく門が閉まったような鈍い金属音が響く。
そういえば首から身分証明書を下げたままだったが今はそんなことはどうでもいい。
237:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:38:30.94ID:1HOL2LUv0.net
夢中でバイクを飛ばして家に帰り着き、帰った時には5時だった。
震える手で鍵をかけて布団にくるまった時、スマホに着信。奴らだ。
着信が鳴り終わるまで息をひそめた。
無我夢中だったので気づかなかったが着信履歴が何十件も残っていた。
7時頃、ようやく着信が鳴り止んだ。そ
ういえば制服を着たままだったことに気づき、どうしようか悩んでいると、玄関のドアを叩く音がする。
「おーい、制服返してくれ。バイトはもういいから、ここで解約だ。怖がらせて悪かった」
「あんたら宗教か?」
「制服を返してくれ、それだけでいい」
「もう関わらないでくれ!」
「分かった。じゃあ制服だけドアの外に捨てといてくれ。身分証明書もな」
「脱げないんだよ!」
「今脱げるだろう」
男の言う通り、気づけばさっきまでの全身の締め付けはなく、ファスナーもスムーズに開いた。これで縁を切りたい一心でドアの隙間から制服と身分証明書を投げ捨てた。
ドアを引っ張られると思い左手に思い切り力を込めていたが、何もしてこなかった。
「怖がらせて申し訳ない、悪気はなかった。ただお救いしたいだけだった」
「いいから帰ってくれ!もう関わらないでくれ!」
「分かった。また何かあったら連絡してほしい」
「帰れ!」
「分かった」
郵便受けに何かが放り込まれた。
やけに厚くて重さのある白いカードだ。
裏面を見ると施設入口に飾ってあった男の顔写真が載っており、全身の毛が粟立った。
余白はなく、顔がちょうどギリギリ収まるくらいまでアップで撮られた笑顔の写真だ。
思わず奇声を上げ手先がブルブル震え、半狂乱でゴミ箱に投げ捨てた。
それからしばらくは恐ろしくて家から出られなかったが、何も変わったことはなかった。
本当に縁は切れたのだろうか。
今でもあの守衛室のシャッターの中で味わった恐怖が忘れられない。
238:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:39:47.90ID:1HOL2LUv0.net
以上です。
なお、この物語はフィクションです。
239:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)21:45:14.41ID:9OAMGfR00.net
オウム?
240:本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月)22:04:58.05ID:F5IkL4vD0.net
ジジイは門に挟まって死んだか
241:本当にあった怖い名無し:[ここ壊れてます].net
>>238
大丈夫ですよ
このスレの話は全部フィクションですから
245:本当にあった怖い名無し:2022/08/30(火)15:04:34.76ID:kcFgnLBp0.net
>>238
フィクションでも面白かった。ただフィクションなら赤色の正体とか、なんでこんな事をしたのかとか、なにかしら解明されて欲しかった。できれば続きを希望。
創作話板とかに書いて欲しい
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?371
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1660842356/228-245
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【悲報】深夜ジュース買いに行ってはいけない理由www
2022.09.18 (Sun) | Category : 創作作品
1:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:29:23.73ID:lkXd1lOQ0
平成2年7月20日福井県福井市で深夜1時過ぎ、アパートで飲み会をしていた大学生のKとOとM三名は
「コーラが飲みたくなった。じゃんけんで負けた人が買いにいこう」
ということになり、結果負けたMが買いにいくことになった。
アパートから五分ほどのところに、自販機がありそこにMは向かった。
しかしMが出かけてから30分立っても帰ってこないことからMは酔っていたので何かあったたのではないかと、KがOに自販機まで様子を見にいくよう頼みOが探しに向かった。
それからさらに一時間経過もOもMも帰宅しないことからKは不審に思い、同じく自販機付近までOとMを探しに向かった。しかし両名とも見当たらず、仕方なく帰宅すると自室の玄関前にOとMがともに腹部から出血し倒れているのを発見する。
両名とも刃物等の刺し傷からの出血であった。
Kは警察・救急に通報するもOはすでに死亡、Mも翌日午後に帰らぬ人となる。
警察はKや三人の同級生・知人・バイト仲間等に事情を聴取するも、特に三人の交友関係にいさかい等はないこと深夜のため目撃証言等が少ないことから捜査は難航する。
付近の目撃証言では、同日同時刻頃、ランニング姿で缶をもった中年の男が目撃されている。
(中略)
現在に至るまで未解決事件である。
2:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:30:04.24ID:sfDbc6V40
ちょうど買いにいこうと思ってたのに死ねよ
3:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:30:08.46ID:cSjv9OFy0
買いに行こうと思ったのにいけなくなったやろが!
5:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:30:56.62ID:cB/JGyW10
やっぱ気配を察知して逆に首の骨折れるくらいならんとお外出ちゃいかん
ニートでええんや
6:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:31:12.78ID:zuaY5oJw0
K怪しくない?
7:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:31:23.87ID:wf46njwN0
K怪しすぎて草
10:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:07.39ID:s23x0AFh0
怖すぎやろ
11:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:13.77ID:tqeJrj6F0
大学にいた頃に大学生がバットと思われる鈍器で殴られて血を流して意識不明の重体なのを新聞配達の人が発見したってのがあった
12:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:48.47ID:9t5APLMb0
中年の男は自販機で飲み物買っただけやん…
13:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:50.54ID:7MpP3j5o0
なつかしい
生き残った奴は地元おれんごとなって
大学もやめて引っ越したはず
14:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:33:26.35ID:pBYb9gjod
フラッシュマグ持って買いに行け。顔面に当てれば逃げる隙も出きる。
16:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:33:58.29ID:PLgyVdGd0
この時代は防犯カメラがまだ全然無かったからなあ
17:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:34:49.15ID:Y+mZoK6L0
この時期田舎で深夜にジュース買いにいくとボタンのとこにすっげぇーでかい蛾がいたりする
昼に買いに行こう
19:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:35:55.49ID:tqeJrj6F0
>>17
お釣りが出てくるところにカエル入ってたことあったわ
18:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:35:35.23ID:GCQ+kg+y0
アパートで深夜に飲み会
近隣の住人が騒音に腹をたてて刺したか
20:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:37:35.03ID:9ykenMaxM
これ確か隣人が怪しいんじゃなかったか?
25:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:42:09.91ID:wf46njwN0
>>20
あー最後一人だと静かになるから殺されんかった訳か
21:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:38:42.06ID:2rI6ECrk0
深夜一時過ぎアパートで飲み会
騒音問題やろなあ
22:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:39:46.93ID:+m0BZzREM
Kはなんで殺されんかったんや?
24:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:41:41.59ID:/166wjpw0
深夜コンビニに行くとたまにチンピラがたむろしてて入りにくいわ
27:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:46:47.09ID:jg8zRW4Q0
>>24
自分がヒョロガリの頃は昼でも怖かったし鍛えててもやっぱ怖かったわ
へずまりゅうみたいなのがいたら即帰宅するレベル
26:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:45:27.15ID:JlZ2SgK1M
深夜にやめろ
28:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:46:56.07ID:8skMVYdTM
玄関前で倒れてたなら部屋出てすぐ気づくんやないか?
34:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:49:13.73ID:RsGC9C1ed
>>28
ガチで頭悪そう
35:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:50:48.61ID:8skMVYdTM
>>34
わかりやすく説明してくれや
29:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:47:59.66ID:rq2j1AbT0
なんやこれ怖すぎるやろ
30:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:48:07.97ID:fSIBzDYj0
Kあやしすぎやろ
てか警察無能すぎん
33:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:49:06.28ID:BzYTCX4J0
こういう未解決事件面白いね不謹慎だけど
こういうのまとめてるサイトとかない??寝れないから読みたい
36:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:51:18.39ID:eq2sCw0ya
ソース無し
38:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:53:07.30ID:7zxUY1w10
こいつ深夜の呼び鈴創作してたのと同じやつか?
39:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:54:48.53ID:msZiAQso0
>>38
後ろの正面とトレンチコートもな
都市伝説の実験でもしてるんやろか
45:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:59:58.20ID:7zxUY1w10
>>39
他にもあるんか……
47:風吹けば名無し:2022/09/01(木)02:02:23.77ID:msZiAQso0
>>45
【悲報】夜道で困ってる女性に声をかけた結果wwwwwww
【トレンチコート女心中事件
平成21年11月4日、北海道北広島市の路上において深夜0時過ぎ頃、建設会社勤務のO氏と友人のS氏が職場の飲み会の帰宅途中、うずくまっているコート姿の長身女性を見かけ、S氏が声をかけたところ
「お腹が痛い。一人で歩くのはきついので一緒に家まで送ってほしい」
と告げられる。
たまたま帰宅方向が同じだったS氏が家まで同行することになりO氏はそこで別れそのまま帰宅する。
翌日出勤するとS氏は欠勤しいたが、会社への連絡はなく、何度本人の携帯に連絡しても繋がらず、不審に思ったO氏と主任が夕方自宅を訪れると昨夜の女性と血まみれで倒れているO氏を発見する。
警察に通報後、すでに二人は死亡していることが確認される。
室内には凶器等は見当たらず、まったくの初対面であるはずの双方に事件の動機も見当たらず捜査は難航する。
約二か月後、ベランダの鉢上の土中から一枚の紙きれが発見される。
「この人でいい」
41:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:56:29.36ID:maC64ORB0
昨日もこんな創作でスレたってたな
ピンポン鳴らされて外見回ったら息子2人いなくなってたってやつ
43:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:59:06.06ID:eq2sCw0ya
>>41
これか
【悲報】深夜インターホンに出た結果www
https://eagle.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1661943470/
44:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:59:37.12ID:msZiAQso0
>>43
それとトレンチコート心中かなんか
42:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:57:13.38ID:rq2j1AbT0
これ検索したら別の事件出てくるわ
殺された被害者OM、福井県、大学生、自宅の玄関前で亡くなっていたが一致するからヒットする模様
引用元:【悲報】深夜ジュース買いに行ってはいけない理由www
https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1661963363/
.
平成2年7月20日福井県福井市で深夜1時過ぎ、アパートで飲み会をしていた大学生のKとOとM三名は
「コーラが飲みたくなった。じゃんけんで負けた人が買いにいこう」
ということになり、結果負けたMが買いにいくことになった。
アパートから五分ほどのところに、自販機がありそこにMは向かった。
しかしMが出かけてから30分立っても帰ってこないことからMは酔っていたので何かあったたのではないかと、KがOに自販機まで様子を見にいくよう頼みOが探しに向かった。
それからさらに一時間経過もOもMも帰宅しないことからKは不審に思い、同じく自販機付近までOとMを探しに向かった。しかし両名とも見当たらず、仕方なく帰宅すると自室の玄関前にOとMがともに腹部から出血し倒れているのを発見する。
両名とも刃物等の刺し傷からの出血であった。
Kは警察・救急に通報するもOはすでに死亡、Mも翌日午後に帰らぬ人となる。
警察はKや三人の同級生・知人・バイト仲間等に事情を聴取するも、特に三人の交友関係にいさかい等はないこと深夜のため目撃証言等が少ないことから捜査は難航する。
付近の目撃証言では、同日同時刻頃、ランニング姿で缶をもった中年の男が目撃されている。
(中略)
現在に至るまで未解決事件である。
2:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:30:04.24ID:sfDbc6V40
ちょうど買いにいこうと思ってたのに死ねよ
3:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:30:08.46ID:cSjv9OFy0
買いに行こうと思ったのにいけなくなったやろが!
5:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:30:56.62ID:cB/JGyW10
やっぱ気配を察知して逆に首の骨折れるくらいならんとお外出ちゃいかん
ニートでええんや
6:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:31:12.78ID:zuaY5oJw0
K怪しくない?
7:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:31:23.87ID:wf46njwN0
K怪しすぎて草
10:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:07.39ID:s23x0AFh0
怖すぎやろ
11:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:13.77ID:tqeJrj6F0
大学にいた頃に大学生がバットと思われる鈍器で殴られて血を流して意識不明の重体なのを新聞配達の人が発見したってのがあった
12:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:48.47ID:9t5APLMb0
中年の男は自販機で飲み物買っただけやん…
13:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:32:50.54ID:7MpP3j5o0
なつかしい
生き残った奴は地元おれんごとなって
大学もやめて引っ越したはず
14:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:33:26.35ID:pBYb9gjod
フラッシュマグ持って買いに行け。顔面に当てれば逃げる隙も出きる。
16:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:33:58.29ID:PLgyVdGd0
この時代は防犯カメラがまだ全然無かったからなあ
17:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:34:49.15ID:Y+mZoK6L0
この時期田舎で深夜にジュース買いにいくとボタンのとこにすっげぇーでかい蛾がいたりする
昼に買いに行こう
19:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:35:55.49ID:tqeJrj6F0
>>17
お釣りが出てくるところにカエル入ってたことあったわ
18:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:35:35.23ID:GCQ+kg+y0
アパートで深夜に飲み会
近隣の住人が騒音に腹をたてて刺したか
20:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:37:35.03ID:9ykenMaxM
これ確か隣人が怪しいんじゃなかったか?
25:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:42:09.91ID:wf46njwN0
>>20
あー最後一人だと静かになるから殺されんかった訳か
21:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:38:42.06ID:2rI6ECrk0
深夜一時過ぎアパートで飲み会
騒音問題やろなあ
22:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:39:46.93ID:+m0BZzREM
Kはなんで殺されんかったんや?
24:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:41:41.59ID:/166wjpw0
深夜コンビニに行くとたまにチンピラがたむろしてて入りにくいわ
27:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:46:47.09ID:jg8zRW4Q0
>>24
自分がヒョロガリの頃は昼でも怖かったし鍛えててもやっぱ怖かったわ
へずまりゅうみたいなのがいたら即帰宅するレベル
26:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:45:27.15ID:JlZ2SgK1M
深夜にやめろ
28:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:46:56.07ID:8skMVYdTM
玄関前で倒れてたなら部屋出てすぐ気づくんやないか?
34:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:49:13.73ID:RsGC9C1ed
>>28
ガチで頭悪そう
35:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:50:48.61ID:8skMVYdTM
>>34
わかりやすく説明してくれや
29:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:47:59.66ID:rq2j1AbT0
なんやこれ怖すぎるやろ
30:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:48:07.97ID:fSIBzDYj0
Kあやしすぎやろ
てか警察無能すぎん
33:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:49:06.28ID:BzYTCX4J0
こういう未解決事件面白いね不謹慎だけど
こういうのまとめてるサイトとかない??寝れないから読みたい
36:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:51:18.39ID:eq2sCw0ya
ソース無し
38:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:53:07.30ID:7zxUY1w10
こいつ深夜の呼び鈴創作してたのと同じやつか?
39:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:54:48.53ID:msZiAQso0
>>38
後ろの正面とトレンチコートもな
都市伝説の実験でもしてるんやろか
45:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:59:58.20ID:7zxUY1w10
>>39
他にもあるんか……
47:風吹けば名無し:2022/09/01(木)02:02:23.77ID:msZiAQso0
>>45
【悲報】夜道で困ってる女性に声をかけた結果wwwwwww
【トレンチコート女心中事件
平成21年11月4日、北海道北広島市の路上において深夜0時過ぎ頃、建設会社勤務のO氏と友人のS氏が職場の飲み会の帰宅途中、うずくまっているコート姿の長身女性を見かけ、S氏が声をかけたところ
「お腹が痛い。一人で歩くのはきついので一緒に家まで送ってほしい」
と告げられる。
たまたま帰宅方向が同じだったS氏が家まで同行することになりO氏はそこで別れそのまま帰宅する。
翌日出勤するとS氏は欠勤しいたが、会社への連絡はなく、何度本人の携帯に連絡しても繋がらず、不審に思ったO氏と主任が夕方自宅を訪れると昨夜の女性と血まみれで倒れているO氏を発見する。
警察に通報後、すでに二人は死亡していることが確認される。
室内には凶器等は見当たらず、まったくの初対面であるはずの双方に事件の動機も見当たらず捜査は難航する。
約二か月後、ベランダの鉢上の土中から一枚の紙きれが発見される。
「この人でいい」
41:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:56:29.36ID:maC64ORB0
昨日もこんな創作でスレたってたな
ピンポン鳴らされて外見回ったら息子2人いなくなってたってやつ
43:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:59:06.06ID:eq2sCw0ya
>>41
これか
【悲報】深夜インターホンに出た結果www
https://eagle.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1661943470/
44:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:59:37.12ID:msZiAQso0
>>43
それとトレンチコート心中かなんか
42:風吹けば名無し:2022/09/01(木)01:57:13.38ID:rq2j1AbT0
これ検索したら別の事件出てくるわ
殺された被害者OM、福井県、大学生、自宅の玄関前で亡くなっていたが一致するからヒットする模様
引用元:【悲報】深夜ジュース買いに行ってはいけない理由www
https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1661963363/
.
