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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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初めての霊体験は…

2019.07.29 (Mon) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

193:本当にあった怖い名無し:2006/09/09(土)18:17:44ID:3TaEQqeC0
ちょっと長くなりますが、ウチが初めて心霊体験した時の話を書きます。

小学校5年生の夏休みでした。
それまでは暗闇に恐怖を感じることはあっても、(子供特有の夜一人でトイレに行けないとかそんな感じ)霊を視たりする事はありませんでした。

そんなある日、夏休みの終わり頃、ウチに初めての月経がきました。
丁度、一学期に性教育があったばっかりだったので、いつかくるとは思っていましたが、まさかこんなに早くくるなんて。
戸惑いと不安でいっぱいになり、リビングでいいともを観ている姉に言うこともできないまま、5分くらいもじもじしていました。

けれどこのままではヤバイい(血まみれになってしまう)と、勇気を振り絞って姉に言うと
「はぁ?バッカ!お前なにやってんだよ!!」
とトイレに連行され、あれよあれよと生理用品の使い方を伝授されました。

夕方、仕事から帰ってきた母に言い切れなったので、代わりに姉が伝え、赤飯だのなんだのと家族に祝われましが、正直恥ずかしさで一杯一杯だったのでほっといてくれと思っていました。



194:本当にあった怖い名無し:2006/09/09(土)18:19:28ID:3TaEQqeC0
そしてその日の夜に金縛りにあいました。人生初体験を日に二度も。
暑くて寝苦しく、タオルケットを蹴飛ばして足をV字型にして仰向けに寝ていました。
突然身体が動かなくなったのです。直ぐに金縛りだと気付きました。眼球だけは動くので、目をきょろきょろさせながら暗い部屋を見渡しても何もいません。金縛りにあうと霊がでるんじゃないのかよ、と半分ほっとしながら半分は残念な気持ちでした。

が、次の瞬間、感じたこともないような嫌な悪寒がしたのです。あれだけ暑苦しかったのに寒い。
いっきに恐怖が身体に走りました。親を呼ばなきゃ!と思っても声が出ません。
そうこうしている内に、左腕に生ぬるい感触がしました。べっとりとねばりつくような、スライムのような感触。
怖いくせに人間て不思議ですよね。見ちゃうんです。目だけ動かして腕を確かめると、そこには緑がかった青紫の嬰児がウチの腕にしがみついていました。叫び声を上げたつもりでした。

でも声は出ていませんでした。声にならない声を出し続け、涙をこぼしながら泣きました。気がつくと朝でした。
翌日母にそのことを言うと、苦い顔をして
「あんたとおねいちゃんの間に一人男の子を死産してるんだ」
的なことを言われました。

そうかあれはウチの兄か…なぜかあれほど恐怖したにも関わらず、納得してしまいました。
身内と分かると、恐怖は半減されるみたいです。
それから現在に至るまで、数々の方々と遭遇してきましたが、兄には会っていません。
でも今になって冷静に考えると、あれは本当に兄だったのか謎です。
別人だったらアホですね。

長々とスミマセン



引用元:実話恐怖体験談 四談目
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1156734282/193-194




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むしろ価値があがるんじゃ…

2019.07.27 (Sat) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

167:本当にあった怖い名無し:2006/09/08(金)23:38:33ID:/c3X1FVS0
小学生の時の話しだが、恐ろしくて忘れられないので書く。
ある日じいちゃんが趣味で大昔の鎧兜を格安で買えたと喜んで持って帰ってきた。

他の家族は
「そんな気持悪いもの」
と全員反対したが、有頂天のじいちゃんは早速自分の部屋に組み立てて飾った。
次の日じいちゃんの部屋で昼間鎧兜をボケーっと見てたら眠くなってきた。
そのうち
「カシャッ カシャッ」
って鎧のこすれる音がしたと思ったら金縛り。

ヤバい!と思ったときに飾ってあった鎧兜のところから半透明の落ち武者が足も動かさずこちらにゆっくり接近。
両腕をのばして首に手を掛けられたときに金縛りが溶けて落ち武者も消えた。
言ったらヤバいのかもと誰にも言えずにいたら、翌朝じいちゃんが
「骨董屋に返してくる!」
とえらい剣幕で鎧の入った箱?みたいなのを背負って出て行った。

かあちゃんに聞いたら
「昨日の夜中幽霊に襲われた」
とじいちゃんが言ってたらしい。

じいちゃんに聞いたら何でもかなり古い鎧って大半が首を取られた侍から引き剥がして売買したものが多くて、珍しいことではないと言う。その際兜は跡付けだから良く見れば判るはずなので目利きが足りなかったと反省していた。



170:本当にあった怖い名無し:2006/09/09(土)05:16:12ID:XBfdw8DUO
>>167
おまいもじいちゃんも無事で良かった



引用元:実話恐怖体験談 四談目
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1156734282/167-170




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【納涼】怖い話【VIP】(後編)

2019.07.26 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:53:58.286ID:7blKN20t0
淡々と怖い話投下していくので読み物としてお使いください

前編はこちら
中編はこちら



96:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)16:01:22.497ID:7blKN20t0
「紙食いばあさん」

これは私が子供の頃、父親から時々聞かされていた話です。

昔、とある山奥の一軒家に母親と息子が住んでいました。
畑を耕したり、木の実やキノコを採ったりして、2人で力を合わせて暮らしていました。

しかしそれでは生活が苦しくなり、息子は街で働くことになりました。
息子はアパート暮らしをしながら一生懸命働きました。
そして時々、稼いだお金で食料品や衣料品を購入して、山の母親に届けました。

ところがやがて、息子は街で結婚しました。
その後、妻や子供を支えることで忙しくなり、山奥の母親のもとに通う回数が減っていったのです。

母親はその間も、息子を待ちながら1人で頑張って生活していました。
ところが徐々に足腰が弱くなり、あまり遠くへは木の実やキノコを採りに行くことができなくなりました。
そのため母親は、庭の畑で獲れた作物のみで食いつないでいくことにしました。

以前息子が届けてくれた食料品は、もうとっくにありません。
母親はひもじさを我慢して、来る日も来る日も、息子を思いながら畑を耕しました。
しかし足腰の衰えた母親1人では、もうしっかりと畑仕事をすることができませんでした。
種を蒔いても芽が出ず、芽が出ても苗はすぐに枯れました。

頑張っても頑張っても作物を収穫することはできず、母親はやむなく家の周りの草木を食べることにしました。
雑草を摘み、樹木の皮をはいで、鍋で煮込んで食べるのです。
雑草や樹皮は日に日に減っていきました。やがて家の周りには、食べることのできそうな植物は何もなくなりました。
とはいえ足腰の悪い母親には、遠くまで草木を採りに行くことができません。
そしてそのうち、家から一歩も出ることができなくなるくらいに体が衰えました。

それにもかかわらず、お腹は空きます。
ひもじくてたまらず、母親は窓の障子紙を小さく破って食べました。
もう他に食べることができそうなものは何もなかったのです。

ひもじさと、息子が来ないという寂しさから、母親は泣きながら毎日障子紙を破って食べました。

ビリビリビリ…ムシャムシャムシャ…

ビリビリビリ…ムシャムシャムシャ…

家からは障子紙を破る音と、それを食べる音だけが物悲しく響きました。

その頃、街で妻子と暮らしていた息子は生活が安定し、時間もとれるようになりました。
そこで食料品を買って、久しぶりに山奥の実家に行ってみることにしました。



97:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)16:01:41.386ID:7blKN20t0
しかし実家へ近づいていくにつれて、息子は違和感を覚えました。
実家周辺の木々の皮が、すっかりむしられているのです。雑草も1本も生えていません。畑は荒れ放題です。

心配になった息子は走って実家に向かいました。
そして戸を開け

「かあさん!」

母親を呼びました。返事はありません。

「かあさん!かあさん!!」

何度呼んでも、返事は戻ってきませんでした。
よく見ると、家の中の様子もおかしいのです。
部屋という部屋の障子が、全て紙のない状態になっていました。

不安と恐怖とを感じながら、息子は一番奥の部屋へと向かいました。すると

ビリビリビリ…ムシャムシャムシャ…

音が聞こえてきました。

母親がいた!と思い、息子は嬉しくなって奥の部屋のふすまを開けました。

「かあさん!ただいま!」

しかしそこに母親の姿はなく、枯れ枝のように痩せ細った遺体が転がっていました。
家中の障子紙を食べ尽くしていた母親は、もうとっくに飢えて死んでいたのです。

その後家は取り壊されましたが、今でも家があった場所では
ビリビリビリ…ムシャムシャムシャ…
という音が、夜な夜な響いているそうです。

私にこの「紙食いばあさん」という話を教えてくれたのは、実は父親だけではありません。
親類や近所のおじさんも、内容は若干違えどもふとした拍子にこの「紙食いばあさん」の話をしていました。
しかし私が詳しく尋ねるも、皆一様に気まずそうな顔をして話を濁していました。

もしかしたらこの話は実話で、話をしてくれた人の中に「紙食いばあさん」の息子、もしくはその知り合いや関係者がいた…のかもしれません。



98:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)16:02:41.462ID:7blKN20t0
「廃病院への肝試し」

バイト先の社員さんから聞いた話です。
私は当時、四国のある県でアルバイトをしていました。そのアルバイト先に、入社したてでまだ若い男性の社員さんがいました。
歳が近い為か、仲良くしてくれて面白い話も沢山聞かせてくれたのですが、ひとつだけとても怖い話をされました。

その社員さんが大学生の頃、県内の有名な心霊スポットである廃病院に、友達3人と一緒に肝試しをしに車で出掛けた時の話だそうです。

時刻は深夜、懐中電灯を2本だけ持って、廃病院の中を一通り探検して回りました。
廃病院とはいってもまだそれほどボロボロではなくて、肝試しに来た人たちの落書きはあったけれど思っていたよりも中は整理されていたそうです。
その様子が逆に
「まだここに患者が残っているのでは」
と思えてとても怖かったそうです。

病院の中では怖さを紛らわせるため、お互いを脅かし合ったりしてわぁわぁ騒ぎながら歩いていました。
これといって心霊現象らしいことは起きず、無事に4人で病院を出たそうです

4人全員が車に乗り込んだのを確認してから発進。肝試しの感想を語りながら車を走らせていました。

そして少し大きな道に出たところで、後ろから来たパトカーがサイレンを鳴らしながら猛スピードで追いかけてきました。

「そこの車、止まりなさい!」

それは凄い剣幕で言われたそうです。
まっすぐな道でしたが、スピード違反はしていないし何だろう?と驚いてすぐに車を止めました。
すると、パトカーから降りてきた警官が顔を真っ赤にしながら叫んだそうです。

「何やってんだ!屋根に人を乗せて走っちゃダメだろう!」



99:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)16:04:16.986ID:7blKN20t0
「別れた後も来る元カノ」

これは今から20年ほど前に、私が悩まされた体験です。

当時私は24歳の会社員で、一人暮らしをしていました。
名義が祖母の物件だったので、家賃は格安。経済的にも恵まれていて、快適に過ごしていました。

この頃、私には交際歴3年目になる19歳の彼女がいました。
彼女は私が一人暮らしをしていることを良いことに、学生の頃はよく私の家へ入り浸ってました。
しかし高校卒業後に彼女は就職し、車で1時間ぐらいかかる所に配属されました。
その職場近辺で彼女は一人暮らしをするようになるものの、そのぐらいの距離をものともせず地元へ戻ってきては、私に会いに来てくれました

こう書くと素敵な彼女だな…って思いますが、今でいうメンヘラな所があったんですよね。
毎日の連絡なんてのは当たり前でしたし、素っ気無い態度をとるとすぐ
「手首を切るから!」
なんて脅迫じみたことを言われました。
頭痛薬を大量に飲んだり…なんてことも。

とはいっても、実際にリストカットしたような傷痕はないですし、頭痛薬を飲んだといっても少し気分が悪くなる程度。
まあ私の気を引くために狂言じみたことをしていたわけです。

まだ彼女が学生で、地元に居てた頃は会う頻度も多かったのでマシでした。
職場付近で一人暮らしをするようになってから、上記のようなメンヘラ具合にエスカレートしていったのです。