【怖い話】逆地蔵
2022.01.16 (Sun) | Category : 創作作品
1:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:11:06.704ID:FCQKgHzU0
これは20年ほど前、私がまだ小学生だった頃の話です。
当時、私は人口が3000人もいない村に住んでいました。
2:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:11:31.587ID:FCQKgHzU0
自然が豊かなその村では、大きな商業施設こそありませんでしたが、両親がよく川へ釣りに連れて行ってくれたり、山でキャンプをしたり、毎日がとても充実していました。
その後大学進学のために上京しましたが、今でも私は実家のあるその村が大好きです。
3:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:11:56.117ID:FCQKgHzU0
ただ、当時私には一つだけ気がかりなことがありました。
それは、私の通学路に立っているお地蔵さんのことです。
5:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:12:11.867ID:FCQKgHzU0
皆さんも、道端にお地蔵さんが立っているところを見たことがあるかと思います。
花が供えられていたり、苔むしていたりしますが、基本的には道側を向いているものばかりですよね。
しかし、そのお地蔵さんは普通のお地蔵さんと違い、道側とは逆の方向、薄暗い林の方を向いていたのです。
6:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:12:56.261ID:FCQKgHzU0
それがどうも私には不気味に感じ、その「逆地蔵」の前を通る時にはできるだけそっちのほうを見ないように、通学しておりました。
8:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:13:13.083ID:FCQKgHzU0
ある日、私はなんでお地蔵さんが道端に立っているのか不思議に思い母に聞いたことがありました。
「お地蔵さんはね、悪いものが入ってこないように守るために置かれているのよ」
悪いものとはなんなのかが気になりましたが、何となく怖くなってそれ以上聞くのをやめてしまいました。
10:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:13:45.753ID:FCQKgHzU0
「ほら、新しい自転車だよ」
私は、それまで補助輪付きの小さな自転車に乗っていたのですが、学年が上がると同時に両親が新しい自転車を買ってくれたのです。
それが私にはとてもうれしくて、どこへでも行けるような気がして、普段いかない場所でも「探索」をするようになっていました。
その時の私はまるでRPGの主人公のような気持ちで、帰る道が分からなくなるかもしれないという恐怖も感じず、いろんな場所を巡っていました。
11:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:04.450ID:FCQKgHzU0
そして、その日もいつものように自転車でいつも行かない場所を探索していると、私の家の近くにある逆地蔵と同じように道側と逆側を向いているお地蔵さんを見つけました。
ちょうどそこは丘のふもとのような場所でそこから小さく私の家も見えました。
どうやらそのお地蔵さんは私の家の方角を向いているようです。
12:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:27.755ID:FCQKgHzU0
少し不気味に感じながらも、道沿いに自転車で漕いでいくとまた、逆地蔵が見つかりました。
どうやら逆地蔵は一つの場所を取り囲むように、私の通学路にあるものも含め四方にあり、同じ場所をみつめているようでした。
13:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:34.977ID:GyPza/Hv0
ほう
14:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:45.992ID:FCQKgHzU0
そのことがとても異様に感じられ恐怖を抱いた私は、その場から逃げるように私の家へと帰りました。
その日はお風呂に入るのも、夜眠るのもとても怖かったことをよく覚えています。
15:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:15:08.160ID:FCQKgHzU0
次の日、私は学校で昨日見た逆地蔵の話をしました。
「へえ、なんか面白そう」とA君
「なにがあるんかなあ」とB君
「お宝があったりして!」とCちゃん
そして、3人は
「その場所を探索しよう」
と言い始めました。
16:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:15:23.966ID:FCQKgHzU0
私は当初、乗り気ではなかったものの、何度か説得されたのと、好奇心には勝てずに、結局その場所まで案内をすることになりました。
17:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:15:58.781ID:FCQKgHzU0
B君「おーここかーたしかに逆向いとるなあ」
Cちゃん「ほんとやねーなんかこわい」
A君「地蔵がどこ向いてるのかたしかめようや」
18:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:16:10.590ID:FCQKgHzU0
私は怖くて一度は反対しましたが、結局はまた、好奇心には勝てずにA君についていき林の中を入っていきました。
20:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:16:50.836ID:FCQKgHzU0
30分ほどだったでしょうか。
しばらく林の中を歩いていくと、そこには小さな祠がありました。
その小さな祠は古びていて、随分と苔むしていたのですが、その中に丸くて野球ボールほどのきれいな石の玉が飾ってあります。
21:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:17:14.919ID:FCQKgHzU0
その時、A君が突然、
「記念に持って帰ろう」
と言い出しました。
23:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:17:30.539ID:FCQKgHzU0
何の記念なのだろうと思い、最初は冗談かと思っていたのですが、どうやら本気の様子です。
B君は我関せずといった感じでしたが、私とCちゃんはそのことに反対をしていました。
24:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:18:02.383ID:FCQKgHzU0
私「もとに戻したほうがいいって」
Cちゃん「持って帰るのはよくないんやない?」
私が反対していた理由は、当然、こういう物を勝手にとってはいけないという思いがあったのですが、それよりも、もしかしたら呪われてしまうのではないかという恐怖の気持ちからでした。
25:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:18:31.475ID:FCQKgHzU0
しかし、A君は私たちが反対しているのは意に返さずといった様子で、その玉をとると笑いながら今まで来た道を向き、走り出しました。
私たちはまるで鬼ごっこのようにA君を追いかけ走っていきます。
26:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:18:47.980ID:FCQKgHzU0
その後も、戻したほうがいいとA君に何度も言いましたが、よっぽど気に入ったのか、結局A君は、その玉を家に持って帰ってしまいました。
27:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:19:07.789ID:FCQKgHzU0
それから数日が経った頃のことです。
A君は学校からの帰り道、車に轢かれ亡くなってしまいました。
28:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:19:35.751ID:FCQKgHzU0
私はそれを次の日に先生から聞かされた時、
「A君は呪われてしまったのかもしれない」
と不謹慎にも思ってしまいました。
29:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:19:59.668ID:FCQKgHzU0
当然、A君がその玉を持って帰ったことと何の関係もなく、偶然に事故が起きてA君は亡くなってしまったのかもしれません。
30:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:20:11.258ID:FCQKgHzU0
それでも私は20年もたった今でも気になっていることがあります。
31:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:21:20.777ID:FCQKgHzU0
なぜ私の通学路にある逆地蔵がその日以来、私の家のほうを向くようになってしまったのかということを。
終わり
32:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:22:11.087ID:QPHkSkMS0
こわ
33:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:22:11.463ID:HjTU73Fgr
なんでお前の家見るようになったの?
35:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:22:30.122ID:/CC7sAYEp
>>33
次殺されるからやろ
36:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:23:31.782ID:Ei7qS/Wf0
オチがいいね
40:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:27:12.063ID:NXBIkyP0a
まあ【怖い話】だしホントにあったかどうかなんてどうでもいいよ
41:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:27:27.564ID:zzjIVTnK0
乙
面白かった
45:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:33:19.015ID:NleKd/vm0
こわいねなかなか
51:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:41:27.020ID:vEdf8uXH0
こういう「祟りじゃないかと思った」程度で終わるくらいが丁度いい
お堂の周りをクリーチャーが這い回るとかになるとただのアクションだもんな
7:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:13:04.750ID:EPuqnRk60
子供の頃お地蔵さんに小便かけて怒られたの思い出したわ
引用元:【怖い話】逆地蔵
https://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1640196666/
.