そのうち付き合ってられなくなり、放置していると
「他の男性が好きになった」
といって彼女の方から別れを告げてきました。
私も彼女のメンヘラッぷりに辟易してましたし、別れることにしました。

しかしこの別れから3ヶ月ほど経過してから、私の身の回りで異変が起きるようになりました。

私が友人達と遊んでから帰宅すると、深夜3時を回ってるってことが結構ありました。
帰宅後に衣服を脱いだりし、寝室へと移動します。
ふとカーテンへ目をやると、キチっと締まってなくて隙間があったんです。
キチンと締めようと窓に近づき、何気なくカーテンの隙間から下を見ました。

すると下の道路に、元カノっぽい女性がいるんです。



100:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)16:04:34.864ID:7blKN20t0
私の住んでた所は7Fだったので顔までハッキリ見えませんでしたが、元カノがよく着てた服装を着ていました。スタイルや髪型も元カノそっくりです。
ですが時計を見ると深夜3時半。こんな時間に元カノがいるはずがありません。
単なる見間違いだと思い、そのまま寝ることにしました。

さらに異変は続きます。
別の日に私が自宅で寝ていると、玄関のドアをノックする音で起こされました。
何時だ?と思い時計を見ると、深夜4時。そんな時間に誰か来るはずがありませんから、夢だと思いスルーしました。
するとまた「コンコン」とノックの音が鳴りました。

その時に気づいたんです。
このノックの仕方は元カノの叩き方と同じだ、ということに。
玄関のドアスコープから外を見てみるも…誰もいませんでした。

これが一度だけなら、私の思い過ごしで良かったかもしれません。
ところが上記したような現象が、週1回程度の割合で起こりました。

さすがの異常事態に、私は元カノへ電話しました。
元カノはそんなことしてないと言い張ります。
私と別れるキッカケとなった男性とは既に別れてるものの、わざわざ地元まで戻ってそんな嫌がらせするほど暇じゃない!と言われました。

確かにそうです。
元カノの移動手段は原付でしたから、車で1時間以上かかる私の家まで原付で、あんな時間に往復なんて非現実的です。
とはいえ実際に異変が起きている以上、完全に元カノの話を信じる気にもなれません。

そこである日、玄関ドアをノックされてる時に元カノへ電話しました。
元カノは電話に出てくれましたが、案の定
「アンタ何時に電話してきてんの?」
と怒りまくってます。
私は
「お前うちの玄関前にいるだろう?ドアノックしてんじゃねえよ!」
と反論します。
元カノからは
「寝ぼけたこと言うな!」
とキレられました。

この時にわかったのですが、元カノの電話口からドアをノックする音は一切しないんです。
寝てたというだけあって、背景に音は一切なくシーンと静まり返ってます。
しかしこちらではドアをノック音が聞こえてるんですから、元カノでないことはわかりました。
すぐに玄関ドア前に行って、ドアの覗き穴から見てみましたが…やはり誰もいません。

これで一件落着したかのように思えましたが、未明のドアノックと道路に佇む女性の姿は、それ以降も何度も繰り返されました。
この異変のせいで私は鬱状態のようになってしまい、せっかく格安で借りれてる市営住宅を離れることになりました。

引っ越してからは、元カノの生霊は現れなくなりました。
今だにあの現象は何だったのか…と、思い返すと不思議で怖い体験です。

(続きは『続きを読む』をクリック)











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【納涼】怖い話【VIP】(中編)

2019.07.26 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:53:58.286ID:7blKN20t0
淡々と怖い話投下していくので読み物としてお使いください

前編はこちら



54:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:28:04.198ID:7blKN20t0
「知らない番号からの電話」

私が初めて自分の携帯電話を持ったのは、中学2年生の時です。
それからずっと十数年程、携帯番号は変わらずにいたのですが、つい先日とても恐ろしい事があったので番号を変えてしまいました。

その出来事は夜中1時過ぎに起きました。
まだ眠くなかった私は布団に潜り込みながら、携帯をいじっていたんです。
すると突然電話帳に登録していない、知らない番号から電話がかかってきました。
普段なら登録していない番号、しかもこんな夜中の電話は怪しんで取る事はないのですが、つい手が滑り電話を取ってしまいました。

すぐに切ろうと操作しようとした瞬間、電話の向こうで誰かの声が聞こえました。
結構大きな声で話しているようで、携帯を耳に当てなくても聞こえます。

「…に、…と…に、」

恐らく女性だと思いますが、甲高い声で何かを話しているようです。
もしかしたら間違い電話かもしれない、知人が番号を変えて何か訳があってかけてきたのかも、と思ってもっとよく聞こうと携帯を耳に近づけました。
すると不思議な事にブツンッと向こうから電話を切られたのでした。
何だったんだろうと思いましたが、その日はあまり気にせず眠りにつきました。

しかし翌日から、毎回同じ時間に同じあの番号から電話がかかってくるようになったんです。

2回目の着信時はすぐに取ってこちらから
「もしもし、誰?」
と問いかけました。
でも相手の声は大きいはずなのに言葉が不明瞭でどうしても何を話したいのか聞き取れなかったんです。

5~6回電話を取りましたがいつもこんな様子なので、悪戯電話だと思って次からは着信できないように着信拒否設定にしました。
すると驚いた事に別の番号から電話がかかってきたんです。



55:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:28:21.720ID:7blKN20t0
その状態が2週間程続いたでしょうか、何度着信拒否しても番号を変えてかけてくる電話に、次第にイライラしてきました。
だから電話がかかってきた時に、つい大声で
「もう止めて!しつこい!」
と叫んだのです。
そうしたら向こうから電話を切る音が聞こえました。

ああ、これでもうかかってこないといいなと思った次の瞬間、また電話がかかってきてしかもボタンを何も押していないのに電話が繋がったのです。

え!どういう事?と思考が停止していると勝手にスピーカーフォンに変わり、向こうの音が聞こえてきました。

「…に、…と…に、…って」

あの時のように何か話しています。

「い…に、わた…と…いっしょ…って…」

段々と話す言葉がはっきりと聞こえてきました。

「一緒に死ぬって言ったのに私と一緒に死ぬって言ったのに嘘つき嘘つきお前もこっちにこい連れてってやるお前の所に行くぞ逃がさな」

ガシャン!
怖くなった私は携帯を床に放り投げました。
当たり所が悪かったのか携帯の画面は割れて、でもそのおかげか通話は切れていたので携帯をそのままにして夜通し起きて、朝になったらすぐ携帯ショップへ行って機種変更と番号変更をしました。