これは20年ほど前、私がまだ小学生だった頃の話です。
当時、私は人口が3000人もいない村に住んでいました。
2:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:11:31.587ID:FCQKgHzU0
自然が豊かなその村では、大きな商業施設こそありませんでしたが、両親がよく川へ釣りに連れて行ってくれたり、山でキャンプをしたり、毎日がとても充実していました。
その後大学進学のために上京しましたが、今でも私は実家のあるその村が大好きです。
3:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:11:56.117ID:FCQKgHzU0
ただ、当時私には一つだけ気がかりなことがありました。
それは、私の通学路に立っているお地蔵さんのことです。
5:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:12:11.867ID:FCQKgHzU0
皆さんも、道端にお地蔵さんが立っているところを見たことがあるかと思います。
花が供えられていたり、苔むしていたりしますが、基本的には道側を向いているものばかりですよね。
しかし、そのお地蔵さんは普通のお地蔵さんと違い、道側とは逆の方向、薄暗い林の方を向いていたのです。
6:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:12:56.261ID:FCQKgHzU0
それがどうも私には不気味に感じ、その「逆地蔵」の前を通る時にはできるだけそっちのほうを見ないように、通学しておりました。
8:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:13:13.083ID:FCQKgHzU0
ある日、私はなんでお地蔵さんが道端に立っているのか不思議に思い母に聞いたことがありました。
「お地蔵さんはね、悪いものが入ってこないように守るために置かれているのよ」
悪いものとはなんなのかが気になりましたが、何となく怖くなってそれ以上聞くのをやめてしまいました。
10:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:13:45.753ID:FCQKgHzU0
「ほら、新しい自転車だよ」
私は、それまで補助輪付きの小さな自転車に乗っていたのですが、学年が上がると同時に両親が新しい自転車を買ってくれたのです。
それが私にはとてもうれしくて、どこへでも行けるような気がして、普段いかない場所でも「探索」をするようになっていました。
その時の私はまるでRPGの主人公のような気持ちで、帰る道が分からなくなるかもしれないという恐怖も感じず、いろんな場所を巡っていました。
11:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:04.450ID:FCQKgHzU0
そして、その日もいつものように自転車でいつも行かない場所を探索していると、私の家の近くにある逆地蔵と同じように道側と逆側を向いているお地蔵さんを見つけました。
ちょうどそこは丘のふもとのような場所でそこから小さく私の家も見えました。
どうやらそのお地蔵さんは私の家の方角を向いているようです。
12:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:27.755ID:FCQKgHzU0
少し不気味に感じながらも、道沿いに自転車で漕いでいくとまた、逆地蔵が見つかりました。
どうやら逆地蔵は一つの場所を取り囲むように、私の通学路にあるものも含め四方にあり、同じ場所をみつめているようでした。
13:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:34.977ID:GyPza/Hv0
ほう
14:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:14:45.992ID:FCQKgHzU0
そのことがとても異様に感じられ恐怖を抱いた私は、その場から逃げるように私の家へと帰りました。
その日はお風呂に入るのも、夜眠るのもとても怖かったことをよく覚えています。
15:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:15:08.160ID:FCQKgHzU0
次の日、私は学校で昨日見た逆地蔵の話をしました。
「へえ、なんか面白そう」とA君
「なにがあるんかなあ」とB君
「お宝があったりして!」とCちゃん
そして、3人は
「その場所を探索しよう」
と言い始めました。
16:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:15:23.966ID:FCQKgHzU0
私は当初、乗り気ではなかったものの、何度か説得されたのと、好奇心には勝てずに、結局その場所まで案内をすることになりました。
17:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:15:58.781ID:FCQKgHzU0
B君「おーここかーたしかに逆向いとるなあ」
Cちゃん「ほんとやねーなんかこわい」
A君「地蔵がどこ向いてるのかたしかめようや」
18:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:16:10.590ID:FCQKgHzU0
私は怖くて一度は反対しましたが、結局はまた、好奇心には勝てずにA君についていき林の中を入っていきました。
20:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:16:50.836ID:FCQKgHzU0
30分ほどだったでしょうか。
しばらく林の中を歩いていくと、そこには小さな祠がありました。
その小さな祠は古びていて、随分と苔むしていたのですが、その中に丸くて野球ボールほどのきれいな石の玉が飾ってあります。
21:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:17:14.919ID:FCQKgHzU0
その時、A君が突然、
「記念に持って帰ろう」
と言い出しました。
23:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:17:30.539ID:FCQKgHzU0
何の記念なのだろうと思い、最初は冗談かと思っていたのですが、どうやら本気の様子です。
B君は我関せずといった感じでしたが、私とCちゃんはそのことに反対をしていました。
24:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:18:02.383ID:FCQKgHzU0
私「もとに戻したほうがいいって」
Cちゃん「持って帰るのはよくないんやない?」
私が反対していた理由は、当然、こういう物を勝手にとってはいけないという思いがあったのですが、それよりも、もしかしたら呪われてしまうのではないかという恐怖の気持ちからでした。
25:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:18:31.475ID:FCQKgHzU0
しかし、A君は私たちが反対しているのは意に返さずといった様子で、その玉をとると笑いながら今まで来た道を向き、走り出しました。
私たちはまるで鬼ごっこのようにA君を追いかけ走っていきます。
26:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:18:47.980ID:FCQKgHzU0
その後も、戻したほうがいいとA君に何度も言いましたが、よっぽど気に入ったのか、結局A君は、その玉を家に持って帰ってしまいました。
27:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:19:07.789ID:FCQKgHzU0
それから数日が経った頃のことです。
A君は学校からの帰り道、車に轢かれ亡くなってしまいました。
28:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:19:35.751ID:FCQKgHzU0
私はそれを次の日に先生から聞かされた時、
「A君は呪われてしまったのかもしれない」
と不謹慎にも思ってしまいました。
29:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:19:59.668ID:FCQKgHzU0
当然、A君がその玉を持って帰ったことと何の関係もなく、偶然に事故が起きてA君は亡くなってしまったのかもしれません。
30:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:20:11.258ID:FCQKgHzU0
それでも私は20年もたった今でも気になっていることがあります。
31:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:21:20.777ID:FCQKgHzU0
なぜ私の通学路にある逆地蔵がその日以来、私の家のほうを向くようになってしまったのかということを。
終わり
32:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:22:11.087ID:QPHkSkMS0
こわ
33:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:22:11.463ID:HjTU73Fgr
なんでお前の家見るようになったの?
35:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:22:30.122ID:/CC7sAYEp
>>33
次殺されるからやろ
36:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:23:31.782ID:Ei7qS/Wf0
オチがいいね
40:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:27:12.063ID:NXBIkyP0a
まあ【怖い話】だしホントにあったかどうかなんてどうでもいいよ
41:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:27:27.564ID:zzjIVTnK0
乙
面白かった
45:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:33:19.015ID:NleKd/vm0
こわいねなかなか
51:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:41:27.020ID:vEdf8uXH0
こういう「祟りじゃないかと思った」程度で終わるくらいが丁度いい
お堂の周りをクリーチャーが這い回るとかになるとただのアクションだもんな
7:以下、VIPがお送りします:2021/12/23(木)03:13:04.750ID:EPuqnRk60
子供の頃お地蔵さんに小便かけて怒られたの思い出したわ
引用元:【怖い話】逆地蔵
https://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1640196666/
.
女子大の図書室にて
2020.08.31 (Mon) | Category : 創作作品
110:本当にあった怖い名無し:2007/05/23(水)21:38:23ID:vAulcjdE0
私が住んでいるのは、日本海側の古くは漁業で栄えた港町です。
規模はそれほど小さくなく(一応市です)それでいて、今はもう鄙びた寂しい街でした。
現在は大学を卒業し、市内の銀行に勤めている私ですが、ある休日、お付き合いしている女性と遊んでいると、その女性は大学に忘れ物をしたらしく、私は車でその大学まで彼女を送りました。
市内には幾つかの大学があるのですが、そこは小さな女子短大でその始まりは大正時代まで遡れるとの事でした。
私は女子大が珍しく、彼女と一緒に入って行って、図書室などを散策しておりました。
とても古びた図書室で、多くの本は埃を被っており、あまり使われている気配は御座いませんでした。
ふと、本棚と本棚の間に人一人が無理をすれば入れるような隙間が空いており、その隙間の後ろには更に本棚が並んでいるようでした。
私は生来、本などが好きなこともあり、古い本があるのかなと、無理をして身体をその隙間に押し込め、奥に入りました。
小さなステンドグラス(基督のような…なんとなく初期ゴチックを感じさせる陰鬱のものでした)から紅い光が差し込んでおり、何だか不気味に思いました。
そういえば、休日だからか、その学内にも図書室にも人の気配はまったく感じませんでした。
案の定、私が考えたとおり、そこには幾つかの本棚がありました。
ただ、思ったより埃などは被っておらず、綺麗な事が不思議に思われました。
その本棚には英語の本や独逸語の本、露西亜語の本などがあり、正直英語の本もぐねぐねとした筆記体で私にはタイトルを読む事も出来ませんでした。
そういえば、この大学の創業者はアメリカ人で市の漁業関係者でとある篤志家が基金し、その大学が出来たと、何かで聞いた憶えが御座います。
私は自身の無知を悔やみながらも、本を手に取りぱらぱらと捲っておりました。
ふと、ラテン語?(恐らくその音韻…umとあったので、ラテン語だと思います)の本が御座いました。
それは不思議な豪華な本で皮のようなもので表紙をあしらっており、装飾も蔦が絡まっているような、海藻が絡まっているような、全体で見ると何処か魚類を思わせる、そんな装飾で御座いました。
111:本当にあった怖い名無し:2007/05/23(水)21:39:46ID:vAulcjdE0
それを手にして捲ろうとした瞬間、駄目という叫びと共に、その本は取り上げられておりました。
私が夢中になっていたのか、何時の間にか私の後ろに居た彼女が怒ったような、少しだけ怖いような表情を浮かべており、私は戸惑いました。
彼女はその本を本棚にぐっと押し込むと、私の手を取り、何も言わず、図書室を出て、結局、車に戻るまで、何も言葉を発しませんでした。
車に戻り、私はどうしたという問いを発すると、彼女は何だか震えているようでした。
私は気まずく、勝手にふらふらと大学内を歩いた事を詫び、車を走らせ大学を後にしました。
その日は何だかしっくり行かず、食事の後、彼女を家に送ったのですが、その際、絶対に誰にも大学に入った事、図書室に行った事などは口外しないようきつくきつく言い含められました。
私も女子大にふらふらと入ったと言う負い目もあり、それを承諾し、その日はそれで終りました。
私はあのラテン語の本は何だったのだろうとぼんやりと考え、ネットで調べたり、ラテン語辞典で調べたりしましたが、それらしい言葉は見つからず、造語かなとも考えました。
私の祖父はその年代の人間には珍しく、独逸に留学し、現在も色々と本を読んでいる博識家なので、ある日、祖父にそれとなく、ラテン語のその言葉を知っているかと問いました。
その瞬間、祖父は青褪め、そんな言葉は知らないと、普段の祖父からは想像出来ない強い口調で否定し、続けてその言葉を何処で聞いたかと私に問いました。
私は彼女との約束もあり、言葉を濁し、いやネットで見たんだけどと話すと、ほっとしたように、祖父は口調を和らげ、
「見たのでないなら良い」
とぽつりと口にしました。
本当は私はその本を手に取り、『見た』のですが、何だか口に出来ませんでした。
それから私の身の回りでは色々な事が起きました。
それから一月ほど経った竜宮祭の時期に、彼女は自ら命を絶ちました。
その遺書には「我が神に捧ぐ」とだけあったそうです。
それ以来、私は仕事が終ると、海に行き、ぼぅっとしております。
それ以外、出来ません。
そうして、私自身、何となくですが、海に還りたい気がするのです。
そろそろ、私の番かもしれません。
それでは、失礼致します。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?166
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1179548777/110-111
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私が住んでいるのは、日本海側の古くは漁業で栄えた港町です。
規模はそれほど小さくなく(一応市です)それでいて、今はもう鄙びた寂しい街でした。
現在は大学を卒業し、市内の銀行に勤めている私ですが、ある休日、お付き合いしている女性と遊んでいると、その女性は大学に忘れ物をしたらしく、私は車でその大学まで彼女を送りました。
市内には幾つかの大学があるのですが、そこは小さな女子短大でその始まりは大正時代まで遡れるとの事でした。
私は女子大が珍しく、彼女と一緒に入って行って、図書室などを散策しておりました。
とても古びた図書室で、多くの本は埃を被っており、あまり使われている気配は御座いませんでした。
ふと、本棚と本棚の間に人一人が無理をすれば入れるような隙間が空いており、その隙間の後ろには更に本棚が並んでいるようでした。
私は生来、本などが好きなこともあり、古い本があるのかなと、無理をして身体をその隙間に押し込め、奥に入りました。
小さなステンドグラス(基督のような…なんとなく初期ゴチックを感じさせる陰鬱のものでした)から紅い光が差し込んでおり、何だか不気味に思いました。
そういえば、休日だからか、その学内にも図書室にも人の気配はまったく感じませんでした。
案の定、私が考えたとおり、そこには幾つかの本棚がありました。
ただ、思ったより埃などは被っておらず、綺麗な事が不思議に思われました。
その本棚には英語の本や独逸語の本、露西亜語の本などがあり、正直英語の本もぐねぐねとした筆記体で私にはタイトルを読む事も出来ませんでした。
そういえば、この大学の創業者はアメリカ人で市の漁業関係者でとある篤志家が基金し、その大学が出来たと、何かで聞いた憶えが御座います。
私は自身の無知を悔やみながらも、本を手に取りぱらぱらと捲っておりました。
ふと、ラテン語?(恐らくその音韻…umとあったので、ラテン語だと思います)の本が御座いました。
それは不思議な豪華な本で皮のようなもので表紙をあしらっており、装飾も蔦が絡まっているような、海藻が絡まっているような、全体で見ると何処か魚類を思わせる、そんな装飾で御座いました。
111:本当にあった怖い名無し:2007/05/23(水)21:39:46ID:vAulcjdE0
それを手にして捲ろうとした瞬間、駄目という叫びと共に、その本は取り上げられておりました。
私が夢中になっていたのか、何時の間にか私の後ろに居た彼女が怒ったような、少しだけ怖いような表情を浮かべており、私は戸惑いました。
彼女はその本を本棚にぐっと押し込むと、私の手を取り、何も言わず、図書室を出て、結局、車に戻るまで、何も言葉を発しませんでした。
車に戻り、私はどうしたという問いを発すると、彼女は何だか震えているようでした。
私は気まずく、勝手にふらふらと大学内を歩いた事を詫び、車を走らせ大学を後にしました。
その日は何だかしっくり行かず、食事の後、彼女を家に送ったのですが、その際、絶対に誰にも大学に入った事、図書室に行った事などは口外しないようきつくきつく言い含められました。
私も女子大にふらふらと入ったと言う負い目もあり、それを承諾し、その日はそれで終りました。
私はあのラテン語の本は何だったのだろうとぼんやりと考え、ネットで調べたり、ラテン語辞典で調べたりしましたが、それらしい言葉は見つからず、造語かなとも考えました。
私の祖父はその年代の人間には珍しく、独逸に留学し、現在も色々と本を読んでいる博識家なので、ある日、祖父にそれとなく、ラテン語のその言葉を知っているかと問いました。
その瞬間、祖父は青褪め、そんな言葉は知らないと、普段の祖父からは想像出来ない強い口調で否定し、続けてその言葉を何処で聞いたかと私に問いました。
私は彼女との約束もあり、言葉を濁し、いやネットで見たんだけどと話すと、ほっとしたように、祖父は口調を和らげ、
「見たのでないなら良い」
とぽつりと口にしました。
本当は私はその本を手に取り、『見た』のですが、何だか口に出来ませんでした。
それから私の身の回りでは色々な事が起きました。
それから一月ほど経った竜宮祭の時期に、彼女は自ら命を絶ちました。
その遺書には「我が神に捧ぐ」とだけあったそうです。
それ以来、私は仕事が終ると、海に行き、ぼぅっとしております。
それ以外、出来ません。
そうして、私自身、何となくですが、海に還りたい気がするのです。
そろそろ、私の番かもしれません。
それでは、失礼致します。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?166
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1179548777/110-111
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ムーンチョコ
2020.08.29 (Sat) | Category : 創作作品
55:全日本老人生活短歌連盟:2020/08/14(金)23:00:36.86ID:nFyibxWp0.net
すげえ長文の創作でもいいか
63:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)00:55:07.69ID:9WuvRWi90.net
>>55
いいよ創作でも!!大歓迎よ!!
65:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)01:17:43.67ID:y3BXYe+r0.net
じゃあこの時間帯ならいいか
言っとくがすげえ長えからな
81:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)01:59:46.95ID:y3BXYe+r0.net
じゃあサービスでもう一つ
これも長い
82:1/11:2020/08/15(土)02:01:00.79ID:y3BXYe+r0.net
あ、これな、もう50年近く前になる古い話なんだ。仮面ライダーのカードって知ってるよな。
スナック菓子についてるおまけのカードで、男の子どもらが競って集めた。
カードの1枚1枚に番号がついてて、その新しいのを持ってるやつがスゴいってんで、小遣いのほとんどをつぎ込むやつがいたし、遠くの町まで遠征して買いに行くやつもいた。
スナックそのものはすげえマズかったから、食べずに袋のまま捨てる子が多くて、もったいないってことでPTAで問題にされ、社会現象にもなった。ちょっと調べたんだよ。
あのスナックが発売されたのが、仮面ライダーが放映された年で1971年。
俺がこれから話すのは、その1年ほど前のことだ。
ライダーカードとは直接の関係はねえよ。
83:2/11:2020/08/15(土)02:02:02.39ID:y3BXYe+r0.net
でな、俺は流行ってたときに、ライダーカード集めてないんだ。
だから仲間はずれにされたりもしたが、気味が悪くってダメだった、カードがトラウマになってたんだな。
なんでそうなったか、その理由を今から話すんだよ。5年生のときだ。
俺は当時、川崎のほうに住んでた。
今でこそ少しはきれいになったが、昔はなあ、工業地帯の真ん中で、大中小の工場が立ち並んでてな。
海なんかありえない色をしてて、ヒドい臭いだったな。
で、俺はそこの商店街の通りに家があった。
いや、俺の家は工場じゃなく、親父は郵便局に勤めてたから。
あの頃はゲームなんてなかったから、子どもはみんな外で遊んでた。
公園とかでボール使っても、そこまでうるさく言われることもなかったし。
84:2/11:2020/08/15(土)02:03:03.49ID:y3BXYe+r0.net
あと、あちこちに駄菓子屋があった。
5円とか10円で買えるものがあったし、くじがついてて、当たればもう一個ってのも多かったな。
で、小学校の学区にある駄菓子屋は全部知ってるつもりだったんだが、いつも遊んでる同学年の木田ってやつが、
「新しい駄菓子屋見つけた」
って学校の帰りに言ってきた。
「そんなのねえだろ」
「あるんだよ、これから行こうぜ」
ってことで、ランドセル背負ったまま木田についてった。
通学路から外れて運河の橋をわたり、ゴミゴミした中小の工場街に出た。
あちこちからギーギーガンガン、何かを加工する音が聞こえてくる。
「こんなとこに駄菓子屋なんかねえだろ、子どもなんて来ないとこだ」
俺はそう言ったんだが、木田は先に立ってずんずん歩いて、金属と薬品の臭いのする小路に入ってった。
85:4/11:2020/08/15(土)02:04:04.46ID:y3BXYe+r0.net
たぶん溶接とかメッキをやってたんだろう。
で、
「あれだ」
って指差した先に、「◯◯発動機」って看板が見えたんだ。
「駄菓子屋じゃねえじゃん」
バラックみたいな建物だったが、まだそういう家はけっこうあった。
そこはガラス戸4枚分くらいの店で、下がコンクリ。中は3分の2が工場みたいで、いろんな部品や工具があって、自動車の半分くらいもあるでかい機械が見えた。
その店の右側の壁に、たしかに駄菓子が積み上げてある。
くじとか酢イカ、ふ菓子とかどこにでもあるようなのが申しわけ程度に。
ああ、ツマンねえと思った。こんな30分もかけて歩いてくるようなとこじゃねえ。
「いや、ここにスゲえ菓子がある」
木田はそう言い、機械のそばにしゃがみこんでる大人に、
「また来た。ムーンチョコおくれ」
って話しかけた。そしたらその人がふり向き、
86:5/11:2020/08/15(土)02:05:05.37ID:y3BXYe+r0.net
顔を見て驚いた。金属のお面をつけてたんだ。
当時はわからなかったが、溶接のときに火花が目に入らないようにするやつだ。
その人が立ち上がると、小学5年の俺らより少し大きいくらいしかなかった。
くぐもったような声で
「あいよ」
と言い、棚にある金属の缶を開けた。
「ムーンチョコ2つ」
と木田が言って40円出した。
するとその人は、
「ほら」
と缶の中から銀紙で包装した10cmくらいのを出して木田に渡したんだ。
「これがスゲえうめえから、お前も買え」
いったん外に出て見せてもらったが、メーカー名とか何もついてなくて、ただ青い字で「ムーンチョコ」とだけ書いてある。
木田はせわしなく銀紙を破ると、中のカリントウ型のチョコの半分を俺にくれた。
半信半疑で食ってみた。そしたらなあ、これがほんとうにうまかったんだよ。
87:6/11:2020/08/15(土)02:06:12.19ID:y3BXYe+r0.net
いや、いまだにあんなの食ったことがねえ。
チョコの中にどろっとした液体が入ってて舌がとろけるみたいだった。
「こりゃスゲえ」
と思い、俺も2個買った。
で、むさぼるように食ったんだよ。
木田は食いおわって包み紙を開き、手のひらの上に何か青い切手みたいなのを2枚載せ、1枚ずつ日に透かして見てる。
「何だよ、それ」
「くじのカードだよ、こうやって月の景色が見えれば当たりなんだよ。な、おじさん」
鉄のお面のおじさんは僕らを見てうなずき、
「そう、当たりが出れば月の世界にご招待」
なんて言うんだ。俺も自分のに入ってたのを透かしてみたが、ただの青いセロファンだったな。
それから俺は、おじさんがいじってった機械に興味を持ち、
「それ何?」
って聞いてみた。
そしたら、
「宇宙船だよ。もうほとんどできてるんだが、まだ心臓部がない」
89:7/11:2020/08/15(土)02:07:21.58ID:y3BXYe+r0.net
そう言って、機械の中央部分を手袋の手で指した。
その部分だけ金属じゃなくて、丸い、うす青いガラスのボールがついてた。
バスケットボールよりやや大きいくらいだな。
「これが心臓部?」
「そうだ」
でも、宇宙船はさすがに冗談だと思った。
あの頃の小さい自動車の半分くらいで、人が乗れそうなスペースはなかったから。
おじさんは続けて、
「ムーンチョコおいしいだろ。外国から取り寄せてるんだ。ボクたちの学校でも友だちに教えてあげてよね」
って。
それから帰ったんだが、道々、木田と
「ありゃすげえ菓子だ。外国製ってのは本当だろうな。明日から毎日こよう。仲間を連れてこようぜ」
そう話し合った。
翌日、さっそく木田と2人連れて行ってみた。で、全員が3個ずつムーンチョコを買って食ったが、みな大感激してな。
「小遣いが続くかぎり買いに来る」
って言った。
90:8/11:2020/08/15(土)02:08:24.48ID:y3BXYe+r0.net
うん、仲間はどんどん増えて、20人くらいが毎日駄菓子屋に行ってた。
ムーンチョコが売り切れるのを心配したが、おじさんが缶をつぎつぎ奥から出してきた。
あと、組み上げてる機械はだんだん完成に近づいてるみたいで、あっちこっち出っぱってた部分が滑らかになってきてた。
それから1週間後くらいかなあ。そのときも10人ほどが駄菓子屋にいた。
そしたら藤島ってやつが大声で、
「ああ、月の景色だあ!」
って叫んで、あのおまけのカードを見てたんだな。
俺はそばにいたんで、
「見せてくれ」
ひったくるようにして透かしてみたが、やっぱただの青いセロファンだった。
「嘘つくなよ」
俺がなじると、おじさんが、
「ボク、月の景色ってどんなだった?」
と聞き、藤島は勢い込んで、
「アメリカの旗が立ってた。アポロのやつ」
って答えた。するとおじさんは、