あれ以来あの恐ろしい電話はかかってきません。
でももしも次にまたかかってきたら…私は今度こそあちらに連れて行かれるのかもしれません…。



58:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:30:35.452ID:7blKN20t0
「ダッシュする女」

これは私が大学生の時の話です。

私は大学へ通うために一人暮らしを始めました。
4階建てのマンションで、各階部屋が20戸ほどならんでいる造りでした。
だいたいですが80世帯ぐらいが入れる、結構大きめのワンルームマンションでした。

特段大学生専用という物件でもなく、私のような大学生からサラリーマン、ご夫婦で住んでらっしゃるような方もいるマンションです。
4階建てなのですがエレベーターはついてなく、変わりにマンションの両端に階段がついており、片方は正面玄関、片方は駐輪場などがある方に降りれる階段でした。

初めての一人暮らしだったので色々と大変でしたが、1ヶ月もすると自炊にも慣れ、特段困る事はありませんでした。
マンションの住人の方も顔ぐらいは分かるようになり、朝や夜にすれ違ったりすると
「おはよう」

「こんばんは」
とあいさつを交わすぐらいの関係にはなっていました。

私の部屋は4階の端っこにありまして、駐輪場に繋がる方の階段がすぐそば、要するに正面玄関からは一番遠い所の部屋でした。
部屋の中には窓がついているのですが、曇りガラスで全く外は見えません。
窓の端がちょっとだけ開閉でき、開けるとギリギリ外が見えるかな…というような窓でした。
まあ、要するに賃料が高いマンションではないという事です。

同じ学部の人も1階に住んでおり、特段仲良くないのですが
「あ、40*に住んでるんですよ~」
「俺は10*に住んでますよ。困った事あったら言ってね~」
みたいな会話は一度あったぐらいでした。

6月の中頃、バイト先の居酒屋から帰ってきてご飯を食べるともう12時ちょっと手前でした。
明日も授業があるので、もう寝るかと思い、いつものように電気を消して寝ようと布団に入りました。

それから5分後ぐらいに、廊下を誰かが走る音が聞こえてきました。
まあ、ぼろマンションなのでたまに騒いだりする人やどんちゃんやる人もいますので
「うるさいなー」
ぐらいの気持ちで寝ようとしてました。
ですがその後もずっと廊下をダッシュしてる音が聞こえます。

どうやら私の部屋の前にダッシュで戻って来ては、あっちの方へ走っていっているような音がします。
我慢も限界に達しイラっと来たので、ドアを開けて注意しようと思いました。

ドアを開けた瞬間、やばい事したなと冷静な判断が出来たような気がします。
廊下には赤いスカート、マンションの中なのに傘をさし、汚いスニーカーを履いてる身長150センチぐらいの中年女がもの凄い勢いでダッシュしていました。

僕がドアを開けるとダッシュを止め、ニヤッと笑いながら、こっちへ向けて歩いてきました。



59:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:30:58.723ID:7blKN20t0
当然に僕はドアを閉めて、鍵とチェーンをしました。
そこで気づいたのですが、こんだけダッシュをしていたら一緒の階にいるサラリーマンとかおっさんとかが怒鳴らない訳はありません。
皆、この事を知っていたのかもしれません。

ドアのガチャガチャが開始されました。
警察かな?と思いましたが、とりあえず部屋の奥の方に行くとドアガチャが止みました。
しばらく沈黙が続き、諦めて帰ったかな…と思った次の瞬間、曇りガラスの窓に女のシルエット、開けてた小窓からは手のようなものがガサガサ出入りしました。

私は即座に玄関の方へ走ってチェーンと鍵を開け、1階まで今度は自分がダッシュで行きました。
そして同じ学部の奴の部屋のチャイムをピンポンピンポンと連続で押しました。
すぐに開けてくれましたので、僕が
「とりあえず入れて」
と言うと部屋に迎え入れてくれました。

今しがた体験した事を話すと、とりあえず危なそうなので応援を呼ぶか、とそいつの友達を3人呼んでくれました。
10分ぐらいで来てくれたので、5人で私の部屋に行くと、部屋のどこも変化はありません。

あいつ誰やったんやろなー、みたいな事を話していると、新しく来てくれた人の1人が小窓に気づき
「ここに手を入れられたん?」
と聞いてきたので、僕が
「そうです」
と答えました。

よく考えると、端部屋の4階、足場など無い壁にある窓です。
ワイヤー等で吊り上げないと、女のシルエットが見える訳ありません。

「え?」
と思って小窓を見ると、泥みたいな指型が付いていました。
私はその日のうちに原付を貸してもらって実家へ帰り、部屋は解約しました。

私の体験はこれで終わりです。
落ちも何もないのですが、Oの南の方にある4階建てのマンションでの話です。
61:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:32:56.940ID:7blKN20t0
「初めての1人暮らし」

これは私が初めての1人暮らしをした時のお話です。

1人暮らしは初めての経験で、期待と不安の両方の気持ちがありました。
家賃は安めで駅からは近くて、築年数も新しめの場所がいいなと思っていました。
しかし当然ながらこの条件に合う場所はなかなか見つからず、何かひとつでも条件を諦めれば見つかるという不動産屋のアドバイスで、築年齢10年のところを選ぶことにしたのです。

きっと古くてボロいイメージなんだろうなと思いながら内見に行くと、意外と綺麗な造りだったのでびっくりしました。
部屋の中はジメッとしていて、長い間人が住んでいないような印象はありました。
陽当たりも良く収納有、お風呂は追い焚き機能がついていたので、これは掘り出し物だと勘違いした私は、他の人に取られてしまうという焦りもあって即決してしまったのです。

引越をして新生活が始まりました。
昼間は太陽が入り明るく気持ちが良いのですが、やはり夜になると1人は寂しく少し怖い気持ちにもなりました。
まぁ初めての1人暮らしだしそのうちこの生活にも慣れるだろうと思っていたのですが、気持ちは日が過ぎても落ち着かず、あまり眠りにつくことができないため毎日お酒を飲んで気を紛らわせていました。

気がつくといつの間にか眠っていたのですが、どこからか聞こえる物音で目が覚めました。

「何の音かな?」
身体を動かして部屋を見ようとしたものの、全く動きません。金縛りです。
金縛りは以前もなったことがあったので、焦らず動く目だけを頼りに辺りの様子を伺います。
どうやら物音はお風呂から聞こえているようで、シャワー?からポタポタと水が垂れているような音がします。

当然ながら寝る前は蛇口をしっかりと締めていたはずです。
いつから水が出ていたのかは分かりませんが、とにかく金縛りをほどこうともがきました。

すると異変が起きました。
水の垂れる音が、お風呂場から近づいて来るのです。
何かの気配も感じ、恐怖でパニック状態になった私は目をつぶって「助けて!助けて!」と何度も頭の中で繰り返し叫びました。
ですが容赦なく音と気配は私に近づき、恐る恐る薄目を開けてみると…
黒い塊が動いているのを目にしてしまいました。

気づくと朝になっていました。
部屋が明るくなって体も動くことに安堵した私は、昨日の出来事が夢だったのか現実だったのか分からず、お風呂場を確認しに行きました。

シャワーの水は止まっていました。そもそも蛇口は全く緩んでもいません。しかし足元を見ると水たまりができていたのです。
そして水のシミが足跡のように点々と、私のベッドの横まで続いていました。

次の日、1人では居られないと感じた私は友人を呼んで泊まってもらおうと思いました。
その友人は、いわゆる霊感のあるタイプです。
ところが友人は部屋に来るなり
「この部屋何か変な感じがする」
と言い、泊まるのを拒否されてしまいました。
友人には、私が体験した事は何も伝えていません。
これはマズいということで、私は友人の家へ泊まらせてもらうことになりました。

後日、不動産屋さんで状況を説明すると、実は事故物件だったと聞かされました。
本当は入居する前にその説明をしなくてはいけないのが決まりらしいのですが、案内してくれた方が新人で知らなかったようです。
私はそのまま部屋を解約して、引越ししたばかりで転居することとなりました。

事故の内容は怖くて聞くことはできませんでした。
でも、お風呂場で何かがあったのだろうとは思っています。
今もあの部屋が存在しているのかは知りません。



63:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:34:12.233ID:7blKN20t0
「いわくつきの川」

今ではどこの場所にもプールがあって、子供が川で泳ぐことも少なくなりました。
また大人も自然の川に接する機会が少なくなって、鮎やうなぎやそのほかの魚を川で取ることもなくなって来ています。昔は貴重な蛋白源だったのでしょうし、私が子供の頃は事実そうでした。

ですがその代わり、川で亡くなる人の話は何度となく子供の頃から聞いていました。私の知っている人だけでも、何人かいます。
厄介なのは、川の石の苔は乾いているときは全く滑らないのですが、ひとたびぬれた手でその苔に触ると滑って石を掴むことが出来ません。
それですぐそばに石があるにも拘らず、つかまり切れずに死ぬ人がいたのだそうです。

そんな場所はなぜか限られていて、そこで何人もの方が亡くなった話を子供の頃から聞かされました。
そこは学校の帰りの途中にあり、狭い道路が川に向かって突き出したところにありました。その下は崖になっていて、上からは見通すことが出来ませんでした。
その道を通って学校から帰るとき、ましてや一人で日も暮れた時はいつも恐怖感に襲われました。

ある日、新しい自転車を手に入れたことが嬉しくて、そんなことなど忘れて手放しをして走っていました。
自転車の運転で大きなミスなどしたことがなかったのですが、その道にくると突然不自然にハンドルが左に切れて、そのまま川の方へ墜落をしました。
どのくらいの時間落ちていたのかわかりませんが、幸いにも川に入るギリギリの所で留まっていたらしく、向こう岸を歩いていた人が気が付いてくれて私は病院に担ぎ込まれ、助かりました。

その他にも何かと事故が多いので、地元の篤志家がその場所にお地蔵さんを建立して無事を祈ったというほどでした。

その後のことはわかりませんが、そこは幽霊の目撃談も多かったらしく、崖の上に人影が浮かんでいたとか、その付近を泳いでいると川底に引っ張り込まれるなど、子供の頃から聞かされ今でもはっきりと覚えています。



64:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:35:37.683ID:7blKN20t0
「無表情な男性の顔」

私は夢でよくない知らせなどを知ることが多いのですが、その時もそうでした。
その日は普通に疲れて11時ごろに床に就いた日でした。さほど暑くもない日でしたが、夜中寝苦しくなり、ひどくうなされたのです。

私は暗闇を見つめていました。どこを見てもただのうす暗闇で、なんとなく不気味に思っていると突如男性の顔が現れました。
暗闇の中から男性の顔がこちらを無感情な顔つきで見つめてくるのです。誰なのかはわかりません。私の目線の先1メーターほどのところに顔だけが浮かび上がっている感じで、真正面でずっと見つめられているのです。
しばらくすると虚しさと苦しさを訴えてくるような表情に変わり、また無感情な表情に戻りました。

幽霊というよりは普通の人間の顔つきなのに、その皮膚は薄暗くどんよりとしていました。その顔を3日3晩見続けたのです。

その男性について面識はなかったと思っていたのですが、後日にニュースを見ていた時、偶然にも誰なのか判明しました。
ニュースで事故の報道を見たとき、被害者の男性がまさにその人でした。それは昔住んでいたところでお世話になった、近所の男性だったのです。

ご近所さんに気さくにあいさつされる方だったので覚えていたのですが、間違いなく彼でした。事故の具合からして即死なようでしたが、あの顔は事故に会ってしまったことへの無念さだったのでしょうか。
あれ以来彼の顔は見ていません。

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【納涼】怖い話【VIP】(前編)

2019.07.26 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:53:58.286ID:7blKN20t0
淡々と怖い話投下していくので読み物としてお使いください



3:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:54:23.865ID:7blKN20t0>>20
「巨頭オ」