「ああ、当たってる」
91:9/11:2020/08/15(土)02:09:28.29ID:y3BXYe+r0.net
そう言って、藤島に名前と住所を紙にメモさせた。
後で景品が自宅に送られてくるってことみたいだった。
で、その翌日の朝だ。
まだ夜が明けてない5時ころ、藤島が自宅から離れた湾岸道路にいて、ひき逃げにあって死んだんだよ。
トラックだったみたいで、体がバラバラになってたそうだ。
残念ながら目撃者はなかったが、そこを通る大型車は限られてるし、犯人はすぐつかまるだろうって、うちの父親が言ってた。
このことを担任から聞いたときはショックだった。
けど、その日の放課後もあの駄菓子屋に大勢で行ったんだよ。
ムーンチョコの中毒みたいになってたのかもしれん。
けど、店の戸がぴったり閉じられてて、ガラスには黒い紙がはってあり、
「閉店しました。ごめんなさい」
って札が下がってたんだ。
そこに来た全員、藤島が亡くなった知らせを聞いたときよりショックを受けた。
92:10/11:2020/08/15(土)02:11:10.42ID:y3BXYe+r0.net
もうムーンチョコが食えねんだから。
やっぱ中毒みたいになってたんだな。あと、藤島の葬式がなかなか行われず、それは遺体の頭が見つかってないせいだって噂が流れたんだ。
結局、5日ほどたって葬式があり、同じクラスで仲が良かった俺も行ったよ。
でな、俺はムーンチョコがあきらめきれず、それからも毎日その駄菓子屋に行ってみたが、ずっと閉まったまま。10日目くらいかなあ、
今日で最後にしよう、そう思って一人で出かけた。
そしたら、店の中が何か光ってるみたいで、ガラスにはった黒い紙がときどき白くなる。
何だろう?
黒い紙の下のほうにわずかなすき間があるんで、俺ははいつくばり、そっから中をのぞき込んだ。・・・あの機械が見え、バッバッと光を発してた。でな、・・・前に機械の真ん中にガラスのボールがあるって言ったろ。そん中に人の顔があったんだ。
藤島だ!と思った瞬間、顔が目を開けた。
俺は後も見ずに逃げ出したよ。
93:おわり/11:2020/08/15(土)02:12:11.73ID:y3BXYe+r0.net
いや、せまいとこからちらっと見ただけだから、見間違いだろうと思う。
そんな馬鹿なことがあってたまるわけがねえ。
それから2週間ほどして、おそるおそるまた行ってみたが、店の建物そのものがなくなり、針金で囲まれた空地になってたんだ。
あと、藤島を轢いたトラックはいつまでたっても見つからなかった。
あれから50年になるから、とっくに時効だ。
まあ、こんな話なんだよ。
それと、これは関係あるかどうかわからねえが、そのあたりの時期に、港に近いとこの化学工場で爆発が起きて、夜が昼間みたいに明るくなったことがあった。死傷者はいなかったみたいだが。
でな、俺はどうしても、藤島の死と、やつが月の風景の当たりを引いたことをつなげて考えてしまってなあ。
だから、流行ってたときも、仮面ライダーのカードは買わなかったんだよ。
94:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)04:12:15ID:4pTc4SZUO.net
>>93
乙でした!!
二つとも、面白かった
文才あるな
是非また書いてくれ
96:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)09:57:00.83ID:gctxG9bu0.net
>>93
乙!
面白かった
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?360
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1597272376/55-96
.
すげえ長文の創作でもいいか
63:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)00:55:07.69ID:9WuvRWi90.net
>>55
いいよ創作でも!!大歓迎よ!!
65:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)01:17:43.67ID:y3BXYe+r0.net
じゃあこの時間帯ならいいか
言っとくがすげえ長えからな
81:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)01:59:46.95ID:y3BXYe+r0.net
じゃあサービスでもう一つ
これも長い
82:1/11:2020/08/15(土)02:01:00.79ID:y3BXYe+r0.net
あ、これな、もう50年近く前になる古い話なんだ。仮面ライダーのカードって知ってるよな。
スナック菓子についてるおまけのカードで、男の子どもらが競って集めた。
カードの1枚1枚に番号がついてて、その新しいのを持ってるやつがスゴいってんで、小遣いのほとんどをつぎ込むやつがいたし、遠くの町まで遠征して買いに行くやつもいた。
スナックそのものはすげえマズかったから、食べずに袋のまま捨てる子が多くて、もったいないってことでPTAで問題にされ、社会現象にもなった。ちょっと調べたんだよ。
あのスナックが発売されたのが、仮面ライダーが放映された年で1971年。
俺がこれから話すのは、その1年ほど前のことだ。
ライダーカードとは直接の関係はねえよ。
83:2/11:2020/08/15(土)02:02:02.39ID:y3BXYe+r0.net
でな、俺は流行ってたときに、ライダーカード集めてないんだ。
だから仲間はずれにされたりもしたが、気味が悪くってダメだった、カードがトラウマになってたんだな。
なんでそうなったか、その理由を今から話すんだよ。5年生のときだ。
俺は当時、川崎のほうに住んでた。
今でこそ少しはきれいになったが、昔はなあ、工業地帯の真ん中で、大中小の工場が立ち並んでてな。
海なんかありえない色をしてて、ヒドい臭いだったな。
で、俺はそこの商店街の通りに家があった。
いや、俺の家は工場じゃなく、親父は郵便局に勤めてたから。
あの頃はゲームなんてなかったから、子どもはみんな外で遊んでた。
公園とかでボール使っても、そこまでうるさく言われることもなかったし。
84:2/11:2020/08/15(土)02:03:03.49ID:y3BXYe+r0.net
あと、あちこちに駄菓子屋があった。
5円とか10円で買えるものがあったし、くじがついてて、当たればもう一個ってのも多かったな。
で、小学校の学区にある駄菓子屋は全部知ってるつもりだったんだが、いつも遊んでる同学年の木田ってやつが、
「新しい駄菓子屋見つけた」
って学校の帰りに言ってきた。
「そんなのねえだろ」
「あるんだよ、これから行こうぜ」
ってことで、ランドセル背負ったまま木田についてった。
通学路から外れて運河の橋をわたり、ゴミゴミした中小の工場街に出た。
あちこちからギーギーガンガン、何かを加工する音が聞こえてくる。
「こんなとこに駄菓子屋なんかねえだろ、子どもなんて来ないとこだ」
俺はそう言ったんだが、木田は先に立ってずんずん歩いて、金属と薬品の臭いのする小路に入ってった。
85:4/11:2020/08/15(土)02:04:04.46ID:y3BXYe+r0.net
たぶん溶接とかメッキをやってたんだろう。
で、
「あれだ」
って指差した先に、「◯◯発動機」って看板が見えたんだ。
「駄菓子屋じゃねえじゃん」
バラックみたいな建物だったが、まだそういう家はけっこうあった。
そこはガラス戸4枚分くらいの店で、下がコンクリ。中は3分の2が工場みたいで、いろんな部品や工具があって、自動車の半分くらいもあるでかい機械が見えた。
その店の右側の壁に、たしかに駄菓子が積み上げてある。
くじとか酢イカ、ふ菓子とかどこにでもあるようなのが申しわけ程度に。
ああ、ツマンねえと思った。こんな30分もかけて歩いてくるようなとこじゃねえ。