数年前、ふとある村の事を思い出した。
一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。

連休に一人で車を走らせた。
記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。
村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、その看板を見つけたときあれっと思った。

「この先○○km」となっていた(と思う)のが、「巨頭オ」になっていた。

変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。
車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。

車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、頭がやたら大きい人間?が出てきた。

え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!
しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。
両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。

車から降りないでよかった。
恐ろしい勢いで車をバックさせ、とんでもない勢いで国道まで飛ばした。
帰って地図を見ても、数年前に言った村と、その日行った場所は間違っていなかった。

だが、もう一度行こうとは思わない。



4:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:54:27.536ID:GHdn2jPF0
(∩ ゚д゚)



5:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:55:49.512ID:7blKN20t0
「笑い女」

先週の金曜のことなんだけど、会社の先輩の大村っていう男が死んだ。
もちろん直接現場を見たわけじゃないけど、マンションの自室で、自分の両耳にボールペンを突き刺して死んでたらしい。
大村自身の手がペンをギュッと握り締めてたっていうんで、警察も事件性は認めずに、すぐに自殺だって判断した。

会社の連中はそんな大村の死に様を随分不思議がったりしていたけど、俺は特に驚きもしなかった。
それでも司法解剖っていう奴がどうしても必要らしくて、多分、大村の身体は詳しく調べられたんだと想像してる。
わかりきってることを調べるために身体を弄り回されるなんて、ちょっと気の毒だと思う。

すぐに通夜があって、同じ課の奴らは課長を先頭に連れだって公共斎場に行ったらしいけど、俺だけはどうしても外せない用事があるって課長に断って、直帰した。
周りから見たら不自然だったろうとは思うけど、通夜なんていう湿っぽくて皆が押し黙ってるような空間には、今は堪えられそうにないから。

大村と俺とは、先輩後輩っていうこととはあまり関係なく、仲が良かった。
お互いに相手のマンションの所在地を知ってたって書けば、どの程度の仲だったかは伝わるかなと思う。
三週間くらい前のあの日も、大村が会社帰りに俺の部屋に遊びに来てた。
俺らは缶ビールを飲みながら、同僚の陰口ばかり叩いてた。
二人とも酒を飲むときは会話だけを楽しみたいってタイプだったから、テレビもつけてなかったし、音楽を流したりもしてなかった。
我ながら暗いとは思うけど。

そのうちに、買い溜めてあったビールが尽きた。
俺はアルコールが無くても会話が楽しければ良いと思ってたんだけど、大村はそれじゃ駄目みたいだった。
すぐに買いに行こうって言い出す。
渋々ながらも、大村を連れてマンションを出て、近所のスーパーに買い出しに行った。



7:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:57:20.006ID:7blKN20t0
店に入るとすぐに、大村が
「おい、何だよ、あれ」
ってニヤニヤしながら聞いてきた。
指さす先を見ると、ボサボサの髪を腰まで垂らした女が買い物カゴをぶら下げて、野菜を選んでた。
別に何の変哲もない、よくある光景だ。
ただ一つ変わってるとしたら、女が大声で笑ってることだけ。

レタスを手に取りながら、
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
て笑ってるだけ。
それすらも、俺にしてみればやっぱり何の変哲もない、よくある光景だ。
「ああ、あれ。笑い女だよ」

説明しとくと、笑い女は近所では有名な人物。
パッと見にはごく普通の若い女で、取り立ててどうこういうべき所もない。
確かに、腰まである髪は痛みきっていてボサボサだけど、そんな女、どこに行ったっていると思う。
ただ、笑い女の変わっているところは、その呼び名通りに、いつでも笑っているところ。

「いひゃっいひゃっいひゃっ」
ていう何かから空気が漏れるような、それでいてちょっと湿った感じの独特な笑い声を撒き散らして、口の端から涎を垂らしてる。
だから皆、「笑い女」とか、レジ打ちのおばちゃんも「お笑いさん」とか呼んでる。
ただそれだけの存在だ。

キチガイ風でもあるけど、笑い声さえ気にしなければ誰に迷惑をかけるわけでもないから、周りはあんまり気にしない。
気にしたとしても、「嫌な物を見た」ってちょっとのあいだ思うだけで、すぐに見て見ぬふりをする。



10:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)14:58:36.217ID:7blKN20t0
今になって思えば、その時の大村はかなり酔っていたんだと思う。
「ちょっと、からかって来るわ」
とか言って、笑い女に近寄っていった。
俺も酔っていたんだと思う。何しろ、大村のことを止めようとはしなかったから。

「なぁ、おい、アンタ。何がそんなにおかしいんだよ」
大村はぶっきらぼうな口調で笑い女に声をかけた。
けれど、笑い女は答えない。
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
て笑うばかりだ。

「おい、答えてみろって。世の中、こんなに不景気だっつーのに、何を楽しそうにしてやがんだ」
大村はそんな内容のことを言ってた。
多分、それまでは俺と一緒に陰口を叩くことで発散してたものが、酔いのせいで他人にまで向いたんだと思う。
やっぱり、笑い女は
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
て笑うだけで、何も答えない。
そんなことをしばらく繰り返してから、大村は
「何だよ、こいつ、つまんね。おい、もう行こうぜ」
って言って、不機嫌そうにその場から離れた。

俺らは、カゴにスナック菓子とかを詰め込んでから、酒の並んだ棚に行った。
大村はすぐに缶ビールを手に取っていたけど、俺はビールに飽き始めてたから、チューハイをじっくり選ぶことにしたんだけど、そのうちに、大村が
「うおっ」
ていう叫び声を上げた。
何かと思って振り返ると、大村と笑い女が至近距離で向き合ってる。

例の
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
ていう声と一緒に、女の口から大村の顔に唾が飛んでるのが見えた。
それから大村が両手を突き出して笑い女を押し倒すまでは、一瞬だった。
笑い女はフラフラッと倒れて、ペタンと尻餅をついて、それでも
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
て笑い続けてた。

買い物客とか店員とかが遠巻きに二人を眺めてて、俺も気まずくなってきたから、適当にチューハイを選んで大村と一緒にそそくさと会計を済ませた。
笑い女に謝ろうかとも思ったけど、事情がよくわからないし俺が謝るのも変な気もして、やめておいた。



11:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:00:02.311ID:7blKN20t0
何があったのか聞くと、大村が言うには
「お前が酒選んでるの眺めてボーッとしてたら、耳元で気持ち悪い笑い声が聞こえた。驚いて振り返ったら、すぐ目の前にあの女の顔があった」
それで、気味が悪かったから咄嗟に突き飛ばしたっていうことらしい。

それから、
「よく見たらあいつ……」
って何か付け加えかけたんだけど、途中で口ごもって、最後まで聞かせてくれなかった。
部屋に帰ってから、また二人で飲み始めた。
でも、大村はさっきのことでバツが悪いのか元気がなくて、ふとした拍子に会話が途切れてお互いに黙ってしまうようなことが多くなった。

そんな感じで会話が途切れると、大村はキョロキョロと視線を動かしたりする。
そのうちに、
「何かゲームやろうぜ」
って大村が言い出した。
こいつがゲームで遊びたがるなんて珍しいなーとは思いつつも、真・無双3で遊んだ。
二人ともすぐに熱中しだして、大村もいつも通りの元気な感じになってきた。
そうしてるうちに、バスがなくなるっていう時間になって、大村は帰っていった。
この時の俺は、スーパーでのことなんか完全に忘れてたと思う。

次の日から、大村の行動がおかしくなりはじめた。
まず、やたらとウォークマンで音楽を聴くようになった。
別にそれ自体はおかしなことではないけど、出勤途中に顔を合わせてこっちから声をかけても、軽く手を上げるだけでイヤフォンを外そうとしない。
近寄ってみると、物凄い大音量で聴いてるみたいで、やたらと音漏れしてた。
ちょっと感じ悪いなと思ったけど、その時は別に何も言わないでおいた。
それが、昼休みにまで音楽を聴くようになった。

昼飯に誘おうとしても、大村はそそくさとイヤフォンをつけて一人でどこかに行ってしまう。
挙げ句、仕事中にまでイヤフォンを外さなくなった。
さすがにこれはおかしいと思っていたら、大村よりもさらに上の先輩が大村を怒鳴りつけた。
それからは、仕事中に音楽を聴くようなことはなくなったけど、かわりに独り言を言うようになった。



13:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:02:12.836ID:7blKN20t0
しかも、
「うるさい」
とか
「ああああああ」
とか、大声で言う。周りが注意してもやめようとしない。
みんな、正直気味悪がってた。
見るに見かねて、退勤してから大村を呼び出して話をすることにした。

大村は最初俺と話すのを渋ったけど、賑やかなところでだったら話すって言い出したから、ファミレスに連れ出した。
ファミレスはそこそこの混み具合で、高校生っぽいのが大声ではしゃいだりしてた。
それから、俺が最近のお前はおかしいって切り出すと、大村は自分でもわかってるって言った上で独りでに話し始めた。
なかなか要領を得ない話だったんだけど、大雑把にまとめるとこんな感じ↓

例のスーパーでの一件以降、ふとした拍子に笑い女の「いひゃっいひゃっいひゃっ」ていう笑い声が聞こえるようになった。
初めはかすかに聞こえるという程度で、空耳かとも思ってたんだけど、丁度、背後から段々近づいてきてるような感じで、日を追う毎に笑い声は大きくなってきてる。
周りで何かの音(音楽とか人の声とか)がしているような時には、笑い声は聞こえてこないのだけれど、ふと無音状態になると、「いひゃっいひゃっいひゃっ」が聞こえてくる。
今では、少しくらい辺りが騒がしくても、それ以上のボリュームで笑い声が聞こえてくることもある。
何より辛いのは夜中で、寝ようと思って電気を消すと、部屋中に鳴り響くような勢いで笑い声が襲ってくるので、とてもじゃないけど、寝つくことなんてできない。

まとめるとさっぱりしてるけど、実際には話してる途中でいきなり大声を出したり、
「あいつが、あいつが」
って泣きそうな声で繰り返したりするから、内容を掴むにはかなり時間がかかった。
しまいには、
「あの女に呪われた」
とか
「あいつ、幽霊なんじゃないか」
とか言い出す始末。
俺が何よりもまず思ったのは、大村は変な妄想にとりつかれてるってこと。

笑い女は幽霊なんかではないし、ただのちょっと変わった女でしかない。
その証拠に、あの日以降も俺は笑い女がスーパーで買い物をしてるとこを何度も見てる。実在する人間だ。



15:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:04:22.323ID:7blKN20t0
笑い声が独特で気味が悪いから耳に残ったっていうのと、大村なりの罪悪感みたいなものが、妄想の原因だと思った。
大体、スーパーに出る幽霊っていうのも、何だか間抜けだと思う。
そう言って聞かせても、大村はまるでこっちの言うことを聞こうとしない。
「呪い」とか「幽霊」とか繰り返すばっかり。

俺は段々イライラしてきて、
「そんなに言うなら、一緒にスーパーに行こう」
って切り出した。
大村の言ってることの馬鹿馬鹿しさにも腹が立っていたし、相手が現に実在してるただの女だって認識すれば、変な妄想もなくなるんじゃないかと思ったから。

勿論、大村は猛烈に嫌がったけれど、俺は大村を無理矢理引き摺るようにして、レストランから出て、電車に乗って、例のスーパーに向かった。
電車の中でも大村はブツブツ呟いて、びびってた。

やっとスーパーの前まで着いたところで、大村がやっぱり嫌だって言い出した。
絶対に中には入りたくないって。
仕方ないから、店の前の駐輪場から店内を覗こうって俺が提案した。
それでも大村は帰るって言い出してたけど、俺は相手の肩をがっちり押さえて、逃げ出せないようにした。
ちょっとだけ弱者をいたぶるような気持ちもあったと思う。

けれど、ガラス越しに店内を眺め渡しても、笑い女はいなかった。
いつも笑い女と出くわす時間は大抵このくらいだから、きっといるだろうと思ったのが失敗だったのかもしれない。
マズイなと思った。ここで笑い女を見ておかないと、大村は余計に
「あいつは幽霊だ」
って思い込むかもしれないから。