「いや、ここにスゲえ菓子がある」
木田はそう言い、機械のそばにしゃがみこんでる大人に、
「また来た。ムーンチョコおくれ」
って話しかけた。そしたらその人がふり向き、
86:5/11:2020/08/15(土)02:05:05.37ID:y3BXYe+r0.net
顔を見て驚いた。金属のお面をつけてたんだ。
当時はわからなかったが、溶接のときに火花が目に入らないようにするやつだ。
その人が立ち上がると、小学5年の俺らより少し大きいくらいしかなかった。
くぐもったような声で
「あいよ」
と言い、棚にある金属の缶を開けた。
「ムーンチョコ2つ」
と木田が言って40円出した。
するとその人は、
「ほら」
と缶の中から銀紙で包装した10cmくらいのを出して木田に渡したんだ。
「これがスゲえうめえから、お前も買え」
いったん外に出て見せてもらったが、メーカー名とか何もついてなくて、ただ青い字で「ムーンチョコ」とだけ書いてある。
木田はせわしなく銀紙を破ると、中のカリントウ型のチョコの半分を俺にくれた。
半信半疑で食ってみた。そしたらなあ、これがほんとうにうまかったんだよ。
87:6/11:2020/08/15(土)02:06:12.19ID:y3BXYe+r0.net
いや、いまだにあんなの食ったことがねえ。
チョコの中にどろっとした液体が入ってて舌がとろけるみたいだった。
「こりゃスゲえ」
と思い、俺も2個買った。
で、むさぼるように食ったんだよ。
木田は食いおわって包み紙を開き、手のひらの上に何か青い切手みたいなのを2枚載せ、1枚ずつ日に透かして見てる。
「何だよ、それ」
「くじのカードだよ、こうやって月の景色が見えれば当たりなんだよ。な、おじさん」
鉄のお面のおじさんは僕らを見てうなずき、
「そう、当たりが出れば月の世界にご招待」
なんて言うんだ。俺も自分のに入ってたのを透かしてみたが、ただの青いセロファンだったな。
それから俺は、おじさんがいじってった機械に興味を持ち、
「それ何?」
って聞いてみた。
そしたら、
「宇宙船だよ。もうほとんどできてるんだが、まだ心臓部がない」
89:7/11:2020/08/15(土)02:07:21.58ID:y3BXYe+r0.net
そう言って、機械の中央部分を手袋の手で指した。
その部分だけ金属じゃなくて、丸い、うす青いガラスのボールがついてた。
バスケットボールよりやや大きいくらいだな。
「これが心臓部?」
「そうだ」
でも、宇宙船はさすがに冗談だと思った。
あの頃の小さい自動車の半分くらいで、人が乗れそうなスペースはなかったから。
おじさんは続けて、
「ムーンチョコおいしいだろ。外国から取り寄せてるんだ。ボクたちの学校でも友だちに教えてあげてよね」
って。
それから帰ったんだが、道々、木田と
「ありゃすげえ菓子だ。外国製ってのは本当だろうな。明日から毎日こよう。仲間を連れてこようぜ」
そう話し合った。
翌日、さっそく木田と2人連れて行ってみた。で、全員が3個ずつムーンチョコを買って食ったが、みな大感激してな。
「小遣いが続くかぎり買いに来る」
って言った。
90:8/11:2020/08/15(土)02:08:24.48ID:y3BXYe+r0.net
うん、仲間はどんどん増えて、20人くらいが毎日駄菓子屋に行ってた。
ムーンチョコが売り切れるのを心配したが、おじさんが缶をつぎつぎ奥から出してきた。
あと、組み上げてる機械はだんだん完成に近づいてるみたいで、あっちこっち出っぱってた部分が滑らかになってきてた。
それから1週間後くらいかなあ。そのときも10人ほどが駄菓子屋にいた。
そしたら藤島ってやつが大声で、
「ああ、月の景色だあ!」
って叫んで、あのおまけのカードを見てたんだな。
俺はそばにいたんで、
「見せてくれ」
ひったくるようにして透かしてみたが、やっぱただの青いセロファンだった。
「嘘つくなよ」
俺がなじると、おじさんが、
「ボク、月の景色ってどんなだった?」
と聞き、藤島は勢い込んで、
「アメリカの旗が立ってた。アポロのやつ」
って答えた。するとおじさんは、
「ああ、当たってる」
91:9/11:2020/08/15(土)02:09:28.29ID:y3BXYe+r0.net
そう言って、藤島に名前と住所を紙にメモさせた。
後で景品が自宅に送られてくるってことみたいだった。
で、その翌日の朝だ。
まだ夜が明けてない5時ころ、藤島が自宅から離れた湾岸道路にいて、ひき逃げにあって死んだんだよ。
トラックだったみたいで、体がバラバラになってたそうだ。
残念ながら目撃者はなかったが、そこを通る大型車は限られてるし、犯人はすぐつかまるだろうって、うちの父親が言ってた。
このことを担任から聞いたときはショックだった。
けど、その日の放課後もあの駄菓子屋に大勢で行ったんだよ。
ムーンチョコの中毒みたいになってたのかもしれん。
けど、店の戸がぴったり閉じられてて、ガラスには黒い紙がはってあり、
「閉店しました。ごめんなさい」
って札が下がってたんだ。
そこに来た全員、藤島が亡くなった知らせを聞いたときよりショックを受けた。
92:10/11:2020/08/15(土)02:11:10.42ID:y3BXYe+r0.net
もうムーンチョコが食えねんだから。
やっぱ中毒みたいになってたんだな。あと、藤島の葬式がなかなか行われず、それは遺体の頭が見つかってないせいだって噂が流れたんだ。
結局、5日ほどたって葬式があり、同じクラスで仲が良かった俺も行ったよ。
でな、俺はムーンチョコがあきらめきれず、それからも毎日その駄菓子屋に行ってみたが、ずっと閉まったまま。10日目くらいかなあ、
今日で最後にしよう、そう思って一人で出かけた。
そしたら、店の中が何か光ってるみたいで、ガラスにはった黒い紙がときどき白くなる。
何だろう?
黒い紙の下のほうにわずかなすき間があるんで、俺ははいつくばり、そっから中をのぞき込んだ。・・・あの機械が見え、バッバッと光を発してた。でな、・・・前に機械の真ん中にガラスのボールがあるって言ったろ。そん中に人の顔があったんだ。
藤島だ!と思った瞬間、顔が目を開けた。
俺は後も見ずに逃げ出したよ。
93:おわり/11:2020/08/15(土)02:12:11.73ID:y3BXYe+r0.net
いや、せまいとこからちらっと見ただけだから、見間違いだろうと思う。
そんな馬鹿なことがあってたまるわけがねえ。
それから2週間ほどして、おそるおそるまた行ってみたが、店の建物そのものがなくなり、針金で囲まれた空地になってたんだ。
あと、藤島を轢いたトラックはいつまでたっても見つからなかった。
あれから50年になるから、とっくに時効だ。
まあ、こんな話なんだよ。
それと、これは関係あるかどうかわからねえが、そのあたりの時期に、港に近いとこの化学工場で爆発が起きて、夜が昼間みたいに明るくなったことがあった。死傷者はいなかったみたいだが。
でな、俺はどうしても、藤島の死と、やつが月の風景の当たりを引いたことをつなげて考えてしまってなあ。
だから、流行ってたときも、仮面ライダーのカードは買わなかったんだよ。
94:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)04:12:15ID:4pTc4SZUO.net
>>93
乙でした!!
二つとも、面白かった
文才あるな
是非また書いてくれ
96:本当にあった怖い名無し:2020/08/15(土)09:57:00.83ID:gctxG9bu0.net
>>93
乙!
面白かった
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?360
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1597272376/55-96
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