それでももう少し待ってれば、いつものように買い物に現れるかもしれないって、俺は粘った。
そのうちに、大村が両耳を塞いでガタガタ震えだした。
「聞こえるよう、聞こえるよう」
って子供が泣きじゃくってるみたいな調子で、鼻水を垂らして言う。
「やっぱ呪われたんだよう」
って。
でも俺は、それが笑い女の呪いなんかで聞こえてるわけじゃないってハッキリ気づいてた。



16:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:04:53.629ID:7blKN20t0
なぜなら
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
ていう笑い声は、大村だけじゃなくて、俺にも聞こえてたから。

首だけを横に向けて振り返ると、俺に肩を掴まれた大村の真後ろに、笑い女が立ってた。
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
て笑いながら、涎を垂らしてる。
俺は大村が絶対に後ろを振り向かないように、肩を押さえる手に力を込めた。
ただでさえ笑い女を怖がってる大村が、こんな至近距離で当の本人と向かい合うのは、絶対にまずい。
少しすると(凄まじく長い時間のように感じたけど)、笑い女はスーパーとは逆の方向に笑いながら去っていった。

立ち去り際に、笑い女の顔が俺の方を向いた。
俺はそれまで笑い女を遠巻きに見たことは会っても、あんな至近距離で真正面から見るのは初めてだった。
口はにんまり開かれてるのに、ボサボサの髪の中でこっちを向いてる目は、全然笑ってない。
でも、怖いと思ったのはそんなことじゃなくて、笑い女の口そのものだった。
涎が唇の端で泡になってる、笑い女の口には、歯がなかった。

それから後、俺は随分自分勝手なことをしたと思う。
何も知らずにまだ震えてる大村を、無理矢理バスに乗せて一人で帰らせた。
もう、その時の俺にとって、大村の妄想とかはどうでも良かった。
ただただ自分が見たものの気味悪さが恐ろしくて、早く自分の部屋に帰りたいっていう一心だった。

その日以来、大村は会社に出て来なくなった。
最初はみんな(俺以外みんな)、
「あいつ、この年末にサボりかよ」
とか言ってたけど、あまりにも無断欠勤が続いたから、いくらなんでもこれはおかしいって話になった。
そのうちに、大村が死んだってことがわかったのが、先週の金曜。

今となっては大村も気づいていたのかはわからないけど、俺にはハッキリわかってることが一つだけある。
笑い女の
「いひゃっいひゃっいひゃっ」
てのは、笑い声なんかじゃない。

よく聞くと
「居た、居た、居た」
って言ってる。



18:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:06:31.294ID:7blKN20t0
「隙間女」

とある大学に通っていたYが突然学校に来なくなり、連絡しても音信不通となってしまった。
仲良くつるんでいたEとOは、心配になってYのアパートを訪れた。

ピンポーン
E「おーいY、生きてるか~?」

返事はない。鍵もかかっているようだ。

E「なんだ留守か。」
O「もしかして単位落としそうだから、諦めて実家に帰ったんじゃねw」

そんな話をして帰ろうとすると、Yの部屋の玄関が開いた。

E「お、Y!いたのかよ!返事くらいしろよな!」
Y「…あぁ、ゴメン…。」

Yは根っから明るくて、正直言うとバカなヤツだ。しかし今は見るからに元気がなく、痩せて見えた。

O「なんだ具合でも悪いのか?助けてやっからSOSくらい出せよな~。」
Y「いや、別に体調は大丈夫だよ…。」
E「ってかちゃんと飯食ってる?」
O「お前はYの母ちゃんかw」
Y「…。」
O「あ!わかった!お前Mちゃんに振られたんだろ?」
Y「いや、そういうんじゃないけど…。」
E「ま~何があったのか、部屋入って話そうぜ!入った入った!」
O「いやここ、Yの家だからw」

いつものノリでズカズカと部屋に押し入る。
Yの部屋はいつも以上に散らかって、カーテンも閉め切ったままだった。

E「昼間はカーテンくらい開けろよな。」
O「さすが母ちゃんw」

するとYは

Y「いや、カーテン開けるなって言われてるし…。」
E「え?誰に?」
O「何?!もしかして女か?」
Y「あぁ…まぁ…。」
EとO「マジか?!」

しかしYの部屋は1部屋しかなく、どこをどう見ても3人以外の人は見当たらない。

O「え~と、女は帰ったのかな?」
Y「いるんだ。そこに。」

そう言ってYは、壁を指した。
E「おいY、お前大丈夫か?」
Y「いや…いるんだ。」
EとOは顔を見合わせた。
いるって言っても、そこには漫画がギッシリ詰まった本棚と衣装タンスしかない。

E「…どういうこと?」
Y「そこ…そこの隙間に…。」
どうやらYは本棚とタンスの隙間を言っているようだ。
EとOは恐る恐る、その隙間を覗いてみた。
およそ5cmほどの隙間には、有り得ないことに女性が立ってこっちを見ていた。



19:以下、VIPがお送りします 2019/07/23(火)15:07:21.399ID:7blKN20t0
「ベッドの下に…」

マンションで一人暮らしをしているA子の部屋に、友人のBが泊まりで遊びにきていました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、気づけば真夜中。明日も朝が早い2人は、もう寝ることになりました。

じゃぁどうやって寝ようか?という事になったのですが、その部屋はシングルのベッドが一つしかありません。
仕方なくA子がベッドで、Bは床に布団を敷いて寝ることになりました。

「じゃおやすみ~」

A子が部屋の電気を消そうとした時、Bが突然
「あ~ちょっとコンビニ行きたくなっちゃった!ね~一緒に行こうよ?」
と言い出します。

眠気で面倒なA子は
「私はいいから、一人で行ってきてよ~」
と断るのですが、Bは絶対に2人で!今すぐ行こう!と言ってききません。

根負けしたA子は、渋々Bと部屋を出てコンビニへと向かうのですが、どうもBの様子がおかしい。
顔は真っ青で汗をかき、逃げるようにコンビニへ向かおうとするのです。

「ちょっと~B、どうしたのよ~?」
Aが問うと、Bは答えました。

「A子が電気を消そうとした時にベッドの下を見たら、そこに包丁を持った男の人がいるのが見えた…。」

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